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秋
救世観世音
美しい旗(戦争画RETURNS)
戦後50年を機に制作された「戦争画RETURNS」からの1点で、タイトルは太平洋戦争中に描かれた戦争記録画を念頭に置いたものです。日韓の女性がそれぞれ国旗を掲げ、向き合うように立っています。二人は左右の屏風(使い古しの襖を蝶番で留めたチープなつくりです)に分かたれているため、対立、対話のどちらを意味しているかは曖昧です。地面のがれきはバブル経済の崩壊や阪神・淡路大震災といった90年代の日本の状況を暗示しているのでしょうか?戦争を経験していない世代である会田は、昭和天皇が亡くなって変化した時代の空気が制作のきっかけのひとつにあったと言い、またシリーズの特徴を「意味の真空状態」と形容しています。
バワリー・ストリート264番地 1978年7月10日午後3時
バワリー・ストリート264番地 1978年9月3日午後3時
バワリー・ストリート264番地 1978年3月24日午後2時
バワリー・ストリート264番地 1978年5月29日午前10時
バワリー・ストリート264番地 1978年6月17日午後1時
バワリー・ストリート264番地 1978年7月3日午後1時
