展覧会

会期終了 企画展

No Museum, No Life?――これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会

会期

会場

東京国立近代美術館本館企画展ギャラリー

見どころ

美術館そのものをテーマにAからZまでの36個のキーワードを事典風に構成             

本展は、「美術館」そのものをテーマとしています。美術館の構造や機能から着想を得たAからZまでの36個のキーワードに基づいて展覧会を構成し、これらのキーワードに沿って、事典を思わせる空間構成の中で、紀元前から現代、西洋から東洋までの幅広い時代と地域の作品約170点を厳選して紹介します。そして作品と同時に、美術館の活動に関わる資料も織り込んで展示します。

国立美術館5館のコレクションから約170点を展示 

本展は、国立美術館5館の合同展です。独立行政法人国立美術館は、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館の5館で構成され、2001年4月に発足して今年で15年目を迎えました。これら5館が協力して行うこのたびの展覧会は、2010年の「陰影礼讃」展(国立新美術館)に続き2度目の開催となるものです。実に幅広い5館のコレクションから、ルノワールやロダンなどの作品はもちろん、私たちの常識に鋭く問いをつきつけるような現代の作品もご紹介します。

まるで美術館をテーマにした巨大な事典の中を歩くような展示空間

展覧会場に足を踏み入れると、さながら美術館をテーマとした巨大な事典の中を歩くような体験をすることができるでしょう。会場構成はトラフ建築設計事務所、グラフィック・デザインは建築設計事務所アトリエ・ワンに在籍したこともあるデザイナーneucitora 刈谷悠三さんによるものです。いっぷう変わった空間のなかで作品を鑑賞するだけでなく、美術館がもっと身近に感じられるような気づきに満ちた展覧会となることをお約束します。

AtoZ 36のキーワード

まるで事典をひもとくように36個のキーワードに沿って作品を紹介していきます。作品は国立美術館5館のコレクションから厳選した様々な時代や分野の約170点を展示。そのほか美術館にまつわる資料や備品も展示し、これまでとは一味違った趣向で楽しんでいただける構成です。

例えばAのキーワードの一つは「Artist」【アーティスト】。ここではアンリ・ルソーの絵画や森村泰昌の写真作品など、古今東西の作家のイメージを紹介します。またBのキーワードには「Beholder」【観者(かんじゃ)】が挙げられています。ここではルーヴル美術館で作品を見る人々の姿を捉えたトーマス・シュトゥルートの写真作品などを展示します。

Architecture 【建築】
Archive 【アーカイヴ】
Artist 【アーティスト】
Art Museum 【美術館】
Beholder 【観者】
Catalogue 【カタログ】
Collection 【収集】
Conservation 【保存修復】
Curation 【キュレーション】
Discussion 【議論】
Earthquake 【地震】
Education 【教育】

Event 【イベント】
Exhibition 【展示】
Frame 【額/枠】
Guard 【保護/警備】
Handling 【取り扱い】
Hanging 【吊ること】
Haptic 【触覚的】
Internet 【インターネット】
Journalism 【ジャーナリズム】
Light 【光/照明】
Money 【お金】
Naked/Nude 【裸体/ヌード】

Original 【オリジナル】
Plinth 【台座】
Provenance 【来歴】
Record 【記録】
Research 【調査/研究】
Storage 【収蔵庫】
Tear 【裂け目】
Temperature 【温度】
Wrap 【梱包】
X-ray 【エックス線】
You 【あなた】
Zero 【ゼロ】

カタログ情報

イベント

ギャラリートーク

桝田倫広(東京国立近代美術館研究員・本展企画者)、新藤淳(国立西洋美術館研究員・本展企画者)

2015 年6 月26 日(金) 18:00-19:30
2015 年7 月11 日(土) 14:00-15:30
2015 年8 月28 日(金) 18:00-19:30

場所:1階企画展ギャラリー
*申込不要、要観覧券

MOMATサマーフェス

2015 年7月31 日(金)~  2015年8月2日(日)の3日間

詳細はこちら

開催概要

会場

東京国立近代美術館 企画展ギャラリー

会期

2015年6月16日 – 2015年9月13日

開館時間

10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)

  • 入館は閉館30分前まで
休館日

月曜日(ただし7 月20 日は開館)、7月21日(火)

観覧料

一般1000(800)円
大学生500(400)円

  • ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
  • 高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
  • それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。
  • 本展の観覧料で入館当日に限り、「事物─1970年代の日本の写真と美術を考えるキーワード」(2Fギャラリー4)、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)もご覧いただけます。
主催

独立行政法人国立美術館

共催

朝日新聞社
東京新聞
日本経済新聞社
毎日新聞社
読売新聞社
NHK

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