コレクション

日稼

竹内栖鳳

1917

基本情報

作品名
日稼
作家名
竹内栖鳳 作家詳細
制作年
1917
収蔵方法
購入
支持体
絹本
素材・技法
彩色
形状
作品サイズ
210.5×88.5

作品解説

手前から順に、笠、流し場、娘、釜、障子、金色の平卓、堆朱の箱、そして阿弥陀の掛軸と、たくさんのモチーフが重なっていることに気づいた途端、平たく見えていた(しかも流し場のパースに迷いがある)画面に奥行きを認知できるようになるのが不思議です。作者はその落差を最大にしたかったようです。なぜなら、流し場以外のモチーフを正対させ、娘の着物なんて平たくベタ塗りにしているのですから。それでもまだ平たさが足りないと思ったのか、「写実の匂ひが鼻につく」作品になった(「文部省展覧会日本画作家の作意と苦心」『太陽』1917年11月)とコメントしました。

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