展覧会
会期終了
企画展
加山又造展
会期
会場
東京国立近代美術館
加山又造(1927‒2004)は、伝統的な日本美術のもつ装飾性に深く学びながら、それを今日的に解釈した作品によって第二次大戦後の日本画に独自の領域を拓いた画家である。とりわけ、伝統的な様式から造形のエッセンスを取り出して構成する「倣作」という手法は、戦後世代の伝統的なものに対する新しい姿勢を示すものであった。この展覧会では、初期からの代表作の数々に新作を加え、その創作の軌跡をたどるとともに、現代日本画の可能性を考察する機会とした。北海道立近代美術館へ巡回。
開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館
- 会期
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1998年3月14日‒5月10日(50日間)
- 入場者総数
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112,005人(1日平均2,240人)
- カタログ
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30.0×26.3cm (170) p.
- カタログ掲載論文
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加山又造の芸術 / 尾﨑正明
- 展覧会評
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- [美術]加山又造展 単なる伝統回帰とは違う「倣う」ことの可能性示す / (前) 読売新聞(夕) 1998年3月19日
- [美術]加山又造展 線描の息づかいに執拗な執念 / 草薙奈津子 東京新聞(夕) 1998年3月20日
- [美術]加山又造展 華麗さの中に戦後日本の苦闘 / 田中三蔵朝日新聞(夕) 1998年4月2日
- [Arts] A natural progression / Chiyono Sugiyama, The Daily Yomiuri, April 7, 1998
- 出品点数
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61点
- 講演会
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- 加山又造 ─ その人と芸術 / 尾﨑正明
- 加山又造 ─ 自作を語る / 加山又造 尾﨑正明(聞き手)
- 共催
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日本経済新聞社