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入札公告

電子入札システムの導入について 独立行政法人国立美術館では令和5年1月から電子入札システムを導入しました。詳細につきましては、下記リンクの国立美術館ウェブサイト入札公告ページからご覧ください。 一般競争入札 「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」展会場設営業務等 一式 東京国立近代美術館加湿器更新等工事 企画競争入札 東京国立近代美術館飲料用自動販売機の設置運営業務 入札結果 オープンカウンター方式による見積合わせの結果公表について 公募 現在、『公募』はございません。 オープンカウンター方式による見積り合わせに関する公示 現在、『オープンカウンター方式による見積り合わせに関する公示』はございません。

没後30年 榎倉康二

展覧会について 1960年代末から70年代にかけて、日本の戦後美術は大きな転換期を迎えました。当時の若い作家たちは絵画や彫刻といった旧来の美術表現から離れ、人間の知覚や、存在の成り立ちを根底から問い直すようになります。榎倉康二はこのような潮流を代表する作家であり、しばしば「もの派」と呼ばれる美術動向のなかに位置付けられます。  彼が生涯に残した作品はインスタレーション、写真、版画、絵画など多岐にわたりますが、浸透や接触といった物理的現象を契機に呼び覚まされる身体感覚は、この世界に存在する私たちの肉体そのものへと意識を向けさせます。「パリ青年ビエンナーレ」「ヴェネチア・ビエンナーレ」など重要な国際展に参加し、第一線で活躍したほか、東京藝術大学で教鞭を執り、後続する世代の作家にも大きな影響を与えました。榎倉に師事した白井美穂、豊嶋康子の新収蔵作品とともに、その活動の展開と広がりを辿ります。 榎倉康二《干渉(STORY-No.18)》1991年撮影:大谷一郎 開催概要 東京国立近代美術館2Fギャラリー4 2025年11月5日(水)~ 2026年2月8日(日)  月曜日(ただし11月24日、1月12日は開館)、11月25日、12月28日~1月1日、1月13日 10:00–17:00(金曜・土曜は10:00–20:00)入館は閉館30分前まで 一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 5時から割引(金・土曜) :一般 300円 大学生 150円 高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。 「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。 「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名迄。シルバー会員は本人のみ) 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」もご覧いただけます。  東京国立近代美術館

所蔵作品展 MOMATコレクション(2025.11.5–2026.2.8) 

