展覧会

開催予定 企画展

こどもとおとなの自由研究 もようわくわく²

会期

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会場

国立工芸館

展覧会について

“もよう”はなぜ存在するのでしょう。
「シンプルイズベスト」とか「ないほうがモダン」などといわれても、もようは決してなくなりません。目と心を捉えてやまない何かがもようにはあります。
もように日本的な美意識が見られるようになったのは唐風から和様に転じた平安期以降といわれています。そこから今にいたるまで、もようの世界は百花繚乱。丸や菱形に動植物の姿かたちを素敵におさめたかと思えば、降りしきる雨や雪、ゆらめきのぼる蒸気をもようフィルターにかけて眺めたり。花鳥風月に身の回りの品々、化学変化の跡だって、もようとならないものはただのひとつもない。そのどれにも、いつか・誰かの「好き」や「いいね」が宿り、そんなわくわく気分が、もように目を留めた私たちの元にも届けられているようです。
本展は工芸ビギナーから愛好家まで満喫できる近・現代工芸の名品約140 点で構成。
1974 年『紋文帖(もんもんちょう)』の裏表紙でこっそり「悶々」いいながら、生涯をこの仕事に捧げたもよう作りの天才・芹沢銈介(せりざわけいすけ)の特集展示も同時開催。小さな下絵から代表作の屏風まで、どのフェーズも見逃せない約20 点を展観します。

※会期中一部展示替えをいたします。
前期:7月3日~8月16日/後期:8月18日~9月23日

本展の楽しみかた

あなたの「スキ」とであう夏

暑い夏の日、涼しい室内でひととき美しきものを眺めては、ふわっとまったりもようの世界に浸るのもヨシ。
シール帳にお気に入りを集めるみたいにもようの写真を撮って、家族や友だちと見せ合ったり、ひとりうっとり眺めるのもアリ。
もようにこめた意味や歴史や素材技法を知りたくなったら多言語テキスト&音声ガイドで鑑賞を深めましょう。
スマホやタブレットでご利用いただけます。音声ガイドを試したい方はイヤホンをお忘れなく。

「おかえりなさい」と「はじめまして」のポケモン×工芸

2023年に国立工芸館で開催した「ポケモン×工芸展ー美とわざの大発見ー」。
なかでも幅広い年齢層から「好き」を寄せられた〈ポケモン×江戸小紋〉が、旅(巡回展)の途中で生まれた仲間といっしょに登場します。
あの作品をもう一度金沢で見たかった方、その後の“新作”のウワサが気になっていた方、今回の2点どちらも必見です。

たんけんキットで遊びながら気づきと学びを誘いだす

昨夏ご好評いただいたステキな写真と見どころヒント満載のワークブックを今年も作りました。
集中を促す「ジロメガネ」とあわせて会場をめぐり、納得の印を付属のシールで可視化します。対象は中学生以下、無料です!
こどもたちの鑑賞の成果は、絵とキーワードでイチオシ作品を紹介する「ずかんカード」(ワークシート)で大公開。
カードにほとばしる熱意と鋭い眼差しは、おとなの鑑賞意欲を奮い立たせるほど…。
夜間開館時はおとなの方も“たんけん”一式をご体験いただけます(無くなり次第終了)。

高野松山《群蝶木地蒔絵手箱》(部分) 1963年 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓

展覧会構成

展示室1 いき・もの ~もようが紡ぐ日々のかがやき

生きとし生けるものへの慈しみは、もよう世界を豊かに彩ります。この部屋ではもようのモチーフ、とくに自然から得たイメージに注目します。もようとして囲み取って賞翫(しょうがん)する習慣の奥には、自然物の生命の輝きを身の回りの品々に写し取り、長寿や富貴、美しさなどさまざまな願いが託されてきました。皆さんの記憶に残るもようにも、誰かの想いがこもっていたかもしれません。#Life #伝統 #想いの深さにグッとくる

北村武資《経錦帯「春苑」》(部分) 2012年 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓
森口華弘《訪問着薫秋》(部分) 1964年 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓
松田権六《蒔絵螺鈿有職文筥》1960年 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓
初代宮川香山《色入菖蒲図花瓶》1897-1912年頃 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓

展示室2 いっこ・いっぱい ~構成力でもようの魅力を拡張する

工芸のフォルムは機能を適えるために実に多種多彩。そのなかでもようの“数”を定めた作家の視点に迫ります。手前があれば向こうもある白い壺。そこで魚がただ1尾、悠々と泳ぐ余情に浸り、他方では繰り返しパターンが呼び起こすリズムの効果も捨てがたい。もしも、もようの数を変えるならば……。そんな風に想像すると作品の見えかたも広がりそうです。#デザインの力 #どっちが好き? #最適解に挑戦する?

石黒宗麿《白地黒絵魚文扁壺》1940-41年頃 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓
稲垣稔次郎《木綿地型絵染壁掛虎》(3点組の1) 1960年 国立工芸館蔵〔前期展示〕
小宮康義《江戸小紋着尺「ゲンガー・ゴースト」》(部分)2022年 撮影:斎城卓
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ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

展示室3 きっちり・どっきり~もようを生み出すわざに震える

工芸といえば匠のわざ。作者の素材技法への深い理解とパッションがこのジャンルを際立たせ、こどもたちにも「カッコイイ!」といわせる魅力を放ちます。緻密な計算に基づく挑戦は、ときに破綻ギリギリとも見える大胆さを導きますが、優れた作品ほど両者を行き来するもの。優美なもようのなかでも起きている“事件”の数々。これは見逃せません。#物理とか化学とか #ともかくすごい #カッコイイ

松井康成《練上嘯裂文茜手大壺》(部分)1981年 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓
志村ふくみ《紬織着物 鈴虫》1959年 国立工芸館蔵 撮影:米田太三郎〔後期展示〕
関谷四郎《赤銅銀接合皿》1972年 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓

ほかにもイロイロ くつろぎタイムや帰り道にも  ~五感で広がるもようワールド

ラウンジの設えには人間国宝・黒田辰秋が手がけた長椅子と、彫刻家イサム・ノグチがライフワークとしたAKARI シリーズの照明をご用意しました。寄りかかった背もたれに深く彫り出される花文のぬくもりや、もよう越しに広がるおだやかな陰影は、きっと皆さんの感性を心地よく刺激することでしょう。展覧会のあとは、ぜひ裏庭にも足を伸ばして、橋本真之による《果樹園―果実の中の木もれ陽、木もれ陽の中の果実》のまわりをそぞろ歩いてみませんか。10 年がかりの大きな大きな金属
ボディに大小無数の丸があますところなく穿(うが)たれた迫力のもようワールドは唯一無二。内部の「木もれ陽」もようも要チェックです。

黒田辰秋《欅拭漆彫花文長椅子》(部分) 1949年頃 国立工芸館蔵 撮影:斎城卓

開催概要

会場

国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2)

会期

2026年7月3日(金)~9月23日(水・祝)

休館日

月曜日(ただし7月20日、9月21日は開館)、7月21日

開館時間

午前9時30分-午後5時30分
※入館時間は閉館30分前まで

主催

国立工芸館、北國新聞社

後援

MRO北陸放送、テレビ金沢

観覧料

個人 団体(20名以上) 割引料金
一般 1,000 900 900
大学生 700 600 600

個人

一般

1,000

大学生

700

団体(20名以上)

一般

900

大学生

600

割引料金

一般

900

大学生

600

*いずれも消費税込。
*高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料。
それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。
*MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバーパートナーは本人のみ)は無料。
*外国人を引率し通訳案内のために同行する通訳案内士は無料。
*キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証のご提示で割引料金。
*文化の森おでかけパスをお持ちの方は割引料金。
*石川県立美術館、金沢21世紀美術館、石川県立歴史博物館、石川県立伝統産業工芸館(いしかわ生活工芸ミュージアム)、金沢市立中村記念美術館の主催展覧会入場券半券を窓口で提示した方は割引料金。
*北陸鉄道株式会社(北陸鉄道バス)「金沢市内1日フリー乗車券」のご提示で乗車日当日に限り割引料金。

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