展覧会
会期終了
企画展
ベルギー象徴派展
会期
会場
東京国立近代美術館
自然主義に代表される実証主義的で皮相な世界観に対立するものとして、19世紀末のフランスやベルギーを中心に展開された象徴主義は、内面に深く沈潜することで、神秘や幻想を見出し、現実の背後にある超越的な世界に到達しようとした。本展覧会は、主にフランス語圏ベルギーにおいて象徴主義的な傾向を示したクノップフ、デルヴィル、メルリらをはじめとして、遅れてきた象徴主義者とも言うべきデルヴォーの作品を紹介した。
開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館
- 会期
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1982年11月12日‒1983年1月23日(56日間)
- 入場者総数
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61,686人(1日平均1,102人)
- カタログ
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27.0×24.0cm (148) p.
- カタログ掲載論文
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- 象徴主義の理解のために / 穴沢一夫
- 象徴主義と沈黙の諸形式 / フィリップ・ロベール=ジョーンズ
- 仮面劇─クノップフ、三島そしてナルシシスム / フランス・ベンデルス反復と差異 / 本江邦夫
- 展覧会評
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- ベルギー象徴派展 / 滝悌三 日本経済新聞 1982年11月30日
- ベルギー象徴派展に寄せて 特異な想像力の世界 / 高階秀爾東京新聞(夕) 1983年1月11日
- [手帳]ベルギー象徴派展 怪奇なものへの視覚の愉悦 / 読売新聞(夕) 1983年1月12日
- いまなぜベルギー象徴派なのか / 池田満寿夫 東京新聞(夕) 1983年1月18日
- 出品点数
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121点
- 出品作家 / 人数
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シャルル・ヴァン=デル=スタッペン アントワーヌ・ウィールツ フェルナン・クノップフ アルチュール・クラコ アルベール・チャンベルラーニジュリアン・ディレンス ジャン・デルヴィル ポール・デルヴォー ウィリアム・ドゥグーヴ=ド=ヌンク エミール・ファブリ レオン・フレデリックエミール・ベルクマンス グザヴィエ・メルリ コンスタン・モンタルドアルマン・ラッサンフォッス ジョルジュ・ルブラン ジョルジュ・レメンフェリシアン・ロップス / 18人
- 講演会
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- 絵画における象徴主義 / 本江邦夫
- ヨーロッパ音楽における象徴主義 / 平島正郎
- 文学における象徴主義 / 管野昭正
- 共催
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- 東京新聞
- ベルギー国フランス語共同体文化省