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所蔵作品展 MOMATコレクション(2026.9.29–2027.1.11)

開催概要 東京国立近代美術館所蔵品ギャラリー(4~2階) 2026年9月29日(火)~2027年1月11日(月・祝) 月曜日(ただし10月12日、11月23日、1月11日は開館)、10月22日、11月24日、年末年始(12月28日~1月1日) 10:00–17:00(金・土曜は10:00–20:00) 入館は閉館30分前まで 一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 5時から割引(金・土曜) :一般 300円 大学生 150円  高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。 「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。 「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名まで。シルバー会員は本人のみ) 本展の観覧料で入館当日に限り、コレクションを中心とした小企画(ギャラリー4)もご覧いただけます。 東京国立近代美術館

あみ・ど・ぱり 巴里の日本人芸術家たち

開催概要 東京国立近代美術館所蔵品ギャラリー(2階)  2026年9月29日(火)~2027年1月11日(月・祝) 月曜日(ただし10月12日、11月23日、1月11日は開館)、10月22日、11月24日、年末年始(12月28日~1月1日) 10:00–17:00(金・土曜は10:00–20:00) 入館は閉館30分前まで 一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 5時から割引(金・土曜) :一般 300円 大学生 150円 高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。 「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。 「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名まで。シルバー会員は本人のみ) 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品「MOMATコレクション」もご覧いただけます。  東京国立近代美術館

MOMATサマーフェス 2026

ひんやり、のんびり、モダンアート 涼しく過ごす夏のMOMAT 7月から8月にかけて、暑い夏でもアートを楽しみながら涼しい館内でゆっくり過ごしていただけるイベント「MOMATサマーフェス」を開催します。 金曜・土曜の17時以降に所蔵作品展「MOMATコレクション」のみどころをご紹介する「MOMATハイライトツアー」や「研究員ショートレクチャー」など、夏の時期限定のイベントを多数ご用意しました。美術館の前庭にはキッチンカーによるドリンクやフードを販売、ビールやワインなどアルコールドリンクもお楽しみいただけます。 金曜・土曜は20時まで開館し、お得な夜の割引料金で所蔵作品展「MOMATコレクション」をご観覧いただけます。 ひんやり、のんびり、この夏はMOMAT で、いろいろな美術館の過ごし方をお楽しみください。 みどころ 気軽に!MOMATラリー 所蔵作品展「MOMATコレクション」展示作品から、展示担当キュレーターが選んだ14点のオススメ作品を、キュレーターの楽しいコメント付きでご紹介します。オススメ作品の横に掲出されるイベントロゴを目印に、ウォークラリーのような感覚で展示をお楽しみいただけます。 作品解説アプリ「ブルームバーグ・コネクツ」内のデジタルツアーを見ながらの鑑賞もおすすめです。 この夏初披露の、新収蔵品にもご注目を! 三岸好太郎《雲の上を飛ぶ蝶》1934年 萬鉄五郎《裸体美人》1912年、重要文化財 前本彰子《大紅蓮》1986年 所蔵作品展「MOMATコレクション」 2026年5月26日(火)~9月13日(日)※期間中展示替えがあります。「気軽に!MOMATラリー」の展示は7月24日(金)から。 一般500 円、大学生250 円金曜・土曜の17時以降は一般300 円、大学生150 円※高校生以下および18 歳未満、65 歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者は無料。 トーク・レクチャーイベント 「MOMATコレクション」から新収蔵品と特集展示についてのトークイベントを開催します。より多くの方にご参加いただけるよう、すべてのトークイベントに手話通訳が入ります。 ※手話通訳は、公益財団法人 日本テレビ小鳩文化事業団からのご支援をいただいております。 アーティストトーク 新収蔵品作家の前本彰子さんをお迎えし、作品について語っていただきます。 8月9日(日)14:00–15:30 (13:30開場)登壇:前本彰子(美術作家)、横山由季子(当館研究員) ※地下1階講堂、参加無料、申込不要、定員140名 ショートレクチャー 当館研究員が新収蔵品と特集展示についてわかりやすくレクチャーします。 ※いずれも地下1階講堂、参加無料、申込不要、定員140名 「新しいコレクション・漆原英子《Midnight Circus》について」登壇:佐原しおり 「長谷川三郎と国立近代美術館について」登壇:長名大地 「新しいコレクション・河原温《洪水期》について」登壇:桝田倫広 参加型プログラム MOMATサマーフェスをより一層楽しめる参加型のイベントをご用意しました。ぜひご参加ください。 ※いずれも当館ガイドスタッフ(ボランティア)によるガイド。※参加無料(要観覧料)、申込不要 MOMATハイライトツアー 所蔵作品展「MOMATコレクション」のみどころをコンパクトに紹介します。 7月24日(金)、31日(金)、8月7日(金)、14日(金)、21日(金)、28日(金)、9月4日(金)、11日(金) 18:00– /19:00–(各回30分) 8月1日(土)、8日(土)16:00– /17:00–(各回30分) 所蔵品ガイド ガイドスタッフと対話を交えながら、所蔵作品2点をみていきます。 イベント期間中の毎開館日 11:00–(各回30分程度) 参加型プログラムイメージ 撮影:藤川琢史 夏のキッチンカー出店! 気持ちのよい屋外で「おいしい」ひとときを。金曜・土曜の夜間開館時間限定で夏のキッチンカーが登場! レストラン「ラー・エ・ミクニ」によるキッチンカーが前庭に登場。ビールやワインなどのアルコール等ドリンクとフードをご用意、テイクアウト販売します。「MOMATコレクション」展示作品イメージドリンクもお見逃しなく!フードは、2階テラスのテーブルでお召し上がりいただけます。 営業時間:金曜・土曜17:00–20:00(フードは17:30–L.O. 19:00、ドリンクL.O. 19:30) ▼Food鮮魚のカルパッチョ レモンドレッシング ¥900アサリとシラスのジェノベーゼ クリームソースのタリオリーニ¥1,300 ほか ▼Drink☆ 数量限定 雲の上を飛ぶ蝶 ピニャコラーダ ¥800〇スパークリングワイン 白ワイン 赤ワイン 各種¥1080〇キリン ハートランドビール ¥800 ほか フードイメージ 「MOMATサマーフェス」フォトスポット 館内の2階テラス前にはフォトスポットが出現。MOMATサマーフェスの思い出を撮影してお持ち帰りください。 同時開催 企画展関連イベント イベント同時期に開催中の企画展「杉本博司 絶滅写真」でも関連イベントを実施します。 映画「はじまりの記憶 杉本博司」上映会 7月24日(金)、25日(土)17:30–19:00 地下1階講堂※上映会には「杉本博司 絶滅写真」一般観覧チケット&映画上映会セット券の事前購入が必要です。 講演会「何人もの杉本博司」8月8日(土)11:00–12:30 地下1階講堂 講師:増田玲(当館主任研究員)※参加無料、当日整理券配布 金曜・土曜は夜間開館  毎週金曜・土曜は夜20時まで開館します。夕方17時からは、お得な夜の割引料金で所蔵作品展「MOMATコレクション」をご観覧いただけます。お仕事帰りに、お休みの日に、ゆったりとお過ごしください。  撮影:西野正将 開催概要 MOMATサマーフェス 2026 東京国立近代美術館 2026年7月24日(金)~2026年9月13日(日) 月曜日 10:00–17:00(金曜・土曜は20:00まで) いずれも入館は閉館の30分前まで キッチンカー営業時間は金曜・土曜17:00–20:00(フードは17:30–L.O. 19:00、ドリンクL.O. 19:30) 企画展「杉本博司 絶滅写真」(1F 企画展ギャラリー)所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F 所蔵品ギャラリー)コレクションによる小企画「生誕120周年 長谷川三郎と国立近代美術館」(2F ギャラリー4)

