展覧会
会期終了
企画展
鉄斎とその師友たち:文人画の近代
会期
会場
東京国立近代美術館
富岡鉄斎(1836‒1924)は、制作を職業ではなく余技だとする文人ならではの構えによって、南宗画の技法を基礎にさまざまな様式を幅広く取り入れて孤高のスタイルを作りあげた。この展覧会では、そうした鉄斎の代表的作品とその師友の作品とを並べ、それらを手がかりに、日本の社会が近代化の過程で失ったものの意味を探ろうと企画された。なお、本展は京都国立近代美術館の1997年度特別展として開催され、交換展として開催したものである。
開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館
- 会期
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1998年1月27日‒3月1日(30日間)
- 入場者総数
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6,617人(1日平均221人)
- カタログ
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30.0×19.0cm (244) p.
- カタログ掲載論文
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鉄斎とその師友たち / 加藤類子
- 展覧会評
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- 「富岡鉄斎とその師友たち」展 時代の相 浮き彫りに / 竹田博志日本経済新聞 1998年1月30日
- [美術]「文人画の近代─鉄斎とその師友たち」展 文人的エートスから視覚的な悦びへ / 北澤憲昭 東京新聞(夕) 1998年2月6日
- 出品点数
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196点
- 出品作家 / 人数
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板倉槐堂 浮田一蕙 江馬天江 小田海僊 木下逸雲 窪田雪鷹 祖門鉄翁 田能村直入 富岡鉄斎 中島華鳳 貫名海屋 藤本鉄石 村山半牧 山中静逸 呉昌碩 胡鉄梅 徐雨亭 陳逸舟 王冶梅 / 19人
- 講演会
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- 鉄斎とその師友たち / 加藤類子
- 中国絵画と日本文人画の構造 / ポール・ベリー
- 共催
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京都国立近代美術館