コレクション
解放され行く人間性
丸木俊(赤松俊子)1947
基本情報
- 作品名
- 解放され行く人間性
- 作家名
- 丸木俊(赤松俊子) 作家詳細
- 制作年
- 1947
- 収蔵方法
- 購入
- 素材・技法
- 油彩
- 支持体
- キャンバス
- 形状
- 額
- 作品サイズ(cm)
- 130.0×97.0
- 作品番号
- O01284
作品解説
「解放され行く人間性」という言葉は、今日では少し観念的に思えるかもしれません。しかしこの絵が発表された1947(昭和22)年当時は、切実な響きをもっていたことでしょう。敗戦後、日本では連合国軍によって民主化や女性の解放が進められたため、堂々と佇む女性の姿に新しい時代への希望を重ね合わせることもできます。しかし、赤松は「明るい健康な日本人の顔」を描こうとしたもののうまくいかず、本作の翌年に「原爆の絵を描かねば、と思いたった」(『女絵かきの誕生』2000年)と振り返っています。

