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所蔵作品展 MOMATコレクション(2026.5.26–2026.9.13)

2026年5月26日-9月13日の所蔵作品展のみどころ 萬鉄五郎《裸体美人》1912年、重要文化財  MOMATコレクションにようこそ!   当館コレクション展の特徴をご紹介します。まずはその規模。1952年の開館以来の活動を通じて収集してきたおよそ14,000点の所蔵作品から、会期ごとに約200点を展示する国内最大級のコレクション展です。そして、それぞれ小さなテーマが立てられた全12室のつながりによって、19世紀末から今日に至る日本の近現代美術の流れをたどることができる国内随一の展示です。 今期の見所紹介です。1階で開催する企画展と連動した展示を所蔵作品展で展開できるのは、豊富なコレクションを有する当館の強みです。今回は3階の8室、9室と10室の一部を使って「杉本博司 絶滅写真」展(6月16日~)にちなんだ関連展示を行います。また今期も、新収蔵作品が多く展示されています(作品横に貼られた「新収蔵作品」マークが目印です)。長く館を代表してきた顔ぶれにフレッシュな新星と、盛りだくさんのMOMATコレクションをお楽しみください。  今会期に展示される重要文化財指定作品 今会期に展示される重要文化財指定作品は以下の通りです。 2室 原田直次郎《騎龍観音》1890年、寄託作品、護国寺蔵  2室 菱田春草《王昭君》1902年、寄託作品、善寳寺蔵(展示期間: 5月26日~7月20日) 2室 和田三造《南風》1907年 3室 萬鉄五郎《裸体美人》1912年 原田直次郎《騎龍観音》1890年、寄託作品、護国寺蔵  菱田春草《王昭君》1902年、寄託作品、善寳寺蔵  和田三造《南風》1907年  萬鉄五郎《裸体美人》1912年 展覧会について 4階 1-5室 1880s-1940s 明治の中ごろから昭和のはじめまで  「眺めのよい部屋」 美術館の最上階に位置する休憩スペースには、椅子デザインの名品にかぞえられるベルトイア・チェアを設置しています。明るい窓辺で、ぜひゆったりとおくつろぎください。大きな窓からは、皇居の緑や丸の内のビル群のパノラマ・ビューをお楽しみいただけます。 「情報コーナー」 導入部にある情報コーナーには、MOMATの歴史を振り返る年表と関連資料を展示しています。関連資料も随時展示替えしておりますのでお見逃しなく。作品貸出中の他館の展覧会のお知らせや、所蔵作品検索システムも提供しています。 1室 ハイライト 藤田嗣治《五人の裸婦》1923年  3000㎡に200点近くが並ぶ、所蔵作品展「MOMATコレクション」。「ハイライト」では近現代美術を代表する作品を揃え、当館のコレクションの魅力をぎゅっと凝縮してご紹介しています。 今期は日本画にご注目ください。前期(7月20日まで展示)には北野恒富《戯れ》(1929年)や小倉遊亀《浴女 その一》(1938年)、《浴女 その二》(1939年)、そして後期(7月22日から展示)には福田平八郎《雨》(1953年)など、当館の日本画コレクションのなかでも屈指の人気を誇る作品が登場します。ケースの外には、国内各地の展覧会にひっぱりだこだった藤田嗣治《五人の裸婦》(1923年)が、約3年の不在を経てMOMATコレクション展に帰ってきました。ポール・セザンヌ、ピエール・ボナール、パウル・クレーなど、この部屋の常連となっている作品や、ひきつづいてのご紹介となる奈良美智《Harmless Kitty》(1994年)とあわせ、じっくりとご堪能ください。 2室 坂の上の雲 和田三造《南風》1907年  日清戦争(1894–95年)、日露戦争(1904–05年)の勝利によって、日本は列国との不平等条約を改正し、真の独立国としての地位を獲得します。東アジアの新秩序の担い手を自任し、「世界の中の日本」という意識が芽生え始めるのもこの頃のことです。司馬遼太郎が『坂の上の雲』で描きだしたように、明治維新以来追い求めてきた近代日本の国家像がひとつの完成を見たのです。それはまた、当時の国際関係の中で日本が「帝国」としての一歩を踏み出したことを意味します。日露戦争の結果、日本は1910(明治43)年に韓国を併合し、大陸進出への足がかりを得たのです。 文部省主催の美術展覧会(文展)が始まったのは、日露戦争直後の1907(明治40)年のこと。第1回文展出品作の中には和田三造の《南風》のように、英雄的な男性像によって時代の気運を捉えたものも含まれていました。しかし、その一方で戦争遂行の負担を強いられてきた民衆の政府に対する不満が爆発。世間の関心の比重は次第に「国家」から「個人」に移りつつありました。 3室 わたしと太陽 川上涼花《鉄路》1912年  「僕は芸術界の絶対の自由(フライハイト)を求めている。従って、芸術家のPERSOENLICHKEIT(人格)に無限の権威を認めようとするのである。[…]人が『緑色の太陽』を画いても僕はこれを非なりと言わないつもりである」。1910(明治43)年に高村光太郎が発表したエッセイ、「緑色の太陽」の中の一文です。外界の自然の姿すら変えることが可能な、芸術家のものの見方、感じ方の絶対の自由をうたう、大正デモクラシーの幕開けを告げる文章です。さて、赤いはずの太陽が補色の緑で描かれる―このたとえの背後には、オレンジと青の二つの補色で太陽を描くヴァン・ゴッホの作品のイメージがあったはずです。同じ1910年に発刊された雑誌『白樺』には、ゴッホの複製図版が多数紹介されました。輝くような色彩(図版の多くはモノクロでしたが)、息せき切った作画のスピード感を示す絵具の厚塗り、そして周囲に理解されない悲劇の生涯―ゴッホはたちまちのうちに、若い芸術家たちの拡張を求めて止まない「わたし=自我」を照らし出す、心の「太陽」となったのです。 4室 海を渡った新版画  吉田博《帆船 朝日》1921年(展示期間:5月26日-7月20日)  吉田博《帆船 夕日》1921年(展示期間:7月22日-9月13日)  大正時代に始まり、浮世絵と同じ分業体制によって制作され、その復興と近代化を目指した版画を新版画といいます。現在海外の美術館やコレクターも多く新版画を所蔵していますが、1930年と1936年には、アメリカでその認知度を高めた巡回展が行われていました。どちらの展示も10人の作家が選ばれ、300点前後の作品が出品される大規模なものでした。作品のジャンルも風景画、美人画、役者絵、花鳥画と多岐にわたり、その多くを日本らしいモチーフがしめていました。そして出品作品のほとんどが版元に注文可能というシステムだったこともあり、多くの版画が海を渡ってアメリカへ輸出されることになったのです。なお、この新版画展は1936年以降5年おきの開催が目論まれていましたが、戦争へ向かっていく時局の影響もあり、その後継続されることなく終わっています。この部屋では、当時アメリカの観衆にお披露目された版画の一部を、出品作家・仲介役として展覧会開催に貢献した吉田博の作品とともに振り返ります。 5室 風景の動員 梅原龍三郎《北京秋天》1942年  島国である日本に暮らす人々にとって、大陸の果てしなく続く地平線や、抜けるような青い空は、憧れを誘う異郷の象徴でした。その眼差しは、明治以降、日本が台湾や朝鮮を植民地として支配し、アジアへ版図を広げるにつれて政治的な意味合いを急速に強めていきます。例えば、梅原龍三郎が戦時下に描いた北平(現在の北京)の紫禁城に、当時の人々は異国趣味と領土拡大のイメージを重ね見たことでしょう。 兵士として海を渡ることは、日本の戦争遂行のために命を捧げることと同義でした。実際に、靉光や浅原清隆は応召して大陸へ渡り、そのまま帰らぬ人となっています。また辻晋堂の木彫のモデル、大伴家持が詠んだ『万葉集』の一節は、国民歌謡「海ゆかば」の歌詞として斉唱されました。太平洋戦争中、「海ゆかば」は玉砕報道に伴う鎮魂のテーマ曲として定着していきます。大陸や海の風景は、単なる鑑賞の対象を超えて、人々を戦地へと駆り立てる装置として「動員」されていったのです。 3階 6-8室 1940s-1960s 昭和のはじめから中ごろまで9室  写真・映像10室 日本画建物を思う部屋(ソル・ルウィット《ウォールドローイング#769》) 6室 1941–1945|戦争/美術 鶴岡政男《転がっている首》1950年 撮影:大谷一郎  海軍作戦記録画に描かれた大海原や、臨場感あふれる戦艦の戦闘シーン。これらのイメージは、雑誌『機械化』に掲載された空想科学兵器の挿絵などと共に、軍国少年たちの夢と憧れをかき立てていきました。しかし、1945年の敗戦によってその幻想は解体されます。古沢岩美の《餓鬼》は、廃墟と化した街に傷痍軍人や街娼が佇む敗戦直後の世相を色濃く反映した作品です。 戦後、朝鮮戦争の特需景気で社会が復興へ向かうなか、作家たちはその忘却の流れに抗うかのように、苦悶する人間の身体へと目を向けました。近年新たに収蔵した鶴岡政男《転がっている首》や漆原英子《Midnight Circus》は、戦後日本における変形し、断片化された身体表現を象徴する作品です。