Family Day こどもまっと 2026

はじめの一歩はこどもまっとから もっと気軽に、わくわくする美術館 毎年ご好評いただいている「Family Day こどもまっと」を、今年は8日間に開催日を拡大して開催します。子どもが大きな声で笑ったり泣いたりしても、周りを気にせず気兼ねなく美術館を楽しめる、特別なイベント。美術館デビューのお子さまにもぴったりな多様なプログラムをご用意しています。 10月10日(土)~12日(月・祝)は事前予約制(日時指定)です。詳しくはチケット情報をご確認ください。 *チケットは9月8日(火)10:00 発売 ここが安心! 声をあげて泣いても笑ってもOK ベビーカーでの館内移動OK 授乳室・おむつ替えスペース・休憩スペースあり(10月10日~12日は設置場所を増やしています) 館内での写真撮影OK ※会場で撮影ルールをご確認ください 10月10日~12日限定!キッチンカーでドリンクとフードを販売 冨井大裕《roll (27 paper foldings) #6》2009年 子ども向けプログラムがいろいろ! 10月10日(土)~10月12日(月・祝)の3連休には、子どもと一緒にお話ししながら作品を見るプログラムや、探検しながら美術館をまるごと楽しめる体験プログラムなどを開催します。参加の事前予約は不要、追加料金なしで、当日お気軽にご参加いただけます。 芥川(間所)紗織《神話より》1956年 特別企画 “物語を「みる」” 今年は初めて、子どもも大人も楽しめる特別企画 “物語を「みる」”を3階10室にて開催します。物語をテーマにした多彩な作品を、読み解きのヒントとなる楽しい仕掛けや物語のあらすじとともに展示。期間中の平日には、MOMATガイドスタッフ(当館ボランティア)がご来場のみなさまと一緒に本展示を楽しむ活動を行います。 プログラム [10月10日(土)~12日(月・祝)限定] ファミリー向けの対話鑑賞プログラム MOMATコレクション発見隊 当館ガイドスタッフ(ボランティア)と一緒に、作品をよくみて、感じたことやかんがえたことを、お話しします。展示室内での声掛けで始めるので、その場で気軽にご参加ください。 子どもとその保護者の方 10月10日(土)~12日(月・祝)随時(10:00 ~ 12:00/13:00 ~ 16:30)各回 1作品5~10分程度※午前11:45/午後16:15最終回 4~2F所蔵品ギャラリー 子ども向けの美術館体験プログラム MOMATまるごと探検隊 当館スタッフ等がナビゲーターとなって東京国立近代美術館を探検します。展示室だけでなく、美術館をまるごと楽しむ体験プログラムです。本プログラムは、一部屋外での活動を含みます。 子どもとその保護者の方 10月10日(土)~12日(月・祝)10:30~12:00/13:00~16:30各回 20分程度※各時間帯00分と30分頃に出発します※午前11:30/午後16:30受付終了 各回24名 当日に2階の受付でお申込みください 子ども向け絵本の読み聞かせイベント 美術館で絵本をひらこう! 所蔵作品展にて作品展示中の作家、奈良美智さん、佐藤忠良さん、村山知義さんが絵を手がけた絵本の読み聞かせをおこないます。絵本を楽しんだ後は、作品(2階12室、4階1室、5室)もご覧ください。 子どもとその保護者の方 10月10日(土)~12日(月・祝)各日4回 ①11:00 ~ 11:20、②11:30 ~ 11:50、③14:30 ~ 14:50、④15:00 ~ 15:20 先着順3Fエレベーターホールにお集まりください [期間中の平日限定(10月8日(木)、9日(金)、14日(水)、15日(木)、16日(金)] MOMATガイドスタッフによる“物語を「みる」”展示案内 当館ガイドスタッフが、みなさんと一緒に展示を楽しむお手伝いをします。 展示室内で、随時スタッフからの声掛けで開始するので、その場で気軽にご参加いただけます。 子どもとその保護者の方 随時(11:00~14:00)各回 10~30分程度 所蔵品ギャラリー3階10室 子ども向け美術館体験ツール みつけてビンゴ! カードのイラストに描かれたものを探しながら、作品の中に描かれた形や色、展示室でみかけるイスや人など、さまざまなものに目を向け、美術館を楽しんでください。 