展覧会

会期終了 企画展

フリードリッヒとその周辺

会期

会場

東京国立近代美術館

19世紀の西洋美術を扱った展覧会は、当館にとって異例のことである。魂の象徴としての風景画を描いたドイツ・ロマン主義の代表的作家カスパール・ダヴィット・フリードリヒ(1774‒1840)と、その周辺の画家たちの作品を紹介するもので、本展は1974年にドレスデンのノイエ・マイスター絵画館で開催された展覧会を基本に、同館のナイトハルト博士の監修により、7つの章で構成された。当館開催後、京都国立博物館に巡回した。

開催概要

会場

東京国立近代美術館

会期

1978年2月11日‒4月2日(44日間)

入場者総数

87,116人(1日平均1,980人)

カタログ

24.0×21.5cm (242) p.

カタログ掲載論文
  • カスパール・ダヴィッド・フリードリッヒとその周辺 / ハンス・ヨアヒム・ナイトハルト
  • カスパール・ダヴィッド・フリードリッヒ:展望の構造と詩魂の形成 / 今道友信
展覧会評
  • [美術]「フリードリッヒとその周辺」展 透徹したロマン / 日野耕之祐 サンケイ(夕) 1978年2月24日
  • フリードリッヒとその周辺展 自然描写の統一性 / 毎日新聞(夕) 1978年3月20日
  • フリードリッヒとその周辺展 身近に見る“ドイツの本質” / 朝日新聞(夕) 1978年3月22日
  • [美術評]「フリードリッヒとその周辺」展 独特な内面表現 / 寺田千墾 東京新聞(夕) 1978年3月24日
出品点数

127点

出品作家 / 人数

エルンスト・フェルディナント・エーメ カルル・ルートヴィッヒ・カーツ カルル・グスタフ・カールス ゴットリープ・クリスチャン・ヨハネス・ギーゼ ゲールハルト・フォン・キューゲルゲン アントン・グラフ ヨハン・クリスチャン・クレンゲル カルル・ロベルト・クロル カルル・ヴィルヘルム・ゲッツロフ ヨハン・ヴォルフガンク・フォン・ゲーテ ゲオルク・フリードリヒ・ケルスティング カール・フリードリヒ・シンケル ヨハン・クリスチャン・クラウゼン・ダール アドリアン・ツィンク アウグスト・ハインリッヒ クリスチャン・フェルディナント・ハルトマン カルル・クリスチャン・フォーゲル=フォン=フォーゲルシュタイン カスパール・ダヴィット・フリードリヒ カール・ブレッヒェン ヨハン・カルル・ベール エルンスト・ヘルビッヒ フリードリッヒ・マッテイ ヤーコプ・ヴィルヘルム・メヒャウ ルートヴィヒ・リヒター フィリップ・オットー・ルンゲ / 25人

講演会
  • C. D. フリードリッヒとその周辺 / H. ヨアヒム・ナイトハルト(ドレスデン国立美術館)
  • フリードリッヒとの邂逅 / 東山魁夷
  • ドイツ・ロマン主義とフリードリッヒ / 今道友信
  • ドイツ・ロマン主義時代の文学 / 川村二郎
  • ドイツ・ロマン主義の音楽 / 吉田秀和
共催
  • 京都国立博物館
  • 日本経済新聞社
  • ドレスデン国立美術館
監修

ハンス・ヨアヒム・ナイトハルト

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