の検索結果

の検索結果

アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦|ナイト・レクチャー「アンチ・アクションとアクションとアンチ・アート」 

本展のタイトルである「アンチ・アクション」は、1960年代に日本を席巻した「アクション・ペインティング」と対をなす言葉です。出品作を見るだけでは十分に知ることが難しいこの絵画動向について、その受容や広がりについてお話しします。合わせて、この時代の日本の前衛美術の代名詞となっていた「反芸術(アンチ・アート)」についてあらためて見直します。  山崎つる子 《作品》 1964年芦屋市立美術博物館蔵 © Estate of Tsuruko Yamazaki, courtesy of LADS Gallery, Osaka and Take Ninagawa, Tokyo 2026年1月16日(金)18:00-19:00(開場は17:30) 成相肇(本展企画者、東京国立近代美術館主任研究員)  東京国立近代美術館 地下1階講堂 140名(先着順) 参加無料(観覧券不要)  イベントの撮影、録画、録音はお断りしております。  イベント参加後の展覧会への再入場は可能です。  内容や日時は都合により変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。  イベントのオンライン同時配信、アーカイブ配信はありません。 

アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦|中嶋泉氏講演会

今回の展覧会は、書籍『アンチ・アクション─日本戦後絵画と女性画家』(2019年)を足がかりにした企画です。その著者であり、本展に学術協力をいただいた中嶋泉氏をお招きし、「アンチ・アクション」という造語を提唱するに至った背景や、ジェンダー研究の最新動向を汲むご研究の内容、そして本展とのかかわりについてお話しいただきます。  山崎つる子 《作品》 1964年芦屋市立美術博物館蔵 © Estate of Tsuruko Yamazaki, courtesy of LADS Gallery, Osaka and Take Ninagawa, Tokyo 2025年12月20日(土)14:00-15:30(開場は13:30) 中嶋泉氏(本展学術協力者・大阪大学大学院人文学研究科准教授) 東京国立近代美術館 地下1階講堂 140名(先着順)   参加無料(観覧券不要) イベントの撮影、録画、録音はお断りしております。 イベント参加後の展覧会への再入場は可能です。 内容や日時は都合により変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。 イベントのオンライン同時配信、アーカイブ配信はありません。

No image

東京国立近代美術館について

東京の中心部に位置する東京国立近代美術館は、皇居や北の丸公園、千鳥ヶ淵など、自然豊かな環境に囲まれた、日本で最初の国立美術館です。19世紀末から現在に至る日本の近現代美術を中心とする作品や資料の収集・保管に取り組みながら、調査研究に基づく、さまざまな展覧会や、出版活動、ラーニング・プログラムといったさまざまな活動を行い、美術の価値を世界の人々と共有することを目指します。 1. コレクション 19世紀末から現在に至る日本の近現代美術作品を中心に、社会的文脈やグローバルな視点も交えながら収集しています。また、国内外の美術館などで開催される展覧会へ所蔵作品の貸出を行なっています。 岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》1915年(重要文化財) 2. 美術資料の収集・公開 近現代美術に関する資料を所蔵する専門図書館として、国内外の美術関連図書や雑誌、展覧会カタログ、画集、写真集などを収集し、一般の方々に公開しています。オンライン上では、東京国立近代美術館リポジトリを通して、当館の研究成果の発信に努めています。 3. 調査研究 美術実践の推進・充実を図るため、当館に所属する研究員は、ときに他の機関と協働しながら、調査研究に励んでいます。また、その成果を展覧会、展覧会カタログ、講演会、東京国立近代美術館ニュース『現代の眼』、研究紀要、所蔵品目録、活動報告、または外部機関が企画する出版物や講演会などを通じて発信しています。 4. 展覧会 所蔵作品展「MOMATコレクション」 日本画、洋画、版画、彫刻、写真、映像など13,000点を超える所蔵作品から、会期ごとに約200点を展示する国内最大級のコレクション展示。19世紀末から現在に至る日本を中心とした美術の流れをたどることができる国内随一の展示です。会期ごとに作品を入れ替え、小特集の開催なども積極的に企画し、常に新鮮な見方を提案しています。 企画展 国内外の作家の個展や、時代や社会を検証するテーマ展など、企画性に富んだ展覧会を年に数回開催しています。 5. 教育普及 企画展にあわせて講演会やシンポジウム、ギャラリートークなどを開催するほか、所蔵作品展でも、解説ボランティアによる所蔵品ガイドを行なっています。学校団体に対しては、目的や特性に応じたきめ細やかな鑑賞プログラムや、未就学児を含む家族向けのワークショップ、英語による鑑賞・異文化交流プログラム、ビジネスパーソン向けの鑑賞ワークショップを行っています。近年では、オンラインでのキュレータートーク、対話鑑賞、遠隔授業なども企画・運営しています。

