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MOMATメンバーズ(賛助会)

2025年11月30日をもって新規入会の申込受付を終了しました。11月30日よりも前にご加入された賛助会員の皆さまは、お手持ちの会員証に記載された有効期限まで、特典をご利用いただけます。 賛助会とは東京国立近代美術館の運営の趣旨にご賛同いただける方への寄附会員制度です。美術が好きな方、高い関心をお持ちの方はもちろんのこと、東京国立近代美術館の活動を応援してくださる方は、どなたでもご入会いただけます。会員の皆様には展覧会観賞、展覧会に関連するイベントなどのご利用を通して、芸術文化に親しんでいただく機会を提供いたします。 会員種別・年会費 プレミアム会員:30万円 特別会員:10万円 維持会員:5万円 個人会員:1万円 ※有効期間は発行日より1年間(入会月の翌年同月末まで)※期間内に退会されても年会費の払い戻しはいたしかねますのでご了承ください。 特典 会員区分に応じて以下の特典をご用意しております。 ✓ 以下の国立美術館の所蔵作品展(コレクションギャラリー)の無料観覧(2名まで)   東京国立近代美術館(美術館・国立工芸館)   国立西洋美術館   国立映画アーカイブ(7階展示室)   京都国立近代美術館   国立国際美術館 ✓ 東京国立近代美術館開催の所蔵作品展・企画展の招待券進呈 ✓ 東京国立近代美術館ミュージアムショップ10%引き ✓ 東京国立近代美術館(東京・北の丸公園))内レストラン「ラー・エ・ミクニ」10%引き ✓ 特別内覧会(開会式)へのご招待 ✓ ご芳名の掲出 ※国立工芸館については、企画展開催中は所蔵作品展の実施はありません。 (注)所蔵作品展音声ガイドの貸出しサービスは2023年3月末をもって終了しました。 会員御芳名 個人特別会員 山本 俊祐 様伊藤 正人 様堀内 豊太郎 様小松 親次郎 様井上 裕子 様 尾﨑 眞二 様小宮 一慶 様木越 純 様梅原 琢志 様 個人維持会員 本多 一顯 様中山 理恵 様髙橋 康之 様邑中 雅樹 様 税制の優遇について 賛助会の会費につきましては、寄附金控除(所得控除)が適用されます。入会の翌月に領収書を発行しお送りしますので、確定申告の際にご利用ください。 ※令和3年度税制改正により、確定申告時に提出する領収書については、押印を要しないとされたことを受け、当館におきましては、令和7年3月1日以降に受領した会費については、領収書への押印を廃止いたします。(参照:国税庁webサイト) お住まいの都道府県・市区町村が、条例で独立行政法人国立美術館を寄附金控除の対象法人として指定している場合、個人住民税額の控除を受けることができます。詳細については各自治体の条例をご確認ください。 お問い合わせ 〒102-8322東京都千代田区北の丸公園3-1東京国立近代美術館 運営管理部 賛助会担当TEL:03-3214-2619〈直通〉(土日祝祭日を除く平日9:30~17:00)FAX:03-3214-2577

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MOMAT DONORS’ CLUB

MOMAT DONORS’ CLUB(略称:MDC)は東京国立近代美術館(竹橋)の活動をご寄附で支えてくださる個人の皆さまのための会員制度です。  当館は、充実した所蔵作品展と魅力的な企画展の開催、学校団体、ファミリー、ビジネスパーソンや外国人のお客様など、多様な層に向けた教育普及事業の実施など、活発で積極的な活動に日々取り組んでおりますが、快適な鑑賞環境の整備や来館者サービスの向上、老朽化するインフラの維持・修繕、作品を適正に保存するための光熱費など、美術館活動にかかる費用は、国からの予算と自助努力だけでは補いきれません。私たちの活動や想いを支え、文化を守り育ててくださる寄附者の皆さまのご支援が必要不可欠です。   1952年の開館当時から守り伝え、発展させてきた、時代の記憶である当館のコレクションを、重ねてきた対話を、たくさんの方の暮らしの彩りを、今を生きる私たちだけでなく、100年、200年先の未来の世代にも確実に届けるために、ぜひMDCを通して当館をご支援いただけますようお願い申し上げます。 会員種別・寄附金額 ダイヤモンド会員:100万円 プラチナ会員:50万円 ゴールド会員:30万円 シルバー会員:10万円 ブロンズ会員:5万円 ※有効期限は会員証の発行日より1年間(入会月の翌年同月末まで)※期間内に退会されても寄附金の払い戻しはいたしかねますのでご了承ください。 入会方法 1. 券売窓口にて 東京国立近代美術館(竹橋)の券売窓口にてお申し込みいただけます。会員証をその場で発行し、当日からご利用いただけます。 2. ウェブサイトから 専用ページからお申し込みいただけます。※決済方法はクレジットカードまたはd払いです。※会員証は郵送いたします。お申し込み完了(決済完了)からお手元に届くまで1週間ほどお時間をいただきます。近日中にご来館予定の方は窓口にてお申し込みください。※会員証の有効期限、または発送日を指定してのお申し込みは承っておりません。※会員証及び返礼等の発送先は日本国内のご住所に限ります。 返礼 ご入会いただいた方には、感謝の気持ちを込めてさまざまな返礼をご用意しております。 ●東京国立近代美術館(竹橋) 所蔵作品展の無料観覧(同伴者1名まで) 企画展の招待券進呈 企画展の特別内覧会(開会式)へのご招待 ミュージアムショップ10%割引(現金でのお支払い時のみ適用・一部対象外商品あり) レストラン「ラー・エ・ミクニ」10%割引(一部対象外商品あり) MDC感謝デーへのご招待 館長との食事会&研究員による所蔵作品展のご案内(ダイヤモンド・プラチナ会員のみ) ご芳名の掲出(ウェブサイト・館内) ●国立工芸館、国立西洋美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館の所蔵作品展・常設展と、国立映画アーカイブの7階展示室の無料観覧(同伴者1名まで) など 会員区分に応じた返礼一覧はこちらから(PDF)ご確認いただけます。 会員御芳名 ゴールド会員 三田 武志 様山野 俊治 様​(他1名) シルバー会員 加藤 浩之 様志波 幹雄 様古瀬 敏 様服部 彰子 様山田 玲司 様福谷 尚久 様津村 健文 様​(他2名)​ ブロンズ会員 直江 智子 様菊地 さつき様​永瀬 祐一 様​寄本 健 様​杉山 裕保 様​中山 敦子 様​中島 淑乃 様​菊地 美帆 様​小出 陸 様​林 可南子 様​ 須貝 英 様​堀川 佳津美 様五嶋 滋之 様​島崎 美香 様​坂詰 貴司 様(他12名) 税制の優遇 MDCの会費につきましては、寄附金控除(所得控除)が適用されます。入会の翌月に領収書を発行しお送りしますので、確定申告の際にご利用ください。 お住まいの都道府県・市区町村が、条例で独立行政法人国立美術館を寄附金控除の対象法人として指定している場合、個人住民税額の控除を受けることができます。詳細については各自治体の条例をご確認ください。 ※令和3年度税制改正により、確定申告時に提出する領収書については、押印を要しないとされたことを受け、当館におきましては、令和7年3月1日以降に受領した会費については、領収書への押印を廃止いたします。(参照:国税庁webサイト) お問い合わせ 〒102-8322東京都千代田区北の丸公園3-1東京国立近代美術館 寄付担当TEL:03-3214-2619(直通/土日祝日を除く9:30~17:00)FAX:03-3214-2577

