コレクション

横山操

1957

基本情報

作品名
作家名
横山操 作家詳細
制作年
1957
収蔵方法
寄贈
支持体
綿布
素材・技法
彩色
形状
作品サイズ
317.0×134.0

作品解説

1957(昭和32)年7月6日未明に、幸田露伴の小説『五重塔』(1892年)で有名な台東区谷中の天王寺の五重塔が、放火心中のために焼け落ちました。この知らせを聞いて、横山はすぐ現場に駆けつけ、黒焦げた骨組みのみをとどめる塔の無残な姿を、すばやくスケッチしたといいます。そのときの印象そのままに、横山は、縦長の大画面に真っ正面から塔だけを大きく捉えています。左右の両端を大胆にトリミングして、垂直にそびえたつ塔の存在感を効果的に引き立てる構図の工夫も見てとれます。

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