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マルセル・ブロイヤーの家具:Improvement for good

展覧会について たっぷりとしたクッションや大仰な布張りをすっかり取り除いて、それまでの重々しい椅子のイメージを一新した《クラブチェア B3》(ワシリーチェア)。戦後にパリのユネスコ本部やニューヨークの旧ホイットニー美術館(現・メトロポリタン美術館分館)を手がけ、建築家としても知られるデザイナーのマルセル・ブロイヤー(1902-81)が1925年、23歳で考案した椅子です。 《クラブチェア B3》を発表する以前からすでに、ブロイヤーは自身が取り組んでいるデザインの新しい方向をはっきりと見出していました。それは、過去の様式をつかさどっていた形や装飾の構成要素から脱却し、機能に基づいたデザインをすることでした。その考えは、当時彼が学んでいたドイツの造形学校バウハウスが提唱していた、産業と芸術を統合する取り組みにおいて最も重視されたデザインの原理であり、ブロイヤーはそれを実践し、牽引したのでした。そして彼が考えていた機能において、いつも中心にあったのが人間でした。ブロイヤーにとって、人間の「本能」に根ざしたものを生み出すことこそがモダンデザインであり、彼の思想や仕事の中に深く根ざしたデザイン哲学だったのです。ここには、彼の家具デザインが小さな改良を重ねながらも、進化し続けている理由を探る鍵も隠されています。 本展は、ブロイヤーの家具デザインに見られるいくつものバージョンの違いに注目しながら、国内外のコレクションによる家具約40点で構成します。家具を起点として、戦後は建築へと創造の幅を広げたブロイヤーですが、そのデザインの核心は、家具デザインに凝縮されています。本展が、モダンデザインという言葉に様々な解釈の可能性を示しているブロイヤーのデザインにあらためて触れ、21世紀に生きる私たちに送られた彼のメッセージを受け取る機会になれば幸いです。 各章の構成 一章:バウハウス ヴァイマール時代 ―木製の家具― ブロイヤーは1920年にドイツの造形学校・バウハウスに入学し、初代校長ヴァルター・グロピウスの指導のもとに行われていた実験的な教育のなかで、デザイナーとしての才能を開花させました。1925-28年には自身も学んだ家具工房で主任を務め、デッサウ・バウハウス校舎のインテリアデザインを手がけるなど、彼の作風はバウハウスの進化と密接に結びついています。 《ネストテーブル B9-9c》1929年 東京国立近代美術館蔵 二章:バウハウス デッサウ時代 ―スティールパイプの家具― スツールとテーブルの機能を兼ね備え、バウハウスの校舎でも使われた《ネストテーブル B9-9c》など、ブロイヤーはスティールパイプを使った初めての住居用家具を制作します。特に《クラブチェア B3》は従来の椅子の概念を覆す「空中に浮いたような」姿が人々の注目を集めました。その後のブロイヤーの素材や構造へのあくなき探究心を象徴する重要な作品である《クラブチェア B3》と、それに続くバリエーション豊かなスティールパイプ製の家具を中心にご紹介します。 三章:スイス・イギリス時代 ―アルミニウムとプライウッドの家具― 1928年にバウハウスを去った後、ブロイヤーはヨーロッパの主要な都市を巡りながら様々な建築や家具デザインのプロジェクトに携わります。スイス時代には、骨組みが一本につながったアルミニウムの平板で構成された《サイドチェア 301》、イギリス時代には、合板(プライウッド)を曲げたシルエットが独特の丸みを持つ《アイソコン・サイドチェア BC3》を制作するなど、新しい素材との出会いが、家具の構造やデザインにも新しい展開をもたらしました。 《サイドチェア 301》1932-34年 ミサワホーム株式会社蔵 《アイソコン・サイドチェア BC3》1936年 東京国立近代美術館蔵 四章:アメリカ時代 ―家具から建築へ ハーバード大学に招へいされたグロピウスに呼ばれ、ブロイヤーは1937年にアメリカに渡ります。その後もイギリス時代の流れを思わせるプライウッドの家具などを制作しますが、徐々に活動の中心は建築へと移行します。本章ではアメリカ時代に手がけた家具2点と住宅建築8点を通じて、ブロイヤーが「居住空間の重要な要素」と位置づけた家具と、建築の関係性を考察します。 マルセル・ブロイヤー略歴 1902 ハンガリーで生まれる1920ヴァルター・グロピウスが校長を務めるバウハウス(ヴァイマール)へ入学 バウハウス・ヴァイマール時代 1921 バウハウス家具工房で、木工技術とデザイン感覚を養う1923 アム・ホルンのバウハウス実験住宅で「婦人の部屋」等を担当1924 バウハウスでマイスターの称号を取得・卒業。一旦バウハウスを去り、パリへ バウハウス・デッサウ時代 1925-27 再びバウハウス(デッサウ)に戻り、家具工房主任となり、一連のスティールパイプ家具や、テルテンの集合住宅の家具を考案。ピスカトール家アパートメント(ベルリン、ドイツ)のインテリアデザインをする1928-29 バウハウスを辞職、ベルリンに移り事務所を構える。アパートメントを中心にインテリアデザインの仕事を多数手がける スイス・イギリス時代 1930-31 装飾芸術家協会展「ドイツ部門」のモデルルーム(パリ、フランス)を担当。ベルリンの事務所を閉じ、ギリシャ、スペイン、北アフリカなど地中海地方を旅行1932 ハルニッシュマッヒャー邸(ヴィースバーデン、ドイツ)(ブロイヤーにとってはじめて実現した住宅建築)1933 ヴォーンベダルフ社のリデザイン(チューリヒとバーゼル、スイス)1935-36 ロンドンへ移住。アイソコン社のクリエイティブ・ディレクターに就任 アメリカ時代 (斜体は、本展に関する建築プロジェクトまたは、代表作) 1937-38 グロピウスの依頼でハーバード大学で教職につくためアメリカに渡る。