コレクション
原の城
舟越保武1971
基本情報
- 作品名
- 原の城
- 作家名
- 舟越保武 作家詳細
- 制作年
- 1971
- 収蔵方法
- 購入
- 素材・技法
- ブロンズ
- 作品サイズ(cm)
- 190.0×67.0×58.0
- 作品番号
- S00179
作品解説
「はらのじょう」は、1637(寛永14)年に起こった島原の乱で、弾圧に苦しむカトリックの信徒(キリシタン)や過重な年貢にあえぐ農民による反乱の拠点となった城の名前です。反乱軍は、10万を超える幕府軍を前に敗れ去り、ほぼ全員が殺害されました。その数は27,000とも37,000とも言われています。キリスト教の信徒である舟越は、春のある日に城の跡を訪れて、討ち死にしたキリシタン武士を、「雨あがりの月の夜に、青白い光を浴びて亡霊のように立ち上がる姿」として思い描きました。その印象に基づきつくられたのが本作です。