展覧会
会期終了
企画展
地平線の夢:昭和10年代の幻想絵画
会期
会場
東京国立近代美術館本館企画展示室
昭和10年代の日本で盛んに描かれた幻想絵画は、これまでシュルレアリスムの模倣と見なされてきた。しかし本展ではこれらの作品に共通して描かれた“地平線”に着目して作品分析を行い、閉塞した時代の中で理想を求める画家たちの“彼方への憧憬”を読み取ることで、これらの作品を広義の浪漫主義と捉え直し、再評価を試みた。展示は主題別に「物語る絵画」「古代への憧憬」「大陸の蜃気楼」「画学生たちの心象風景」の4章で構成した。
開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館本館企画展示室
- 会期
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2003年6月3日‒7月21日(43日間)
- 入場者総数
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10,621人(1日平均247人)
- カタログ
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27.5×22.0cm (151) p.
- カタログ掲載論文
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地平線の夢 序論 / 大谷省吾
- 展覧会評
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- [美術]「地平線の夢─昭和10年代の幻想絵画」展 「浪漫」で読み直す絵画史 / 北澤憲昭 朝日新聞(夕) 2003年6月26日
- 「地平線の夢 昭和10年代の幻想絵画」 若い芸術家たちの心象風景 / 生田誠 産経新聞 2003年6月28日
- [美術]地平線の夢─昭和十年代の幻想絵画 渾然となった希望と抑鬱感を表現 / 中村隆夫 東京新聞 2003年7月5日
- [芥川記者の展覧会へ行こう]地平線のかなたに理想 / 芥川喜好読売新聞(夕) 2003年7月5日
- [美術]「地平線の夢」展 今ここでないどこか 昭和十年代の幻想 / 前田恭二 読売新聞(夕) 2003年7月15日
- [Stardust]「地平線の夢─昭和10年代の幻想絵画」展 極東のさびしいダリたち / 藝術新潮 54-9 2003年9月
- 出品点数
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79点
- 出品作家 / 人数
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朝井閑右衛門 浅原清隆 飯田操朗 伊藤久三郎 大沢昌助大塚耕二 北脇昇 小牧源太郎 斎藤長三 清水登之 杉全直 鈴木保徳 高田力蔵 田中佐一郎 難波田龍起 浜田浜雄 早瀬龍江 福沢一郎 藤尾龍四郎 森堯之 森芳雄 矢崎博信 矢橋六郎 山口薫 吉井忠 米倉寿仁 / 26人
- 講演会
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大谷省吾
- ギャラリートーク
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大谷省吾