展覧会

会期終了 企画展

現代美術における写真:1970年代の美術を中心として

会期

会場

東京国立近代美術館

1960年代末からのコンセプチュアル・アートをはじめとする一連の動きの中で、従来のフォト・モンタージュやパフォーマンス等の記録写真とは別のかたちで、写真映像が美術表現の有力な手立てとして浮上してきた。本展は、英米の先駆的作家5名を序章として、主に70年代以降の写真を用いた新しい表現を日本人作家17名、欧米作家11名(2人組作家2組を含む)の近作を通じて紹介する初めての現代美術展である。

開催概要

会場

東京国立近代美術館

会期

1983年10月7日‒12月4日(51日間)

入場者総数

12,897人(1日平均253人)

カタログ

30.0×21.5cm (140) p.

カタログ掲載論文
  • 現代美術と写真 / 藤井久栄
  • ポップ・アートと写真:5人の画家の場合 / 藤井久栄
  • 写真による美術:日本の状況 / 近藤幸夫
  • コンセプチュアル・アートと写真 / 松本透
展覧会評
  • [美術]「現代美術における写真」展 先鋭的な“針の穴” / 田中幸人 毎日新聞(夕) 1983年10月26日
  • 現代美術と写真 / 東野芳明 朝日新聞(夕) 1983年11月14日
  • [美術]「現代美術における写真」展 70年代美術の根底を洗う試み / (川) 読売新聞 1983年11月18日
  • [文化ジャーナル 美術]美術家はどのように写真を利用したか / 中原佑介 朝日ジャーナル 1983年10月28日
  • [写真展を歩く]「現代美術における写真」展 浮遊する映像の領分 / 桑原甲子雄 アサヒカメラ 68-18 1983年12月
  • 視覚的対象物をつくることから“見る”ということへの移行 「現代美術における写真」展をめぐって / 中原佑介 カメラ毎日 30-12 1983年12月
  • [美術季評]曲り角の美術館と展覧会の賑わい ウラハラな“いま”が触覚を刺激する / 萬木康博 季刊みづゑ 929 1983年12月
  • [Art Focus photography]「現代美術における写真」展 「写真」の領域・「美術」の領域 / 飯沢耕太郎 美術手帖 519 1983年12月
出品点数

72点

出品作家 / 人数

畦地拓治 今井祝雄 植松奎二 柏原えつとむ 片瀬和夫 河口龍夫 木下佳通代 小本章 斎藤智 野村仁 彦坂尚嘉 真板雅文 松本旻 山中信夫 山本圭吾 若江漢字 アンディ・ウォーホル ギルバート&ジョージ 郭徳俊 バーバラ・クルーガージョセフ・コスス ヤン・ディベッツ ヴィクター・バーギン ハンス・ハーケ リチャード・ハミルトン ジョン・バルデッサリ ヘル・ファン・エルク ハミッシュ・フルトン ベルント&ヒラ・ベッヒャー デイヴィッド・ホックニー ロバート・ラウシェンバーグ ジェームズ・ローゼンクイストリチャード・ロング / 33人(組)

共催

京都国立近代美術館

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