展覧会

会期終了 企画展

塗りの系譜

会期

会場

東京国立近代美術館工芸館

大正時代から昭和初めにかけて、漆芸の主体をなす加飾の表現によらず、き髹ゅうし漆つすなわち漆塗りを駆使した表現が広がり、さらに乾漆技法の開発が進んだことで、豊かな造形が漆塗りの創作世界を押し広げた。独自の表現を見出した多くの漆芸家らは、近代工芸としての可能性を探り つつ、多様な個性と創意とを発揮した。そうした現代に至る漆芸家らの主要な作品を系統的に集め、造形表現の広がりを見せる漆芸創作の系譜を明らかにし、さらに漆芸の将来への展望を示した。

開催概要

会場

東京国立近代美術館工芸館

会期

1993年2月2日‒3月21日(42日間)

入場者総数

7,047人(1日平均168人)

カタログ

24.0×19.0cm (138) p.

カタログ掲載論文

塗りの系譜 / 白石和己

展覧会評
  • 「塗りの系譜」展 工芸とは何か問う / 京都新聞 1993年3月3日
  • 塗りの系譜展 装飾抑え繊細さ じかに / (宝) 日本経済新聞1993年3月9日
出品点数

123点

出品作家 / 人数

赤地友哉 磯矢阿伎良 大西長利 奥出寿泉 角偉三郎 角好司 久保金平 窪田恒 古伏脇司 小森邦衞 佐治ヒロシ 佐藤阡朗 澤口滋 塩多慶四郎 城取邦雄 高橋敏彦 竹内幸司 田所芳哉 田中信行 中川哲哉 夏目有彦 久本元 藤田敏彰 増村紀一郎 増村益城 松波保真 眞子実也 南祥輝 山永光甫 山本英明 / 30人

ギャラリートーク
  • 白石和己
  • 諸山正則
  • 金子賢治
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