グロピウスと協同の事務所を設立(-41年まで)1945-46 教職を辞しニューヨークに建築事務所を移し、以後創作活動に専念1950-52 スティルマン邸I(リッチフィールド、 コネチカット、アメリカ)、ブロイヤー邸II(ニューケイナン、コネチカット、アメリカ)1953-55 芦原義信がブロイヤーの事務所に参加ピエール・ルイージ・ネルヴィ、ベルナール・ゼルフュスと協働でユネスコ本部の設計を行う(パリ、フランス、-58年)1956-62 建築事務所「マルセル・ブロイヤー・アンド・アソシエイツ」をニューヨークで設立。来日(61年)ガガーリン邸I(リッチフィールド、コネチカット、アメリカ)、前ニューヨーク大学、工学部棟I, 学生センター、ベグリッシュ・ホール、寄宿舎(ブロンクス、ニューヨーク、アメリカ)、 フレーヌ・スキー・リゾート・タウン(フレーヌ、フランス、phase1,-68年)他1963-66 ケルファー邸(モーシャ、テッサン、スイス)、 前ホイットニー美術館(ニューヨーク、アメリカ)、スティルマン邸Ⅱ(リッチフィールド、コネチカット、アメリカ)1967-72 来日(67年)ゲラー邸II(ローレンス、ロングアイランド、ニューヨーク、アメリカ)「メトロポリタン美術館でのマルセル・ブロイヤー」(メトロポリタン美術館、ニューヨーク、アメリカ)で回顧展開催1973-74 ガガーリン邸II(リッチフィールド、コネチカット、アメリカ)1976 ブロイヤーは建築から身を引く1981 ニューヨークにて逝去7月-9月にかけて、回顧展「マルセル・ブロイヤー:家具とインテリア」(ニューヨーク近代美術館、ニューヨーク、アメリカ) カタログ イベント ギャラリートーク 2017年4月15日(土)芦原太郎氏(建築家)2017年4月22日(土)当館研究員 ※各日とも午後3時から会場にて。※申込不要・参加無料(要観覧券) 開催概要 東京国立近代美術館 2F ギャラリー4 2017年3月3日(金)~ 2017年5月7日(日) 10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)春まつり期間中(3/25~4/9)の金曜・土曜 10:00-21:00*入館は閉館30分前まで 月曜(3/20、27、4/3、5/1は開館)、3/21(火) 一般430(220)円大学生130(70)円 ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。高校生以下および18歳未満、65歳以上、キャンパスメンバーズ、「MOMATパスポート」をお持ちの方、友の会・賛助会会員、MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名迄。シルバー会員は本人のみ)、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、会員証、障害者手帳等をご提示ください。本展の観覧料で、入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)もご観覧いただけます。 3月5日(日)、4月2日(日)、5月7日(日)*本展および所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)のみ 東京国立近代美術館 まなびあテラス 東根市美術館(山形県):2017年7月15日~9月24日

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2017-1 所蔵作品展 MOMATコレクション

2017年5月27日-11月5日の所蔵作品展のみどころ MOMATコレクションにようこそ!今期のみどころをご紹介します。まず4階1室「ハイライト」では、鏑木清方《墨田河舟遊》(5月27日~7月17日)、川端龍子《草炎》(7月19日~9月10日)など、季節にふさわしい作品がみなさんをお迎えします。    4階5室では、当館の所蔵する西洋近代美術の特集です。日本への影響関係を知る上でも、これらの作品はコレクションに欠かせません。西洋と日本との関係といえば、今回はパリで活躍した藤田嗣治を3階6室で、アメリカで活躍した国吉康雄を7室で特集しています。ふたつの文化圏の間でアイデンティティを模索した彼らの足跡にご注目ください。    そして9月12日~11月5日には、3階の8室と10室で、東山魁夷を特集します。当館では多数の東山作品を所蔵しておりますが、人気作家ゆえ毎年のように他館の展覧会に貸し出していることもあり、当館でまとめて展示する機会がなかなかありません。17点を展示する今回は、東山芸術をじっくり堪能できる絶好の機会といえるでしょう。 さらに2階11室、12室では、近年に収蔵した作品を中心として、1960年代から70年代の美術の動向に光をあてます。 今期も盛りだくさんのMOMATコレクション。どうぞごゆっくりお楽しみください。 出品作品リスト 展示内容、開館日、開館時間に変更が生じる場合がございます。詳細はホームページかハローダイヤル(03-5777-8600)でご確認願います。リストは各室毎に順不同です。 室重文音声ガイド東山肉声解説作家名(和)題名(和)制作年技法・材質受入方法展示期間(始)展示期間(終)1 19 鏑木清方墨田河舟遊1914絹本彩色文部省管理換2017/05/272017/07/171 57 小倉遊亀浴女 その一1938絹本彩色作者寄贈2017/05/272017/07/171 58 小倉遊亀浴女 その二1939絹本彩色作者寄贈2017/05/272017/07/171 47 川端龍子草炎1930絹本彩色文化庁管理換2017/07/192017/09/101   小林古径唐蜀黍(とうもろこし)1939紙本彩色購入2017/07/192017/09/101●  菱田春草王昭君1902絹本彩色寄託(善寳寺蔵)2017/09/122017/11/051 81 加山又造千羽鶴1970絹本彩色加山みとり氏寄贈2017/09/122017/11/051●1 原田直次郎騎龍観音1890油彩・キャンバス寄託(護國寺蔵)2017/05/272017/11/051●20 岸田劉生道路と土手と塀(切通之写生)1915油彩・キャンバス文化庁管理換2017/05/272017/11/051 21 