コレクション

幼児表情

橋本平八

1931

基本情報

作品名
幼児表情
作家名
橋本平八 作家詳細
制作年
1931
収蔵方法
寄贈
素材・技法
作品サイズ
66.2×17.5×14.0

作品解説

幼児の平たい頭のてっぺんや、背筋を伸ばして直立し、窮屈にも見えるほど腕をギュッと体に密着させた姿勢が特徴的です。幼児の乗った台を上方に伸ばしていくと、ちょうどその角材の中に幼児がすっぽり収まるかのようで、ひとつの角材に埋まっていた幼児が橋本平八によって掘り出されたようにも見えます。作家本人がこの作品について以下のような言葉を残しています。「1歳前後の幼児の野獣性と人間性との交叉を取扱ったものであって歓喜の情である」(橋本平八『純粋彫刻論』昭森社、1942年)。横から見たときの、愛嬌のある表情も、ぜひお見逃しなく。

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