展覧会
会期終了
企画展
ドナウの夢と追憶:ハンガリーの建築と応用美術
会期
会場
東京国立近代美術館
19世紀的な歴史主義様式を離脱し、来るべき20世紀の新しい様式を模索した国際的な動向であるアール・ヌーヴォーの中で、パリやウィーン(ユーゲントシュティール)の陰に隠れて見落とされがちだったハンガリーの状況に着目した展覧会。約380点の作品・資料が出品された。レヒネル・エデン(1845‒1914)などの建築とジョルナイ工房の陶器を中心に、ハンガリーのアール・ヌーヴォーが、民族の伝統的装飾を新しい国民様式として再構築する動向であったことを実証しようとする研究的側面も兼ね備えた展覧会であった。
開催概要
- 会場
-
東京国立近代美術館
- 会期
-
1996年1月5日‒2月12日(34日間)
- 入場者総数
-
12,321人(1日平均362人)
- カタログ
-
29.7×21.0cm (240) p.
- カタログ掲載論文
-
- ハンガリー人、およびハンガリーについて / ベルタ・イシュトバーン
- レヒネルとハンガリーの世紀末建築 / ハディック・アンドラーシュ
- 世紀末のハンガリーの建築・応用美術における自民族のイメージと東方的モチーフ / コヴァーチュ・オルショヤ
- 展覧会評
-
- [今月の展覧会 Exhibition Review]ドナウの夢と追憶─ハンガリーの建築と応用美術[1896 ‒1916]
- 国とデザインの運命がみえる /藤森照信 美術手帖 722 1996年4月
- 出品点数
-
約380点
- 出品作家数
-
117人
- 共催
-
京都国立近代美術館