村山槐多バラと少女1917油彩・キャンバス山本孝氏寄贈2017/05/272017/11/051   長谷川利行カフェ・パウリスタ1928油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/051 52 安井曽太郎金蓉1934油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/051   松本竣介黒い花1940油彩・板購入2017/05/272017/11/051 59 梅原龍三郎北京秋天1942油彩、岩絵具・紙川口松太郎氏寄贈2017/05/272017/11/051   靉光自画像1944油彩・キャンバス井上長三郎氏寄贈2017/05/272017/11/051   山下菊二あけぼの村物語1953油彩・ドンゴロス購入2017/05/272017/11/051   高村光太郎手c.1918ブロンズ購入2017/05/272017/11/052   寺崎広業溪四題(雲の峰・夏の月・秋霧・雨後)1909紙本彩色文部省管理換2017/05/272017/07/172   横山大観湖上の雨・雨後の山・高原の風・雪余の夕1924絹本彩色寄贈2017/05/272017/07/172   橋本雅邦牧童c.1899絹本彩色寄贈2017/07/192017/09/102   川合玉堂二日月1907絹本墨画淡彩購入2017/07/192017/09/102   菊池契月名士弔葬1908絹本彩色文部省管理換2017/07/192017/09/102   野田九浦辻説法1907絹本彩色文部省管理換2017/09/122017/11/052   平福百穂アイヌ1909紙本彩色文部省管理換2017/09/122017/11/052   小林古径加賀鳶1910絹本彩色文化庁管理換2017/09/122017/11/052 2 黒田清輝落葉1891油彩・キャンバス田中千代氏寄贈2017/05/272017/11/052  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南京城壁1914墨、彩色・紙購入2017/05/272017/07/174   今村紫紅「印度旅行スケッチ帳」より 蘇州ノ町はづれ1914墨、彩色・紙購入2017/05/272017/07/174   今村紫紅「印度旅行スケッチ帳」より 鎮江ノ村1914墨、彩色・紙購入2017/05/272017/07/174   今村紫紅「印度旅行スケッチ帳」より 蘭貢(ラングーン)所見1914墨、彩色・紙購入2017/05/272017/07/174   今村紫紅「印度旅行スケッチ帳」より 蘭貢(ラングーン)1914墨、彩色・紙購入2017/05/272017/07/174   今村紫紅「印度旅行スケッチ帳」より 蘭貢(ラングーン)所見1914墨、彩色・紙購入2017/05/272017/07/174   今村紫紅「印度旅行スケッチ帳」より 蘭貢(ラングーン)所見1914墨、彩色・紙購入2017/05/272017/07/174   川端龍子パラオ島スケッチ ガラルド ウリマン村 アバイ1934鉛筆、彩色・紙川端蕗子氏寄贈2017/07/192017/09/104   川端龍子パラオ島スケッチ トカゲ1934鉛筆、彩色・紙川端蕗子氏寄贈2017/07/192017/09/104   川端龍子パラオ島スケッチ カワセミ1934鉛筆、彩色・紙川端蕗子氏寄贈2017/07/192017/09/104   川端龍子パラオ島スケッチ ガラルド村 ガボクド部落 アバイ内部1934鉛筆、彩色・紙川端蕗子氏寄贈2017/07/192017/09/104   川端龍子パラオ島スケッチ アイライ村 アバイ内部 果浮彫の一部1934鉛筆、彩色・紙川端蕗子氏寄贈2017/07/192017/09/104   川端龍子パラオ島スケッチ パラオ コルール アバイ1934鉛筆、彩色・紙川端蕗子氏寄贈2017/07/192017/09/104   今村紫紅「印度旅行スケッチ帳」より 牛車1914墨、彩色・紙購入2017/07/192017/09/104   今村紫紅「印度旅行スケッチ帳」より 迦耶(ガヤー)所見1914墨、彩色・紙購入2017/07/192017/09/104   今村紫紅「印度旅行スケッチ帳」より 迦耶(ガヤー)所見1914墨、彩色・紙購入2017/07/192017/09/104  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池田桃川『江南の名勝史蹟』、日本堂書店、1911年   2017/05/272017/11/055   ポール・セザンヌ大きな花束c.1892-95油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/055 3 アンリ・ルソー第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神1905-06油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/055   ジョルジュ・ブラック女のトルソ1910-11油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/055 24 オスカー・ココシュカアルマ・マーラーの肖像1912油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/055   パウル・クレー破壊された村1920油彩・厚紙にアスファルト下地購入2017/05/272017/11/055   アレクセイ・フォン・ヤウレンスキー救世主の顔c.1921油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/055   アンリ・マティスルネ、緑のハーモニー1923油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/055   ハンス・リヒター色のオーケストレーション1923油彩・キャンバス作者遺贈2017/05/272017/11/055   ジョアン・ミロ絵画詩(おお!