この部屋では、勇ましいプロパガンダから、痛ましい肉体へと変容した表現の軌跡を通じて、戦争の記憶を振り返ります。 7室 オヘソの手術 河原温《孕んだ女》1954年  昨年度、当館は世界的な日本人美術家・河原温の初期の重要作品《洪水期》を収集しました。そのお披露目を兼ねて、戦後日本の前衛の実践を紹介します。 戦後に岡本太郎が提唱した「対極主義」─相反する要素を矛盾したまま共存させて新たな価値を生み出す芸術思想─を踏まえ、それを発展させるアイディアを河原は「オヘソの手術」と呼んでいます。曰く、「従来のなまぬるい(…)空間造形を破壊して、観客の視覚と画との矛盾、対立をさらに先鋭化」する試みです。画面の中心点(オヘソ)を崩す制作過程を惜しげもなく公開した雑誌記事からは、この時期に河原が変形キャンバスを多用していた理由がわかります。画面の左右対称性を崩し、見る者の視線の更新に挑戦すること。それは、モンタージュを駆使する中村宏、視点を固定させず流動させる山口勝弘、あるいはまさしく中心を持たない宮脇愛子など、他の作者の表現と並べてみると、同時代的な関心であったことも見えてきます。 8室 物質化か非物質化か 高松次郎《No.273(影)》1969年  1階で開催する「杉本博司 絶滅写真」にちなみ、1970年代を中心とする美術を紹介します。杉本博司は1970年に渡米して写真を学ぶことで作家として出発しました。この頃、世界各地で表面化していた傾向が「美術の非物質化」です。目を楽しませる手わざや造形などの物質的・視覚的要素によらず、作品を通して本質的な概念を見せようとする─アメリカの批評家ルーシー・リパードが指摘したこの傾向は美術の唯一性や商業性に切り込み、いわゆるコンセプチュアル・アート(概念芸術)の興隆につながっていきます。多くの作家が色彩を排し、物質性から距離を置くために版を用いて制作を間接化させる表現がしばしば試みられました。もちろん、それでもなお、美術作品は物質であることを逃れられません。物質によって物質を裏切り、あるいは物質を概念として提示するというチャレンジや思考は、たとえば高松次郎の作品の原図に残されたメモから推し量ることができます。 9室 ヴィデオ(私はみる) リンダ・ベングリス《ナウ》1973年 Courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), New York  20世紀前半、音声信号を示す技術用語として生まれたaudio(ラテン語で「私は聞く」)と対になる用語として、視覚信号を指すために使われるようになったvideo(同じく「私は見る」)。1960年代に入って持ち運び可能なヴィデオカメラが開発されると、この装置を使ってアーティストたちは新たな創造へと繰り出しました。この部屋では初期にあたる1970年代初頭に制作された代表的な作品3本を紹介します。 視覚像を信号に変換してすぐさま再生する、つまり自分で撮影した映像を自分が再確認し続けるという機械独自の構造、そして、見ることがすでに「ヴィデオ」であり「ヴィデオ」が見る行為を規定しているという二重の名称。この自己言及的な性格に応答して、誰が/何を見ているのかを鏡写しにして省みるような作品が多く生まれることになりました。初期のヴィデオアートに作者自身が登場することが多いのは、それが最も身近なモデルであるからというより、そうした性格に基づいているといえるでしょう。 10室(前期:5月26日―7月20日) 劇場・海景・スギモトノート/風を表す 杉本博司《カボット・ストリート・シネマ、マサチューセッツ州》1978年 Ⓒ Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi 手前のコーナーでは、1階企画展ギャラリーで開催中の「杉本博司 絶滅写真」展のサテライト展示として、当館所蔵の杉本作品13点と、その制作の過程を記録したノートを紹介しています。初期の代表作として知られる〈劇場〉と〈海景〉は、ともにコンセプチュアルな作品ですが、一方で、今回展示するノートからは、暗室作業において、杉本が試行錯誤を重ねながら写真プリントとしての質を究めようとしていたことがうかがわれます。 奥の部屋は、風や空気のゆらぎに注目した特集です。近代の日本画家は総じて、それまでに定型化していた絵のあり方から脱却することを課題としましたが、伝統的な、いわゆる「花鳥風月」を愛でる心は失われなかったようです。ここに並んでいる明治から平成にいたるまでの作品は、「風」とかかわりがあるといえるでしょう。風を表すなかに、どのような近代の新しい表現や伝統の再解釈が見られるでしょうか。 10室(後期:7月22日―9月13日) 劇場・海景・スギモトノート/近代日本画の鳥 竹内栖鳳《宿鴨宿鴉》1926年(展示期間: 7月22日-9月13日)  手前のコーナーでは、1階企画展ギャラリーで開催中の「杉本博司 絶滅写真」展のサテライト展示として、当館所蔵の杉本作品13点と、その制作の過程を記録したノートを紹介しています。初期の代表作として知られる〈劇場〉と〈海景〉は、ともにコンセプチュアルな作品ですが、一方で、今回展示するノートからは、暗室作業において、杉本が試行錯誤を重ねながら写真プリントとしての質を究めようとしていたことがうかがわれます。 奥の部屋では、前期の「風」に続き、花鳥風月の「鳥」を描いた日本画を特集します。私たちの身近にいる鳥は、日本では古くから絵画に描かれてきました。近代の日本画家たちは定型化した伝統的な花鳥画から脱却するため、鳥だけを取り出して造形や構図の工夫を試みたり、画面に生命感を与えるために風景に鳥を加えるなどしました。ここに並べられた作品の鳥たちには、どのような近代の特徴が表れているでしょうか。 2階 11–12室 1970s-2010s 昭和の終わりから今日まで 11室 イメージ:出現と消失 横溝静《That Day/あの日》(2020年)@ Shizuka Yokomizo   横溝静による映像インスタレーション《That Day/あの日》(2020年)を収蔵後、初めて展示します。このお披露目を契機に、イメージ(像)の出現と消失、という視点からいくつかの作品を紹介します。 写真の現像プロセスを映し出す横溝の映像では、イメージの定着(出現)、そしてそれと表裏一体で進行する記憶の風化(消失)が重なり合います。小林正人の絵画においては、「空」というイメージの到来に立ち会う経験(と同時に生じる絵具やキャンバスといった物質性の消失)が露わになります。あるいはロラン・フレクスナーのドローイングでは、シャボン玉が割れる(消失する)と同時に、イメージが痕跡として現れ出ます。このイメージの出現と消失というテーマは、12室のビル・ヴィオラの映像作品へもゆるやかにつながっていきます。 物理的な意味において、作品は見る者の前に安定的に存在しています。けれどそのイメージ(像)はというと、案外と不確かなものです。イメージは、いつ、どのように私たちの前に出現し、あるいは消失するのでしょうか。 12室 イメージ:内なる力 イケムラレイコ《横たわる少女》1997年  ここに集められた作品に現れる身体は、断片的であったり、実体がなかったり、どこかうつろです。毛髪を用いて作られた白井美穂の作品、自身の存在や身体への不安や葛藤から生まれた前本彰子の亡霊のようなドレス、男性への恐怖心を克服するために、男性器を増殖させた草間彌生のソフトスカルプチャー。村上早の描く顔のない人間や傷ついた動物は、作家の心の奥底に眠る不安やトラウマとつながっています。意識と無意識、覚醒と眠りのあいだを漂うように横たわるイケムラレイコの少女。ミリアム・カーンの描く輪郭のない難民たちは、帰る場所を失い彷徨いつつ歩みを進めています。これらの作品における身体のイメージは、空虚でありながらも、抑圧や不安、痛みや恐怖を受け入れながら生きようとする内に秘めた力を感じさせます。また、ビル・ヴィオラの映像作品《映り込む池》では、時間の経過と共に男性の身体が画面から消えていきますが、その消失によってこそ、映像に力強い緊張感が生まれています。 開催概要 東京国立近代美術館所蔵品ギャラリー(4~2階)  2026年5月26日(火)~2026年9月13日(日) 月曜日(ただし7月20日は開館)、7月21日(火) 10:00–17:00(金・土曜は10:00–20:00)   入館は閉館30分前まで 一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 5時から割引(金・土曜) :一般 300円 大学生 150円  高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。 「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。 「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名まで。シルバー会員は本人のみ) 本展の観覧料で入館当日に限り、コレクションによる小企画(ギャラリー4)もご覧いただけます。 東京国立近代美術館