美術館の春まつり 2026

春にちなんだ名作が勢ぞろい 美術館で満開の春を楽しもう! 皇居や千鳥ヶ淵、北の丸公園など桜の名所エリアに立地している東京国立近代美術館。当館では桜の開花に合わせて春にちなんだ催し「美術館の春まつり」を今年も開催します。当館の代表作の一つである重要文化財、川合玉堂《行く春》を年に一度、春の時期にだけ公開するほか、前庭にお花見を楽しみながらひと休みできるお休み処をご用意し、ドリンク、フードのテイクアウト販売もおこなうなど、楽しい企画が盛りだくさんです。千鳥ヶ淵や美術館周辺の桜とともに、美術館でも満開の春をお楽しみください。 みどころ 美術館に春が咲く 所蔵作品展「MOMATコレクション」3月3日(火)~5月10日(日) 4-2F所蔵品ギャラリー 19 世紀末から今日にいたる日本近代美術の流れがご覧いただける所蔵作品展「MOMAT コレクション」では、およそ14,000 点の所蔵作品の中から選りすぐりの約200 点を、12 の展示室ごとにテーマをもうけてさまざまな切り口でご紹介します。桜の絵を得意とした跡見玉枝《桜花図巻》をはじめ、雨にけぶる吉野の桜が抒情的な菊池芳文《小雨ふる吉野》、鮮やかなピンクの花弁が目をひく船田玉樹《花の夕》など、春にちなんださまざまな作品が一室に勢ぞろいするほか、水面に散る長瀞の桜を描いた重要文化財、川合玉堂《行く春》を、年に一度、春の時期にだけ公開します。各展示室に点在する花を描いた作品を探しながらの鑑賞もおすすめです。 春まつりの特集展示は3階10室です。期間中展示替えがあります。春まつり作品の展示は3月3日(火)~4月12日(日)です。 川合玉堂《行く春》1916 年 重要文化財 跡見玉枝《桜花図巻》1934年 船田玉樹《花の夕》1938年 菊池芳文《小雨ふる吉野》1914 年 参加型イベント 春まつりをより一層楽しめる参加型のイベントをご用意しました。※いずれも当館ガイドスタッフ(ボランティア)によるガイド。※詳細や最新情報は、当イベントページにてお知らせします。 撮影:加藤健 所蔵品ガイド「美術館の春まつり」期間中・開館日の毎日11:00~(各回30分程度)  ※3月14日(土)、28日(土)、30日(月)は実施しません。ガイドスタッフと対話を交えながら、所蔵作品2点をみていきます。 MOMAT ハイライトツアー3月13日(金)、20日(金・祝)、27日(金)、4月3日(金)、4月10日(金)10:15~/15:00~/16:00~/17:00~/18:00~(各回30分程度) 所蔵作品展「MOMAT コレクション」のみどころをコンパクトに紹介します。 Collection Tour “Explore with Us”3月19日(木)、25日(水)、26日(木)、4月1日(水)2日(木)、9日(木)10:30~/12:00~(各回30分程度) 当館の代表的な所蔵作品5〜6点について英語で紹介します。 その他 お花見しながらひと休み 桜が見える前庭に、床几台によるお休み処をご用意します。また、レストラン「ラー・エ・ミクニ」によるキッチンカーを出店。特製お花見弁当やドリンクなどのテイクアウト販売を予定。お休み処や2 階テラスでおくつろぎいただけます。※キッチンカー営業時間:開館日の11:00~15:00 前庭のお休み処 撮影:三嶋一路 「美術館の春まつり」ポップアップショップ 1 階エントランスホールにポップアップショップを出店。桜や春を感じる作品をモチーフとしたチケットファイルやブックカバー、扇子、風呂敷などのオリジナルグッズを販売します。 チケットホルダー 春まつり限定デザインMOMAT PASS 所蔵作品は何度でも、企画展は1回無料でご観覧いただけるお得な年間パスポート。種類に応じてさまざまな特典をご用意しています。春まつり期間中には特別に、期間限定デザイン(SINGLE:川合玉堂《行く春》、PAIR:跡見玉枝《桜花図巻》)のカードを販売します。(数量限定) 同時開催 企画展「下村観山展」3月17日(火)~5月10日(日) 1F企画展ギャラリー 日本画家・下村観山(1873-1930)の、関東圏では 13 年ぶりとなる大規模な回顧展。本展では、観山の代表作を通して作家の画業を通観するとともに、最新の研究成果も盛り込みながら、日本の近代美術史における観山芸術の意義を改めて検証します。 コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|メダルド・ロッソ《Ecce Puer(この少年を見よ)》」3月3日(火)~5月10日(日) 2Fギャラリー4 2025年度新収蔵のイタリアの彫刻家メダルド・ロッソの作品を初公開します。ロッソがそのキャリアの最後に取り組んだ最高傑作と名高い本作を、同時代の作品、現代の作品を交えてご紹介します。 メダルド·ロッソ《Ecce Puer(この少年を見よ)》1920-25年頃撮影:大谷一郎 開催概要 美術館の春まつり 東京国立近代美術館 2026年3月13日(金)~4月12日(日) 月曜日(ただし「美術館の春まつり」期間中3月30日は開館) 10:00-17:00(金曜・土曜は20:00まで) ※いずれも入館は閉館30分前まで 所蔵作品展「MOMATコレクション」一般500 円、大学生250 円 (金曜・土曜の17 時以降は一般300 円、大学生150 円)※高校生以下および18 歳未満、65 歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者は無料。※企画展「下村観山展」は別料金。詳細はチケットページをご確認ください。 東京国立近代美術館、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁

展示をめぐる主体/性の政治 

本展のタイトルに改めて目を向けてみたい。中嶋泉の唱える「アンチ・アクション」とは、戦後日本で男性性と結びつくかたちで受容された「アクション(・ペインティング)」を批判する概念である1。しかし、それはジェンダーコード化されるような表現行為への批判であるため、女性性をもとにグルーピングされるといった枠組みを示すものでもない。そうではなく、字義通り「彼女たち、それぞれの応答と挑戦」とあるように、あくまで個別の美術家として「それぞれの」表現を包摂するものとして提示されている。 英語タイトルには「women artists」ではなく、『視線と差異—フェミニズムで読む美術史』等で知られる美術史家・文化研究者グリゼルダ・ポロックの言うところの「artist-women」という語が示されている。本展カタログの目次には、「artist-women はまず彼女たちを『美術家』として位置づけ、その主体が女性であることを示す語であり、ジェンダーや性的アイデンティティを理由に周縁化されてきた多様な美術家を美術史の中心に据える本展の立場を明示する」と注釈されている2。 図1 会場風景|右は田部光子《繁殖する(1)》1958–88年、福岡市美術館蔵|撮影:木奥惠三 こうした点を踏まえポロックに倣えば、本展がなしていることは、従来の美術史に対して女性美術家を「追加」するといったことではなく、紛れもなく「構造への介入」にほかならないだろう3。よって市立・県立・国立の美術館も含め、公の美術館において本展が実施されたことにもその意義がある。事実、調査研究にもとづく個人蔵の発掘等、構造的に排除されてきた作品群を展示会場に召喚するといったキュレーションの営為は、美術史を編纂する美術館制度において、展示をめぐる性の政治=フェミニズム的協働であると言える。 そのうえで「主体」についても問い直す必要があるだろう。本展カタログの論考にも「主体」あるいは「人間」という言葉が散見されるが、苗字・姓ひとつとってみても家父長制や近代的家族規範のマインドが根強い日本において、彼女たちの主体は、西洋かつ男性を前提とした「主体」とは異なり、「主体/性」と二重化されたかのように社会的性差から逃れることのできないものであったはずだ。ゆえに、ポロックの言うように「彼女たちは、ジェンダー化された身体と制度のなかで決断し、制作した『美術家』」4ではなかったか。  同時に「物質」もモダニズムの美学に還元されるようなニュートラルな「物」ではない。そのことを示すひとつが、田部光子の作品であった。アスファルトと切断された竹箒の柄、砕かれた石膏の鬩(せめ)ぎ合いによる「繁殖する」シリーズや、襖に埋め込まれたピンポン玉、アイロンの焦げ跡とキスマークによって顕現した《作品》など、田部の作品には、女性であり労働者でもあり主婦業もなしていた複合的な主体/性が、物質=イメージと化して表出している。 図2 会場風景|田部光子《作品》1962年、福岡市美術館蔵|撮影:木奥惠三 本展の出品作家については近年、展示・研究・収集が進んでいるが、美術家が作品=表象を通じて自らの拠って立つ世界を切り拓く可能性を示し、見る側が「その複雑さや、新たな意味生成の可能性を『考え抜く』」5(ポロック)ことをなすならば、「その複雑さ」や「意味生成の可能性」を思考するうえで、「彼女たち」が歴史的・社会的に被ってきた主体/性のリアリティを踏まえることは欠くことのできない視座であろう。画面・立体から乱反射するイメージもまた、規範にさらされた主体/性をともなったなかでの枠(フレームの概念)からの解放の追求(自由の希求)ではなかったか。  本展ではあくまでも作品との出会いを重視するために必要最低限のキャプションに留められていたが、会場に置かれた「別冊アンチ・アクション」には当時の背景についても触れられているので、手にとってみてほしい。一方で「相関図」なるものが展示されていたが、チャートだけを見るとニュートラルな言葉に還元されていたため、「アンチ・アクション」の掲げる批評性を一般化してしまっているような印象も受けた。  最後に本展では14の出品作家を称して「彼女たち」と名づけているが、こうした呼称が、作家自らによって主体的に唱えられたプロナウン(代名詞)ではないことも念頭に置いておく必要がある。そのうえで、性をめぐって男性/女性という枠組み自体が他なるセクシュアリティを構造的に排除していることを踏まえるならば、本展を機に、さらなる「構造への介入」(不可視化されている主体/性へ呼びかけ)が要請されるだろう。 註 中嶋泉『アンチ・アクション—日本戦後絵画と女性画家』ブリュッケ、2019年。同『増補改訂 アンチ・アクション—日本戦後絵画と女性の画家』筑摩書房、2025年。 豊田市美術館、東京国立近代美術館、兵庫県立美術館編『アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦』青幻舎、2025年、4頁。 同上、23頁。ポロックによれば「追加は、男性を基準とし、女性を例外や補足とみなす構造を再生産する」。 同上、28頁。 同上、29頁。 

