展覧会
会期終了
企画展
所蔵作品による20世紀の“線描”:「生成」と「差異」
会期
会場
東京国立近代美術館
当館所蔵の絵画、素描、版画、写真からなる本展は、「線描的なもの」の本質とは、眼前のものをただなぞることにあるのではなく、線そのものの自律性ないし「生成」を通じて何かあるものを「目に見えるようにする」、その過程にあると考える。生成の過程の重視、正確な描写を心がけようともそこに生じざるを得ない「差異」そのものへの深い関心など、今日的な線描を特徴づける諸要素を問題にしながら、20世紀美術の本質を問いかけた。
開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館
- 会期
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1998年5月23日‒6月28日(32日間)
- 入場者総数
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8,831人(1日平均276人)
- カタログ
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26.0×19.0cm (52) p.
- カタログ掲載論文
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「目に見えるようにする」─ 20世紀の〈線描〉 / 本江邦夫
- 出品点数
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94点
- 出品作家 / 人数
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秋岡美帆 浅野弥衛 荒川修作 池田満寿夫 池田良二 狗巻賢二 瑛九 河原温 北辻良央 駒井哲郎 高松次郎 辰野登恵子 難波田龍起 野田英夫 野村仁 長谷川潔 浜口陽三 浜田知明 松本竣介 柳原義達 山田正亮 山本容子 マックス・エルンスト パウル・クレー ジョージ・グロス オスカー・ココシュカ マックス・ペヒシュタイン カジミール・セヴェリノヴィチ・マレーヴィチ 李禹煥 / 29人
- 講演会
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20世紀の“線描”─ 〈生成〉と〈差異〉 / 本江邦夫