No image

採用情報

国立美術館職員を騙る電話について 詳細は国立美術館のページをご覧ください 東京国立近代美術館 国立工芸館 国立美術館 独立行政法人 国立美術館 職員公募一覧

ガイドスタッフによる所蔵品ガイド

撮影:加藤健 ガイドスタッフによる所蔵品ガイド MOMATガイドスタッフ(ボランティア)が選んだ所蔵作品数点を、対話を交えて鑑賞します。ガイドスタッフ・作品は毎回変わります。その日出会った作品や参加者との対話をお楽しみください。  開館日の11時~(50分程度)※ 2025年11月15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日・祝)、29日(土)、12月20日(土)、12月27日(土)2026年1月2日(金)、3日(土)、17日(土)は実施しません。(2025.11.20追記) どなたでも なし 4階エレベーター前ホール(MOMATコレクション展示室内) 無料(要観覧券) ご参加にあたって: プログラムの特性上、ガイドスタッフやガイド作品の事前周知はしておりません。ご了承ください。 天候や館内の状況その他により、予告なく中止することがあります。 お問い合わせ 東京国立近代美術館 教育普及室メール: volunteer@momat.go.jp

No image

Food & Drink

館内での飲食について 作品保護のため、美術館内での飲食はご遠慮ください。水分補給は、美術館外の屋外休憩スペース(日陰エリア)でお願いいたします。また、2階テラスの休憩スペースでは飲食が可能です。1階入口付近には自動販売機があり、1・2・4階には給水機を設置しています。 ラー・エ・ミクニ 三國清三がプロデュースしたレストラン「ラー・エ・ミクニ」。「芸術と料理」をテーマにフレンチとイタリアンの融合をアートします。レストランの大きな窓からは四季折々の皇居を彩る自然の風景をお楽しみいただけます。メニュー等の詳細はレストランの公式サイトをご覧ください。 席数 店内 38席 テラス 20席 (テラスに喫煙スペースあり) 営業時間 ランチ11:30~15:00(L.O.14:00) ディナー17:30~21:00(最終入店19:00)※ディナータイムの営業は予約のみとさせていただきます。 定休日日曜日のディナー および 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始※最新情報はラー・エ・ミクニ 公式サイトをご確認ください  ご予約 オンライン予約はレストランの公式サイトで承っております。  03-3213-0392 住所 東京都千代田区北の丸公園3-1 東京国立近代美術館内