コレクションによる小企画

開催概要 東京国立近代美術館所蔵品ギャラリー(2階)  2026年3月3日(火)~ 2026年5月10日(日)  月曜日(ただし3月30日、5月4日は開館) 10:00–17:00(金曜・土曜は10:00–20:00)入館は閉館30分前まで 一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 5時から割引(金・土曜) :一般 300円 大学生 150円 高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。 「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。 「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名迄。シルバー会員は本人のみ) 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」もご覧いただけます。  東京国立近代美術館

資料紹介#8 | Wide White Space Gallery

本稿で取り上げるWide White Space Galleryは、ベルギーのアントワープを拠点に、アニー・デ・デッカーとベルント・ローハウスによって設立された画廊である。同画廊の活動をまとめた『Wide White Space: hinter dem museum: 1966–1976』(Richter Verlag, 1995)によれば、1966年から1977年にかけて100回の展覧会が催され、そこではマルセル・ブロータースや、ヨーゼフ・ボイス、クリスト、カール・アンドレ、ダニエル・ビュレン、ローレンス・ウェイナーなど、当時のコンセプチュアル・アートを代表する作家が、展示だけでなく、印刷物の制作、時にレセプションでのパフォーマンスなど、トータルに表現と捉えて、様々な試みを行っていたという。また画廊自体が主体となり、カッセル、デュッセルドルフ、ローザンヌ、ベルリン、ケルン、ブリュッセルといった欧州各地で展示を行っていたことでも知られている。 アートライブラリでは、このうち66の展覧会に関連する刊行物を所蔵している(詳細はリストをご確認ください)。これらは登録上、会期・会場情報を伴う展覧会カタログとしているが、冊子体の目録はごく一部で、多くはポスターを折り畳んだもの、二つ折りのもの、招待状など形状は様々で、いわゆるエフェメラ(一過性刊行物)という呼称が、この資料群の性格を最も的確に言い表しているかもしれない。 資料群の中には、荒川修作や、高橋尚愛(ひさちか)といった日本人作家の資料も含まれている。また同画廊でダニエル・ビュレンがストライプのポスターを複数枚壁に沿って貼っていく作品を発表しているが、その初回である1969年はないものの、以降の1971・1972・1973・1974年に関する資料があり、各年のストライプの配色の変化を確認することができる。同時期のArt & Project bulletinが統一した規格を用いたのに対し、Wide White Spaceが様々な形式の印刷物を採用していたことは、当時のコンセプチュアル・アートにおける印刷表現の多様性を示す貴重な事例とも言えるだろう。 資料の利用にあたっては、事前申請手続きが必要です。詳しくはこちらをご確認ください。 Marcel Broodthaers: Le Corbeau et le Renard(資料ID:190009173) Daniel Buren(資料ID:190009193, 190009197, 190009206, 190009216) No.展覧会名資料ID1Hugo Heyman, Bernd Lohaus, Panamarenko (Wide White Space Gallery, 1966.3.18–4.9)1900091592Hofhaus Presse: Das Große Buch (Wide White Space Gallery, 1966.4.22–5.22)1900091603Marcel Broodthaers: Moules Œufs Frites Pots Charbon (Wide White Space Gallery, 1966.5.26–6.26)1900091614Shusaku Arakawa (Wide White Space Gallery, 1966.10.7–10.31)1900091625Bernard Schultze (Wide White Space Gallery, 1966.11.16–12.16)1900091636De Première Van De Hersenexpnsie in Kleuren! Panamarenko, Heyrman Hugo (Wide White Space Gallery, 1966.12.16–1967.1.19)1900091647Accrochage: Appel, Beuys, Broodthaers, Fontana, Gaul, Hennemann, Heyrman, Manzoni, Palermo, Panamarenko, Tàpies, Van Severen, Vasarely (Wide White Space Gallery, 1967.1.30–2.16)1900091658EPO-Show Engels products in corporation with Engels products org (Wide White Space Gallery, 1967.2.24–3.15)1900091669Hisachika Takahashi (Wide White Space Gallery, 1967.3.22–4.6)19000916710Christo (Wide White Space Gallery, 1967.4.18–5.4)19000916811Gotthard Graubner Kissenbilder (Wide White Space Gallery, 1967.5.9–6.15)19000916912Arakawa, Arman, Beuys, Broodthaers, Christo, Engels, Flavin, Fontana, Gilardi, Heyman, Hiltman, Klein, Manzoni, Mees, Palermo, Panamarenko, Richter, Schultze, Spoerri, Van Severen, Vasarely (Wide White Space Gallery, 1967.6.19–6.30)所蔵無13Arakawa, Arman, Beuys, Broodthaers, Christo, Engels, Flavin, Fontana, Gilardi, Graubner, Heyman, Klein, Manzoni, Mees, Palermo, Panamarenko, Richter, Spoerri, Vasarely (Wide White Space Gallery, 1967.9.22–10.10)所蔵無14Gerhard Richter (Wide White Space Gallery, 1967.10.13–11.14)19000917015Panamarenko: Opgepast! Bpchten! Blijf op het Voetpad! (Wide White Space Gallery, 1967.11.24–12.20)所蔵無16Arakawa, Arman, Beuys, Brauner, Broodthaers, Bury, Christo, Engels, Fontana, Graubner, Klein, Manzoni, Panamarenko, Richter, Schultze, Spoerri (Wide White Space Gallery, 1968.1.5–2.7)19000917117Joseph Beuys und Henning Christiansen: Eurasienstab, 82' Fluxorum Organum (Wide White Space Gallery, 1968.2.9–3.3)19000917218Marcel Broodthaers: Le Corbeau et le Renard (Wide White Space Gallery, 1968.3.7–3.31)19000917319Carl Andre: Clastic (Wide White Space Gallery, 1968.5.3–5.25)19000917420Wide White Space in Kassel: Beuys, Broodthaers, Christo, (Manzoni), Panamarenko (Kassel, 1968.6.26–7.5)19000917521Prospect 68 (Kunsthalle, Düsseldorf, 