子どもとその保護者の方 詳細は後日、当イベントページにてお知らせします。 展覧会 藤島武二《匂い》1915年 所蔵作品展「MOMATコレクション」 およそ14,000点を超える所蔵作品から選りすぐりの約200点を、3フロア12の部屋に分けて展示します。19世紀末から現代までの日本美術の歴史を、海外作品も交えながら、毎回多様な切口で紹介しています。※企画展(1階企画展ギャラリー)の開催はありません。 館内設備 授乳室1か所 臨時授乳・おむつ替えスペース3か所 多目的トイレ(おむつ替えスペースあり)3か所 ベビーカー置き場1か所 エレベーター2台 休憩スペース(一部のエリアのみ飲食OK) ※10月10日(土)~12日(月・祝)のみの臨時設備を含みます。※館内ではベビーカーのご利用も可能です。フロア間の移動はエレベーターをご利用ください。 飲食サービス 「ラー・エ・ミクニ」キッチンカー 美術館の前庭でドリンクやフードのテイクアウト販売をおこないます。前庭や休憩スペースでお召し上がりください。 営業日時 10月10日(土)~12日(月・祝) 11:00~15:00 美術館からのお願い 作品の安全のため、美術館マナーへのご協力をお願いいたします。 さわらない 作品のケースも汚さないようご配慮ください ゆっくり歩く 作品や人にぶつからないよう、ゆっくり歩きましょう。未就学児の方は手をつないでご移動ください 柵や線の中には入らない 決められた距離で作品をご覧ください メモは鉛筆で 作品を汚したり傷つけないように。鉛筆は貸し出しもしています アートライブラリのご利用についてこどもまっと開催期間中、アートライブラリは調査・研究を目的とする方のみご利用いただけます。こどもまっとへご来場の方はご利用いただけませんので、あらかじめご了承ください。 写真撮影について 展示室内では写真撮影OKです。ただし、次のルールをお守りください。 動画は撮影できません 撮影禁止マークの作品は撮影できません フラッシュ、三脚、自撮り棒は使用できません チケット情報 予約・販売期間 9月8日(火)10:00~各日の当日9:00まで 「Family Day こどもまっと」10月10日(土)~12日(月・祝)のご入場は事前予約(日時指定)が必要です。専用ページからオンラインでご購入・ご予約ください。 所蔵作品展「MOMATコレクション」のみ。企画展は展示替え期間中のため閉室しています。 障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入場の際に障害者手帳等をご提示ください。 学生と65歳以上の方は、それぞれ入場の際に学生証、年齢がわかる証明書をご提示ください。 10月10日(土)17時以降は「17時から割引」の料金になります。 *チケット発売日までは「準備中」と表示されます チケットのご購入・ご予約について ・無料対象の方、割引、招待券をお持ちの方も予約が必要です。割引対象の方は当日窓口にてチケットをご購入ください。・オンラインチケットは早めに販売終了になる可能性がございます。空きがある場合のみ、窓口で当日チケットを販売いたします。・チケットはご来館日の朝9:00までキャンセルが可能です。・団体でのご予約はお受けできません。 当日のご入場について ・指定した時間枠内であればいつでもご入場いただけます。・各時間枠の開始時刻直後は混雑が予想され、入場をお待ちいただく場合があります。開始時刻から少し遅れてのご来館をおすすめいたします。・滞在時間の制限はありません。当日に限り再入場が可能です。 「Family Day こどもまっと」は、子ども達が芸術に触れる機会の拡大を目指す国立美術館全体の取り組みである「Connecting Children with Museums」のひとつで、Adobe Foundationのご支援のもと実施されています。「Connecting Children with Museums」のその他の取り組みについては、こちらからご覧いただけます。 Supported by:

MOMAT秋びより

東京国立近代美術館で楽しむ、芸術の秋 芸術の秋は、東京国立近代美術館で豊かな鑑賞体験を。友人と楽しい時間を過ごしたい方も、家族で思い出をつくりたい方も、お一人でゆっくりアートに触れたい方も大歓迎。見る・聴く・体験する多彩なプログラムを通じて、どなたでも芸術の魅力を楽しめます。心地よい秋のひとときに、新しい発見と感動に出会ってみませんか。 秋のプレミアムコレクション 重要文化財、鏑木清方《築地明石町》《新富町》《浜町河岸》の3点が、所蔵作品展では7年ぶりに登場します。菱田春草《秋木立》や東山魁夷《冬華》など、芸術の秋にふさわしい当館を代表する名品の数々をお楽しみください。 鏑木清方《浜町河岸》1930年、重要文化財[前期展示]🄫Kiyoo Nemoto 2026 /JAA2600126 鏑木清方《築地明石町》1927年、重要文化財[前期展示]🄫Kiyoo Nemoto 2026 /JAA2600126 鏑木清方《新富町》1930年、重要文化財[前期展示]🄫Kiyoo Nemoto 2026 /JAA2600126 菱田春草《秋木立》1909年[前期展示] -『婦人画報』特別コラボレーション企画- 今期の「MOMATコレクション」では、『婦人画報』11月号との特別コラボレーション企画を実施。「日本近代美術入門 “MOMAT”へようこそ!」と題して約40ページにわたり当館が特集されます。当館コレクションを代表する日本近代美術の名品紹介のほか、「MOMATコレクション」を支えるキュレーター紹介、コレクションを中心とした小企画「あみ・ど・ぱり 巴里の日本人芸術家たち」が出来るまでを追う企画など、「MOMATコレクション」の魅力をひもとく総集編ともいえる充実の内容です。「夢のハイライトルーム」企画では、高円宮妃久子殿下や、杉本博司氏をはじめとする『婦人画報』でおなじみの著名人9名が当館コレクションの名品から1点ずつセレクト。4階1室ハイライトに作品が展示されます。誌面で読んだ作品を目の前で鑑賞いただける贅沢で貴重な機会をお見逃しなく!【参加者(高円宮妃久子殿下を除く以下50音順/敬称略)】高円宮妃久子殿下、小野正嗣、坂本美雨、庄司浩平、杉本博司、中谷美紀、橋本麻里、李禹煥、和田彩花 所蔵作品展「MOMATコレクション」コレクションを中心とした小企画「あみ・ど・ぱり 巴里の日本人芸術家たち」 2026年9月29日(火)~2027年1月11日(月・祝)※期間中展示替えがあります。「MOMAT秋びより」および鏑木清方《築地明石町》《新富町》《浜町河岸》の展示は2026年11月15日(日)まで。 一般500 円、大学生250 円金曜・土曜の17時以降は一般300 円、大学生150 円※高校生以下および18 歳未満、65 歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者は無料。 Family Day こどもまっと [10月8日(木)~10月16日(金)限定] 子どもが大きな声で笑ったり泣いたりしても、周りを気にせず気兼ねなく美術館を楽しめる毎年好評の特別なイベントを、今年は8日間に拡大して開催! 今年は初めて、子どもも大人も楽しめる特別企画“物語を「みる」”を3階10室にて開催します。物語をテーマにした多彩な作品を、読み解きのヒントとなる楽しい仕掛けや物語のあらすじとともに展示。期間中の平日には、MOMATガイドスタッフ(当館ボランティア)がご来場のみなさまと一緒に本展示を楽しむ活動を行います。 とくに、10月10日(土)~12日(月・祝)の3連休には、美術館デビューのお子さまにもぴったりな参加型プログラムをご用意します。授乳室、おむつ替えスペースなどの設備や休憩スペースを拡充し、美術館の前庭にはレストラン「ラー・エ・ミクニ」キッチンカーの出店やレジャーシートの貸出など、快適に過ごせる環境を整備します。 アーティスト・トーク 当館の人気作品のひとつ、《Harmless Kitty》の作者である奈良美智さんをお迎えするアーティスト・トークを開催します。 10月9日(金)17:00–18:30 (16:30開場)登壇:奈良美智(美術作家) ※地下1階講堂、参加無料、事前予約制、定員140名 ※予約方法などの詳細は後日、当イベントページにてお知らせします。 奈良美智《Harmless Kitty》1994年 🄫Yoshitomo Nara 所蔵品ガイド ガイドスタッフと対話を交えながら、所蔵作品2点をじっくりみていきます。 期間中の木・金・土曜日 11:00~(各回30分程度) ※参加無料(要観覧料)、申込不要 美味しい秋のキッチンカー出店! 10月23日(金)からは、美術館の前庭にレストラン「ラー・エ・ミクニ」のキッチンカーが登場! 企画展「竹久夢二 時代を創る表現者」とコラボした、大正時代を思わせるクリームソーダやクリームあんサンドなどのメニューをお楽しみいただけます。 営業時間:10月23日(金)~2027年1月11日(月・祝) 11:00~15:00 ※画像はイメージです 関連イベント 「MOMAT秋びより」は東京国際文化芸術祭のパートナープログラムに参加しています。 千代田区観光協会主催「ごゆるりよりみちデジタルスタンプラリー」第1期(8/18~10/18)開催エリアに当館も参加しています。千代田区観光協会観光大使リラックマの就任5周年を祝う、特別なアニバーサリーイベント。5カ所のスタンプを集めた方には、千代田区観光案内所にて、5周年記念限定ステッカーをプレゼントします。 開催概要 MOMAT秋びより 東京国立近代美術館 2026年9月29日(火)~11月15日(日) 月曜日(ただし10月12日は開館)、10月13日、10月22日 10:00–17:00(金曜・土曜は20:00まで) ※いずれも入館は閉館の30分前まで 企画展「竹久夢二 時代を創る表現者」(1F 企画展ギャラリー)所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F 所蔵品ギャラリー)コレクションを中心とした小企画「あみ・ど・ぱり―パリの日本人芸術家たち」(2F ギャラリー4)