所蔵作品展 MOMATコレクション(2026.3.3–5.10) 

2026年3月3日-5月10日の所蔵作品展のみどころ 初代宮川香山《鳩桜花図高浮彫花瓶》1871-82年頃、国立工芸館蔵撮影:アローアートワークス ©2005 MOMATコレクションにようこそ!  当館コレクション展の特徴をご紹介します。まずはその規模。1952年の開館以来の活動を通じて収集してきたおよそ14,000点の所蔵作品から、会期ごとに約200点を展示する国内最大級のコレクション展です。そして、それぞれ小さなテーマが立てられた全12室のつながりによって、19世紀末から今日に至る日本の近現代美術の流れをたどることができる国内随一の展示です。 今期の見所紹介です。4階2室は、当館と金沢の国立工芸館とのコラボレーション企画。鈴木長吉《十二の鷹》(重要文化財)や、新収蔵の金森宗七《花鳥文様象耳付大花瓶》など名品が目白押しです。 また毎年恒例の「美術館の春まつり」にちなみ、川合玉堂《行く春》、跡見玉枝《桜花図巻》など人気作品を惜しげもなくお見せします(3月3日―4月12日)。「春まつり」後(4月14日―5月10日)も豪華です。1階で開催の「下村観山展」(3月17日から)にちなみ、横山大観、菱田春草など観山をとりまく芸術家による素晴らしい作品群を集めました。 今期も盛りだくさんのMOMATコレクション、どうぞお楽しみください。  今会期に展示される重要文化財指定作品 今会期に展示される重要文化財指定作品は以下の通りです。 1室 川合玉堂《行く春》1916年 2室 原田直次郎《騎龍観音》1890年、寄託作品、護国寺蔵 2室 鈴木長吉《十二の鷹》より四、五、六 1893年 3室 萬鉄五郎《裸体美人》1912年 10室 菱田春草《賢首菩薩》1907年 ギャラリー4 新海竹太郎《ゆあみ》1907年 川合玉堂《行く春》(左隻)1916年 原田直次郎《騎龍観音》1890年、寄託作品、護国寺蔵 鈴木長吉《十二の鷹 》より四1893年、国立工芸館蔵撮影:エス・アンド・ティ フォト©2017 鈴木長吉《十二の鷹》より五1893年、国立工芸館蔵撮影:エス・アンド・ティ フォト©2017 鈴木長吉《十二の鷹》より六1893年、国立工芸館蔵撮影:エス・アンド・ティ フォト©2017 萬鉄五郎《裸体美人》1912年 菱田春草《賢首菩薩》1907年 新海竹太郎《ゆあみ》1907年撮影:大谷一郎※2階ギャラリー4にて展示 展覧会について 4階 1-5室 1880s-1940s 明治の中ごろから昭和のはじめまで 「眺めのよい部屋」 美術館の最上階に位置する休憩スペースには、椅子デザインの名品にかぞえられるベルトイア・チェアを設置しています。明るい窓辺で、ぜひゆったりとおくつろぎください。大きな窓からは、皇居の緑や丸の内のビル群のパノラマ・ビューをお楽しみいただけます。 「情報コーナー」 導入部にある情報コーナーには、MOMATの歴史を振り返る年表と関連資料を展示しています。関連資料も随時展示替えしておりますのでお見逃しなく。作品貸出中の他館の展覧会のお知らせや、所蔵作品検索システムも提供しています。 1室 ハイライト ポール・セザンヌ《大きな花束》1892-95年 3000㎡に200点近くが並ぶ、所蔵作品展「MOMATコレクション」。「ハイライト」では近現代美術を代表する作品を揃え、当館のコレクションの魅力をぎゅっと凝縮してご紹介しています。 今期の日本画のコーナーは、前期(3月3日―4月12日)に川合玉堂の《行く春》(1916年、重要文化財)など花にまつわる作品を、後期(4月14日―5月10日)には樹々の新芽が美しい川端龍子《新樹の曲》(1932年)などを展示します。ケースの外では、この部屋だけで約100年のアートツアーができるよう、いちばん古いポール・セザンヌ《大きな花束》(1892–95年頃)から、いちばん新しい村上隆の2点(1996年)まで、制作年がおよそ10年刻みになるように人気の作品を選びました(一部には年代の重複もありますけれど)。約1年ぶりの登場となるアンリ・ルソーもこの機会にじっくりとご堪能ください。 2室 迷い、挑む。 明治の表現 横山大観《迷児》1902年 この部屋では東京国立近代美術館と国立工芸館の珠玉のコレクションを通じて、アジアの近代国家として歩みはじめた明治時代の日本の美術・工芸作品を紹介します。 当時はまだジャンルの枠組みが定まっていませんでしたが、絵画や彫刻の分野では、作家たちは西洋の写実的な技法を取り込みながら、自国の伝統を踏まえた新たな表現を打ち出そうと試行錯誤しました。他方、工芸の作家たちは伝統の技法をもとに、西洋に向けて精緻で華美な作品を制作していきました。新旧、和洋といった異質な要素を懸命に融合させた当時の表現は、今日の私たちの目にどのように映るでしょうか。 国立美術館が新たに収蔵した横山大観《迷児》(1902年)[前期展示(3月3日-4月12日)]、橋本雅邦《臨済一喝》(1897年)[後期展示(4月14日-5月10日)]、金森宗七《花鳥文様象耳付大花瓶》(1892年頃)[通期展示]などの名品も展示しています。どうぞお見逃しなく。 3室 花ひらく大正 高村光太郎《手》1918年頃撮影:撮影:大谷一郎 彫刻家で詩人の高村光太郎は、評論「緑色の太陽」において芸術の絶対的な自由を訴え、同時代の芸術家たちに影響を与えました。ひとつ前の部屋に展示された《兎》と、この部屋にある《手》はどちらも彼の作品ですが、見比べてみると非常に対照的です。端正な木彫と、生命感に満ちたブロンズの量塊の対比は、明治から大正への時代の転換を感じさせます。 明治の名残をとどめる南薫造《六月の日》(1912年)にはじまり、萬鉄五郎の挑発的な筆触と色彩、そして浮世絵の伝統を受け継ぎつつ、新しい芸術性を生み出した新版画まで。多彩な展開をみせた大正期の美術の魅力をダイジェストでお届けします。 4室 能楽と歌舞伎 徳力富吉郎《壬生狂言》1933年 室町時代に観阿弥・世阿弥により大成された能楽(能・狂言)と、安土桃山時代に出雲阿国が創始したかぶき踊りから発展した歌舞伎。江戸時代に入ると能楽は武家社会に浸透し、歌舞伎は大衆に好まれました。明治維新後、能楽はパトロンを失い一時衰退しますが、やがて伝統回帰の波に乗り、公家や華族、新興の富裕層らに保護されて、より幅広い層へと広まります。他方、歌舞伎は政府の介入を受けつつも、新しいスタイルの新歌舞伎が生まれるなど、盛り上がりをみせます。このような気運の中、明治中期から大正にかけて、能楽を専門に描く能画家や、歌舞伎の役者絵で人気を博す画家たちが現れます。ここでは、彼らの次の世代に属する月岡玉瀞や鳥居忠雅が、それぞれ昭和初期に描いた能画や役者絵を紹介します。また、近代の日本画家たちも能楽や歌舞伎を主題とした作品を多く手掛けており、芝居好きで知られる鏑木清方の《女歌舞伎》の小下絵を合わせて展示します。 ※この部屋の解説執筆にあたり、正原摂子氏(筑波大学大学院芸術学学位プログラム博士後期課程1年)に学術協力いただきました。 5室 戦間期のコントルポアン イヴ・タンギー《聾者の耳》1938年 この部屋に展示した岡本太郎の作品タイトル「コントルポアン」は、音楽用語で「対位法」を意味します。複数の独立した旋律を重ねて響き合わせる方法です。戦間期、すなわち第一次世界大戦終結から第二次大戦勃発までの1920–30年代には、ヨーロッパを中心に、シュルレアリスムと抽象美術という二つの潮流が時代を動かしていました。それぞれ精神分析学と自然科学の最新動向を汲んで、シュルレアリスムは抑圧された無意識の世界を探求し、抽象美術は現実のより真なる表象の創出に挑みます。「非合理」と「合理」として対置されるこれらの潮流ですが、岡本がどちらにも属さない表現を模索していることが示すように、まさしく互いに響き合う動きが明確に意識されていたからこそ、美術界は新たな芸術が切り拓かれる予感に満ちていました。そして、これら二つの「旋律」は、台頭するファシズムに覆われつつある同時期の政治状況に対する抵抗の歌でもありました。 3階 6-8室 1940s-1960s 昭和のはじめから中ごろまで9室  写真・映像10室 日本画建物を思う部屋(ソル・ルウィット《ウォールドローイング#769》) 6室 1941–1945|戦争/美術 吉原治良《火山》1943年 1937(昭和12)年に日中戦争が始まり、翌38年に国家総動員法が施行されると、国民は戦争への協力を迫られていきます。美術家もまた例外でなく、多くの画家が戦地に派遣されて戦争記録画を制作します。また自由で前衛的な表現への弾圧も行われ、展覧会の禁止や美術団体の解散といった事態に至ります。 この部屋に並ぶ作品は、戦況が厳しさを増していく1941(昭和16)年(真珠湾攻撃)から45年(第二次世界大戦終結)の間に制作されたものです。戦争と美術の直接的な関係を分かりやすく伝えているように見えるのは戦争記録画です。