ハニワと土偶の近代

古(いにしえ)の地層から出土するハニワや土偶のイメージは日本中に浸透し、いまや押しも押されもせぬキャラクターと化しているといっていいでしょう。出土遺物は、美術に限らず、工芸、建築、写真、映画、演劇、文学、伝統芸能、思想、さらにはテレビ番組にいたるまで、幅広い領域で文化現象を巻き起こしてきました。戦後、岡本太郎やイサム・ノグチによって、それまで考古学の資料として扱われていた出土遺物の美的な価値が「発見」されたというエピソードはもはや伝説化しています。なぜ、出土遺物は一時期に集中して注目を浴びたのか、その評価はいかに広まったのか、作家たちが「遺物」の掘りおこしに熱中したのはなぜか――本展は美術を中心に、文化史の舞台に躍り出た「出土モチーフ」の系譜を、明治時代から現代にかけて追いかけつつ、ハニワや土器、土偶に向けられた視線の変遷を探ります。 展覧会のポイント 1 ハニワ・土偶ブームの裏側、掘りおこします きっと誰もが子どもの頃に出会い、身近な存在として親しんできたハニワや土偶。それらが歴史教科書の冒頭に登場するようになったのは、実は遠い昔のことではなく、「芸術」として語られるようになったのも近代以降のこと。 美術品を鑑賞しながらハニワ・土偶ブームの裏側が見えてくる、一粒で二度おいしい展覧会です。 2 考古図譜からマンガまで 本展の大きな特徴はとりあげる時代とジャンルの幅広さ。出土品を克明に描いた明治時代のスケッチから、果てはマンガまで。 ハニワと土偶があらゆる文化に連なっていることを知ると、美術館を出た時、景色が少しだけ変わってみえるかもしれません。にぎやかな展示にご期待ください。 3 ハニワと土偶のメガネで未来が見える 遺物をめぐるブームにはいつも容易ならぬ背景があり、今後もきっと繰り返されるでしょう。 本展は過去の回想に留まらず、これから起こり得ることの示唆にもなるはずです。古(いにしえ)から未来が掘り出される! 展覧会構成 序章 好古と考古 ―愛好か、学問か?  「古(いにしえ)を好む」―古物を蒐集し、記録し、その魅力を伝える「古物愛好」は近代以前も存在し、江戸時代後期には「好古家」と呼ばれる人たちが活躍しています。一方、明治の初めに西洋のお雇い外国人たちによって「考古学」がもたらされました。序章では「好古」と「考古」と「美術」が重なりあう場で描かれた出土遺物を紹介します。描き手の「遺物へのまなざし」を追体験しつつ、「遺物の外側に何が描き込まれているか」にもご注目ください。「異」なるものが交じり合う、近代の入り口付近の地層が浮かび上がってくるでしょう。まずは古と近代が出会う違和感をお愉しみください。  1章 「日本」を堀りおこす ―神話と戦争と  近代国家形成において、ハニワは「万世一系」の歴史の象徴となり、特別な意味を持つようになりました。各地で出土した遺物が皇室財産として上野の帝室博物館に選抜収集されるようになると、ハニワは上代の服飾や生活を伝える視覚資料として、歴史画家の日本神話イメージ創出を助ける考証の具となります。考古資料としてではなく、ハニワそのものの「美」が称揚されるようになるのは、1940年を目前にした皇紀2600年の奉祝ムードが高まる頃——日中戦争が開戦し、仏教伝来以前の「日本人の心」に源流を求める動きが高まった時期でした。単純素朴なハニワの顔が「日本人の理想」として、戦意高揚や軍国教育にも使役されていきました。  2章 「伝統」を掘りおこす ―「縄文」か「弥生」か  1950年代は日本中の「土」が掘りおこされた時代です。敗戦で焼け野原になり、その復興と開発のためにあらゆる場所が発掘現場となりました。考古学は、実証的で科学的な学問として一躍脚光を浴びるようになります。出土遺物は人々が戦争体験を乗り越えていく過程において、歴史の読み替えに強く作用した装置といえるでしょう。対外的な視線のなかで「日本的なるもの」や「伝統」への探求が盛んに行われたのは、自国のアイデンティティ再生という内発的な動機のみでは語ることのできない、複合的な理由を含むものでした。コンクリートやアスファルトに置き換えられていく風景の中で、「土」の芸術はどのような意味をもったのでしょうか。  3章 ほりだしにもどる ―となりの遺物  考古学の外側でさまざまに愛でられたハニワや土偶のイメージは、しだいに広く大衆へと浸透していきます。特に1970年代から80年代にかけてはいわゆるSF・オカルトブームと合流し、特撮やマンガなどのジャンルで先史時代の遺物に着想を得たキャラクターが量産されました。それはまた、縄文時代や古墳時代の文化は「日本人」のオリジンに位置づけられるという自覚を、私たちがほとんど無意識のうちに刻み込まれているということでもあります。本展は、そのような自覚をあらためて“掘り出す”ような現代の作品によって締めくくられます。「ハニワと土偶」という問題群は、地中のみならず、私たちのすぐ身の回りに埋蔵され、確実に今日へと連なっているのです。  カタログ 「ハニワと土偶の近代」公式図録 刊行日:2024年9月30日価格:3,000円(税込)仕様:B5変形頁数:308ページ 目次 ハニワと土偶の近代―発見と忘却、再生装置としての出土遺物|花井久穂   序章 好古と考古―愛好か、学問か?  1章 「日本」を掘りおこす―戦争と神話と2章 「伝統」を掘りおこす―「縄文」か「弥生」か3章 ほりだしにもどる―となりの遺物 美術と「縄文」の150年|成相肇  年表 参考文献 作品・資料リスト  展示風景 展示風景 撮影:木奥惠三 開催概要 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー 2024年10月1日(火)~12月22日(日) 月曜日(ただし10月14日、11月4日は開館)、10月15日、11月5日 10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00) 12月16日(月)は臨時開館(10:00-17:00) 入館は閉館の30分前まで 一般  1,800円(1,600円)大学生 1,200円(1,000円)高校生 700円(500円) ( )内は20名以上の団体料金、ならびに前売券料金(販売期間:8月1日~9月30日)。いずれも消費税込。 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)もご覧いただけます。 -東京国立近代美術館の窓口において、9月3日以降の開館日に限り前売券の販売をおこないます。(お得なチケット各種は販売しません。) -当日券の窓口購入は混雑が予想されるため、事前のチケット購入がおすすめです。 -前売券やオンラインチケット・各種プレイガイドでのご購入方法は本展公式サイトをご確認ください。  東京国立近代美術館、NHK、NHKプロモーション、毎日新聞社 JR東日本、光村印刷