2025年11月5日-2026年2月8日の所蔵作品展のみどころ 奈良美智《Harmless Kitty》1994年© Yoshitomo Nara MOMATコレクションにようこそ!  当館コレクション展の特徴をご紹介します。まずはその規模。1952年の開館以来の活動を通じて収集してきたおよそ14,000点の所蔵作品から、会期ごとに約200点を展示する国内最大級のコレクション展です。そして、それぞれ小さなテーマが立てられた全12室のつながりによって、19世紀末から今日に至る日本の近現代美術の流れをたどることができる国内随一の展示です。 今期のみどころ紹介です。長らく国外への貸出が続いていた奈良美智《Harmless Kitty》(1994年)が、約2年ぶりにMOMATコレクションに帰ってきました。4階ハイライト・コーナーでご覧いただけます。3階9室では写真家の細江英公の初期代表作「薔薇刑」を展示します。2024年に逝去された細江の追悼と、被写体となった小説家三島由紀夫の生誕100年記念(2025年)を兼ねての紹介です。 今期も、新収蔵作品が多く展示されています(作品横に貼られた「新収蔵作品」マークが目印です)。長く館を代表してきた顔ぶれにフレッシュな新星と、盛りだくさんのMOMATコレクションをお楽しみください。  今会期に展示される重要文化財指定作品 今会期に展示される重要文化財指定作品は以下の通りです。 1室 原田直次郎《騎龍観音》1890年、寄託作品、護国寺蔵 2室 和田三造《南風》1907年 2室 萬鉄五郎《裸体美人》1912年 10室 鏑木清方《三遊亭円朝像》1930年(展示期間:2025年11月5日~12月21日) 原田直次郎《騎龍観音》1890年、寄託作品、護国寺蔵 和田三造《南風》1907年 萬鉄五郎《裸体美人》1912年 鏑木清方《三遊亭円朝像》1930年 展覧会について 4階 1-5室 1880s-1940s 明治の中ごろから昭和のはじめまで 「眺めのよい部屋」 美術館の最上階に位置する休憩スペースには、椅子デザインの名品にかぞえられるベルトイア・チェアを設置しています。明るい窓辺で、ぜひゆったりとおくつろぎください。大きな窓からは、皇居の緑や丸の内のビル群のパノラマ・ビューをお楽しみいただけます。 「情報コーナー」 導入部にある情報コーナーには、MOMATの歴史を振り返る年表と関連資料を展示しています。関連資料も随時展示替えしておりますのでお見逃しなく。作品貸出中の他館の展覧会のお知らせや、所蔵作品検索システムも提供しています。 1室 ハイライト 奈良美智《Harmless Kitty》1994年© Yoshitomo Nara 3000㎡に200点近くが並ぶ、所蔵作品展「MOMATコレクション」。「ハイライト」では近現代美術を代表する作品を揃え、当館のコレクションの魅力をぎゅっと凝縮してご紹介しています。 今期は新収蔵作品にご注目ください。日本画のコーナーでは前期(12月21日まで展示)に甲斐庄楠音《白百合と女》(1920年)が登場。1910-20年代の若手日本画家たちが、西洋絵画に向けた憧れのまなざしを読み取ることのできる作品です。ケースの外では、タイガー立石(立石紘一)《Mao's Ecstasy》(1970年)が初登場です。絵本も漫画も描いた画家のエッセンスが詰まった作品をお楽しみください。ほかにも、長らく国外への貸出が続いていた奈良美智《Harmless Kitty》(1994年)が、約2年ぶりにMOMATコレクション展に帰ってきました。重要文化財の原田直次郎《騎龍観音》(1890年)のほか、ポール・セザンヌ、ピエール・ボナールなど、この部屋の常連となっている作品とあわせ、じっくりご堪能ください。 2室 新か、旧か? 萬鉄五郎《裸体美人》1912年、重要文化財 何であれ、ものごとの最初を特定するのは難しい。MOMATの真ん中のMはモダン、つまり近代です。近代美術の始まりとは、いつなのでしょうか? ここに並ぶ作品の約半分は、1907(明治40)年に始まった官設の「文部省美術展覧会(文展)」に出品されたものです。この文展開設を日本の近代美術の始まりとする考え方があります(異論もあります)。 そして近代とは「常に前衛であれ」ということをモットーとする時代です。つまり直近の過去は否定し、乗り越えるべき旧いものになります。設立当初は歓迎された文展ですが、まもなくすると硬直したアカデミズムの牙城として、新しい世代の批判対象になります。残り半分の作品は、そんな文展の在り方とは異なる道を進もうとした作家によるものです。 これらの作品が制作されてから100年ほど経った現在の私たちには、やはり新しいものが旧いものより素晴らしく映るのでしょうか? それとも、新しいものにはない素晴らしさを、旧いものに見出すのでしょうか? 3室 キュビスム再考 アルベール・グレーズ《二人の裸婦の構成》1921年 伝統的な西洋美術の規範から離れ、多視点で捉えたモティーフを線や面を用いてあらわそうとした、革新的な美術様式キュビスム。1900年代初めにパリで起こったこの前衛芸術運動は、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックが先導し、やがて『キュビスムについて』(1912年)の著者の一人アルベール・グレーズや、ホアン・グリス、ロシア・アヴァンギャルドの中心的存在ナターリア・ゴンチャローヴァなど、数多の追随者によって展開されました。 日本においてもその影響は見逃せません。美術雑誌からいち早くキュビスムを知ったとされる萬鉄五郎をはじめ、実際に渡仏してキュビスムの画家アンドレ・ロートに師事した黒田重太郎、グレーズの著書に学んだ前田寛治らは、作品の中で柔軟にキュビスムの手法を試みました。