また、それまでのスタイルを揺るぎなく継続させ、戦争の影響がほぼないかに見える作品、戦争への違和を間接的に示しているように見える作品もあります。この時代の表現を戦争か美術か、あるいは戦争協力か戦争反対かという二者択一の図式で整理するのはおそらく適当ではありません。どの作品にも戦争と美術とが含まれており、鑑賞において、その二つの要素を同時に見なければいけないという困難がここにはあります。 7室 今井壽惠と岡上淑子 今井壽惠《「オフェリアその後」より [1]》1960年 (printed 2024) この部屋では、同時代に活動した今井壽惠(1931–2009)と岡上淑子(1928–)の作品世界を中心に紹介します。今井と岡上は、ともに1950年に文化学院へ入学し、今井は美術科、岡上はデザイン科で学びました。在学中に深い交流こそありませんでしたが、いずれも詩人・評論家の瀧口修造に制作の後押しを受けています。また、キャリア初期に当館で作品を発表した点も共通しています。岡上は「抽象と幻想」展(1953年)でコラージュ作品を、今井は「現代写真展 1960年」(1961年)において代表作「オフェリアその後」の連作を出品しました。制作手法こそ異なりますが、二人の作品には、女性の身体が異なる存在へと自由に変容し、入れ替わるといったモチーフに共通する想像力が見られます。その世界観は、戦後という時代の精神を映し出すものでもあります。あわせて本展では、文化学院で学んだ福島秀子、宮脇愛子、そして今井と同時期に写真表現で活躍した奈良原一高の作品を紹介し、同時代の美術の広がりを辿ります。 8室 ツヤツヤピカピカ 上田薫《スプーンに水あめ》1974年 この部屋の手前にある「建物を思う部屋」をご覧いただいたでしょうか。壁を覆う「ウォール・ドローイング」は、作品の発案と制作を分業してそれぞれ別の者が担う、いわゆる「発注芸術」です。特に1960年代、多くのアーティストが芸術の本質を見極めるべく、表現を切り詰める実践に乗り出します。手仕事は必要か? 構造のみを見せるべきでは? 視覚に(だけ)直接働きかけたい、形や物質を純粋化させたい……さまざまなトライアルの末に、工業製品のような素材や質感を持っていたり、光源を取り込んだりする作品が目立って生み出されることとなりました。なお、この部屋のテーマは、当館の屋外に設置してあるイサムノグチ《門》(1969年)、および多田美波《Chiaroscuro》(1979年)ともつながっています。いずれも見過ごされることが多い作品です。お帰りの際にぜひご覧ください。 9室 植田正治 砂丘劇場 植田正治《パパとママと子供たち》1949年  (printed 1993) 植田正治は、故郷である鳥取県境港を拠点に活動し、モダニズムに立脚した作風で国際的にも高い評価を受けた写真家です。1913(大正2)年生まれ、旧制中学時代にカメラを手にした植田は、カメラ店を営むかたわら、1930年代から2000年に亡くなるまで約70年にわたってさまざまな作品を発表しつづけました。 今回展示しているのは、植田の代名詞とも言うべき、自宅近くの砂浜や鳥取砂丘を舞台にした演出写真のシリーズです。その中心となっているのは、1948(昭和23)年から50年にかけての作品。山陰地方特有のやわらかい光と、広々とした砂丘の空間を背景に、独特の画面構成のセンスとユーモラスな感覚が発揮された作風は、「植田調」として知られています。 戦後間もない、社会的現実を見据えたリアリズム写真が隆盛していく時代にあって、戦争で中断された写真制作の再開を率直に喜ぶように、自由な感性で展開されたその作品世界は、当時の日本の写真界にたいして「山陰に植田あり」という新鮮な印象を与えるものでした。 10室(前期:3月3日–4月12日) 春まつり 跡見玉枝《桜花図巻》1934年 毎年恒例となった「美術館の春まつり」。今年は作品をすこし多くして、日本画はこの10室と4階の1室に分けて春にまつわる作品を紹介しています。10室では剣持勇のラタン・スツールや清家清の移動式畳に腰かけて、ゆっくりとお花見をしていただく趣向です。 春まつりの定番となっている菊池芳文の《小雨ふる吉野》はこの部屋で公開しています。画面をよくご覧ください。予想外に雨が本降りだったり、人がいたり、建物があったりと、実物を見て初めてわかる発見に驚かれることでしょう。また、跡見玉枝の《桜花図巻》には、40種類を超える希少な桜が全25図にわたって描かれています。このなかには、当館から千鳥ヶ淵まで歩く道に沿って、次から次へと開花時期を迎える桜たちが含まれているかもしれません。春の一日、絵のなかの桜と、館の外の桜の競演をお楽しみください。 10室(後期:4月14日―5月10日) 春の名残/「稀代の天才」たち 川合玉堂《二日月》1907年 手前のコーナーでは前期にひきつづき、春にまつわる作品を紹介しています。そして奥のガラスケースのコーナーでは、1階で開催中の「下村観山展」にちなみ、観山をとりまく芸術家たちを、いずれ劣らぬ「稀代の天才」(観山展の先行チラシのキャッチコピーより)たちとしてご紹介します。 明治時代の思想家である岡倉天心は、東京美術学校、次いで日本美術院を率いて、観山たちを伝統絵画の刷新へと向かわせました。平櫛田中の《鶴氅》は、岡倉を像主にその威容を表現しています。少年時代の観山に絵画を教えた橋本雅邦は、美校では絵画科主任として、院では先輩として観山の手本となりました。雅邦の《臨済一喝》は4階2室でご覧いただけます。その他、川合玉堂は同じ雅邦に入門した兄弟弟子でしたし、寺崎広業とは美校の教職を同時に辞めて同時に復職した間柄でした。横山大観と菱田春草は苦楽をともにした盟友として知られます。 2階 11–12室 1970s-2010s 昭和の終わりから今日まで 11室 描くことと見えるものの間(あわい)―1990年代以降の絵画表現 辰野登恵子《UNTITLED 94-6》1994年 とりわけ19世紀の写真の登場をもって、「眼前の世界を写実的に再現する」という、それまで揺るぎないものと思われた絵画の在り方、意味は危機に瀕します。そして20世紀後半以降、ポップ・アート、ミニマル・アート、コンセプチュアル・アートといった動向が台頭するたび、幾度となく絵画の衰退を示す「絵画の死」が語られてきました(そしてその直後には必ず「絵画の復権」「絵画への回帰」が語られてきました)。現在、絵画はその形式、その表現をさまざまに変えながらも、絶えることなく存在し続けています。近年、新たに収蔵した関根直子の作品を契機に、当館の豊富な絵画コレクションの中から、描くことと見える世界との間を行き来しながら、「絵画とは何なのか、描く意味とは何なのか」と、絵画を制作する意味を真摯に、愚直に問い続ける画家たちの作品を中心に紹介します。 12室 万物は流転する 大岩オスカール《ガーデニング(マンハッタン)》2002年 「万物は流転する」とは、古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスが提唱した概念です。この世のすべてのものは常に変化し、決して同じ状態にとどまることはないことを意味します。それは仏教の「諸行無常」とも響きあいます。あらゆるものが加速した現代では、ごく当たり前のことに感じられるかもしれませんが、一見すると同じように見えるものであっても、この世界に存在する限り、微細な変化にさらされています。 ここでは、本来は少しずつ動いているはずの天体や樹木、光や都市、海の姿を、芸術作品として結晶化させたような絵画や彫刻、写真を集めました。静止しているはずの作品をじっと眺めていると、わずかな動きが感じられないでしょうか。これらの作品は、静と動、日出と日没、光と闇、生と死といった終わることのないサイクルも思い起こさせるでしょう。さらに言えば、これらの作品そのものも、万物流転の法則と無縁ではありません。 開催概要 東京国立近代美術館所蔵品ギャラリー(4~2階)  2026年3月3日(火)~2026年5月10日(日) 月曜日(ただし3月30日、5月4日は開館) 10:00–17:00(金・土曜は10:00–20:00)  入館は閉館30分前まで 一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 5時から割引(金・土曜) :一般 300円 大学生 150円 高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。 「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。  「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名まで。シルバー会員は本人のみ)  本展の観覧料で入館当日に限り、コレクションによる小企画(ギャラリー4)もご覧いただけます。  東京国立近代美術館

