展覧会

会期終了 コレクションによる小企画

彫刻を作る/語る/見る/聞く

会期

会場

東京国立近代美術館本館ギャラリー4

展覧会について

東京国立近代美術館では2005(平成17)年より、コレクション展に展示された作品の前で、活躍中のアーティスト本人に自作について語っていただく「アーティスト・トーク」を開催してきました。この催しは、もともと現代の美術作品を理解するための親しみやすい導入になることを期待して始められましたが、すでに30回を重ねるこれらのトークを収録した映像は、それぞれの作者の歩みや、そのときに考えていたことを伝える歴史的記録としてみることもできます。

このたびの展示では、これまでのさまざまな分野のトークの中から、とくに彫刻に焦点をあて、トークのダイジェスト映像と当館コレクションの作品とをあわせてご紹介します。登場する3人の彫刻家、黒川弘毅、鷲見和紀郎、戸谷成雄は、いずれも1970年代から発表活動を始め、作ることの意味を根本から問い直し、彫刻表現の可能性を追究してきました。彼らの問題意識やその追究の成果を、トークと作品から感じ取っていただければ幸いです。

出品作家

黒川弘毅

1952年東京都生まれ。1979年東京造形大学美術学部彫刻専攻研究室修了。1991-92年、文化庁派遣在外研究員としてイタリア留学。1980年に最初の個展(楡の木画廊)。以来、国内外で発表多数。「もの派とポストもの派の展開」(1987年、西武美術館)、「現代美術への視点 形象のはざまに」(1992年、当館)、「光州ビエンナーレ」(2000年)などに出品。2016年平塚市美術館で個展。2005年10月14日に当館でアーティスト・トーク開催。

鷲見和紀郎

1950年岐阜県生まれ。1972年三木富雄のアシスタントを務める。同年Bゼミ修了。1999-2000年、文化庁派遣在外研究員としてフランス留学。1972年に最初の個展(ギン画廊)。以来、国内外で発表多数。「現代美術への視点 形象のはざまに」(1992年、当館)、「ART TODAY 2000」(2000年、セゾン現代美術館)、「今日の作家XI 鷲見和紀郎・畠山直哉展」(2007年、神奈川県立近代美術館)などに出品。2006年11月10日に当館でアーティスト・トーク開催。

戸谷成雄

1947年長野県生まれ。1975年愛知県立芸術大学大学院彫刻専攻―修了。1974年に最初の個展(ときわ画廊)。以来、国内外で発表多数。「第43回ヴェネチア・ビエンナーレ」(1988年)、「プライマル・スピリット」(1990年、北米巡回)、「光州ビエンナーレ」(2000年)などに出品。広島市現代美術館(1995年)、愛知県美術館(2003年)などで個展。2004年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2011年6月5日に当館でアーティスト・トーク開催。

開催概要

会場

東京国立近代美術館本館ギャラリー4

会期

5月27日(土)~11月5日(日)

開館時間

10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)
企画展「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」会期中(7月19日~10月29日)の金曜・土曜は21:00まで
※入館は閉館30分前まで

休室日

月曜日[ただし、7月17日、9月18日、10月9日は開館]、7月18日(火)、9月19日(火)、10月10日(火)

観覧料

一般 500円 (400円)
大学生 250円 (200円)

5時から割引:
一般 300円
大学生 150円

  • ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
  • 7月21日(金)-8月26日(土)の期間中 金・土曜の17:00以降は学生のみ無料。
  • 高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。
  • それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。
  • お得な観覧券「MOMATパスポート」でご観覧いただけます。
  • キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。
  • 「友の会MOMATサポーターズ」「賛助会MOMATメンバーズ」(同伴者1名まで)会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。
  • 「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名迄。シルバー会員は本人のみ)
  • 本展の観覧料で、入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(所蔵品ギャラリー、4-2F)、工芸館 所蔵作品展「こども×おとな工芸館 調度❤ハッピーのかたち」(7/4~9/3に限る)もご観覧いただけます。
無料観覧日

毎月第一日曜日(6月4日[日]、7月2日[日]、8月6日[日]、9月3日[日]、10月1日[日]、11月5日[日])および 11月3日[金・文化の日]

主催

東京国立近代美術館

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