この部屋では、多くの日本人芸術家がフランスへ渡った時期である1920年代を中心に、日仏それぞれの国におけるキュビスム探求のあり方を、絵画表現を通して再考します。 4室 『濹東綺譚』 木村荘八《永井荷風著『濹東綺譚』挿絵5》1937年 東京郊外の遊里、玉の井に遊ぶ初老の小説家、大江匡。雨の中、大江の傘に飛び込んできた私娼、お雪。二人は関係を深めるが、やがて大江は姿を消す―。永井荷風の『濹東綺譚』は、1937(昭和12)年4月から6月まで、ここにご紹介する木村荘八の挿絵付きで、東京および大阪の『朝日新聞』に連載され、木村の挿絵の人気とあいまって、荷風の代表作となります。 濹(墨)東とは墨田川の東岸にあたる地域で、現在の東京都墨田区一帯を指します。この濹東の玉の井(旧名を寺島町)は、かつて銘酒屋が集まる場所でした。銘酒屋とは、表向きは良質な酒を売る飲み屋の看板を掲げながら、ひそかに私娼を抱えて売春した店のことです。もともと浅草にあった銘酒屋街ですが、1918(大正7)年頃から23年の関東大震災の後にかけて、玉ノ井駅(現在の東武伊勢崎線東向島駅)付近に移転してきます。玉の井の銘酒屋街は、戦前・戦中とたいへん繁盛しますが、1945(昭和20)年の東京大空襲でほぼ消失してしまい、現在は往時の面影はありません。 5室 1930年代の絵画:現実の彼方へ、幻影の手前で ワシリー・カンディンスキー《全体》1940年 主に1934年以降の作品を紹介します。1920年代より展開されたプロレタリア芸術(社会主義・共産主義の思想から生まれた左翼的運動)は、しばしば国から弾圧されてきましたが、1934年は運動へ大弾圧が行われた年です。これ以降、社会は閉塞感を深め、戦争へと向かっていくことになります。眼前の厳しく、苦しい現実に、芸術家はどのように反応し、表現として提示したのでしょうか。 山口薫《古羅馬の旅》(1937年)に見られる古代への憧憬、北脇昇《空港》(1937年)や三岸好太郎《雲の上を飛ぶ蝶》(1934年)に見られる超現実的世界はいずれも、いま・こことは別の場を希求する意思の現れでしょう。一方、山下菊二《鮭と梟》(1939年)のこちらを鋭くまなざす魚と鳥や、福沢一郎《二重像》(1937年)のこちらに背を向けた人物の存在は、いま・ここの彼方ではなく、絵の手前に立つ鑑賞者自身を強烈に意識させるものです。あるいは、長谷川三郎《アブストラクション》(1936年)など、肉眼にうつる現実から距離を置き抽象へと向かう芸術家たちが、作品へ込めた抵抗にも注目ください。 3階 6-8室 1940s-1960s 昭和のはじめから中ごろまで9室  写真・映像10室 日本画建物を思う部屋(ソル・ルウィット《ウォールドローイング#769》) 6室 戦時の女性たち 丸木俊(赤松俊子)《解放され行く人間性》1947年 日中戦争から太平洋戦争にかけて日本では総力戦体制が敷かれ、「前線で戦う男性」と「銃後を守る女性」という構図が美術や文学、雑誌など、あらゆるメディアを通じて浸透していきました。良妻賢母として家庭を支える女性たちの姿は、しばしば戦時下の典型的なジェンダーロールとして受け入れられました。一方で、この時代には軍需工場で武器を製造したり、応召して従軍看護師として戦場に赴いたりする女性たちも存在していました。この部屋では、絵画や雑誌に登場する女性たちのイメージを通して、日常と戦争が隣り合わせにあった当時の暮らしと社会における女性の多様な役割を紹介します。 後半では、新収蔵の朝倉摂の《うえかえ》をはじめ、女性画家による同時代の作品も展示しています。美術の分野においては、軍部から戦争記録画の制作を依頼されるのは男性画家のみで、女性画家には静物画や風俗画を描くことが求められていました。 7室 アクション前夜 山下菊二《あけぼの村物語》1953年 1階で開催の「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」展(12月16日~2026年2月8日)の関連企画です。「アンチ・アクション」展は、力強い身振りを想起させる「アクション」をキーワードに、1950~60年代の抽象的な美術表現を再考するものです。この部屋では、「アクション前夜」と題し、終戦から1950年代半ばにかけての表現傾向をいくつかピックアップし、「アクション・ペインティング」など海外の動向が流入してくることになる日本の美術状況を紹介します。 河原温や中野淳の作品に描かれる断片化し、静物としてあるような身体は、戦後の物質的、精神的荒廃を反映し、またアクションの対極にあるような身体性を表象しています。あるいは山下菊二や池田龍雄らのルポルタージュ絵画(同時代の政治や社会的な出来事を報告し、記録するような表現)は、抽象的な表現と表裏一体に、1950年代の日本の美術を牽引していくものでした。 8室 「…アクション!」&「…カット!」 篠田桃紅《風》1972年 1階で開催の「アンチ・アクション」展(12月16日~2026年2月8日)は、力強い身振りを想起させる「アクション」をキーワードに、1950~60年代の抽象的な美術表現を再考するものです。この部屋では、アンチ(「反対」や「反抗」)の対象であるところの「アクション」に関わる作品を紹介します。1950~60年代の美術における「アクション」とは、作家の躍動的な身振りが強調された絵画について、アメリカの批評家ハロルド・ローゼンバーグが1952年に提唱した「アクション・ペインティング」という概念に端を発するものです。ヨーロッパでほぼ同時期に展開された「アンフォルメル(非定形)」と立て続けに日本に流入し、美術界を席巻します。ウィレム・デ・クーニング、白髪一雄ら動向を代表する作品、作家の即興的な身振りを想起させる同時代の書、あるいは「アンチ・アクション」展で紹介される作家とは別の形で「アンチ」をもくろんだ作品など、アクションをめぐる多様な実験をご覧ください。 