展覧会
会期終了
企画展
交差するまなざし:ヨーロッパと近代日本の美術 東京国立近代美術館、国立西洋美術館所蔵作品による
会期
会場
東京国立近代美術館
東京国立近代美術館と国立西洋美術館とが初めて共同で企画した展覧会。両館の所蔵品の中から選りすぐった絵画、彫刻などを6つの章に分けて展示した。印象派を特徴づける「外光への関心」をはじめ、「装飾性」「細密描写」「物語表現」「マチエール」といった日本の近代絵画の諸問題や、ロダンと日本の近代彫刻との関係に焦点を当て、日本とヨーロッパの芸術家たちの交差するまなざしの意味を改めて見つめ直そうとした。
開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館
- 会期
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1996年7月20日‒9月8日(44日間)
- 入場者総数
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31,916人(1日平均725人)
- カタログ
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29.0×22.5cm (269) p.
- カタログ掲載論文
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- 西欧へのまなざし / 高階秀爾
- 空間について / 本江邦夫
- 点描表現の日本における受容をめぐって─太田喜二郎を中心に / 大谷省吾
- 装飾の系譜─壁画から壁面へ / 蔵屋美香
- 岸田劉生におけるデューラーの受容 ─ 複製画を通して見た西洋古典絵画 / 佐藤直樹
- 明治期洋画のイコンとナラティブ─歴史画受容をめぐる一試論 / 喜多崎親
- 19世紀後半以降の西洋美術の状況と近代日本洋画における「写実」の関係をめぐって─ギュスターヴ・クールベと須田国太郎のマチエール分析を中心的論点として / 都築千重子
- 表面と内的生命─日本近代彫刻におけるロダニズムの暗部 / 髙橋幸次
- 展覧会評
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- [アート]交差するまなざし 近美と西美が合同企画展 / 渋沢和彦産経新聞 1996年7月28日
- 交差するまなざし / 宝玉正彦 日本経済新聞 1996年8月13日
- [美術]「交差するまなざし」展 西欧と日本の「近代」見つめ直す / 大西若人 朝日新聞(夕) 1996年8月15日
- 出品点数
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127点
- 出品作家数
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95人
- 講演会
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- 喜多崎親 都築千重子
- 中学・高校美術科担当教諭のための美術鑑賞講座 / 本江邦夫
- 小・中学生向けプログラム
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美術鑑賞教室
- 共催
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国立西洋美術館