1968.9.20–9.29)19000917622Beuys, Broodthaers, Christo, Lamelas, Lohaus, Palermo, Panamarenko, Rutherbeck, Venet (Wide White Space Gallery, 1968.10.16–11.14)19000917723Reiner Ruthenbeck: Aschenhaufen, Möbel, Leiter, Balastobjekt, Membrane, u.a. (Wide White Space Gallery, 1968.11.15–12.15)19000917824Daniel Buren (Wide White Space Gallery, 1969.1.17–2.6)所蔵無25Ben d'Armagnac, Gerrit Dekker (Wide White Space Gallery, 1969.2.7–2.27)19000917926Young American artists: Carl Andre, Artschwager, Bollinger, Walter De Maria, (Dan Flavin), Sol LeWitt, Bruce Nauman (Wide White Space Gallery, 1969.3.1–3.31)19000918027James Lee Byars (Wide White Space Gallery, 1969.4.18–5.7)19000918128Christo (Wide White Space Gallery, 1969.5.9–6.6)19000918229Lawrence Weiner (Wide White Space Gallery, 1969.6.20–6.30)所蔵無30James Lee Byars: The Epitaph of Con.: Art is which Questions Have Disappeared (Wide White Space Gallery, 1969 Summer)19000918331Carl Andre (Wide White Space Gallery, 1969.9.19–10.16)19000918432Prospect 69: Joseph Beuys, David Lamelas (Kunsthalle, Düsseldorf, 1969.9.30–10.12)所蔵無33Pnamarenko. Multimillionair Stelt voor in de Wide White Space het Geheim der Specialisten. De fijne vliegtuigmechanica P. A. T. Portable Air Transport. (Wide White Space Gallery, 1969.10.24–11.21)所蔵無34Marcel Broodthaers: à la Deblioudebious/S: Exposition littéraire autour de Mallarmé (Wide White Space Gallery, 1969.12.2–12.20)19000918535David Lamelas (Wide White Space Gallery, 1970.1.31–2.28)19000918636Paul Joostens 1889-1960 (Wide White Space Gallery, 1970.3.25–4.25)19000918737Edward Kienholz: Watercolours (Wide White Space Gallery, 1970.5.1–6.10)190009188383e Salon International de Galeries Pilotes (Musée Cantonal des Beaux-Arts, Lausanne, 1970.6.21–10.4)所蔵無39Accrochage: Andre, Beuys, Broodthaers, Christo, Kienholz, Panamarenko, Warhol (Wide White Space Gallery, 1970.9.29–10.31)19000918940Georg Baselitz (Wide White Space Gallery, 1970.11.7–12.3)19000919041Multipels en grafische werken (Wide White Space Gallery, 1970.12.4–12.23)所蔵無42Panamarenko: De E.A. Ingenieur Antwerpse Luchtschipbouw (Wide White Space Gallery, 1971.1.15–2.15)19000919143Filliou, Køpcke, Panamarenko, Vercammen (Wide White Space Gallery, 1971.3.8–3.20)所蔵無44Carl Andre: Weathering Piece (Wide White Space Gallery, 1971.4.22–5.6)190009192453. International Frühjahrsmesse, Berlin Wide White Space: Panamarenko (Berlin, 1971.4.29–5.2)所蔵無46Daniel Buren (Wide White Space Gallery, 1971.5.11–6.5)19000919347Marcel Broodthaers: Figures anciennnes et modernes (Wide White Space Gallery, 1971.9.27–10.27)所蔵無48Kölner Kunsmarkt. Wide White Space Gallery: Marcel Broodthaers (Kunsthalle, Köln, 1971.10.5–10.10)所蔵無49Prospect 71: Projection (Kunsthalle, Düsseldorf, 1971.10.8–10.17)所蔵無50Robert Filliou: 15 Works of Robert Filliou to be looked upon as Exhibition for the 3d Eye. (Wide White Space Gallery, 1971.11.4–12.2)所蔵無51Edward Kienholz: 7 Works (Wide White Space Gallery, 1971.12.6–1972.1.16)19000919452Andy Warhol: Electric Chair (Wide White Space Gallery, 1972.1.20–3.1)所蔵無53Broodthaers, Christo, Panamarenko (Wide White Space Gallery, 1972.3.21–4.15)所蔵無54A. R. Penck: Training mit Standart (Wide White Space Gallery, 1972.4.15–5.13)19000919555David Lamelas: Cummulative Script (Wide White Space Gallery, 1972.5.22–6.2)19000919656Daniel Buren (Wide White Space Gallery, 1972.6.2–6.15)19000919757Marcel Broodthaers: Edition Le Corbeau et le Renard (1967–1972) (Wide White Space Gallery, 1972.6.17–6.30)19000919858Lawrence Weiner: Contributions to newspapers: Gazet van Antwerpen International Herald Tribune (1972.6.24–6.25)所蔵無59Kölner Kunsmarkt: Beuys, Broodthaers, Buren, Christo, Pnamarenko (Kunsthalle, Köln, 1972.10.3–10.8)所蔵無60Robert Filliou: 9 Works of Research from the Territory No 0 of the Genial Republic (Wide White Space Gallery, 1972.10.12–11.15)所蔵無61Christo: Works 1958–1972 (Wide White Space Gallery, 1972.11.15–12.7)19000919962Philippe Van Snick: Relaties (Wide White Space Gallery, 1972.12.12–1973.1.12)19000920063Marcel Broodthaers: Fig. 1: Programme (Wide White Space Gallery, 1973.1.13–1.28)19000920164James Lee Byars: A and B you ready to do some Fant. Show? Love B. (Wide White Space Gallery, 1973.2.10–3.10)19000920265Richard Long (Wide White Space Gallery, 1973.3.15–4.12)19000920366Ger van Elk (Wide White Space Gallery, 1973.4.14–5.9)19000920467Ger van Elk (Le Bailli in Brussel, 1973.4.24–5.20)19000920568David Lamelas: To Pour Milk into a Glass (Wide White Space Gallery, 1973.5.22–6.20)所蔵無69David Lamelas (Le Bailli in Brussel, 1973.5.22–6.20)所蔵無70Daniel Buren (Wide White Space Gallery, 1973.6.22–7.28)19000920671Lawrence Weiner: Mailing of a Card, Collection Public Freehold (Wide White Space Gallery, June 1973)19000920772Joseph Beuys: Tekeningen en Gouaches: Dessins et Gouaches (Le Bailli in Brussel, 1973.9.11–10.15)19000920873Joseph Beuys: "Eurasienstab" Sculptuur en film (Wide White Space Gallery, 1973.9.12–10.15)所蔵無747 Kölner Kunsmark: Buren, Broodthaers, Pnamarenko, Van Snick (Kunsthalle, Köln, 1973.9.29–10.6)所蔵無75Niele Toroni: Travail/Peinture de Niele Toroni: Rouge Bleu Jaune Vert Gris: Grijs Groen Geel Blauw Rood (Wide White Space Gallery, 1973.10.19–11.25)19000920976Niel Toroni (Le Bailli in Brussel, 1973.10.20–11.26)所蔵無77Panamarenko (Le Bailli in Brussel, 1973.10.30–11.25)19000921078Lawrence Weiner: Six Works of Lawrence Weiner Presented by Wide White Space Bruxelles/Antwerpen for Sale and/or Information over a Period of Time (Le Bailli in Brussel, 1973.11.27–12.22)19000921179Lawrence Weiner: Six Works of Lawrence Weiner Presented by Wide White Space Antwerpen/Bruxelles for Sale and/or Information over a Period of Time (Wide White Space Gallery, 1973.11.28–12.22)所蔵無80Carl Andre (Le Bailli in Brussel, 1974.1.8–2.4)19000921281Carl Andre: Thirteenth Copper Cardinal: Fourteenth Copper Cardinal: Twentyfifth Copper Cardianl (Wide White Space Gallery, 1974.1.10–2.4)19000921382Lothar Baumgarten: Antwepen (Wide White Space Gallery, 1974.2.4–2.25)所蔵無83Lothar Baumgarten: Antwepen (Le Bailli in Brussel, 1974.2.5–2.25)所蔵無84Bruce Nauman: Snaf (Wide White Space Gallery, 1974.3.8–4.11)19000921485Philippe Van Snick (Le Bailli in Brussel, 1974.3.12–4.29)19000921586Daniel Buren (Wide White Space Gallery, 23 April–June 1974)19000921687Henryk Stazewski (Le Bailli in Brussel, 1974.4.30–5.31)19000921788Marcel Broodthaers: Ne dites pas que je ne l'ai pas dit: Zeg niet dat ik het niet gezegd heb: Le Perroquet De Papegaai (Wide White Space Gallery, 1974.9.19–11.3)19000921889Marcel Broodthaers (Le Bailli in Brussel, 1974.9.25–11.3)190009219908 Kölner Kunsmark: Andre, Broodthaers, Lamelas, Pnamarenko, Somerlinck, Weiner (Köln, 1974.10.19–10.24)所蔵無91A. R. Penck (Le Bailli in Brussel, 1974.11.20–12.23)所蔵無92A. R. Penck: The light of the black candle (Wide White Space Gallery, 1974.11.21–12.23)所蔵無93Tekeningen: Drawings: Baselitz, Beuys, Broodthaers, Byars, Kienholz, Nauman, Panamarenko, Penck, Van Snick (Wide White Space Gallery, 1975.1.8–2.1)19000922094Peter Downsbrough (Wide White Space Gallery, 1975.2.3–2.22)19000922195Travail: Peinture de Niele Toroni (Wide White Space Gallery, 1975.2.26–3.15)19000922296David Lamelas: Cast: Carol Gary, Chris Holmes, Manuel Thomas Lucas, Michael Schwatz, John Voldstad (Wide White Space Gallery, 1975.3.19–4.14)所蔵無97Richard Long: Driftwood (Wide White Space Gallery, 1975.4.15–5.16)所蔵無98Philippe Van Snick: Symmetrische Teleningen (Wide White Space Gallery, 1975.5.18–6.15)所蔵無99Richard Long: Driftwood (Wide White Space Gallery, 1976.5.25–6.10)190009223100Lawrence Weiner: A work of Lawrence Weiner presented within the context of an installation (Wide White Space Gallery, 1977.5.4–6.5)190009224その他Vice-Versand, Wolfgang Feelisch [Remscheid]: [Vice-Versand], [1968?], Accompanied with 4 letters190009225※本リストは『Wide White Space: hinter dem museum: 1966–1976』(Richter Verlag, 1995)を元に作成。 『現代の眼』640号

