展覧会
会期終了
企画展
90年代の韓国美術から:等身大の物語
会期
会場
東京国立近代美術館
韓国の現代美術においては、1970年代に固有の自然観に基づいたモダニズム的展開があり、1980年代にはそれを批判し社会的現実に関わっていこうとする民衆美術の展開が見られた。それら二つの動向を踏まえた1990年代の韓国美術には、自らの生活の現実に根ざしながら、また自律的な美術表現をも模索する一群の作家が認められる。本展はそのうちから14名の作家を選んで紹介した。
開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館
- 会期
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1996年9月25日‒11月17日(47日間)
- 入場者総数
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8,818人(1日平均188人)
- カタログ
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28.0×22.5cm (115) p.
- カタログ掲載論文
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- 根の深い樹・淵の深い河─韓国現代美術を探して / 千葉成夫
- グローバリズムの時代の韓国現代美術を読み取るために / 大野郁彦
- 展覧会評
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- [美術]「90年代の韓国美術から─等身大の物語」 誘われる新鮮な充足感 / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1996年10月1日
- [美術]「90年代の韓国美術から─等身大の物語」展 14作家、多様な“濁りない魂” / (菅) 読売新聞(夕) 1996年10月4日
- 「90年代の韓国美術から」展 確かな“手ざわり” / 宝玉正彦 日本経済新聞 1996年10月11日
- [美術]「九〇年代の韓国美術から─等身大の物語」 自らの根拠を問い直す / 山梨俊夫 東京新聞(夕) 1996年10月11日
- [美術]「90年代の韓国美術から」展 固有の文化 普遍語で語る姿勢 / 田中三蔵 朝日新聞(夕) 1996年10月17日
- 「アジア」と括られない美術 / 鷲見哲彦 公明新聞 1996年11月12日
- 「絵と文化的場所」 90年代の韓国美術から─等身大の物語 / 中ザワヒデキ 太陽 429 1996年12月
- [Art Square]90年代の韓国美術から─等身大の物語 日本の現代美術に蔓延している〈軽口芸術〉の対極に位置する / 難波英夫 週刊エコノミスト 1996年12月24日
- [Exhibition Review]90年代の韓国美術から─等身大の物語 汎自然主義の底流 / 高島直之 美術手帖 735 1997年1月
- 『街角のアート・九十年代の作家たち』 90年代の韓国美術から─等身大の物語 / ばんのなおこ アートマインド 90 1997年3月
- [Arts] Getting to know the neighbors / Robert Reed, The Daily Yomiuri, October 18, 1996
- [Art] Monochromes belie variety in Korean art / Miki Miyatake, The Japan Times, November 2, 1996
- 出品点数
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52点
- 出品作家 / 人数
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禹順玉 厳貞淳 金鍾鶴 キムスージャ(金守子) 金浩得 金洪疇 金明淑 諸如蘭 鄭廣鎬 朴仁哲 ベー・ビョンウ(裵炳雨)劉明均 尹錫男 李英培 / 14人
- シンポジウム
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それぞれの物語 / 炳雨 金洪疇 厳貞淳 朴仁哲 尹錫男 千葉成夫(司会)
- 共催
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国立国際美術館