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企業・法人

企業・法人向け対話鑑賞プログラム 本プログラムは、参加者それぞれの感覚と思考を組み合わせながら「美術作品の意味・内容を読み解くこと」を目指します。作品に取り上げられたテーマ、色や造形などを手掛かりに、多様な見方を引き出し、対話を重ねます。アーティストが制作した作品を通じて、解のない問いを検討し、普段使わずにいる思考回路を活性化する体験をしてみませんか。社員研修の一環としてはもちろん、新たなプロジェクトのキックオフ企画として、またはオフサイトでのイベントなど、様々な場面でご活用ください。 本プログラムにおける 対話鑑賞 とは 少人数のグループで、1つの作品に20分ほどかける対話鑑賞を3作品程度行います。ファシリテーターの進行のもと、時間をかけてじっくり観察し、見えたもの・感じたことを言葉にすること、他者の発言からも新たな視点や気づきを得ることを積み重ねていきます。必要に応じてファシリテーターが作品の背景などについても紹介します。ファシリテーターと参加者が、対話を通じて気づきや新たな発想を共有し、目の前の作品についてともに探究していきます。本プログラムに参加する前と後では、作品の捉え方が変わることでしょう。 写真:企業・法人向け対話鑑賞プログラムの様子(ピジョン株式会社 2024年3月実施) プログラム実施概要 本プログラムは、所蔵作品展「MOMATコレクション」の開催期間中に、所蔵品ギャラリーを貸し切って実施いたします。プログラムの所要時間や構成は、お申込み頂いた企業・法人様のご希望やプログラムの実施目的等に合わせて一部カスタマイズが可能です。 所要時間約2.5時間プログラム構成例1. イントロダクション2. 対話鑑賞(3作品程度)3. 振り返りレクチャー4. 所蔵作品展「MOMATコレクション」の自由観覧会場東京国立近代美術館 所蔵品ギャラリーアクセス定員本プログラムでは、グループに分かれて対話鑑賞を実施します(5~6名 / グループ)最少人数:5名※ 最大36名(6名×6グループ)の同時進行が可能料金40万円~(参加者数、実施日程等により変動) ※一例:約61万円(税別、4グループ、閉館後実施) 応募申込 2026年10月~12月のプログラム実施につきましては、申込期間が終了しました。​ 次回の実施期間・お申込みについては、後日ご案内させていただきます。情報の更新をお待ちください。​ 参加者の声 Q. (対話鑑賞プログラムで体験したことを)どのような場面で活かせると感じましたか? ブレーンストーミングの時の心理的安全性の確保(40代男性/IT系) 社内コミュニケーション時において「多様性を受け入れる」こと(40代男性/IT系) あらゆる角度から物事を見ること、対話しながら業務を進めていくこと(40代女性/事務・管理系) 同じものを見ても、とらえ方が人それぞれだと実感したので、意見交換の場に活かせるかもと思いました。(50代女性/技術・研究系) 他人の意見を否定せず聞き、その意見から別の発想をすることができるのではないかと思います(40代男性/事務・管理系) 社内のメンバーとの相互理解やチームビルディングに活用できると感じた(30代男性/企画系) 自分はなぜそう感じたのかを論理的思考でみんなに説明しました。この力はビジネスの会議現場で活かせると感じました(20代男性/事務・管理系) 細かい部分の観察力と、それを全体との関係の中で位置づけていくという部分が活かせると思いました(20代男性/内定者) 正解のわからない課題(顧客の困りごと)や施策案を検討する際に活用できそうです(40代男性/IT系) Q. ご意見・ご感想など 参加者の視点がそれぞれ違っていて、とても興味深く参加できました(40代男性/IT系) じっくりひとつの絵画をみる機会がないので楽しかったです(40代女性/事務・管理系) 構えず自由な発想で意見交換出来る雰囲気が良かった。とにかく楽しかった。中々美術館などに足を運ぶ機会がないのでそんな時間がやはり必要(50代男性/営業系) 凡例:コメント(年代性別/職種) お問合せ 本プログラムについてのご質問は、下記お問合わせ先までお願いいたします。東京国立近代美術館 総務課(企業・法人向けプログラム受付窓口) Mail: dim@momat.go.jp※「企業・法人向けプログラム」以外のお問合わせにつきましては、お返事・お答えできかねますので、ご了承ください。​