No image

車いすをご寄贈いただきました

公益財団法人日本博物館協会様より一般財団法人日本宝くじ協会助成事業として、当館に車いす1台をご寄贈いただきました。ご利用の際はインフォメーションのスタッフにお申し付けください。

Family Day こどもまっと 2025

子どもたちが主役の4日間、美術館がもっと近くなる! 毎年ご好評いただいている「Family Day こどもまっと」を、今年は4日間に開催日を拡大して開催します。子どもが大きな声で笑ったり泣いたりしても、周りを気にせず気兼ねなく美術館を楽しめる、特別な4日間。美術館デビューのお子さまにもぴったりな多様なプログラムをご用意しています。 本イベントは事前予約制(日時指定)です。詳しくはチケット情報をご確認ください。 *チケットは10月14日(火)10:00 発売 ここが安心! 声をあげて泣いても笑ってもOK 授乳室・おむつ替えスペース・休憩スペースあり ベビーカーでの館内移動OK 日時予約制で入場がスムーズ 館内での写真撮影OK ※会場で撮影ルールをご確認ください キッチンカーでドリンクとフードを販売 子ども向けプログラムがいろいろ! 子ども向けの対話鑑賞や美術館探検など特別なプログラムを開催します。参加の事前予約は不要、追加料金なしで、当日気軽にご参加いただけます。 ワシリー・カンディンスキー《全体》1940年 国内外の名作がずらり! 奈良美智や桂ゆき(ユキ子)、セザンヌ、カンディンスキー、アルプなど、国内外のアーティストの作品約200点をご覧いただけます。どんな作品が気になるか、子どもと一緒に作品を鑑賞することで、新たな発見があるかもしれません。 プログラム 子ども向け美術館体験ツール みつけてビンゴ! カードのイラストに描かれたものを探しながら、作品の中に描かれた形や色、展示室でみかけるイスや人など、さまざまなものに目を向け、美術館を楽しんでください。 子どもとその保護者の方 4階エレベーター前ホールで無料配布 ファミリー向けの対話鑑賞プログラム MOMATコレクション発見隊 当館ガイドスタッフ(ボランティア)と一緒に、作品をよくみて、感じたことやかんがえたことを、お話しします。展示室内での声掛けで始めるので、その場で気軽にご参加ください。その日に出会った作品やガイドスタッフ、一緒に参加する仲間とのやりとりをお楽しみください。 子どもとその保護者の方 土曜日 随時(10:00 ~ 12:00 /13:00 ~ 17:00)日曜日 随時(10:00 ~ 12:00 /13:00 ~ 16:00)各回 1作品5~10分程度※午前、午後とも最終回は各終了時間の15分前に開始します 4~2F所蔵品ギャラリー 子ども向けの美術館体験プログラム MOMATまるごと探検隊 当館スタッフ等がナビゲーターとなって東京国立近代美術館を探検します。展示室だけでなく、美術館をまるごと楽しむ体験プログラムです。本プログラムは、一部屋外での活動を含みます。 子どもとその保護者の方 土曜日 10:00 ~ 12:00 /13:00 ~ 17:00日曜日 10:00 ~ 12:00 /13:00 ~ 16:00各回 20分程度※各時間帯00分と30分頃に出発します(2025.11.04追記)※午前、午後とも最終回は各終了時間の30分前に受付を終了します 各回18名 当日に2階の受付でお申込みください 子ども向け絵本の読み聞かせイベント 美術館で絵本をひらこう! 所蔵作品展にて作品展示中のタイガー立石さんと奈良美智さんが絵を手がけた絵本の読み聞かせをおこないます。絵本を楽しんだ後は、作品(4階1室)もご覧ください。 