荻原守衛 《坑夫》 1907年
東京国立近代美術館 撮影:橋本禎郎
会場
東京国立近代美術館 企画展ギャラリー 会期
2007年11月13日(火)~12月24日(月) 開館時間
10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00) 休館日
月曜日 *2007年12月24日(月・振休)は開館 観覧料
一般850(700/600)円、大学生450(350/250)円、高校生250(150/100)円 主催
東京国立近代美術館、日本経済新聞社 巡回
すでに宮城県美術館(2007年8月7日~9月17日)、三重県立美術館(2007年9月26日~11月4日)で開催され、当館が最終会場です
この展覧会は、幕末・明治期から1960年代までの近代日本彫刻史を、68名の彫刻家の約100点の作品によって振り返りながら、この分野における「近代」とは何であったかというテーマに、さまざまな角度から光を当てようとするものです。絵画史と比較すると、日本の近代彫刻史を通覧する試み自体が少なく、また、研究成果の蓄積も、残念ながら十分とはいえません。本展が、日本彫刻における近代について改めて見直すきっかけとなり、彫刻芸術の魅力を広く紹介する機会となれば幸いです。 日本の近代彫刻100年の100点
まとめて見る機会のなかなか少ない日本の近代彫刻。本展では高村光雲の代表作《老猿》(重要文化財)をはじめ、貴重な作品を数多く各地から集め、明治からの日本近代彫刻100年間の歩みを、100点の作品でたどります。 多様な主題、材質、技法
日本の近代彫刻は、100年の間に多様に展開しました。そのため本展で紹介する作品は、主題も宗教的なものから肖像、動物、そして抽象まで幅広く、素材も木、石、ブロンズ、象牙、鉄、アルミなど多岐にわたります。さらに、高さ3mにも及ぶ竹内久一《神武天皇立像》からわずか7cmの高村光太郎《柘榴(ざくろ)》まで、実に多様な作品が集まります。 カタログを一般書籍として刊行
日本の近代彫刻史の教科書をめざした詳細なカタログを淡交社から一般書籍として刊行。書店でもお求めいただけます。3つの巻頭論文と時代別の8つの論考、そして個別のエピソードを紹介したコラムなど、読み応えのある一冊です。 I 「彫刻」の夜明け
Ⅱ 国家と彫刻
明治20年代頃から、近代国家体制の整備の一環として、権力者の像や歴史や神話と関連する主題の銅像が全国に設置されていきました。高村光雲、竹内久一、大熊氏廣などの作例を、実際の銅像は移動不可能なため、試作品や関連作品、写真などによって紹介します。 Ⅲ アカデミズムの形成
Ⅳ 個の表現の成立
Ⅴ 多様性の時代
Ⅵ 新傾向の彫刻
Ⅶ 昭和のリアリズム
Ⅷ 抽象表現の展開
黒川弘毅(彫刻家、武蔵野美術大学教授)、田中修二(大分大学教育福祉科学部准教授)、古田亮(東京藝術大学大学美術館准教授)、松本透(当館企画課長) |
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