チケット

企画展 チケット購入方法 東京国立近代美術館の窓口では会期中の開館日に限り当日券を販売いたします。前売券の販売はございません。前売券はオンラインチケットと各種プレイガイドで販売いたします。オンラインチケット、各種プレイガイドでのご購入方法は本展公式サイトをご確認ください。 割引対象の方へ キャンパスメンバーズ等をお持ちの方は割引対象物をお持ちのうえご来場いただき、美術館窓口で該当のチケットをご購入ください。 団体観覧について お申込み方法等の詳細は下記ページをご確認ください。 所蔵作品展 いずれも消費税込。 国際博物館の日(5月18日)と文化の日(11月3日)は無料(休館日にあたる場合を除く) 「MOMATコレクション」「コレクションによる小企画」を無料でご鑑賞できる方 ・高校生以下および18歳未満、65歳以上の方・キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員・障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)※入館の際に、学生証、教職員証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 ・「MOMAT PASS」をお持ちの方・「MOMATサポーターズ(友の会)」会員の方・「MOMATメンバーズ(賛助会)」会員の方(同伴1名)・「MOMAT DONORS’ CLUB(MDC)」会員の方・「MOMAT支援サークル」パートナー企業の皆様(同伴1名。シルバーパートナーは本人のみ)※入館の際に、会員証、社員証をご提示ください。 キャッシュレス決済 チケット売り場での観覧券ご購入時には、現金のほか、各種キャッシュレス決済サービスがご利用いただけます。「ぐるっとパス」のご購入は現金のみとなります。 お得な観覧制度 団体観覧 20名以上のご来館は団体料金でご覧いただけます MOMAT PASS MOMATをもっとお得に楽しめる年間パスポート キャンパスメンバーズ 大学・短期大学・高等専門学校等の皆さまへ 友の会(新規申込受付終了) MOMATをもっとお得に楽しみたい方へ

