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アーティスト・トーク 第25回 2010.05.14 野見山暁治(画家) 

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第25回は画家の野見山暁治さん

つねに身近な自然から出発しながらも、対象の内側に切り込み、その奥にある根源的なものを引き出そうとする画家、野見山暁治(のみやま ぎょうじ)。

今回2F所蔵品ギャラリーには、50年代から帰国直前(1964年)までの滞欧作3点と90年代の近作2点の計5点の油彩に加え、眼と手で身近な対象のかたちを追うデッサン6点を展示します。トークでは、これらの作品や制作にまつわるエピソードなどについてお話をうかがいます


野見山暁治氏略歴

1920年福岡県の生まれ。東京美術学校卒業と同時に応召するが、満州で入院生活を送る。1948年自由美術家協会に出品し会員となる。1952年渡仏、1964年帰国。滞仏中の1958年《岩上の人》で第2回安井賞を受賞。帰国後、自由美術家協会退会。1968年東京藝術大学助教授(72年教授)。1992年芸術選奨文部大臣賞、1996年毎日芸術賞を受賞し、2000年に文化功労者に選ばれる。1983年北九州市立美術館、1996年練馬区立美術館、2003-04年東京国立近代美術館ほか4館で個展開催。文筆などにも優れ、1978年に『四百字のデッサン』(河出書房新社)で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2008年、副都心線明治神宮前駅にステンドグラス《いつかは会える》が完成。

《口うるさい景色》1999年
作家近影
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