9室 細江英公 「薔薇刑」 細江英公「薔薇刑 作品32」1961年 昨年逝去した細江英公の初期の代表作「薔薇刑」は、小説家三島由紀夫の肉体と、その特異な美意識をモティーフに、生と死、性愛など、人間存在をめぐる根源的なテーマに迫ろうとした作品です。 三島は、舞踏家土方巽を撮った作品(写真集『おとこと女』)に感銘をうけ、1961年、自らの評論集をかざるポートレイトの撮影に細江を指名しました。撮影の場となった三島邸の庭で、細江は、上半身裸の三島に、水まき用のゴムホースを巻きつけるなど、思い切った演出で応えます。その才気と仕上がった写真に大いに満足した三島は、細江からのさらなる撮影の申し出を快諾。足掛け二年にわたった撮影は、63年、写真集『薔薇刑』にまとめられました。 細江の非凡さは、肉体美を誇示する三島の内面に潜む、受苦や自己破壊への倒錯的な衝動を見ぬき、それを様々な演出によって浮き彫りにしてみせたところにあります。トゲをもつ美しいバラの花は、そうしたねらいを象徴するモティーフでした。「薔薇刑」というタイトルは、特異な作品世界の演じ手となった三島自身によるものです。なお本年(2025年)は三島の生誕100年にあたります。 10室(前期) 1950-60年代:有機的な彫刻/その人と芸術 ジャン(ハンス)・アルプ《地中海群像》1941/65年撮影:大谷一郎 鏑木清方《三遊亭円朝像》1930年、重要文化財(展示期間:2025年11月5日~12月21日) 手前のコーナーでは、ジャン(ハンス)・アルプ(1886–1966)の彫刻制作過程でつくられた石膏複製と、1950~60年代に制作された彫刻を、有機的な形という観点からご紹介します。多くの生命が失われ、物理的・精神的に荒廃した戦争の後、有機的な形の探求へとアーティストが向かったのは、日本にも、ヨーロッパにも見られる特徴です。それぞれの形とともに、木、土、石膏など各素材の特徴にも注目してご覧ください。 奥のコーナーは、日本画における肖像画の特集です。1930年代、日本画家の鏑木清方(1878–1972)は美術の人気回復を目指して、それまで日本画でほとんど描かれることのなかった肖像画に活路を見出しました。重要文化財《三遊亭円朝像》(1930年)はその第一作で、だれもが知る落語家の姿をありありと描いたものでした。以降、珍しくなくなった日本画における肖像画を、その像主となった人物による作品を一部交えてご紹介します。 2階 11–12室 1970s-2010s 昭和の終わりから今日まで 11室 記憶と想起 河原温《DEC. 14, 1966, Todayシリーズ (1966-2013)より》1966年 この部屋では、さまざまなかたちで歴史的な出来事をよびさます現代の作品をご紹介します。20世紀後半以降、歴史を直接描くのではなく、より多様な視点や手法で過去をとらえる表現が広がりました。河原温は、日付のみを描く《Today’s Painting》シリーズを通じて、見る人に時間そのものを意識させるきっかけを与えます。過去の資料をもとに、歴史を批評的に見つめる実践も登場しました。嶋田美子は、昭和天皇の崩御後に昭和史が再び注目されたことを契機に、太平洋戦争期の報道写真を引用し、戦時下の女性像を再考する銅版画シリーズを発表しました。写真表現もまた、決定的瞬間をとらえるのではなく、出来事の背後にある事象に目を向ける試みが展開されます。米田知子は、戦争などの惨事の舞台となった土地をめぐり、静けさの裏に潜む歴史の痕跡を写し出します。ホンマタカシは福島原発事故後の森やキノコを記録し、不可視の自然の変化に目を向けます。過去を多様な仕方で現前させる、それぞれの表現にご注目ください。 12室 入れ替わる世界、ひらかれる感覚 髙柳恵里《Tシャツのたたみ方》2000年撮影:大谷一郎 この部屋では、1980年代後半から現在にかけて制作された日本の現代美術を、モノの「転用」や意味の「揺らぎ」を手掛かりにご紹介します。1990年代以降、彫刻の分野では、寺内曜子、髙柳恵里、袴田京太朗、冨井大裕といった作家たちが、既製品を作品に用いることで、日常のモノの意味や役割をさりげなくずらすような表現を展開しました。こうした「ずれ」や「入れ替え」の感覚は、同時代の写真や絵画にも見られます。オノデラユキや北野謙は、多様なアプローチで被写体となる人の姿をとらえなおし、従来の写真における人物描写をくつがえしています。岡﨑乾二郎は、詩のようなタイトルと抽象絵画を並置することで、作品を単なる視覚表現にとどめず、思考や感覚をひらく装置として提示しています。意味の転換や認識の揺らぎから新たな世界の見方を引き出すこれらの表現は、この時代の美術に共通する特徴のひとつといえるでしょう。 開催概要 東京国立近代美術館所蔵品ギャラリー(4~2階)  2025年11月5日(水)~2026年2月8日(日) 月曜日(ただし11月24日、1月12日は開館)、11月25日、12月28日~1月1日、1月13日 10:00–17:00(金・土曜は10:00–20:00)  入館は閉館30分前まで 一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 5時から割引(金・土曜) :一般 300円 大学生 150円 高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。 「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。  「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名まで。シルバー会員は本人のみ)  本展の観覧料で入館当日に限り、コレクションによる小企画(ギャラリー4)もご覧いただけます。  東京国立近代美術館

アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦

展覧会概要 新しい時代を象徴していた女性の美術家は、なぜ歴史から姿を消してしまったのか。1950年代から60年代の日本の女性美術家による創作を「アンチ・アクション」というキーワードから見直します。当時、日本では短期間ながら女性美術家が前衛美術の領域で大きな注目を集めました。これを後押ししたのは、海外から流入した抽象芸術運動「アンフォルメル」と、それに応じる批評言説でした。しかし、次いで「アクション・ペインティング」という様式概念が導入されると、女性美術家たちは如実に批評対象から外されてゆきます。豪快さや力強さといった男性性と親密な「アクション」の概念に男性批評家たちが反応し、伝統的なジェンダー秩序の揺り戻しが生じたのです。本展では『アンチ・アクション』(中嶋泉[本展学術協力者]著、2019年)のジェンダー研究の観点を足がかりに、草間彌生、田中敦子、福島秀子ら14名の作品およそ120点を紹介します。「アクション」の時代に別のかたちで応答した「彼女たち」の独自の挑戦の軌跡にご注目ください。 山崎つる子 《作品》 1964年芦屋市立美術博物館蔵 © Estate of Tsuruko Yamazaki, courtesy of LADS Gallery, Osaka and Take Ninagawa, Tokyo 出品作家 赤穴桂子(1924-98)、芥川(間所)紗織(1924-66)、榎本和子(1930-2019)、江見絹子(1923-2015)、草間彌生(1929-)、白髪富士子(1928-2015)、多田美波(1924-2014)、田中敦子(1932-2005)、田中田鶴子(1913-2015)、田部光子(1933-2024)、福島秀子(1927-1997)、宮脇愛子(1929-2014)、毛利眞美(1926-2022)、山崎つる子(1925-2019) 見どころ 1 最新の研究に基づく歴史の見直し 女性美術家の再評価が進む近年、本展では『アンチ・アクション─日本戦後絵画と女性画家』(ブリュッケ、2019年、第42回サントリー学芸賞受賞/『増補改訂 アンチ・アクション—日本戦後絵画と女性の画家』筑摩書房、2025年)の著者・中嶋泉氏の全面的な協力により、ジェンダー研究の観点から日本の戦後美術史に新たな光を当てます。本展カタログには、同研究の第一人者であるイギリスの美術史家グリゼルダ・ポロック氏のインタヴューも収載します。 2 初公開作品 関係者のご協力と本展のための綿密な調査により、赤穴桂子、多田美波、宮脇愛子らの、これまで紹介されていなかった初期作品や、未発表作品を展示します。各作家たちの知られざる創作と、新たな魅力に出会える貴重な機会です。 3 充実した情報 「アンチ・アクション」のコンセプトを一望できる年表を掲示するとともに、本展に関わる様々なトピックを紹介するガイドを会場で配布。わかりやすく、多面的に、作家たちの活動や時代背景などを知ることができます。 4 ダイナミックな展示 ライトを用いた立体作品や天井高に迫る3.3mの絵画など、新たな時代に躍り出た作家たちのダイナミックな作品が一堂に会します。時代を共有する14名の作品が有機的につながる空間を体験できます。 作者のことば (…) 猫も杓子も絵具をぶつけたり、たらしたり、盛り上げたりのアンフォルメル旋風が吹きまくって、あたかも、へこんだり、でっぱったりのどろどろの絵でなければ時代遅れのようにいわれていました。いくらそれがフランスの新しい傾向とはいえ、女の子のヘアスタイルではあるまいし、右にならえで、同じ絵を描けたものではありませんし、日本の画壇の浅薄さに、がっかりしていました。 (芥川(間所)紗織)「私のアメリカ留学記」『美術手帖』 1963年2月 アクション・ペインティングのメッカ、テンス・ストリートの全盛期に住んで、わたしは彼らの時代の波にのって、アクション・ペインティングをやったわけではないの。その只中に立って、その正反対の、アクション・ペインティングの否定をただちにやったわけ。                 (草間彌生)谷川渥「増殖の幻魔—彼女はいかにして時代を駆け抜けたか」『美術手帖』 1993年6月 (…) 現代の「世界」に生きるものは、単に人間的であるものよりも、むしろ無機質化されたものとの、直接的な触れ合いによって、新鮮なより強い感動を受けるのではないでしょうか。 (福島秀子)「未知のものへの探求」『美術批評』 1957年1月 赤穴桂子《スペースに於ける物体》1958年油彩・カンヴァス、100.0×65.0cm個人蔵 芥川(間所)紗織《スフィンクス》1964年 油彩・カンヴァス、130.0×162.0cm東京国立近代美術館蔵 榎本和子《断面 (Ⅰ)》1951年油彩・カンヴァス、116.5×91.0cm板橋区立美術館蔵 江見絹子《空間の祝祭》1963年油彩・カンヴァス、161.9×112.3cm個人蔵 草間彌生《マカロニ・コート》1963年ミクストメディア、118.5×80.3×12.0cm板橋区立美術館蔵©YAYOI KUSAMA 白髪富士子《作品 No.1》1961年油彩、和紙、ガラス・カンヴァス、181.5×245.0cm高松市美術館蔵 多田美波《周波数37303055MC》1963年アルミニウム、200.0×300.0×50.0cm多田美波研究所蔵撮影:中川周 田中敦子《地獄門》1965-69年ビニール塗料、アクリル・カンヴァス、331.5×245.5cm国立国際美術館蔵©Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association 田中田鶴子《無》1961年頃油彩・カンヴァス、102.3×134.3cm奈良県立美術館蔵 田部光子 《作品》1962年ピンポン玉・紙(襖)、170.0×174.6cm福岡市美術館蔵 福島秀子 《ホワイトノイズ》1959年油彩・カンヴァス、130.5×92.0cm栃木県立美術館蔵 宮脇愛子《作品》1967年真鍮、47.5×49.5×12.0cm撮影:中川周 毛利眞美 《裸婦(B)》1957年油彩・カンヴァス、130.0×89.0cm東京国立近代美術館蔵 カタログ アンチ・アクション展 図録  刊行日:2025年10月29日価格:3,630円(税込)  仕様:並製 判型:B5頁数:290頁  言語:日英併記  発行:株式会社青幻舎 目次 中嶋泉(大阪大学大学院人文学研究科准教授)「「アンチ・アクション」──女性の美術家と日本の戦後抽象画 」グリゼルダ・ポロックインタヴュー──作品は「何をしているのか」 (聞き手:中嶋泉)「アンチ・アクション」年表 「アンチ・アクション」相関図  図版 成相肇(東京国立近代美術館主任研究員) 「どうしてドン・キホーテは帰ってきたか──アンチ・アクションの射程」千葉真智子 (豊田市美術館学芸員)「見えないものの潜在力」鈴木慈子(兵庫県立美術館王子分館 横尾忠則現代美術館学芸員)「のこぎりを引く女性──具体とアンチ・アクション」江上ゆか(兵庫県立美術館学芸員)「絵は変わらない──大橋コレクションをめぐって」能勢陽子(東京オペラシティアートギャラリーシニア・キュレーター)「美術史を描きなおす複数の線──「アンチ・アクション」展によせて」 作品リスト参考文献 開催概要 2025年12月16日(火)~2026年2月8日(日) 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー 月曜日(ただし1月12日は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)、1月13日 10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00) 入館は閉館の30分前まで 一般2,000円(1,800円)大学生1,200円(1,000円)東京国立近代美術館(当日券)、公式チケットサイト(e-tix)にて販売。*いずれも消費税込。*()内は20名以上の団体料金。*高校生以下および18歳未満、障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。*本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)もご覧いただけます。 東京国立近代美術館、朝日新聞社 豊田市美術館:2025年10月4日~11月30日 兵庫県立美術館:2026年2月28日~5月6日(予定) 050-5541-8600(ハローダイヤル)