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所蔵作品画像の貸し出し

東京国立近代美術館の所蔵作品の画像を、書籍やメディア等でご使用いただくことができます。東京国立近代美術館は、DNPアートコミュニケーションズを通じて、所蔵作品画像を貸し出しています。問い合わせ先は以下の通りです。 問い合わせ先  (株)DNPアートコミュニケーションズ〒162-8001 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 下記のホームページからお問い合わせ・お申込みください。 電話番号:03-6735-6516(イメージアーカイブ画像受付専用、平日の9時30分~17時30分)ファックス:03-6735-6518(イメージアーカイブ画像受付専用) 下記の条件をご確認の上、申請の手続きを行ってください。 貸出条件 貸出目的以外の用途への使用を禁止いたします。 申請内容によっては、貸出不許可となる場合がございます。 使用は有償になります。また使用した印刷物、成果物等を1部ご提出頂きます。料金は「 DNPイメージアーカイブ画像貸出利用料金表」をご覧ください 使用にあたっては「東京国立近代美術館蔵」と明記して頂きます。 著作権保護期間中の作品はご利用者が自身で著作権者に許諾を得てください。当館が紹介、仲介することはありません。 寄託作品(原田直次郎《騎龍観音》と菱田春草《王昭君》)の画像利用申請、撮影(映像・写真)、映像二次利用(過去に撮影した映像素材の二次利用)の場合 寄託作品や登録美術品の画像利用申請や撮影(映像・写真)、映像二次利用(過去に撮影した映像素材の二次利用)に限り、当館美術課で対応いたします。申請内容によって料金が変わりますので「独立行政法人国立美術館特別観覧規則(PDF)」をご参照ください。1「特別観覧許可願」、2「誓約書」にご記入の上、東京国立近代美術館美術課までメールで申請してください。メールアドレス bijutsuka001@momat.go.jp

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採用情報

国立美術館職員を騙る電話について 詳細は国立美術館のページをご覧ください 東京国立近代美術館 東京国立近代美術館企画課 研究補佐員(教育普及担当)公募(R8.5.14 17時募集締切) 東京国立近代美術館 育児休業代替職員(総務課)公募(R8.4.13 17時募集締切) 東京国立近代美術館総務課 事務補佐員公募(R8.4.13 17時募集締切) 国立工芸館 国立美術館 独立行政法人 国立美術館 職員公募一覧

下村観山展

展覧会概要 日本画家・下村観山は紀伊徳川家に代々仕えた能楽師の家に生まれ、橋本雅邦に学んだのち、東京美術学校に第一期生として入学しました。卒業後は同校で教鞭を執りましたが、校長の岡倉天心とともに辞職、日本美術院の設立に参加しました。 出品作品点数約150件、関東では13年ぶりの開催となる今回の回顧展では、狩野派、やまと絵の筆法を習得して若くから頭角を現した観山が、2年間のイギリス留学を通して世界をまたにかけた幅広い視野を身につけ、画壇を牽引する存在へと成長する軌跡を示します。そこからは、盟友の横山大観、菱田春草らとともに明治という新時代にふさわしい絵画を切り拓こうとした観山のひたむきな姿が浮かび上がってきます。 さらに、日本の古画や中国絵画の研究の成果、本人のルーツでもある能を主題とした絵画制作、時の政財界人とのサロンのようなネットワークにもスポットを当て、様々な角度から観山芸術の魅力に迫ります。これにより、明治から大正へと時代が移り変わる中で絵画のあり方に改めて向き合った観山が、自己表現のための芸術とはまた別の、作品を手に取る個人ひいては社会とともに生きる絵画を追い求めていったことが明らかになるでしょう。 ※会期中、一部の作品の展示替えを行います。 前期展示:3月17日(火)~4月12日(日) 後期展示:①4月14日(火)~5月10日(日)     ②4月14日(火)~4月26日(日)     ③4月28日(火)~5月10日(日)  下村観山(1873 - 1930) 見どころ 1. 誰もが圧倒される“超絶筆技”を味わう 狩野派、大和絵、琳派、中国絵画そして西洋絵画まで、東西の伝統的な絵画表現を徹底的に学び、自由自在に筆を操った観山。今もなお、その繊細な筆技は他の追随を許さないほどです。  2. 観山芸術の意義を再検証-作品の意味を読み解き、成り立ちを探る―  よく見ると和洋折衷の不可思議な表現、ミステリアスなモチーフなど、観山の作品には気になる部分がたくさんあることが分かります。そこには技法の他に、その作品を描くことになった経緯(作品の成り立ち)も関係しています。これらをひとつひとつ解きほぐすことで作品の示す意図を明らかにし、それを通じて観山芸術の意義を再検証します。 3. 大英博物館蔵、英国留学時の観山作品が里帰り 新しい日本の絵画には色彩の研究が必要だと考え、日本画家初の文部省留学生としてイギリスへ留学した観山。現地で親交を深めた小説家で東洋美術研究家のアーサー・モリソンに贈った自作(大英博物館蔵)が里帰り!作品からは、海外経験を通じ観山が考えた「日本画のあり方」をも感じていただけます。  展示風景 撮影:木奥惠三 撮影:木奥惠三 撮影:木奥惠三 撮影:木奥惠三 撮影:木奥惠三 撮影:木奥惠三 撮影:太田信明 撮影:木奥惠三 撮影:太田信明 撮影:木奥惠三 撮影:木奥惠三 撮影:木奥惠三 カタログ 下村観山展 図録 刊行日:2026年3月17日 価格:3,500円(税込)仕様:A4変型頁数:304ページ言語:日本語、一部英語発行:日本経済新聞社 目次 「伝統」の発見と行き先、絵画のあり方―観山芸術再考  中村麗子観山さん、おかえり―生誕地、和歌山から紐解く画家への軌跡  宮本久宣 図版 第1部 画業をたどる――生涯と芸術 第1章 若き日の観山(1873–1902 誕生・上京~修業時代~日本美術院への参加)第2章 西洋を識る(1903–1905 イギリス留学)第3章 飛躍の時代(1906–1913 帰国~日本美術院再興前夜)第4章 画壇の牽引者として(1914–1931 日本美術院再興~死没) 第2部 制作を紐解く――時代と社会 第1章 何をどう描いたか―不易流行第2章 なぜこれを描いたか―日本近代と文化的アイデンティティ第3章 作品の生きる場所、作品がつなぐもの 論考・資料 観山の古画理解―中国絵画を中心に  板倉聖哲下村観山と能  小林健二主要作品解説年譜文献目録 出品目録  開催概要 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー 2026年3月17日(火)~5月10日(日) 月曜日(ただし3月30日、5月4日は開館) 4月19日(日)まで10:00–17:00(金曜・土曜は10:00–20:00)4月21日(火)~5月10日(日) 9:30–17:00(金曜・土曜は9:30–20:00) 入館は閉館の30分前まで 4月21日(火)~5月10日(日)は混雑緩和のため30分開館時間を前倒しいたします。音声ガイド、単眼鏡レンタル、特設ミュージアムショップも9:30からご利用いただけます。 但し、所蔵作品展「MOMATコレクション」、常設ミュージアムショップは10:00より開場 一般  2,000円(1,800円)大学生 1,200円(1,000円)高校生 700円(500円) ( )内は20名以上の団体料金、ならびに前売券料金(販売期間:1月20日~3月16日)。いずれも消費税込み。 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展 「MOMATコレクション」(4-2F)もご覧いただけます。 観覧券は美術館窓口(当日券のみ)と公式チケットサイト(e-tix)で販売いたします。 東京国立近代美術館、日本経済新聞社、テレビ東京、BSテレビ東京 ライブアートブックス 神奈川県立歴史博物館、横浜美術館 国立能楽堂、ビクセン 和歌山県立近代美術館:2026年5月30日(土)~7月20日(月・祝) 

