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アーティスト・トーク 第22回 2009.10.16 中川佳宣(美術家) 

会期

第22回は、美術家の中川佳宣(よしのぶ)さん

作家自身に、作品を前にして語っていただくアーティスト・トーク。22回目となる10月16日は、美術家の中川佳宣さんをお迎えします。

会場では、壁に4点の作品が展示されています。3点が、1994年以降つくられている「seed on the table」のシリーズから。そしてもう1点が、《The Sower-Left》と題された作品。「seed(種)」、「sower(種まき機、種をまく人)」とあるように、中川の作品は、農耕や植物と深いかかわりを持っています。

といっても、単にイメージ上の題材として植物が用いられているわけではありません。90年代以降、中川は、制作のプロセスそれ自体を植物的なものとして捉えています(ちなみに彼は、大阪は南河内の農家出身です)。

それがどういうことであるのか。素朴で物静かなそれらの作品はどうやって生まれ、なにを語りかけようとしているのか。
人間にとって根源的な行為である「つくる」と「たがやす」とを重ね合わせてきた中川さんに、じっくり語っていただきます。

夕刻からの開催です。関西在住の作家の話をゆっくり聞けるこの機会を、どうぞお見逃しなく。


略歴

1964年大阪に生まれる。現在滋賀県在住。1987年、大阪芸術大学芸術学部を卒業。同年番画廊(大阪)で初個展。以降、ギャラリー白(大阪)、ノブギャラリー(岡崎)、資生堂ギャラリー(東京)、ギャラリエ・アンドウ(東京)、ギャルリー・ユマニテ(名古屋・東京)、ノマルエディション/プロジェクトスペース(大阪)、タグチファインアート(東京)など、国内外で個展多数。最近の主なグループ展に、「たがやすように」(和歌山県立近代美術館、2003)、「三河・佐久島アートプラン21」(愛知県佐久島、2005)、 BIWAKO ビエンナーレ(滋賀県近江八幡、2007)などがある。

作家近影
《The Sower-Left》1996年
木、綿、皮、糸、紙、油彩、アクリリック
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