あの人やっちゃったのね)1925油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/055   ロベール・ドローネーリズム 螺旋1935油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/055   ジョージア・オキーフタチアオイの白と緑―ペダーナル山の見える1937油彩・キャンバスジョージア・オキーフ財団寄贈2017/05/272017/11/055   イヴ・タンギー聾者の耳1938油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/055   ジャクソン・ポロック無題(多角形のある頭部)c.1938-41油彩・キャンバス(パネルに貼付)購入2017/05/272017/11/055 43 ワシリー・カンディンスキー全体1940油彩・キャンバス購入2017/05/272017/11/055   ジャン(ハンス)・アルプ地中海群像1941/65大理石購入2017/05/272017/11/055  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68204東山魁夷たにま1953絹本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/058   東山魁夷山かげ1957紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/058   東山魁夷暮潮1959紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/058 71 東山魁夷秋翳1958紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/058   東山魁夷冬華1964紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/058  209東山魁夷白夜光1965紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/058   杉山寧穹1964麻布彩色購入2017/09/122017/11/058   髙山辰雄穹1964紙本彩色購入2017/09/122017/11/059   須田一政「風姿花伝」より 静岡・天城湯ヶ野1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 静岡・天城湯ヶ野1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 山梨・甲府1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 神奈川・逗子1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 岐阜・郡上八幡1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 静岡・松崎1976ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 東京・人形町1976ゼラチン・シルバー・プリントパストレイズ寄贈2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 岐阜・郡上八幡1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 群馬・安中1976ゼラチン・シルバー・プリントパストレイズ寄贈2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 群馬・太田1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 埼玉・秩父、夜祭り1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 静岡・松崎浄感寺1976ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 群馬・館林1976ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 東京・根津観潮楼付近、つつじ祭1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 群馬・太田大光院新田呑龍、さつき祭1976ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 山形・尾花沢1976ゼラチン・シルバー・プリントパストレイズ寄贈2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 山形・尾花沢、花笠祭1976ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 秋田・西馬音内、盆踊り1976ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 山形・尾花沢銀山温泉1976ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 秋田・西馬音内、盆踊り1976ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 山形・尾花沢、花笠祭1976ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 富山・八尾1976ゼラチン・シルバー・プリントパストレイズ寄贈2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 