コレクション
美しい旗(戦争画RETURNS)
会田誠1995
基本情報
- 作品名
- 美しい旗(戦争画RETURNS)
- 作家名
- 会田誠 作家詳細
- 制作年
- 1995
- 収蔵方法
- 購入
- 素材・技法
- 木炭、大和のりをメディウムにした自家製絵具、アクリリック
- 支持体
- 紙(襖)、蝶番
- 形状
- 屏風2曲1双
- 作品サイズ(cm)
- 各 169.0×169.0
- 作品番号
- O01291
作品解説
戦後50年を機に制作された「戦争画RETURNS」からの1点で、タイトルは太平洋戦争中に描かれた戦争記録画を念頭に置いたものです。日韓の女性がそれぞれ国旗を掲げ、向き合うように立っています。二人は左右の屏風(使い古しの襖を蝶番で留めたチープなつくりです)に分かたれているため、対立、対話のどちらを意味しているかは曖昧です。地面のがれきはバブル経済の崩壊や阪神・淡路大震災といった90年代の日本の状況を暗示しているのでしょうか?戦争を経験していない世代である会田は、昭和天皇が亡くなって変化した時代の空気が制作のきっかけのひとつにあったと言い、またシリーズの特徴を「意味の真空状態」と形容しています。