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令和7年度 インターンシップ生のことば

A 学芸・コレクション Aさん 近現代日本美術史に関心がある私にとって、東京国立近代美術館の所蔵作品展は、かならず観にいく展示であり、毎会期興味深く勉強させていただいていました。その裏側を実践的に学びたいとおもい、コレクション部門を志望しました。  インターン活動では、展示替え作業の準備や見学、他館への借用対応や作品点検、収集会議の見学、ぬいぐるみのお泊り会の運営補助など、幅広く参加させていただきました。そのなかで、研究員の細かな工夫や学芸としての考え方などを、間近で学ぶことができました。とくに展示替え期間は、勉強になることが多く、刺激的な時間でした。また、研究員以外にも、美術館のなかで働くさまざまな方々とお話し、そのお仕事を拝見できたことも幸いでした。  この1年間の活動をとおして得た経験や知識を活かして、今後も地道に精進していきたいです。  お忙しいなか、つねに優しく丁寧にご対応いただいた東京国立近代美術館の研究員や職員の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。  A 学芸・コレクション Dさん 一年間、美術課インターンとして活動させていただきました。作品カードの記入や調査補助、コレクション展の会場風景の撮影、SNS投稿の企画補助、収蔵庫内の清掃やキャプション整理など、業務に携わりました。これらの活動を通して、収蔵業務への理解を深めるとともに、日常業務を微力ながら支える経験をすることができました。また、作品の貸出および返却に立ち会い、コンディションチェックの補助に携わらせていただいたことは、特に貴重な経験でした。作品を間近で拝見する機会をいただき、全国の美術館から来館された学芸員の方々とお会いする機会にも恵まれました。こうした交流を通して、美術館の仕事が館同士の協力によって成り立っていること、そして収蔵品を守るだけでなく、積極的に共有することの大切さを強く実感しました。 日常業務に加えて、美術課会議への参加や、複数の展示替え・設営にも立ち会うことができました。その中で、展示の背景にある計画や調整の過程を拝見し、スタッフの方々がそれぞれの専門性を生かしながら、一体となって取り組まれている姿が強く印象に残っています。また、版画素描室での整理や撮影、調査にも携わり、版画作品の研究や収蔵管理について理解を深める機会をいただきました。実作業でも見学でも、インターン期間の毎日は学びの連続でした。最後に、大変お世話になりました職員の皆様に、改めて心より感謝申し上げます。 A 学芸・コレクション Gさん この一年間のインターン活動を通して、私はさまざまな業務や活動に参加、あるいは見学する機会を得て、多くのことを学ぶことができた。例えば、資料の整理、作品のチェックや整理、収蔵庫の掃除、作品修復の見学、作品の貸し出しや返却に関わる作業、展示の搬入、月例会議の見学などである。こうした活動を通して、美術館の運営や仕組みについて、これまでよりも実感をもって理解できるようになったと感じている。  インターン活動の内容の多くは、複雑なものではなく、時には単調に感じられる作業もあった。しかし私にとって、それらの時間はとても癒やされるような感覚でもあった。収蔵庫で作品を整理する際、好きな作品を近い距離で見ることができるのは、いつもわくわくする体験だった。また、作品の撮影に来られた写真家や作品修復を担当されている修復家のお話を聞くこともとても興味深かった。備品倉庫の防虫のために、皆で小さな毒餌のトラップを作ったことも印象に残っている。  日頃お世話になっている美術課の研究員の方々はそれぞれ個性がありながらも、仕事をする姿はとても調和していて、温かい雰囲気があると感じた。私にとってここは、芸術のために人々が集まり、静かな情熱が共有されている温かい場所である。これからどのような仕事に就くかはまだ決まっていないが、この場所で得た温かい記憶を大切にしながら、今後の活動を続けていきたいと思う。  B 学芸・企画展 Nさん 国立の美術館で開催される大規模な展覧会が、どのようにしてつくられ運営されるのかを現場で学びたいと考え、企画展のインターンを志望いたしました。 インターンの活動を始めるにあたって、担当してくださった学芸員の方から「自分がいま行っている作業が、企画展全体の作業の中でどこにあたるのかを考えるとよい」とご指導いただきました。そのうえで展覧会が開催されるまでに、どのような仕事がどのようなスケジュール感で進行していくのかを学びました。企画展に関わる活動では、解説や図録の校正、資料のスキャン、企画や広報のミーティングの見学、展示作業の見学、作品の点検など、さまざまな貴重な経験をしました。特に「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」展に向けて、のぞきケース内に展示する資料の配置を検証する作業が印象深く、地道な作業の積み重ねがひとつの展覧会として結実するのだと肌身で感じました。 ギャラリー4での開催を想定した特集展示を企画するという課題では、企画書と作品リスト、展示図面を作成し、中間発表と最終発表をさせていただきました。企画課の皆さまが細やかにコメントをしてくださり、学術的な意義のみならず、不特定多数の鑑賞者を前提とし、社会的にどのような意味をもつのかなど、多角的な視点を持つことが重要なのだと学びました。私自身の研究についてもご指摘をいただき、大変貴重な機会でした。 企画展以外にも、こどもまっとへの参加、収蔵作品の修復や額装作業、返却作業の見学などさせていただき、美術館での仕事について広く学ばせていただきました。学芸員の方々には、お忙しいなかでも折に触れてお話をしてくださり、温かく真摯に向き合っていただきました。心より御礼申し上げます。 C 美術館教育 Hさん 私は、美術館や博物館の現場を知りたい、また、学芸員の実際の業務について理解を深めたい、という思いを持ち、2025年度教育普及室のインターンシップ生として活動させていただきました。インターンシップでは、ガイドスタッフの育成や子ども向けプログラム、中長期的な中高生プログラムなど、実際の業務にかかわる機会を多数いただきました。 特に印象に残っているのは、こどもまっとの活動です。実際の現場では予算や人員の点で厳しい局面があること、その上で学芸員およびガイドスタッフの方の工夫と熱意のもと成り立っているということを身をもって実感しました。  そして、このインターンシップの全般の経験を通じて、学芸員業務のみならず教育普及の手法についての理解を深めることもできました。知識やプログラム参加者への対応の点でやはり未熟で後から反省することも多かったのですが、そのような中でも多数チャレンジする環境を提供していただき、とてもありがたかったです。今回のインターンシップで得た視点をもとに、今後視野を広げ、残りの大学院生活や社会人生活に活かしていきたいと考えています。  C 美術館教育 Mさん 1年間を通して、所蔵品ガイドの見学や資料整理、ガイドスタッフの例会やフォローアップ研修への参加、スクールプログラムの補助、こどもまっとの運営など、教育普及の現場ならではのさまざまな業務に関わらせていただきました。  その中でも、10月から月1回の頻度で実施された中高生プログラムの補助を継続的に担当しました。回を重ねる中で、参加者の姿勢や発言のあり方に少しずつ変化が見られました。初回では慎重だった参加者が、次第に自分の言葉で作品について語り始め、他者の意見を受け止めながら考えを深めていく様子が印象的でした。そこでは単に知識を得るというよりも、作品と向き合い対話を重ねる中で、自分の感じ方や考えを確かめていく美術館ならではの学びが生まれているように感じました。  今回の経験を通して、私は美術館を「公共的な学習空間」として改めて捉えるようになりました。美術館は学校とは異なり、評価や正解を前提としません。本物の作品の前で立ち止まり、一次資料に向き合いながら考える時間は、情報を受け取る学習とは異なる深い思考を生み出していました。  この一年間、多くのことを学ばせていただきました。ご指導くださった教育普及室の皆様をはじめ、温かく支えてくださった職員の皆様に心より感謝申し上げます。