所蔵作品展 MOMATコレクション(2026.3.3–2026.5.10) 

開催概要 東京国立近代美術館所蔵品ギャラリー(4~2階)  2026年3月3日(火)~2026年5月10日(日) 月曜日(ただし3月30日、5月4日は開館) 10:00–17:00(金・土曜は10:00–20:00)  入館は閉館30分前まで 一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 5時から割引(金・土曜) :一般 300円 大学生 150円 高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。 「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。  「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名まで。シルバー会員は本人のみ)  本展の観覧料で入館当日に限り、コレクションによる小企画(ギャラリー4)もご覧いただけます。  東京国立近代美術館

下村観山展

《弱法師》1915(大正4)年 重要文化財 東京国立博物館 Image: TNM Image Archives(前期展示) 展覧会概要 日本画家・下村観山は紀伊徳川家に代々仕えた能楽師の家に生まれ、橋本雅邦に学んだのち、東京美術学校に第一期生として入学しました。卒業後は同校で教鞭を執りましたが、校長の岡倉天心とともに辞職、日本美術院の設立に参加しました。 出品作品点数約150件、関東では13年ぶりの開催となる今回の回顧展では、狩野派、やまと絵の筆法を習得して若くから頭角を現した観山が、2年間のイギリス留学を通して世界をまたにかけた幅広い視野を身につけ、画壇を牽引する存在へと成長する軌跡を示します。そこからは、盟友の横山大観、菱田春草らとともに明治という新時代にふさわしい絵画を切り拓こうとした観山のひたむきな姿が浮かび上がってきます。 さらに、日本の古画や中国絵画の研究の成果、本人のルーツでもある能を主題とした絵画制作、時の政財界人とのサロンのようなネットワークにもスポットを当て、様々な角度から観山芸術の魅力に迫ります。これにより、明治から大正へと時代が移り変わる中で絵画のあり方に改めて向き合った観山が、自己表現のための芸術とはまた別の、作品を手に取る個人ひいては社会とともに生きる絵画を追い求めていったことが明らかになるでしょう。 ※会期中、一部の作品の展示替えを行います。 前期展示:3月17日(火)~4月12日(日) 後期展示:①4月14日(火)~5月10日(日)     ②4月14日(火)~4月26日(日)     ③4月28日(火)~5月10日(日)  下村観山(1873 - 1930) 見どころ 1. 誰もが圧倒される“超絶筆技”を味わう 狩野派、大和絵、琳派、中国絵画そして西洋絵画まで、東西の伝統的な絵画表現を徹底的に学び、自由自在に筆を操った観山。今もなお、その繊細な筆技は他の追随を許さないほどです。  2. 観山芸術の意義を再検証-作品の意味を読み解き、成り立ちを探る―  よく見ると和洋折衷の不可思議な表現、ミステリアスなモチーフなど、観山の作品には気になる部分がたくさんあることが分かります。そこには技法の他に、その作品を描くことになった経緯(作品の成り立ち)も関係しています。これらをひとつひとつ解きほぐすことで作品の示す意図を明らかにし、それを通じて観山芸術の意義を再検証します。 3. 大英博物館蔵、英国留学時の観山作品が里帰り 新しい日本の絵画には色彩の研究が必要だと考え、日本画家初の文部省留学生としてイギリスへ留学した観山。現地で親交を深めた小説家で東洋美術研究家のアーサー・モリソンに贈った自作(大英博物館蔵)が里帰り!作品からは、海外経験を通じ観山が考えた「日本画のあり方」をも感じていただけます。  主な展示作品 《木の間の秋》1907(明治40)年 東京国立近代美術館蔵(通期展示) 《ディオゲネス》1903-05(明治36-38)年 大英博物館蔵 ©The Trustees of the British Museum(通期展示) 《魚籃観音》1928(昭和3)年 西中山 妙福寺蔵(通期展示) 《毘沙門天 弁財天》1911(明治44)年 徳島県立近代美術館蔵(後期展示①) 《獅子図屏風》1918(大正7)年 水野美術館蔵(後期展示①) 《大原御幸》(部分)1908(明治41)年 東京国立近代美術館(半期で巻替え) 《楓》1925(大正14)年 南湖神社蔵 画像提供:白河市歴史民俗資料館(前期展示)  開催概要 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー 2026年3月17日(火)~5月10日(日) 月曜日(ただし3月30日、5月4日は開館) 10:00–17:00(金曜・土曜は10:00–20:00) 入館は閉館の30分前まで 一般  2,000円(1,800円)大学生 1,200円(1,000円)高校生 700円(500円) ( )内は20名以上の団体料金、ならびに前売券料金(販売期間:1月20日~3月16日)。いずれも消費税込み。 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展 「MOMATコレクション」(4-2F)もご覧いただけます。 東京国立近代美術館の窓口では会期中の開館日に限り当日券を販売いたします。前売券の販売はございません。 前売券やスペシャルチケット、オンラインチケットや各種プレイガイドでのご購入方法は本展公式サイトをご確認ください。 東京国立近代美術館、日本経済新聞社、テレビ東京、BSテレビ東京 ライブアートブックス 神奈川県立歴史博物館、横浜美術館 国立能楽堂、ビクセン 和歌山県立近代美術館:2026年5月30日(土)~7月20日(月・祝) 

