コレクション
抒情 『あかるい時』
恩地孝四郎1915
基本情報
- 作品名
 - 抒情 『あかるい時』
 - 作家名
 - 恩地孝四郎 作家詳細
 - 制作年
 - 1915
 - 収蔵方法
 - 購入
 - 素材・技法
 - 木版(多色)
 - 作品サイズ(cm)
 - 13.5×10.0
 - 作品番号
 - P00712-002
 
作品解説
1915(大正4)年1月制作と推定される本作は、日本で最初の抽象表現の作例とも言われます。弧を彫った二枚の版木を擦り重ね、中心に向かって微妙に変化する赤色と、大小の円弧で画面を構成しています。後年、恩地はこの版画と一緒に、同じ題の詩を発表しています。
何がなしにしあはせのような
何かたのしいことのあるやうな
何ともしれない遠いうたのきこゑるやうな
あかるい光がいつぱいになり
あかるい肉体がうかんで来て
ちようど温気のやうにたちのぼる