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インターンシップ

 東京国立近代美術館及び国立工芸館では、美術館の活動と学芸業務に関心を持つ方を対象に、インターンシップの募集を行います。  本インターンシップは、当館の学芸業務を学ぶ機会を提供することで、具体的、実践的な知識や技術を習得し、次世代を担う人材の育成に貢献することを目的としています。  本インターンシップへの参加を希望する方は、以下の募集内容を確認いただき、関係書類を提出してください。意欲のある方からのご応募をお待ちしております。  ※分野ごとの実地研修のほか、全分野のインターンが参加する「全体レクチャー」等、オンラインによる研修を織り交ぜながら行う予定です。 募集案内 令和8年度インターンシップ募集案内(PDF)※本募集は終了しました。 令和8年度インターンシップ・エントリーシート(別紙1)[Word/PDF] インターンシップを終えて 令和7年度 インターンシップ生のことば  令和6年度 インターンシップ生のことば  令和5年度 インターンシップ生のことば 令和4年度 インターンシップ生のことば 令和3年度 インターンシップ生のことば 令和元(2019)年度 インターンシップ生のことば 平成30年度 インターンシップ生のことば 平成29年度 インターンシップ生のことば 平成28年度 インターンシップ生のことば 平成27年度 インターンシップ生のことば 平成26年度 インターンシップ生のことば 平成25年度 インターンシップ生のことば

生誕120周年 長谷川三郎と国立近代美術館

1952年に開館した国立近代美術館(1967年に東京国立近代美術館に改称。以下当館)は、日本で最初の国立美術館として誕生しました。戦後まもなく財政も厳しかったため、新築ではなく東京・京橋の旧日活本社ビルを改装してのスタートでした。国立に「近代」が付けられたのは、同時代の美術と関わり戦後の文化復興をけん引する「動的な美術館」としての役割が期待されたからでした。日本の抽象美術のパイオニアとして知られる長谷川三郎(はせがわ・さぶろう、1906–1957)は、そのような美術館の方針に沿って開催された「抽象と幻想」展(1953)および「日米抽象美術展」(1955)で重要な役割 を果たしています。   これまで長谷川は、「画」と「論」に象徴されるように、画家としてだけでなく、評論家・思想家としての顔を持ち合わせる作家と位置づけられてきました。ここでは、さらにキュレーターとしての側面に注目をします。本年生誕120周年を迎える長谷川の作品と、関係作家の作品からその足跡を辿りつつ、展覧会の仕事、そして、生涯にわたる旺盛な執筆活動の紹介を通して、総合的な芸術家としての実像に迫ります。  本展の開催に当たり、学校法人甲南学園長谷川三郎記念ギャラリーをはじめ、ご協力いただきました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。  長谷川三郎《オルレアン街道の雨》(1930年)  開催概要 東京国立近代美術館所蔵品ギャラリー(2階)  2026年5月26日(火)~9月13日(日)  月曜日(ただし7月20日は開館)、7月21日(火) 10:00–17:00(金曜・土曜は10:00–20:00) 入館は閉館30分前まで 一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 5時から割引(金・土曜) :一般 300円 大学生 150円 高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。 「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。 「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名迄。シルバー会員は本人のみ) 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品「MOMATコレクション」もご覧いただけます。  東京国立近代美術館

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MOMAT DONORS’ CLUB

MOMAT DONORS’ CLUB(略称:MDC)は東京国立近代美術館(竹橋)の活動をご寄附で支えてくださる個人の皆さまのための会員制度です。  当館は、充実した所蔵作品展と魅力的な企画展の開催、学校団体、ファミリー、ビジネスパーソンや外国人のお客様など、多様な層に向けた教育普及事業の実施など、活発で積極的な活動に日々取り組んでおりますが、快適な鑑賞環境の整備や来館者サービスの向上、老朽化するインフラの維持・修繕、作品を適正に保存するための光熱費など、美術館活動にかかる費用は、国からの予算と自助努力だけでは補いきれません。私たちの活動や想いを支え、文化を守り育ててくださる寄附者の皆さまのご支援が必要不可欠です。   1952年の開館当時から守り伝え、発展させてきた、時代の記憶である当館のコレクションを、重ねてきた対話を、たくさんの方の暮らしの彩りを、今を生きる私たちだけでなく、100年、200年先の未来の世代にも確実に届けるために、ぜひMDCを通して当館をご支援いただけますようお願い申し上げます。 会員種別・寄附金額 ダイヤモンド会員:100万円 プラチナ会員:50万円 ゴールド会員:30万円 シルバー会員:10万円 ブロンズ会員:5万円 ※有効期限は会員証の発行日より1年間(入会月の翌年同月末まで)※期間内に退会されても寄附金の払い戻しはいたしかねますのでご了承ください。 入会方法 1. 券売窓口にて 東京国立近代美術館(竹橋)の券売窓口にてお申し込みいただけます。会員証をその場で発行し、当日からご利用いただけます。 2. ウェブサイトから 専用ページからお申し込みいただけます。※決済方法はクレジットカードまたはd払いです。※会員証は郵送いたします。お申し込み完了(決済完了)からお手元に届くまで1週間ほどお時間をいただきます。近日中にご来館予定の方は窓口にてお申し込みください。※会員証の有効期限、または発送日を指定してのお申し込みは承っておりません。※会員証及び返礼等の発送先は日本国内のご住所に限ります。 返礼 ご入会いただいた方には、感謝の気持ちを込めてさまざまな返礼をご用意しております。 ●東京国立近代美術館(竹橋) 所蔵作品展の無料観覧(同伴者1名まで) 企画展の招待券進呈 企画展の特別内覧会(開会式)へのご招待 ミュージアムショップ10%割引(現金でのお支払い時のみ適用・一部対象外商品あり) レストラン「ラー・エ・ミクニ」10%割引(一部対象外商品あり) MDC感謝デーへのご招待 館長との食事会&研究員による所蔵作品展のご案内(ダイヤモンド・プラチナ会員のみ) ご芳名の掲出(ウェブサイト・館内) ●国立工芸館、国立西洋美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館の所蔵作品展・常設展と、国立映画アーカイブの7階展示室の無料観覧(同伴者1名まで) など 会員区分に応じた返礼一覧はこちらから(PDF)ご確認いただけます。 会員御芳名 ゴールド会員 三田 武志 様山野 俊治 様​(他1名) シルバー会員 加藤 浩之 様志波 幹雄 様古瀬 敏 様服部 彰子 様山田 玲司 様福谷 尚久 様津村 健文 様​新角 卓也 様関口 和也 様(他4名)​ ブロンズ会員 直江 智子 様菊地 さつき様​永瀬 祐一 様​寄本 健 様​杉山 裕保 様​中山 敦子 様​中島 淑乃 様​菊地 美帆 様​小出 陸 様​林 可南子 様​須貝 英 様​堀川 佳津美 様 五嶋 滋之 様​島崎 美香 様​坂詰 貴司 様布施 優子 様​菊地 明子 様小代 魁之助 様牛嶋 龍之介 様​川島 和孝 様加納 隼人 様尾崎 英司 様(他17名) 税制の優遇 MDCの会費につきましては、寄附金控除(所得控除)が適用されます。入会の翌月に領収書を発行しお送りしますので、確定申告の際にご利用ください。 お住まいの都道府県・市区町村が、条例で独立行政法人国立美術館を寄附金控除の対象法人として指定している場合、個人住民税額の控除を受けることができます。詳細については各自治体の条例をご確認ください。 ※令和3年度税制改正により、確定申告時に提出する領収書については、押印を要しないとされたことを受け、当館におきましては、令和7年3月1日以降に受領した会費については、領収書への押印を廃止いたします。(参照:国税庁webサイト) お問い合わせ 〒102-8322東京都千代田区北の丸公園3-1東京国立近代美術館 寄付担当TEL:03-3214-2619(直通/土日祝日を除く9:30~17:00)FAX:03-3214-2577

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