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小山松隆

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MOMAT DONORS’ CLUB

MOMAT DONORS’ CLUB(略称:MDC)は東京国立近代美術館(竹橋)の活動をご寄附で支えてくださる個人の皆さまのための会員制度です。  当館は、充実した所蔵作品展と魅力的な企画展の開催、学校団体、ファミリー、ビジネスパーソンや外国人のお客様など、多様な層に向けた教育普及事業の実施など、活発で積極的な活動に日々取り組んでおりますが、快適な鑑賞環境の整備や来館者サービスの向上、老朽化するインフラの維持・修繕、作品を適正に保存するための光熱費など、美術館活動にかかる費用は、国からの予算と自助努力だけでは補いきれません。私たちの活動や想いを支え、文化を守り育ててくださる寄附者の皆さまのご支援が必要不可欠です。   1952年の開館当時から守り伝え、発展させてきた、時代の記憶である当館のコレクションを、重ねてきた対話を、たくさんの方の暮らしの彩りを、今を生きる私たちだけでなく、100年、200年先の未来の世代にも確実に届けるために、ぜひMDCを通して当館をご支援いただけますようお願い申し上げます。 会員種別・寄附金額 ダイヤモンド会員:100万円 プラチナ会員:50万円 ゴールド会員:30万円 シルバー会員:10万円 ブロンズ会員:5万円 ※有効期限は会員証の発行日より1年間(入会月の翌年同月末まで)※期間内に退会されても寄附金の払い戻しはいたしかねますのでご了承ください。 入会方法 1. 券売窓口にて 東京国立近代美術館(竹橋)の券売窓口にてお申し込みいただけます。会員証をその場で発行し、当日からご利用いただけます。 2. ウェブサイトから 専用ページからお申し込みいただけます。※決済方法はクレジットカードまたはd払いです。※会員証は郵送いたします。お申し込み完了(決済完了)からお手元に届くまで1週間ほどお時間をいただきます。近日中にご来館予定の方は窓口にてお申し込みください。※会員証の有効期限、または発送日を指定してのお申し込みは承っておりません。※会員証及び返礼等の発送先は日本国内のご住所に限ります。 返礼 ご入会いただいた方には、感謝の気持ちを込めてさまざまな返礼をご用意しております。 ●東京国立近代美術館(竹橋) 所蔵作品展の無料観覧(同伴者1名まで) 企画展の招待券進呈 企画展の特別内覧会(開会式)へのご招待 ミュージアムショップ10%割引(現金でのお支払い時のみ適用・一部対象外商品あり) レストラン「ラー・エ・ミクニ」10%割引(一部対象外商品あり) MDC感謝デーへのご招待 館長との食事会&研究員による所蔵作品展のご案内(ダイヤモンド・プラチナ会員のみ) ご芳名の掲出(ウェブサイト・館内) ●国立工芸館、国立西洋美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館の所蔵作品展・常設展と、国立映画アーカイブの7階展示室の無料観覧(同伴者1名まで) など 会員区分に応じた返礼一覧はこちらから(PDF)ご確認いただけます。 会員御芳名 ダイヤモンド会員 1名 プラチナ会員 山本 俊祐 様 ゴールド会員 三田 武志 様山野 俊治 様​(他1名) シルバー会員 加藤 浩之 様志波 幹雄 様古瀬 敏 様服部 彰子 様山田 玲司 様福谷 尚久 様津村 健文 様​新角 卓也 様関口 和也 様木越 純 様堀内 豊太郎 様伊藤 正人 様安永 幸宗 様(他7名)​ ブロンズ会員 直江 智子 様菊地 さつき様​永瀬 祐一 様​寄本 健 様​杉山 裕保 様​中山 敦子 様​中島 淑乃 様​菊地 美帆 様​小出 陸 様​林 可南子 様​須貝 英 様​堀川 佳津美 様 五嶋 滋之 様​島崎 美香 様​坂詰 貴司 様布施 優子 様​菊地 明子 様小代 魁之助 様牛嶋 龍之介 様​川島 和孝 様加納 隼人 様尾崎 英司 様土肥 松男 様諸隈 紅花 様(他23名) 税制の優遇 MDCの会費につきましては、寄附金控除(所得控除)が適用されます。入会の翌月に領収書を発行しお送りしますので、確定申告の際にご利用ください。 お住まいの都道府県・市区町村が、条例で独立行政法人国立美術館を寄附金控除の対象法人として指定している場合、個人住民税額の控除を受けることができます。詳細については各自治体の条例をご確認ください。 ※令和3年度税制改正により、確定申告時に提出する領収書については、押印を要しないとされたことを受け、当館におきましては、令和7年3月1日以降に受領した会費については、領収書への押印を廃止いたします。(参照:国税庁webサイト) お問い合わせ 〒102-8322東京都千代田区北の丸公園3-1東京国立近代美術館 寄付担当TEL:03-3214-2619(直通/土日祝日を除く9:30~17:00)FAX:03-3214-2577

