バーバパパ 55周年×国立工芸館移転開館5周年 「想いをぎゅっと やきものワークショップ」
会期
対象
こども・ファミリー
国立工芸館では、1970年にフランスで絵本が登場して以来、どんな形にも変身できるキャラクターとして親しまれてきたバーバパパの55周年、そして国立工芸館の移転開館5周年を記念し、「想いをぎゅっと やきものワークショップ」を開催します。本企画は、可塑性が高く、手のなかでうごめく土のテクスチャーから生まれるやきものの造形が、バーバパパファミリーのフォルムと共通した性質をもつことに着目したところから始まりました。講師には、陶芸家で今年日本藝術院会員に就任された十一代大樋長左衛門(年雄)さんをお迎えします。
今回のワークショップは、2つの作品をつくるお楽しみをご用意しました。最初はうつわ。参加者自身の日々の暮らしからイメージする大きさやかたちを土のなかでつかみ取ります。次は、大切な人への想いをこめて自由な造形に挑戦します。丸まる、伸びる、くっつきはなれ、へこみふくらむ・・・変身が得意なバーバパパのしなやかなボディ同様に、変幻自在の可能性をもった陶土は、つくる人の個性や気持ちを受け止めて、ユニークな姿をあらわすことでしょう。この夏の工芸館でのひとときが、子どもたちの明日に豊かな実りをもたらすことを期待しています。

- 日時
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2025年8月10日(日)午前10:00~午後12:30
- 会場
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国立工芸館 多目的室
- 講師
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十一代 大樋長左衛門(年雄)氏
- 対象
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小学生
※イベントルームには参加者ご本人のみご入室いただけます(ご見学不可)。
※お迎えの際には保護者の方もご入室いただけます。力作の焼成前の姿をぜひともご覧ください。
- 定員
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30名(事前申込み・応募多数の場合は抽選)
- 抽選締切日
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2025年7月8日(火)23:59
- 当選結果の連絡(予定)
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2025年7月11日(金)
※当選者の方のみにご連絡をいたします。
- 参加費
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無料
※協賛をいただき特別に無料となりました!
- 持ち物
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エプロン、タオル
※陶土や水などで汚れてもいい衣服でご参加ください。
- 主催
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国立工芸館、国立アートリサーチセンター
- 特別協力
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大樋美術館
- お問合わせ
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国立工芸館教育普及室
※後日、大樋長左衛門氏の工房で施釉・焼成した完成品を工芸館にてお渡しします。(ご来館が難しい場合は着払いで郵送いたします。)
講師プロフィール
十一代 大樋長左衛門(年雄)
江戸時代から続く茶陶の大樋窯十代大樋長左衛門(文化勲章受章者・日本藝術院会員)の長男として、1958年金沢に生まれる。1985年にボストンユニバシティ大学院修士課程修了。2016年に十一代 大樋長左衛門襲名。2025年に日本藝術院会員就任。
トヨタショールーム、ミラノサローネでのデザイン参画など大樋焼の伝統を継承しながら、美術家、デザイナーとして国内外で多岐にわたり活動。
金沢大学客員教授、グッドデザイン賞受賞(経済産業省)、 ハンガリー国家勲章受章、恩賜賞・日本藝術院賞受賞。


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