Family Day こどもまっと 2025

子どもたちが主役の4日間、美術館がもっと近くなる! 毎年ご好評いただいている「Family Day こどもまっと」を、今年は4日間に開催日を拡大して開催します。子どもが大きな声で笑ったり泣いたりしても、周りを気にせず気兼ねなく美術館を楽しめる、特別な4日間。美術館デビューのお子さまにもぴったりな多様なプログラムをご用意しています。 本イベントは事前予約制(日時指定)です。詳しくはチケット情報をご確認ください。 *チケットは10月14日(火)10:00 発売 ここが安心! 声をあげて泣いても笑ってもOK 授乳室・おむつ替えスペース・休憩スペースあり ベビーカーでの館内移動OK 日時予約制で入場がスムーズ 館内での写真撮影OK ※会場で撮影ルールをご確認ください キッチンカーでドリンクとフードを販売 子ども向けプログラムがいろいろ! 子ども向けの対話鑑賞や美術館探検など特別なプログラムを開催します。参加の事前予約は不要、追加料金なしで、当日気軽にご参加いただけます。 ワシリー・カンディンスキー《全体》1940年 国内外の名作がずらり! 奈良美智や桂ゆき(ユキ子)、セザンヌ、カンディンスキー、アルプなど、国内外のアーティストの作品約200点をご覧いただけます。どんな作品が気になるか、子どもと一緒に作品を鑑賞することで、新たな発見があるかもしれません。 プログラム 子ども向け美術館体験ツール みつけてビンゴ! カードのイラストに描かれたものを探しながら、作品の中に描かれた形や色、展示室でみかけるイスや人など、さまざまなものに目を向け、美術館を楽しんでください。 子どもとその保護者の方 4階エレベーター前ホールで無料配布 ファミリー向けの対話鑑賞プログラム MOMATコレクション発見隊 当館ガイドスタッフ(ボランティア)と一緒に、作品をよくみて、感じたことやかんがえたことを、お話しします。展示室内での声掛けで始めるので、その場で気軽にご参加ください。その日に出会った作品やガイドスタッフ、一緒に参加する仲間とのやりとりをお楽しみください。 子どもとその保護者の方 土曜日 随時(10:00 ~ 12:00 /13:00 ~ 17:00)日曜日 随時(10:00 ~ 12:00 /13:00 ~ 16:00)各回 1作品5~10分程度※午前、午後とも最終回は各終了時間の15分前に開始します 4~2F所蔵品ギャラリー 子ども向けの美術館体験プログラム MOMATまるごと探検隊 当館スタッフ等がナビゲーターとなって東京国立近代美術館を探検します。展示室だけでなく、美術館をまるごと楽しむ体験プログラムです。本プログラムは、一部屋外での活動を含みます。 子どもとその保護者の方 土曜日 10:00 ~ 12:00 /13:00 ~ 17:00日曜日 10:00 ~ 12:00 /13:00 ~ 16:00各回 20分程度※各時間帯00分と30分頃に出発します(2025.11.04追記)※午前、午後とも最終回は各終了時間の30分前に受付を終了します 各回18名 当日に2階の受付でお申込みください 子ども向け絵本の読み聞かせイベント 美術館で絵本をひらこう! 所蔵作品展にて作品展示中のタイガー立石さんと奈良美智さんが絵を手がけた絵本の読み聞かせをおこないます。絵本を楽しんだ後は、作品(4階1室)もご覧ください。 子どもとその保護者の方 11月15日(土)、11月22日(土) 各日6回 ①10:30 ~ 10:50、②11:00 ~ 11:20、③11:30 ~ 11:50、④14:00 ~ 14:20、⑤14:30 ~ 14:50、⑥15:00 ~ 15:20 各回10組 ①~③は10時、④~⑥は12時より、当日1階インフォメーションにて整理券を配布します(2025.11.04追記) 展覧会 古賀春江《海》1929年 所蔵作品展「MOMATコレクション」 およそ14,000点を超える所蔵作品から選りすぐりの約200点を、3フロア12の部屋に分けて展示します。19世紀末から現代までの日本美術の歴史を、海外作品も交えながら、毎回多様な切口で紹介しています。※企画展の開催はありません。 館内設備 授乳室1か所 臨時授乳・おむつ替えスペース3か所 多目的トイレ(おむつ替えスペースあり)3か所 ベビーカー置き場1か所 エレベーター2台 休憩スペース(一部のエリアのみ飲食OK) ※「Family Day こどもまっと」当日のみの臨時設備を含みます。※館内ではベビーカーのご利用も可能です。フロア間の移動はエレベーターをご利用ください。 飲食サービス 「ラー・エ・ミクニ」キッチンカー 美術館の前庭でドリンクやフードのテイクアウト販売をおこないます。前庭や休憩スペースでお召し上がりください。 営業時間 11:00~16:00 美術館からのお願い 作品の安全のため、美術館マナーへのご協力をお願いいたします。 さわらない 作品のケースも汚さないようご配慮ください ゆっくり歩く 作品や人にぶつからないよう、ゆっくり歩きましょう。未就学児の方は手をつないでご移動ください 柵や線の中には入らない 決められた距離で作品をご覧ください メモは鉛筆で 作品を汚したり傷つけないように。鉛筆は貸し出しもしています 写真撮影について 展示室内では写真撮影OKです。ただし、次のルールをお守りください。 動画は撮影できません 撮影禁止マークの作品は撮影できません フラッシュ、三脚、自撮り棒は使用できません チケット情報 予約・販売期間 10月14日(火)10:00~各日の当日9:00まで 「Family Day こどもまっと」のご入場は事前予約(日時指定)が必要です。専用ページからオンラインでご購入・ご予約ください。 所蔵作品展「MOMATコレクション」のみ。企画展は展示替え期間中のため閉室しています。 障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入場の際に障害者手帳等をご提示ください。 学生と65歳以上の方は、それぞれ入場の際に学生証、年齢がわかる証明書をご提示ください。 11月15日(土)、22日(土)17時以降は「17時から割引」の料金になります。 *チケット発売日までは「準備中」と表示されます チケットのご購入・ご予約について ・無料対象の方、割引、招待券をお持ちの方も予約が必要です。割引対象の方は当日窓口にてチケットをご購入ください。・オンラインチケットは早めに販売終了になる可能性がございます。空きがある場合のみ、窓口で当日チケットを販売いたします。・チケットはご来館日の朝9:00までキャンセルが可能です。・団体でのご予約はお受けできません。 当日のご入場について ・指定した時間枠内であればいつでもご入場いただけます。・各時間枠の開始時刻直後は混雑が予想され、入場をお待ちいただく場合があります。開始時刻から少し遅れてのご来館をおすすめいたします。・滞在時間の制限はありません。当日に限り再入場が可能です。 「Family Day こどもまっと」は、子ども達が芸術に触れる機会の拡大を目指す国立美術館全体の取り組みである「Connecting Children with Museums」のひとつで、Adobe Foundationのご支援のもと実施されています。「Connecting Children with Museums」のその他の取り組みについては、こちらからご覧いただけます。 Supported by:

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アクセシビリティ

アクセシビリティへの取り組み施設のバリアフリー館内のご案内ソーシャルストーリー アクセシビリティへの取り組み どなたさまにもゆっくり作品を鑑賞いただけるよう心がけています。 受付でのご案内 車椅子、ベビーカーの貸し出し 受付での筆談ボード 会場内の写真撮影(一部の作品を除く) 補助犬同伴可 手荷物用コインロッカー お身体が不自由な方のための駐車場 館内に座って休める場所 多目的トイレ 救護スペース 授乳室 施設のバリアフリー お車でのご来館 お体が不自由な方が利用される車に限り、駐車スペースをご利用できます。ご利用の際は美術館の前庭付近に駐在している警備員へお申し出ください。なお、スペースに限りがあるため、混雑時には駐車をご遠慮願う場合がございます。あらかじめご了承ください。 補助犬同伴可 盲導犬、介助犬、聴導犬を伴ってのご入館が可能です。 スロープ 美術館の出入り口にはスロープが2箇所あります。また外部とのドアは自動ドアです。 多目的トイレ 多目的トイレは、館内に3箇所ございます。(地下1階、1階、2階)。1階の多目的トイレ内には、オストメイト(人工肛門、人工膀胱保有者)用の設備がございます。全てにオムツ替えシートの設備がございます。地下1階の多目的トイレは、講堂でイベント等の実施時のみ利用が可能です。 エレベーター 館内には車椅子対応のエレベーターがあります。 貸出用の車椅子・ベビーカー 貸出用の車椅子を約10台、ベビーカーを約3台ご用意しております。ご利用の際は1階インフォメーションへお申し出ください。 館内の座って休める場所 館内、前庭・テラスには座って休める椅子があります。写真の眺めのよい部屋をはじめ館内では飲食はできませんが、前庭・テラスでは飲食が可能です。 館内のご案内 館内マップでみる3Dでみる 館内マップでみる フロアマップをご紹介します。より大きなフロアマップ、館内の詳しい様子は、ソーシャルストーリーからもご確認いただけます。 アイコンの説明 入口と出口 傘立て コインロッカー トイレ 階段 エレベーター インフォーメーション チケットを見せる場所 お金を払う場所 休む場所 東京国立近代美術館 館内マップ B1F フロアマップ 1F フロアマップ 2F フロアマップ 3F フロアマップ 4F フロアマップ ソーシャルストーリー この ストーリーを読むことで、美術館でのすごし方について、知ることができます。 このソーシャルストーリーは、主に発達障害がある方とその家族に向けて、どなたでも美術館を楽しみながら過ごすことができるよう、当事者や医療関係の専門家の協力を得ながら作成しました。入館から退館までの様子が、写真や文章で説明された冊子です。建物の内外でのルールを事前に知ることで、見通しを持って、安心して過ごすことができます。PDF ダウンロード(5.5MB)

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アクセス

東京国立近代美術館へのアクセス 住所〒102-8322 千代田区北の丸公園3-1Tel050-5541-8600 (ハローダイヤル 9:00~20:00) https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d5449.762994500355!2d139.75114395480244!3d35.690580212384766!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x60188c0d7e12492f%3A0x6667d99d5f4afe2a!2z5p2x5Lqs5Zu956uL6L-R5Luj576O6KGT6aSo!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1664776512108!5m2!1sja!2sjp Googleマップ竹橋駅からの道順 (Google マップ)館内のご案内 国立工芸館は2020年10月に石川県金沢市へ移転しました工芸館 公式サイト 電車をご利用の方 東京メトロ東西線「竹橋駅」 1b出口より徒歩3分東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」4番出口より徒歩15分東京メトロ半蔵門線・都営新宿線・三田線「神保町駅」A1出口より徒歩15分 車椅子・ベビーカーをご利用、およびお身体の不自由なお客様へ 竹橋駅からお越しの場合、最寄りの1b出口にはエレベーターや車椅子用の昇降機がありません。2番出口を利用するか、エレベーターのある九段下駅6番出口および神保町駅A2出口からお越しください。バリアフリールート お車でお越しの方 美術館に駐車場はありません。周辺の有料駐車場をご利用ください。 なお、お身体の不自由な方が利用される車に限り、駐車スペースをご利用いただけます。ご利用の際は警備員へお申し出ください。 開館時間 開館時間 10:00–17:00(金・土曜は10:00–20:00) 企画展は、展覧会により開館時間が異なる場合があります。 いずれも入館は閉館30分前まで。 休館日 月曜日(祝休日は開館し翌平日休館)、展示替期間、年末年始本日の開館情報 竹橋駅から徒歩での道のり バリアフリールート最短の道のり バリアフリールート(車いす、ベビーカーの方向け) 東京メトロ東西線 竹橋駅 (T08)2番出口 から東京国立近代美術館へのバリアフリールートをご案内します。 1 東京メトロ東西線・竹橋駅を下車し、大手町方面改札(2・3a・3b・4)へ向かいます。途中、ゆるやかなスロープがあります。(※毎日新聞社・北の丸公園方面にはスロープやエレベーターがありません。) 2 大手町方面改札階ゆきエレベーターに乗って上がります。 3 改札を出ます。 4 改札を出て平川門側地上ゆきエレベーターに乗って上がります。 5 出口2、地上に出ます。ここから、美術館まで約500mです。 6 エレベーターを降りて、左側(皇居平川門、北の丸公園、竹橋方面)に進みます。美術館まで約500mです。 7 お濠沿いを進みます。途中、皇居平川門にかかる平川橋(木橋)が左側に見えます。 8 橋の手前で横断歩道を渡り、左へ。 9 橋を渡ります。ゆるやかな登り坂です。 10 右手に美術館が見えます。到着です。スロープが2カ所あります。(左側が緩やかな勾配です。) 周辺エリアのご紹介 東京近代美術館 MAP & GUIDE 東京国立近代美術館を楽しむ情報がたくさん。東京駅から当館までの徒歩ルートや、周辺エリアマップもぜひご利用ください。 MAP & GUIDE PDF版のダウンロード(7.6MB)

ガイドスタッフによる所蔵品ガイド

撮影:加藤健 ガイドスタッフによる所蔵品ガイド MOMATガイドスタッフ(ボランティア)が選んだ所蔵作品数点を、対話を交えて鑑賞します。ガイドスタッフ・作品は毎回変わります。その日出会った作品や参加者との対話をお楽しみください。  開館日の11時~(50分程度)※ 2025年11月15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日・祝)、12月27日(土)、2026年1月2日(金)、3日(土)は実施しません。 どなたでも なし 4階エレベーター前ホール(MOMATコレクション展示室内) 無料(要観覧券) ご参加にあたって: プログラムの特性上、ガイドスタッフやガイド作品の事前周知はしておりません。ご了承ください。 災害や会場の混雑状況等により、予告なく中止することがあります。 お問い合わせ 東京国立近代美術館 教育普及室メール: volunteer@momat.go.jp