榎倉康二の温度

事物が、光の中にさらされて、空間に接触している冷たい何も語らない世界を、真に握ることができる瞬間があるとしたら、それは、一種の予感のようなものが、自己の肉体をえぐる時なのではないだろうか1。 榎倉康二 1970年代に世界的に興隆したコンセプチュアル・アートには、いささかクールな印象を抱かせるものが多い。日本国内に限って目を向けても、いわゆる「もの派」の作品のみならず、理知的な彫刻や科学的な操作をともなう実験的写真、さらには記号学者のように言語を分析する作品など枚挙に暇がない。その意味で、榎倉康二が述べる「冷たい何も語らない世界」という表現は、この時代の空気を象徴する合言葉であったといえるかもしれない。 にもかかわらず、「没後30年 榎倉康二」展が示唆するのは、榎倉がいかに温かさを追求していたかであるように思われた。冒頭の引用からうかがえるように、彼の関心はその実、冷たい世界を「握る」瞬間、あるいはその予感が「自己の肉体」をえぐることに向けられていたのだ。展示室の入口に置かれたパンフレットを手に取ると、表紙のざらつきに気づかされる。手と紙のあいだに生じる摩擦その感覚こそが、この小さな回顧展の核心を象徴している。すなわち、触覚や接触によって感じとられる温度である。 図1 会場風景|左壁面:榎倉康二《二つのしみ》1972年、東京国立近代美術館蔵|撮影:柳場大 展覧会は、初期のインスタレーションに始まり、代表作であるフェルトにオイルの染みを残した《二つのしみ》(1972年)へと続く。さらに榎倉自身の写真作品に加え、彼に写真作品をつくるうえで影響を与えた中平卓馬の写真も紹介されている。政治的にも感情的にも「ホット」とも言える中平との併置は画期的である。中平の荒々しい白黒写真と、榎倉の静謐な写真とを見比べると、一見すると水と油のように思える。しかし榎倉もまた中平が好んで撮影した、水に濡れた路面を撮っていることに気づくべきだろう。《P.W.-No 50 予兆—床・水》(1974年)では水の輪郭がくっきりと捉えられ、《P.W.-No 51 予兆—床・手》(1974年)では人間の手が床の上にある。 図2 会場風景|奥壁面:榎倉康二の写真作品、手前ケース右側:中平卓馬の写真資料、東京国立近代美術館蔵|撮影:柳場大 冷静で抑制された印象を与える写真群だが、今回展示されている榎倉の映像作品によって、それらは異なる意味を帯びる。1979年に制作された《干渉率 C-1》と《干渉率 C-2》では、榎倉の身体への関心がみてとれる。《干渉率 C-1》は《P.W.-No 51 予兆—床・手》に連なる作品であろう。画面のなかで手は床の上を浮遊している。その自然な震えによって、手が床に触れるか触れないかの、ぎりぎりの距離を保ち続ける。被写界深度の浅い映像であるため前景も背景もぼやけ、手と床だけが11分間にわたって映し出されている。《干渉率 C-2》では、今度は手が腹部の上を浮遊し、同様の動きを繰り返す。だが、その手と腹が同一人物のものかどうかは判然としない。 コンセプチュアル・アートは政治的にも「クール」として考えられるのだが、いかに攻撃性がなくても非政治的な美術作品はありえない。同じように、世界を抜きにして身体について考えることはできない。そして、世界と身体の関係性のうちには自己と他者の関係性も潜在し、ゆえに身体をめぐる作品は必然的に何らかの政治性を内包している。榎倉の作品に感じられるわずかな温かさはこのような政治性を持っているのではないか。 図3 会場風景|奥壁面:白井美穂《Waterfall (Why Are You Afraid of Black and White?)》1993年、左:豊嶋康子《定規》1996年、東京国立近代美術館蔵|撮影:柳場大 その潜在的な政治性を顕在化させたのが、彼のもとで学んだ白井美穂と豊嶋康子の作品である。白井の《Waterfall (Why Are You Afraid of Black and White?)》(1993年)はバーネット・ニューマンの抽象絵画に言及しつつ、黒と白の人工毛髪を素材として用いることで、社会が規定する美しさの基準を問い直しているように見える。一方、豊嶋の《定規》(1996年)シリーズは、規則の道具を歪ませる。ねじくれたプラスチック製の定規は、距離や角度を正確に測るという機能を失っている。《安全ピン》(1996年)においては、白井にも見えるジェンダーとの関係を明らかに表しているのだ。この作品は家事労働を代表する安全ピンそのものを、歪んだ形で見せる。歪めるために、豊嶋はオーブントースターで定規を直接加熱した。彼女は、かつて榎倉が語った「冷たい何も語らない世界」に対して物理的に熱を加えているともいえる。このように、「没後30年 榎倉康二」は様々な形で温かさの系譜に触れる感覚を与えてくれたのだ。 註 1 榎倉康二「干渉」『季刊美術雑誌 象』創刊号、1979年7月

