展覧会
会期終了
企画展
アメリカに学んだ日本の画家たち:国吉・清水・石垣・野田とアメリカン・シーン絵画
会期
会場
東京国立近代美術館
ヨーロッパ、特にフランスとの影響関係によって語られてきた日本の近代美術を、アメリカに渡った画家たちという観点から捉え直すことを試みた企画である。彼らの多くは出稼ぎ移民として渡米し、社会の周縁部に身を置きながら制作を行った。この展覧会はまた、彼らの活動の背景を成す1900‒30年代のアメリカ美術の状況を紹介するため、「ジ・エイト」と呼ばれるグループや、大恐慌下の連邦美術計画に携わったアメリカ人画家たちの作品をあわせて展示した。
開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館
- 会期
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1982年7月24日‒9月5日(38日間)
- 入場者総数
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13,994人(1日平均368人)
- カタログ
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24.0×18.2 cm (192) p.
- カタログ掲載論文
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- 国吉康雄を通じてみたアメリカ派の問題点 / 市川政憲
- アメリカ時代の清水登之 / 浅野徹
- 石垣栄太郎 / 浅野徹
- 野田英夫あるいは未完の《橋》 / 本江邦夫
- 展覧会評
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- アメリカに学んだ日本の画家たち展 時代的風土性示す企画 / 滝悌三 日本経済新聞 1982年8月3日
- [美術評]「アメリカに学んだ日本の画家たち」展 “生活者”たちの実感 / 寺田千墾 東京新聞(夕) 1982年8月4日
- [美術]「アメリカに学んだ日本の画家たち」展 故国を敵に苦悩はらむ画面 / (米) 朝日新聞(夕) 1982年8月7日
- [手帳]アメリカ美術を歴史的視座から 意義深い二つの展覧 / 読売新聞(夕) 1982年8月18日
- アメリカに学んだ日本の画家たち 裏街道の厳しさを映し 不気味な相貌放つ / 田中幸人 毎日新聞(夕) 1982年8月20日
- [展覧会から]アメリカに学んだ日本の画家たち 国吉・清水・石垣・野田とアメリカン・シーン絵画 / (O) アトリエ 668 1982年10月
- 出品点数
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110点
- 出品作家 / 人数
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石垣栄太郎 国吉康雄 清水登之 野田英夫 ジョン・ステュアート・カリー ウィリアム・グラッケンズ ウィリアム・グロッパー グレン・O. コールマン ベン・シャーン エヴェレット・シン ジョン・スローン ラファエル・ソイヤー ステュアート・デイヴィス チャールズ・バーチフィールド モーリス・プレンダガスト ジョージ・ベローズ ロバート・ヘンライ エドワード・ホッパー レジナルド・マーシュ ケネス・ヘイズ・ミラー ジャック・レヴィン / 21人
- 共催
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京都国立近代美術館