展覧会
TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション
会期
会場
東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
見て、比べて、話したくなる。
パリ、東京、大阪-それぞれ独自の文化を育んできた3都市の美術館のコレクションが集結。セーヌ川のほとりに建つパリ市立近代美術館、皇居にほど近い東京国立近代美術館、大阪市中心部に位置する大阪中之島美術館はいずれも、大都市の美術館として、豊かなモダンアートのコレクションを築いてきました。本展覧会は、そんな3館のコレクションから共通点のある作品でトリオを組み、構成するという、これまでにないユニークな展示を試みます。時代や流派、洋の東西を越えて、主題やモチーフ、色や形、素材、作品が生まれた背景など、自由な発想で組まれたトリオの共通点はさまざま。総勢110名の作家による、絵画、彫刻、版画、素描、写真、デザイン、映像など150点あまりの作品で34のトリオを組み、それをテーマやコンセプトに応じて7つの章に分けて紹介することで、20世紀初頭から現代までのモダンアートの新たな見方を提案し、その魅力を浮かびあがらせます。
萬鉄五郎《裸体美人》は7月23日(火)~8月8日(木)の期間、作品保護のため展示を一時休止し、8月9日(金)より展示を再開いたします。なお、休止期間中は萬鉄五郎《裸婦(ほお杖の人)》を展示いたします。

出品作家
カレル・アペル
天野龍一
有元利夫
ジャン・アルプ(ハンス・アルプ)
アルマン(アルマン・フェルナンデス)
池田遙邨
イケムラレイコ
石内都
出光真子
サビーヌ・ヴァイス
シュザンヌ・ヴァラドン
グザヴィエ・ヴェイヤン
岡本更園
岡本太郎
小倉遊亀
恩地孝四郎
パブロ・ガルガーリョ
アレクサンダー・カルダー
アンリ・カルティエ=ブレッソン
河合新蔵
川上涼花
川崎亀太郎
菅野聖子
菊畑茂久馬
岸田劉生
北代省三
北野恒富
北脇昇
草間彌生
イヴ・クライン
倉俣史朗
パウル・クレー
小泉癸巳男
小出楢重
古賀春江
佐伯祐三
佐藤雅晴
佐保山堯海
汐見美枝子
マルク・シャガール
シャイム・スーティン
菅井汲
杉浦非水
ヘンリー・ダーガー
高梨豊
辰野登恵子
田中敦子
サルバドール・ダリ
辻永
津田洋甫
ジュリアン・ディスクリ
ジョルジョ・デ・キリコ
レイモン・デュシャン=ヴィヨン
ラウル・デュフィ
フランソワ・デュフレーヌ
フェリックス・デル・マルル
東郷青児
東松照明
百々俊二
冨井大裕
富山治夫
ソニア・ドローネー
ロベール・ドローネー
ロベール・ドワノー
中西夏之
奈良美智
奈良原一高
ジャン=ミシェル・バスキア
長谷川利行
畠山直哉
早川良雄
原勝四郎
パブロ・ピカソ
ジャン・フォートリエ
藤島武二
藤田嗣治
ブラッサイ
コンスタンティン・ブランクーシ
マリア・ブランシャール
ヴィクトル・ブローネル
アンドレ・ボーシャン
ウンベルト・ボッチョーニ
ピエール・ボナール
セルジュ・ポリアコフ
前田藤四郎
ルネ・マグリット
松本竣介
アンリ・マティス
丸木俊(赤松俊子)
アルベール・マルケ
三岸好太郎
アンリ・ミショー
村山知義
ジャン=リュック・ムレーヌ
ジャン・メッツァンジェ
ファウスト・メロッティ
アメデオ・モディリアーニ
百瀬文
森村泰昌
安井曽太郎
柳原義達
モーリス・ユトリロ
吉原治良
萬鉄五郎
ジェルメーヌ・リシエ
エル・リシツキー
マルク・リブー
フェルナン・レジェ
マリー・ローランサン
マーク・ロスコ
美術館について
パリ市立近代美術館
シャンゼリゼ通りとエッフェル塔の間に位置するパリ市立近代美術館の宮殿は、1930年代の壮麗な建築の一例。15,000点以上の作品を所蔵するパリの重要な文化施設であり、フランス最大級の近現代美術館のひとつ。

東京国立近代美術館
東京の中心・皇居のお濠を前に建つ日本で最初の国立美術館。最大の特徴は、横山大観、上村松園、岸田劉生らの重要文化財を含む13,000点を超える国内最大級のコレクション。19世紀末から現代までの幅広いジャンルにわたる日本美術の名作を、海外の作品もまじえて多数所蔵。

大阪中之島美術館
2022年、大阪市中心部に開館。19世紀後半から今日に至る日本と海外の代表的な美術とデザイン作品を核としながら、地元大阪で繰り広げられた豊かな芸術活動にも目を向け、絵画、版画、写真、彫刻、立体、映像など多岐の領域にわたる6,000点超を所蔵。

カタログ
「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」展覧会図録
刊行日:2024年5月21日
価格:3,000円(税込)
仕様:B5変形、ソフトカバー
頁数:216ページ
発行:日本経済新聞社
目次
TRIO展について
「思いがけない対話」
シャルロット・バラ=マビーユ(パリ市立近代美術館学芸員)
「アカデミスムと「伝統的な日本」との狭間で
20世紀前半にパリに渡った日本人芸術家たちの葛藤と挑戦」
横山由季子(東京国立近代美術館研究員)
「パリ、東京、大阪、それぞれの都市風景」
高柳有紀子(大阪中之島美術館主任学芸員)
カタログ
Ⅰ 3つの都市:パリ、東京、大阪
Ⅱ 近代化する都市
Ⅲ 夢と無意識
Ⅳ 生まれ変わる人物表現
Ⅴ 人間の新しい形
Ⅵ 響きあう色とフォルム
Ⅶ 越境するアート
資料編
「パリ・東京・大阪 3館の紹介」
にしうら染
年表
出品作品リスト

開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
- 会期
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2024年5月21日(火)~8月25日(日)
- 休館日
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月曜日(ただし7月15日、8月12日は開館)、7月16日(火)、8月13日(火)
- 開館時間
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10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)
- 入館は閉館の30分前まで
- 観覧料
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一般 2,200円(2,000円)
大学生 1,200円(1,000円)
高校生 700円(500円)- ( )内は20名以上の団体料金、ならびに前売券料金(販売期間:3月25日~5月20日)。いずれも消費税込。
- 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。
- キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。
- 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》|インターナショナル編」(2F ギャラリー4)もご覧いただけます。
- チケット
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- 東京国立近代美術館の窓口では前売券の販売はございません。5月21日以降の開館日に限り当日券を販売いたします。
- 当日券の窓口購入は混雑が予想されるため、事前のチケット購入がおすすめです。
- 前売券やオンラインチケット・各種プレイガイドでのご購入方法は本展公式サイトをご確認ください。
- 主催
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東京国立近代美術館、大阪中之島美術館、日本経済新聞社、テレビ東京、BSテレビ東京
- 特別協力
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パリ市立近代美術館、パリミュゼ
- 協賛
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SOMPOホールディングス、ダイキン工業、三井住友銀行、三井不動産、ライブアートブックス
- 協力
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日本航空
- 巡回
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大阪中之島美術館 2024年9月14日(土)~12月8日(日)