「密室」からの眼差し——1950年代半ばにおける河原温の実践をめぐって

河原温が日本で活動した1950年代の実践としては〈浴室〉(1953–54年)ならびに〈物置小屋の中の出来事〉(1954年)と題された鉛筆画による連作がよく知られ、それらは「密室の絵画」という常套句を伴い、敗戦直後の閉塞的な精神状況を反映するものとしてしばしば評されてきた。他方、両連作の発表後河原が日本を離れた1959年までの期間における取り組みについては言及されることが少ない。本稿では「MOMATコレクション」7室に展示された油彩画の《洪水期》(1955年)[図1]を起点として、河原による同時期の活動がいかなるものであったか、特にその動機に着目しながら検討してみたい。 図1 河原温《洪水期》1955年、東京国立近代美術館蔵|© One Million Years Foundation 瓦屋根や支柱を思わせる形体が折り重なり、その表面を蟻のような生物が這い回る——《洪水期》に見られるこうした具象的かつ無機質なモティーフや、あるいは描かれた空間と対応するように歪んだ変形画面などの造形要素は、前述の素描連作において河原が追求してきた表現を油彩画へと応用したものであった。同時に、画面の奥に覗く青色は蒼天と奈落を想起させ、そこには無限遠へ延びる空間の表象という、以後1957年までに制作された複数の作品に共通する特徴を認めることもできよう。同室に展示された《孕んだ女》(1954年)や鉛筆画[図2]と比べればわかるように、1950年代半ばにあって河原の制作には転機が訪れていたのである。 図2 会場風景|左:河原温《孕んだ女》、中央:河原温〈物置小屋の中の出来事〉、いずれも1954年、東京国立近代美術館蔵|撮影:柳場大 また、画題の示す通り、《洪水期》は実際に九州地方で発生した水害に取材して描かれたということが明かされている1。したがって、主題の面においても同じく、この時期を境に河原の実践は変容していたと考えられよう。社会運動の現場を記録した同時代のルポルタージュ絵画ほど直接的ではないにせよ、浴室や物置小屋といった匿名的な舞台に閉じ籠ることなく、当時の河原は社会的な視座に立ち、眼前の現実と対峙しながらより具体的に制作を展開しようとしていたのではないだろうか。 ところで、この1955年に河原はまったく新しい取り組みを始めてもいた。活動の拠点である東京ばかりでなく、国内各地で作品発表の機会を持つようになったのである。まず同年7月には大分県大分市のキムラヤ喫茶部で個展を開催し、当時の新聞記事によれば、会場では主に先述したふたつの連作から「デッサン十八点」が展示された2。続いて8月に福島県磐城市(現いわき市)の小名浜公民館、11月初旬には福岡県小倉市(現北九州市)の北九州日米文化センター、同月中旬にはふたたびキムラヤ喫茶部をそれぞれ会場として、河原は「制作者懇談会」のメンバーであった池田龍雄や石井茂雄らとともにグループ展を開いてもいる。彼らは当初より「展覧会が東京でばかり開かれる傾向を打ち破つて、地方の方々との密接なつながりを得たいと思います」と表明しており、地理的制約を超えた新たな観客への接近、前衛芸術と大衆の媒介という目的を共有していたのである3。その後2年間にわたって断続した各地方での展覧会に欠かさず参加していることから、河原もまた、やはり自身の作品と社会との関係について意識的であったことが推察できよう。 さて、河原は1956年以降、自作の画集や漫画、出版物の挿画など、印刷による複製を前提とした種々の試行を繰り返しており、それらはオフセット印刷を用いたシリーズ〈印刷絵画〉(1958–59年)に結実することとなる。一連の取り組みを通じて掲げられたのも、マスメディアが台頭する時代において絵画の社会的な機能を回復すること、すなわち印刷技術を活用してより多くの鑑賞者へ伝達可能な発表形式を模索するという課題であった4。つまり、こうした1950年代末の取り組みに至るまで、河原は制作を通じて現実を捉えようとし、芸術が社会に対していかなる役割を果たすべきかという問題意識を抱き続けていたのである。 《洪水期》が制作された1950年代半ばの実践は、河原温にとってこうした様々な取り組みの端緒に位置付けうるものであった。その眼差しはもはや「密室」の内部に留まらず、自身を取り巻く社会的な状況へと向けられていたのである。 註 横山正「新しい視の枠組を求めて:1950年代の河原温」『On Kawara 1952–1956 Tokyo』パルコ出版、1991年、31頁。 「短信」『毎日新聞(大分版)』朝刊、1955年7月17日、8面。「文化消息」『大分合同新聞』朝刊、1955年7月28日、4面。 『制作者懇談会画家会員展に寄せて:作家の言葉』1955年、頁付なし。なお、制作者懇談会の活動については従来曖昧な部分も多かったが、次の論考で各展覧会の情報が詳らかにされている。小倉達郎「ドサ回り、リアリズム:制作者懇談会絵画部の活動に関する基本的情報の検証と考察」『Subject’23:多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程芸術学専攻研究誌』2024年、38–47頁。 河原温「『原画一点』への疑問」『美術手帖』第140号(1958年4月)、24–25頁。同時期の諸実践については次の各論考を参照。成相肇「俗悪の栄え:漫画と美術の微妙な関係」『実験場:1950s』東京国立近代美術館、2012年、176–187頁。桝田倫広「『印刷絵画』再考のための言説整理」『引込線:美術作家と批評家による第5回自主企画展』櫻井拓編、引込線実行委員会、2015年、395–407頁。小倉達郎「河原温による『印刷絵画』の取り組み:基本的情報の整理とその意義についての考察」『Subject:多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程芸術学専攻研究誌』2023年、28–35頁。

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