展覧会
会期終了
企画展
距離の不在:写真の現在
会期
会場
東京国立近代美術館フィルムセンター展示室
多様な写真表現の動向を、注目すべき写真家たちの作品を通して考えようとする展覧会シリーズの第1回展。都市的な状況が世界を均質にとりまき、「距離」をはじめ、世界を把握するための尺度として従来機能してきたさまざまな枠組みが変容・失効しているのではないか。そしてそこでは写真にはどのような表現が可能なのか。こうした問題設定により、斎藤さだむ、畠山直哉、楢橋朝子、松江泰治、金村修の5人の写真家の近作・新作を紹介した。
開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館フィルムセンター展示室
- 会期
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1998年2月10日‒3月28日(35日間)
- 入場者総数
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2,966人(1日平均85人)
- カタログ
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28.0×22.5cm (60) p.
別冊 28.0×22.5cm (8) p. - カタログ掲載論文
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- 写真の現在 ─ 距離の不在 / 増田玲
- なめらかな面あるいは膜について / 蔵屋美香
- 展覧会評
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- [美術]「格子」すがすがしく 写真・絵画それぞれの表現 / (菅) 読売新聞(夕) 1998年2月20日
- [美術]写真の現在─距離の不在 異質な視線が「世界」を読む / 大西若人 朝日新聞(夕) 1998年2月26日
- [美術]写真の現在─距離の不在 距離感欠く写真の可能性探る / 北澤憲昭 東京新聞(夕) 1998年3月6日
- [展評]写真の現在─距離の不在 都市と人とのかかわりを再認識 / 奥田裕 産経新聞 1998年3月8日
- [文化情報館 Art]「写真の現在─距離の不在」 現代写真表現のありかを暗示 見る意思と歴史への構想力問う / 高島直之アサヒグラフ 3966 1998年4月3日
- [写真展から]『写真の現在─距離の不在』展 “関係”を断ち切っていく“私”の光景 / 岡井耀毅 日本カメラ 682 1998年5月
- Taking a step back from technology through photos / John Christakos, The Daily Yomiuri, March 10, 1998
- 出品点数
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190点
- 出品作家 / 人数
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金村修 斎藤さだむ 楢橋朝子 畠山直哉 松江泰治 / 5人