展覧会
I たんけん!こども工芸館 II 現代のガラス
会期
会場
東京国立近代美術館 工芸館
- 会場
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東京国立近代美術館 工芸館
- 会期
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2007年7月14日(土)~9月24日(月)
- 休館日
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月曜日(7月16日、9月17日・24日は除く)、7月17日
*9月18日は、振替休館せず開館します。 - 観覧料
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一般200(100)円、大学生70(40)円、高校生40(20)円 中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付添者原則1名は無料。
*()内は20名以上の団体料金。
*それぞれ入館の際、学生証、障害者手帳などをご提示ください。*美術館で開催中の展覧会当日券・前売券で、同日に限り、本展もご覧いただけます。それぞれ会期(休館日)が異なりますので、ご確認ください。
- 無料観覧日
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開催期間中の第一日曜日(8月5日、9月2日)
概要
I たんけん!こども工芸館
第一部「たんけん!こども工芸館」は、東京国立近代美術館が所蔵する工芸や絵画のなかから、空、海、風、木、草、花といったモチーフが描かれた作品をセレクションし、それらをまるで未知なる空間を巡るような「探検する」感覚で鑑賞してみようとする展覧会です。作家独自の世界観が反映された工芸や絵画は、ときに観る者に、人や物、あるいは社会に対する認識の変革を迫る未知なる存在です。作品のなかの色やかたちは、そうした世界へ通じる「扉」とも言えるでしょう。その時、美術館は作品への内なる冒険へと踏み出すための巨大な装置へと変貌します。お気に入りの作品と出会ったり、工芸や美術の新たな面白さを発見できたら、この夏一番のタカラモノになるでしょう。工芸館でアートの探検に出かけてみませんか?
II 現代のガラス
所蔵作品展第二部として、現代のガラスを取り上げます。ガラスは、高温で熱すると液体状となり、吹きガラスや型成形によって自由なフォルムを生み出すことができるだけでなく、冷えて硬化すると表面に精巧な細工を施すことが可能となります。また光を含んで微妙な色彩の変化を見せ、色ガラスを用いれば多彩なイメージを描出できるという多面性をもったユニークな素材です。ガラスという素材のこうした魅力によって、20世紀後半には多くの作家がガラスを造形表現の手段として取り上げるようになりました。所蔵作品約30点で、現代のガラスの諸相を紹介します。
ここが見どころ
3つの部屋をたんけん!
工芸館の白い扉を開けたら、さあ探検のはじまりです。「海と山のひみつ」、「地底のひみつ」、「ホーム・スウィート・ホーム?:旅のおわりに」と題された3つの展示室で、絵画・工芸作品約70点が未知なる旅へといざないます。
展覧会構成
II 現代のガラス
1.作家の登場
作家の表現活動としてのガラスづくりは、日本においては、戦前に岩田藤七(1893‐1980)、各務鑛三(1896‐1985)、佐藤潤四郎(1907‐1988)といった人々によって開始されました。新しい素材であるガラスと日本的感性との融合を試みた三者三様の表現を紹介します。
2.現代ガラスのパイオニアとその展開
戦前に開始されたガラスによる造形表現が、戦後どのように継承されていくのかを、藤田喬平(1921-2004)や益田芳徳(1934-)らの国内作家による作品でたどります。あわせて同時期に欧米ではじまったスタジオ・グラス・ムーブメントを代表する作家による作品を展示します。
3.スタジオ・グラス:多様化する現在
個人の芸術表現、実験的な芸術活動としての要素を持ったスタジオ・グラスは、今もなお、多くの作家たちによって、その領域が拡大されつつあります。それぞれの独自の造形言語で語りかけてくる現代ガラスの多様な作品をご覧ください。
イベント情報
トークイベント
I たんけん!こども工芸館 トーク&パフォーマンス
金沢健一氏(出品作家)の展示作品《音のかけら》による演奏パフォーマンス
日程: 2007年8月5日(日)
時間: 14:00-
日程: 2007年9月9日(日)
時間: 14:00-
いずれも工芸館会場にて。参加無料・申込不要。(ただし9月9日は入館際して展覧会チケットが必要です)
II 現代のガラス スライドレクチャー
日程: 2007年9月2日(日)
時間: 14:00-
場所: 工芸館会場
講師:高橋禎彦氏(出品作家)
参加無料・申込不要。
ギャラリー・トーク
II 現代のガラス
日程: 2007年7月15日(日)
北村仁美(当館研究員)
日程: 2007年9月16日(日)
唐澤昌宏(当館主任研究員)
各日とも14時~/工芸館会場
参加無料(入館には展覧会チケットが必要です)・申込不要
タッチ&トーク
日程: 毎週水・土曜日
時間: 14:00-
場所: 工芸館会場
「さわってみようコーナー」で参考作品や工程見本などを手にとってご覧いただいた後、会場で見どころやエピソードをご紹介します。ご家族でもご参加いただけます。
参加無料(入館には展覧会チケットが必要です)
こどもむけイベント&ショップ情報
I たんけん!こども工芸館
夏休みが楽しくなる数々のプログラムを用意しています!
II 現代のガラス 期間限定ガラスショップがOPEN!
本展覧会開催期間中、工芸館ミュージアムショップではガラス作品を販売します。