コレクション
唐蜀黍(とうもろこし)
小林古径1939
基本情報
- 作品名
- 唐蜀黍(とうもろこし)
- 作家名
- 小林古径 作家詳細
- 制作年
- 1939
- 収蔵方法
- 購入
- 支持体
- 紙本
- 素材・技法
- 彩色
- 形状
- 屏風2曲1双
- 作品サイズ(cm)
- 各167.6×181.0
- 作品番号
- J00511
作品解説
唐蜀黍を左右に一本ずつ、対照的な姿と色彩で描き、両者を対峙させる構図。右隻の唐蜀黍はまっすぐに伸びあがる安定した姿ですが、左隻のそれは強い風になびいているのか、大きく右に傾いでいます。この静と動を対比させる構図は、尾形光琳の《紅白梅図屏風》(18世紀、MOA美術館蔵)など琳派の作品でもしばしば見られるものです。また、余白を生かした構図や、たっぷりとした形態描写、葉の表現に用いられた「たらし込み」の技法からは、俵屋宗達に対する深い関心を見て取ることができます。