富山・八尾1976ゼラチン・シルバー・プリントパストレイズ寄贈2017/05/272017/08/139   須田一政「風姿花伝」より 富山・八尾1976ゼラチン・シルバー・プリントパストレイズ寄贈2017/05/272017/08/139    『カメラ毎日』1977年9月号、毎日新聞社   2017/05/272017/08/139   田村彰英「午後」より1969ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1969ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1972ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1972ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1973ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059   田村彰英「午後」より1979ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/08/152017/11/059    『美術手帖』1971年7月号、美術出版社   2017/08/152017/11/0510   竹内栖鳳雨霽(あまばれ)1907絹本墨画文部省管理換2017/05/272017/07/1710   竹内栖鳳禁城翠色1931絹本彩色石田眞氏・和田正子氏・中村信子氏寄贈2017/05/272017/07/1710   竹内栖鳳飛瀑c.1931-42絹本彩色長崎次郎氏遺贈2017/05/272017/07/1710   山元春挙塩原の奥1909絹本彩色文部省管理換2017/05/272017/07/1710 18 土田麦僊島の女1912絹本彩色文部省管理換2017/05/272017/07/1710●26 土田麦僊湯女(ゆな)1918絹本彩色文化庁管理換2017/05/272017/07/1710   土田麦僊《湯女》写生c.1918コンテ・紙竹澤智治氏寄贈2017/05/272017/07/1710   土田麦僊《湯女》写生c.1918コンテ・紙竹澤智治氏寄贈2017/05/272017/07/1710   土田麦僊画帖c.1918鉛筆、彩色・紙草薙和三郎氏寄贈2017/05/272017/07/1710   村上華岳《聖者の死》のための下絵1918彩色・紙購入2017/05/272017/07/1710   村上華岳山c.1929紙本墨画購入2017/05/272017/07/1710   村上華岳海鳥暮景之図1935紙本墨画購入2017/05/272017/07/1710   小野竹喬湖邊之図c.1922-23紙本彩色反町時子氏寄贈2017/05/272017/07/1710   小野竹喬雨の海1952絹本彩色購入2017/05/272017/07/1710   小野竹喬池1967絹本彩色作者寄贈2017/05/272017/07/1710   入江波光霖雨耕牛1937紙本墨画文化庁管理換2017/05/272017/07/1710   西山英雄比良薄暮1947紙本彩色文部省管理換2017/05/272017/07/1710 73 徳岡神泉仔鹿1961紙本彩色徳岡房子氏寄贈2017/05/272017/07/1710   山口華楊月夜野1971紙本彩色寄託2017/05/272017/07/1710   小松均大原早春1981紙本墨画購入2017/05/272017/07/1710   富岡鉄斎小黠大胆(しょうかつだいたん)1920紙本墨画淡彩購入2017/07/192017/09/1010   富岡鉄斎東坡三養図(とうばさんようず)1921紙本墨画淡彩正宗千代氏寄贈2017/07/192017/09/1010   富岡鉄斎思邈僊窠図(しばくせんかず)1923紙本墨画淡彩坂本光浄氏寄贈2017/07/192017/09/1010   小川芋銭飼猿とカッパの争い(河童百図の内 第25図)1923-37紙本墨画淡彩購入2017/07/192017/09/1010   小川芋銭東揚西漉1934絹本彩色福田武彦氏遺贈2017/07/192017/09/1010   岸田劉生四季の花果図 調脂弄粉(春)1924紙本墨画淡彩購入2017/07/192017/09/1010   岸田劉生四季の花果図 盛夏諸甘(夏)1924紙本墨画淡彩購入2017/07/192017/09/1010   岸田劉生四季の花果図 橙柿図(秋)1924紙本墨画淡彩購入2017/07/192017/09/1010   岸田劉生四季の花果図 大根・慈姑・蜜柑(冬)1924紙本墨画淡彩購入2017/07/192017/09/1010   石井林響野趣二題(枝間の歌・池中の舞)1927紙本墨画淡彩購入2017/07/192017/09/1010   森田恒友後四歳帖1929-32紙本墨画淡彩鹿島次郎氏寄贈2017/07/192017/09/1010   小室翠雲田家真味1930紙本彩色福田武彦氏遺贈2017/07/192017/09/1010   小杉放菴(未醒)海南画冊1931紙本墨画淡彩購入2017/07/192017/09/1010   冨田溪仙那智瀧1935絹本彩色購入2017/07/192017/09/1010   横尾深林人鳥響烟深1939紙本墨画淡彩作者寄贈2017/07/192017/09/1010   水越松南虎穴図1952紙本彩色購入2017/07/192017/09/1010   小川千甕寒拾二士1959紙本墨画淡彩小川三郎氏寄贈2017/07/192017/09/1010   松林桂月水墨深林1961紙本墨画作者寄贈2017/07/192017/09/1010   岩崎巴人乳糜奉献(にゅうびほうけん)1977紙本彩色作者寄贈2017/07/192017/09/1010   山本丘人五月雨1929絹本彩色福原義春氏寄贈2017/07/192017/09/1010   