杉本博司 絶滅写真

杉本博司 《相模湾、江之浦》 2025年 © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi 展覧会概要 様々な領域で活動する現代美術作家、杉本博司(1948-)。小田原文化財団 江之浦測候所をはじめ建築分野でも活躍し、日本の古典芸能など舞台芸術の演出では国内のみならずヨーロッパ数都市やニューヨークにも進出。その活動分野は書、陶芸、和歌、料理と多岐にわたっています。 そんな多才な杉本の芸術の原点は銀塩写真にあります。確たるコンセプトに基づく、独自の表現による作品はまた、銀塩写真の技術としても頂点を極めるものであり、写真がデジタルに置き換わった今、その技法は今やまさに「絶滅が危惧される」ものと言えます。 本展では杉本の初期(1970 年代後半)から現在に至る銀塩写真約60点を展観します。 写真作品で構成する美術館での個展は、国内では2005年の森美術館以来の開催となります。 さらに、所蔵品ギャラリー3階にて当館所蔵杉本作品全点、また制作の秘密を明かす未公開資料「スギモトノート」をサテライト展示します。 「スギモトノート」:写真作品制作における、撮影時および暗室での作業工程の覚書を記したノート。1970 年代半ばより記録は始まる。 展覧会構成と見どころ 初期から近作まで全13 のシリーズを3章構成で展示 本展は、3つの章、全13 シリーズにより、ゆるやかに時系列に沿いつつ杉本博司の作品世界の展開をたどります。 1章「時間・光・記憶」では、1970年代から80年代に着手され、杉本の評価を確立することになった〈ジオラマ〉〈劇場〉〈海景〉の3つのシリーズなどにより、作品世界の始まりを紹介します。 2 章「観念の形」では、人間の知性や想像力がつくりだしたさまざまな「かたち」を主題とした〈観念の形〉〈スタイアライズド・スカルプチャー〉など90年代末から展開されたシリーズにより、作品世界が拡張・深化していくプロセスを紹介します。 3章「絶滅写真」では、終焉を迎えつつある銀塩写真というメディアの始原にさかのぼる〈前写真、時間記録装置〉〈フォトジェニック・ドローイング〉から、近作〈Opticks〉まで、6つのシリーズにより、杉本が予見する“絶滅”をめぐるヴィジョンの行方を探ります。 初公開の新作 本展では初期代表作として知られる〈ジオラマ〉〈海景〉のシリーズ、そして〈スタイアライズド・スカルプチャー〉において、初公開となる新作の展示を予定しています。とくに杉本のデビュー作として知られる〈ジオラマ〉では、《ポコット族》などいくつかの新作を加えた構成により、1975 年、シリーズの始まりからひそかに構想され、半世紀を超えてついに実現に至った、人類史をめぐる深淵なストーリーが初めて提示されます。 “絶滅”をめぐって 本展のタイトルでもある「絶滅写真」とは、銀塩写真というメディアの終焉と自らの作家活動の終幕を見すえて浮上した主題です。しかし本展で示される“絶滅”をめぐるヴィジョンとは、それにとどまるものではありません。それではいったい何が“絶滅”しようとしているのか? 半世紀にわたって写真というメディアによる表現の可能性を拡張・深化させてきた杉本の作品世界の全体像を見わたす本展において、通奏低音として示される“絶滅”という主題にご注目ください。 《観念の形 0003》 2004年 ゼラチン・シルバー・プリント 149.2 × 119.4 cm © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi 《スタイアライズド・スカルプチャー 120, [クリスチャン・ディオール、Bar、1947]》 2025年 ゼラチン・シルバー・プリント 149.2 × 119.4 cm © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi 《カリブ海、ジャマイカ》1980年 ゼラチン・シルバー・プリント 119.4 × 149.2 cm © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi 《パレス・シアター、ゲーリー》 2015年 ゼラチン・シルバー・プリント 119.4 × 149.2 cm © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi 《ポコット族》 2025年 ゼラチン・シルバー・プリント 119.4 × 185.4 cm © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi 杉本博司プロフィール 1948年生まれ。1970年渡米後、1974年よりニューヨークと日本を行き来しながら制作を続ける。 初期代表作に〈ジオラマ〉〈海景〉〈劇場〉シリーズがある。2008年に建築設計事務所「新素材研究所」、2009年に公益財団法人小田原文化財団を設立。2017年には構想から10年をかけて建設された文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」を開設。 演出と空間を手掛けた『At the Hawk’s Well / 鷹の井戸』が2019年秋にパリ・オペラ座にて上演。著書に『苔のむすまで』『現な像』『アートの起源』『江之浦奇譚』『影老日記』などがある。2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)受賞、2010年秋の紫綬褒章受章、2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ叙勲。 2017年文化功労者に選出、2023年日本芸術院会員に就任。 開催概要 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー 2026年6月16日(火)~9月13日(日) 月曜日(ただし7月20日は開館)、7月21日(火) 10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00) 入館は閉館の30分前まで 一般  2,300円(2,100円) 大学生 1,200円(1,000円) 高校生 700円(500円) ( )内は20名以上の団体料金、ならびに前売券料金(販売期間:4月21日~6月15日)。いずれも消費税込み。 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)もご覧いただけます。 東京国立近代美術館の窓口では会期中の開館日に限り当日券を販売いたします。前売券の販売はございません。 前売券やスペシャルチケット、オンラインチケットや各種プレイガイドでのご購入方法は本展公式サイトをご確認ください。 東京国立近代美術館、日本経済新聞社 公益財団法人小田原文化財団、ギャラリー小柳

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学校・団体向けプログラム

授業や行事、部活動で来館される中学生、高校生、大学生を対象に、所蔵作品展「MOMATコレクション」でスクールプログラムを行っています。来館目的、滞在時間や人数、ご希望などに応じてご提案しています。いずれのプログラムも来館の45日前までにお申込みが必要です。(企画展を扱うスクールプログラムは行っておりません。) 小学生の受入が可能な場合もあります。ご相談ください。 イラスト:永井ひでゆき スクールプログラム 当館の所蔵作品展を必ず見ていただきたいため、プログラムのみの提供はしておりません。下記表に「滞在時間の目安」を記載しておりますので、ご参照ください。 プログラム人数滞在時間の目安場所ギャラリートーク(30〜45分)10~40人90分以上所蔵品ギャラリーガイダンス/レクチャー(15〜30分)20~140人60分以上講堂 スクールプログラムのお申し込みはこちら: プログラム内容や人数等の条件をご確認のうえ、下記の申込フォームにてお申込みください。 受付は来館の45日前まで。申込多数の場合は先着順で対応します。 令和7(2025)年度のスクールプログラム ※今年度の募集は終了いたしました。26年度の受付については3月ごろ開始予定です。 プログラム不要(観覧のみ)の場合はこちら(来館3日前まで受付): 団体観覧料について 小・中学生、高校生およびキャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員の所蔵作品展観覧料は無料です。また、教育目的の観覧は、引率する生徒・学生の料金が発生しないものに限り引率の教員も無料となります(職員証の身分証明書の提示が必要です)。企画展につきましては展覧会により設定が異なりますので、各展覧会のページをご確認ください。 キャンパスメンバーズについて: ギャラリートーク 場所:所蔵品ギャラリー人数:10~40人所要時間:30〜45分 生徒が少人数のグループに分かれて、MOMATガイドスタッフ(当館ボランティア)等と対話を交えて1〜3点の作品をじっくり見ていきます。授業の学習目的にあわせて作品等を決めるので、教員と教育普及室との事前の打ち合わせが必ず必要です。 ガイダンス/レクチャー 場所:講堂人数:20~140人 所要時間:15~30分 講堂でスライドを用いて、教育普及担当のスタッフが当館の概要を紹介します。東京国立近代美術館の沿革や所蔵作品の特徴、教育普及活動などについて、教育普及担当のスタッフが話します。教員と教育普及室との事前の打ち合わせが必ず必要です。 美術館案内「ソーシャルストーリー」 「Social Story はじめて美術館にいきます。」は、主に発達障害がある方とその家族に向けた美術館案内です。 発達障害の方をはじめ、美術館にはじめて訪問する方、利用することに不安を感じる方などが、どなたでも美術館を楽しみながら過ごすことができるよう、わかりやすく説明した冊子です。 下記よりPDFファイルをダウンロードできるほか、学校向けに印刷版もご用意しています。(印刷冊子をご希望の場合は、教育普及室までお問い合わせください) 「Social Story(ソーシャルストーリー)はじめて美術館にいきます。」企画・編集:国立アートリサーチセンター(ウェブサイト)編集:東京国立近代美術館 お問い合わせ 東京国立近代美術館 教育普及室メール: school@momat.go.jp電話:03-3214-2605(受付時間:平日10:00-17:00)

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