コレクション

星をみる女性

太田聴雨

1936

基本情報

作品名
星をみる女性
作家名
太田聴雨 作家詳細
制作年
1936
収蔵方法
管理換
支持体
紙本
素材・技法
彩色
形状
作品サイズ
273.0×206.0

作品解説

なぜ、望遠鏡を囲む女性たちの着物の柄は、春蘭、牡丹、小菊、楓というように、季節がまちまちなのでしょう? もしかしたら彼女たちは巡りゆく季節の象徴で、この絵は「天体の運行」というような表現し難いものを描こうとしているのではないか、とも思えます。ところで、女性がのぞく望遠鏡は、8インチの径をもつ国産初の本格的な屈折赤道儀でした。開発は日本光学工業株式会社(現・株式会社ニコン)。1931(昭和6)年に東京科学博物館(現・国立科学博物館)に設置され、2005(平成17)年まで現役でした。

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