展覧会
会期終了
企画展
石内都:モノクローム―時の器
会期
会場
東京国立近代美術館フィルムセンター展示室
写真家石内都(1947‒ )が1980年代末より展開してきた身体をめぐる仕事を中心に構成した個展。自分と同年生まれの女性の手足を写した《1・9・4・7》から、身体の表面に残る傷痕をモチーフとした《SCARS》に至る、身体の表面を接写した一連の作品に加え、デビュー作の《絶唱・横須賀ストーリー》など、街や建物をめぐる作品を出品。石内作品に一貫する、人間の生や記憶の痕跡をモノクローム印画紙の表面に移しかえる営みのあり方を探った。
開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館フィルムセンター展示室
- 会期
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1999年10月5日‒12月11日(50日間)
- 入場者総数
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3,268人(1日平均65人)
- カタログ
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26.0×19.3cm (108) p.
- カタログ掲載論文
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- 時間の質感:石内都の写真について / 増田玲
- 他者をめぐって / 松本透
- 展覧会評
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- [美術]「石内都」展/「高松次郎」展 はかなさ慈しむ「生」の跡と「影」 / 大西若人 朝日新聞(夕) 1999年11月17日
- [写真展評]石内都の現在─『モノクローム─時の器』展から 表面の擁護のために / 倉石信乃 アサヒカメラ 85-1 2000年1月
- Exorcising demons of relentlessly passing time / Velisarios Kattoulas, The Japan Times, December 4, 1999
- 出品点数
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64点
- 講演会
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自作を語る(スライドレクチャー) / 石内都