展覧会
開催予定
企画展
中平卓馬展(仮称)
会期
会場
東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
中平卓馬(1938-2015)は、日本の戦後写真における転換期となった1960年代末から70年代半ばにかけて、実作と理論の両面において大きな足跡を記した写真家です。60年代末には “アレ・ブレ・ボケ”と呼ばれる映像によって既存の写真美学に異議を申し立て、70年代に入るとそれまでの自らの試みをも否定し、新たな方向を模索するなど、そのラディカルで挑発的な姿勢は、同時代の写真表現、ひいては近代社会の在り方それ自体への問いを投げかけるものでした。
中平は77年に急性アルコール中毒で倒れ、記憶喪失を患い、活動を中断します。再起後は2010年代の初頭まで作品を発表し続けますが、そこでの試みは、既存の写真表現の枠外で、ひたすら世界の断片をとらえ続けるような写真行為へと収斂していきます。
本展は没後初めての本格的な回顧展として、近年あらたに見つかった作品や資料なども踏まえ、今日もなお看過できない問いを投げかける、中平の写真をめぐる思考と実践の軌跡をたどります。

開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
- 会期
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2024年2月6日(火)~ 4月7日(日)
- 休館日
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月曜日(祝休日は開館し翌平日休館)
- 開館時間
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10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)
- 主催
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東京国立近代美術館
アクセシビリティへの取り組み
どなたさまにもゆっくり作品を鑑賞いただけるよう心がけています。
- 会場案内スタッフ
- 車椅子、ベビーカーの貸し出し
- 受付での筆談ボード
- 会場内の写真撮影(一部の作品を除く)
- 補助犬同伴可
- 手荷物用コインロッカー
- お身体が不自由な方のための駐車場
- 館内に座って休める場所
- 多目的トイレ
- 救護スペース
- 授乳室