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学校・団体向けプログラム

授業や行事、部活動で来館される中学生、高校生、大学生を対象に、所蔵作品展「MOMATコレクション」でスクールプログラムを行っています。来館目的、滞在時間や人数、ご希望などに応じてご提案しています。いずれのプログラムも来館の45日前までにお申込みが必要です。(企画展を扱うスクールプログラムは行っておりません。) スクールプログラムについて、詳細はこちら: 小学生の受入が可能な場合もあります。ご相談ください。 イラスト:永井ひでゆき スクールプログラム プログラム人数滞在時間の目安場所ギャラリートーク(30〜45分)10~70人90分以上所蔵品ギャラリーガイダンス(15分程度)20~140人45分以上講堂レクチャー(30〜60分)20~140人90分以上講堂 スクールプログラムのお申し込みはこちら: プログラム内容や人数等の条件をご確認のうえ、下記の申込フォームにてお申込みください。 受付は来館の45日前まで。申込多数の場合は先着順で対応します。 令和7(2025)年度のスクールプログラム 受入時期:〜2026年2月 ※12月までの受付は終了しました。 プログラム不要(観覧のみ)の場合はこちら(来館3日前まで受付): 団体観覧料について 小・中学生、高校生およびキャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員の所蔵作品展観覧料は無料です。また、教育目的の観覧は、引率する生徒・学生の料金が発生しないものに限り引率の教員も無料となります(職員証の身分証明書の提示が必要です)。企画展につきましては展覧会により設定が異なりますので、各展覧会のページをご確認ください。 キャンパスメンバーズについて: ギャラリートーク 場所:所蔵品ギャラリー人数:10~70人所要時間:30〜45分 作品をじっくり見るプログラム。少人数のグループに分かれて、トレーニングを受けたMOMATガイドスタッフ(当館ボランティア)と対話を通じて1〜3点の作品を鑑賞します。学習目的にあわせて作品等を決めるので、教員と教育普及室との事前の打ち合わせが必ず必要です。 ガイダンス 場所:講堂人数:20~140人 所要時間:15分程度 講堂でスライドを用いて、教育普及担当のスタッフが当館の概要を紹介します。初めての来館や人数が多い場合などにお勧めします。 レクチャー 場所:講堂人数:20~140人所要時間:30~60分 東京国立近代美術館の沿革や所蔵作品の特徴、教育普及活動などについて、教育普及担当のスタッフが話します。詳細は打ち合わせの上決定します。 美術館案内「ソーシャルストーリー」 主に発達障害の方とその家族に向けて、どなたでも美術館を楽しみながら過ごすことができるよう、当事者や医療関係の専門家の協力を得ながら作成しました。 入館から退館までの様子が、写真や文章で説明された冊子です。建物の内外でのルールを事前に知ることで、見通しを持って、安心して過ごすことができます。 下記よりPDFファイルをダウンロードできるほか、学校向けに印刷版もご用意しています。(印刷冊子をご希望の場合は、教育普及室までお問い合わせください) 「Social Story(ソーシャルストーリー)はじめて美術館にいきます。」企画・編集:国立アートリサーチセンター(ウェブサイト)編集:東京国立近代美術館 お問い合わせ 東京国立近代美術館 教育普及室メール: school@momat.go.jp電話:03-3214-2605(受付時間:平日10:00-17:00)

ぬいぐるみお泊り会2025 秋のお泊り会

ぬいぐるみお泊り会2025 夏のお泊り会の様子 ぬいぐるみお泊り会は、こどもたちが大切にしているぬいぐるみが代理で美術館に宿泊し、作品を鑑賞したり、館で過ごしたりすることで、こどもたちに美術館やアートに親しんでもらうための取り組みです。 数日間ぬいぐるみをお預かりし、MOMATコレクション展示室で作品といっしょに写真撮影を行います。フォトグラファーの撮影した写真をアルバムにしてお渡しいたします(後日郵送)。 今年は夏と秋に会期を分け、今回は秋のお泊り会の募集となります。8月に実施した夏のお泊り会に当選した方は、秋のお泊り会へはご応募いただけません(夏・秋と重複して当選することはありません)。概要、注意事項をよくご確認のうえ、ご応募ください。 【10月30日更新】本イベントへのご応募受付は終了しました。たくさんのご応募をありがとうございました。ご応募いただいた皆様には抽選結果のメールを送信しました。メールのご確認をお願いします。 概要(秋のお泊り会) 11月7日(金)から11月16日(日)まで(最大) 1歳以上および中学生以下のお子様がお持ちのぬいぐるみ 20体 税込1,000円(フォトアルバム代、送料を含む) 10月14日(火)より受付を開始。10月28日(火)申込〆切。 応募者多数の場合は抽選を行います 。 注意事項 応募について 兄弟姉妹でご応募の場合、まとめて1件としてご応募ください。お子様お一人ずつに分けて複数回応募する必要はありません。 ぬいぐるみは親などの代理の方がお持ちいただいても構いません。宅配便・郵送等での受取りはいたしません。 ぬいぐるみについて    ぬいぐるみの大きさは、最大寸10センチ以上100センチ以内とします。  ぬいぐるみは、1歳以上および中学生以下のお子様お一人につき一体に限ります。 ぬいぐるみの形状、種類等は問いません。(キャラクター商品も可)  お子様が数日間ぬいぐるみと離れても問題ないか、あらかじめご確認ください。  ぬいぐるみの引き渡しについて 当選した方は、下記のスケジュールにて、美術館1階受付で直接ぬいぐるみの引き渡しをお願いいたします。ご都合の良い日の開館時間中にお越しください。  お預かりしたぬいぐるみは、美術館受付でお返しいたします。必ず直接引き取りにお越しください。 ぬいぐるみお持ち込み ぬいぐるみお返し秋のお泊り会11月7日(金)~11月9日(日) 11月11日(火)~11月16日(日) お持ち込み/お返し場所:美術館1階受付 ※開館時間…日曜日~木曜日 10:00-17:00、金曜日・土曜日 10:00-20:00  その他 撮影した写真は参加者間で共有するとともに、美術館が広報で利用いたします。あらかじめご了承ください。  「ぬいぐるみお泊り会」は、子ども達が芸術に触れる機会の拡大を目指す国立美術館全体の取り組みである「Connecting Children with Museums」のひとつで、Adobe Foundationのご支援のもと実施されています。  すべての取り組みについては、こちらからご覧いただけます。  Supported by:

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