子どもとその保護者の方 11月15日(土)、11月22日(土) 各日6回 ①10:30 ~ 10:50、②11:00 ~ 11:20、③11:30 ~ 11:50、④14:00 ~ 14:20、⑤14:30 ~ 14:50、⑥15:00 ~ 15:20 各回10組 ①~③は10時、④~⑥は12時より、当日1階インフォメーションにて整理券を配布します(2025.11.04追記) 展覧会 古賀春江《海》1929年 所蔵作品展「MOMATコレクション」 およそ14,000点を超える所蔵作品から選りすぐりの約200点を、3フロア12の部屋に分けて展示します。19世紀末から現代までの日本美術の歴史を、海外作品も交えながら、毎回多様な切口で紹介しています。※企画展の開催はありません。 館内設備 授乳室1か所 臨時授乳・おむつ替えスペース3か所 多目的トイレ(おむつ替えスペースあり)3か所 ベビーカー置き場1か所 エレベーター2台 休憩スペース(一部のエリアのみ飲食OK) ※「Family Day こどもまっと」当日のみの臨時設備を含みます。※館内ではベビーカーのご利用も可能です。フロア間の移動はエレベーターをご利用ください。 飲食サービス 「ラー・エ・ミクニ」キッチンカー 美術館の前庭でドリンクやフードのテイクアウト販売をおこないます。前庭や休憩スペースでお召し上がりください。 営業時間 11:00~16:00 (2025.11.14更新) 美術館からのお願い 作品の安全のため、美術館マナーへのご協力をお願いいたします。 さわらない 作品のケースも汚さないようご配慮ください ゆっくり歩く 作品や人にぶつからないよう、ゆっくり歩きましょう。未就学児の方は手をつないでご移動ください 柵や線の中には入らない 決められた距離で作品をご覧ください メモは鉛筆で 作品を汚したり傷つけないように。鉛筆は貸し出しもしています 写真撮影について 展示室内では写真撮影OKです。ただし、次のルールをお守りください。 動画は撮影できません 撮影禁止マークの作品は撮影できません フラッシュ、三脚、自撮り棒は使用できません チケット情報 予約・販売期間 10月14日(火)10:00~各日の当日9:00まで 「Family Day こどもまっと」のご入場は事前予約(日時指定)が必要です。専用ページからオンラインでご購入・ご予約ください。 所蔵作品展「MOMATコレクション」のみ。企画展は展示替え期間中のため閉室しています。 障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入場の際に障害者手帳等をご提示ください。 学生と65歳以上の方は、それぞれ入場の際に学生証、年齢がわかる証明書をご提示ください。 11月15日(土)、22日(土)17時以降は「17時から割引」の料金になります。 *チケット発売日までは「準備中」と表示されます チケットのご購入・ご予約について ・無料対象の方、割引、招待券をお持ちの方も予約が必要です。割引対象の方は当日窓口にてチケットをご購入ください。・オンラインチケットは早めに販売終了になる可能性がございます。空きがある場合のみ、窓口で当日チケットを販売いたします。・チケットはご来館日の朝9:00までキャンセルが可能です。・団体でのご予約はお受けできません。 当日のご入場について ・指定した時間枠内であればいつでもご入場いただけます。・各時間枠の開始時刻直後は混雑が予想され、入場をお待ちいただく場合があります。開始時刻から少し遅れてのご来館をおすすめいたします。・滞在時間の制限はありません。当日に限り再入場が可能です。 「Family Day こどもまっと」は、子ども達が芸術に触れる機会の拡大を目指す国立美術館全体の取り組みである「Connecting Children with Museums」のひとつで、Adobe Foundationのご支援のもと実施されています。「Connecting Children with Museums」のその他の取り組みについては、こちらからご覧いただけます。 Supported by:

コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ

「昭和100年」、「戦後80年」という節目の年となる今年、美術を手がかりとして、1930年代から1970年代の時代と文化を振り返る展覧会を開催します。絵画や写真や映画といった視覚的な表現が果たした「記録」という役割と、それらを事後に振り返りながら再構成されていく「記憶」の働きに注目しながら、過去を現在と未来につなげていく継承の方法を、美術館という記憶装置において考察するものです。 しばしば美術は「時代を映し出す鏡」と言われます。その視覚的なイメージには、作家の感性を介して、制作時の世相や文化が刻印されています。それだけではありません。美術は時代を超えて生き続けることにより、後の世代によって新たに意味づけられるものでもあります。つまり美術が映し出すのは、作品が生み出された過去の一点から現在に至る時間の流れの中での、人々の美意識や社会と歴史を見つめる眼差しの変化なのです。 今、戦争体験を持たない世代が、どのように過去に向き合うことができるかが問われています。それは他でもない、現在を生きる私たちの実践にかかっているといえるでしょう。戦争記録画を含む当館のコレクションを中心に他機関からの借用を加えた計280点の作品・資料で構成される本展覧会を通して、美術に蓄えられた記録をもとに新たな戦争の記憶を紡ぎだすことを試みます。美術館がこのような記憶を編む協働の場になることができれば幸いです。 撮影:木奥惠三 章立て 本展は以下の8章構成で、1930年代~1970年代の美術を資料を交えながら展示します。 1章 絵画は何を伝えたか              満州事変、日中戦争、太平洋戦争と続いた1930年代以降、新聞、雑誌という旧来のメディアに加え、ラジオ、映画などの新興メディアが急速に発展・浸透していったメディア環境の中で、絵画が果たした社会的な役割を整理します。 2章 アジアへの/からのまなざし 日本の圏域が拡大するにつれ、東北アジアのみならず、東南アジアの自然や風俗・文化を伝える絵画、写真、映画が多数制作されました。絵画に描かれたアジアと、描かれなかったアジアの両面に注目しつつ、日本人と現地の人々の視線のやり取りが含む政治的な力学についても想像を巡らせます。 3章 戦場のスペクタクル 日中戦争から太平洋戦争にかけて、陸海軍は作戦記録画の制作を画家に依頼し、その成果は各種戦争美術展で発表されるようになりました。戦況を伝えるために、写真や映画ではなく、絵画を活用した理由はどこにあったのかを、戦闘場面のスペクタクル化という観点から考察します。 4章 神話の生成 戦時下の美術は、文学、音楽、映画など、他の芸術ジャンルと連動しながら時局を反映したイメージを提供しました。本章では当時のメディア空間に注目することで、大衆に深く浸透し、社会を動かした「物語」が生成するプロセスを検証します。 5章 日常生活の中の戦争 本章では、前線/銃後、公/私、男/女、大人/子どもの境界が曖昧になる総力戦において日常生活がどのように変化していったかを、視覚的メディアを手がかりに読み解きます。とりわけ「銃後」を支えた女性の暮らしと労働に注目することで、戦争と日常が背中合わせにあったリアリティーを追体験します。 6章 身体の記憶 過酷な敗戦体験を経た1950年代には、戦時中には描かれることのなかった傷つき、変形し、断片化された身体像が、戦後の現実と戦争体験を重ね合わせる媒体として多数生み出されました。これらの身体のイメージにより、過去の戦争の記憶が呼び起されたのです。 7章 よみがえる過去との対話 1960年代後半から1970年代にかけて、戦争体験の風化が叫ばれる一方で、テレビを通して報道されたベトナム戦争の映像が契機となって、日本人は過去の戦争を想起するようになります。この時期に展開された戦争の記憶を掘り起こす活動が、過去に向き合う意識の変化をもたらしました。 8章 記録をひらく 「戦争記録画」は、戦後米軍に接収されたのち長らく米国で保管されていましたが、交渉の末1970年に「無期限貸与」という形で日本に「返還」されました。本章では、敗戦体験と戦後のブランクを経て、戻って来た戦争記録画が読み替えられていく経緯を検証するとともに、未来に向けた活用の方法を問いかけます。 展示風景 撮影:木奥惠三 開催概要 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー 2025年7月15日(火)~10月26日(日) 月曜日(ただし7月21日、8月11日、9月15日、10月13日は開館)、7月22日、8月12日、9月16日、10月14日 10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00) 入館は閉館の30分前まで 一般  1,500円(1,300円)大学生 800円(600円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|コレクションにみる日韓」(2Fギャラリー4)もご覧いただけます。 観覧券は美術館窓口(当日券のみ)と公式チケットサイト(e-tix)で販売いたします。 東京国立近代美術館

Page Top