山本丘人廣小路夕景1932紙本彩色福原義春氏寄贈2017/07/192017/09/1010   山本丘人はつなつ1932絹本彩色福原義春氏寄贈2017/07/192017/09/1010   山本丘人福原愛子像1933絹本彩色福原義春氏寄贈2017/07/192017/09/1010   山本丘人輝1963紙本彩色福原義春氏寄贈2017/07/192017/09/1010   山本丘人北濤1955絹本彩色購入2017/07/192017/09/1010   上村松篁朝1953紙本彩色購入2017/07/192017/09/1010   杉山寧孔雀1956紙本彩色購入2017/07/192017/09/1010   菱田春草松に月1906絹本彩色購入2017/09/122017/11/0510   徳岡神泉狂女c.1919絹本彩色徳岡政子氏寄贈2017/09/122017/11/0510   徳岡神泉蕭条1928絹本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/0510   横山大観雨後・月夜c.1925絹本墨画寄贈2017/09/122017/11/0510   中村大三郎三井寺1939絹本彩色文部省管理換2017/09/122017/11/0510   児玉希望仏蘭西山水絵巻(海)1958絹本墨画作者寄贈2017/09/122017/11/0510   加山又造天の川1968絹本彩色寄託2017/09/122017/11/0510   近藤弘明無限1997紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/0510 65202東山魁夷道1950絹本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/0510  203東山魁夷秋風行画巻1952紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/0510  205東山魁夷晩照1954紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/0510   東山魁夷木霊1958紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/0510 72206東山魁夷青響1960紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/0510  207東山魁夷雪降る1961紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/0510   東山魁夷黄耀(こうよう)1961紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/0510  208東山魁夷映象(えいしょう)1962紙本彩色作者寄贈2017/09/122017/11/0510  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[〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温8, Okt, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温9, Okt, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温10, Okt, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温11, Okt, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温12, Okt, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温13, Okt, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温14, Okt, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温15, Okt, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温16, Okt, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温17, Okt, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温18, Okt, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温19 OCT, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温20 OCT, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   河原温21 OCT, 1974 [〈I GOT UP〉(1968年-1979年)より]1974インク、切手・絵葉書購入2017/08/152017/11/0512   高松次郎光と影1970電球・ステンレス板寄託2017/05/272017/11/0512   河口龍夫陸と海1970ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/11/0512   中平卓馬「サーキュレーション―日付、場所、行為」より [C-130]1971ゼラチン・シルバー・プリント作者寄贈2017/05/272017/08/1312   中平卓馬「サーキュレーション―日付、場所、行為」より [C-131]1971ゼラチン・シルバー・プリント作者寄贈2017/05/272017/08/1312   中平卓馬「サーキュレーション―日付、場所、行為」より [C-132]1971ゼラチン・シルバー・プリント作者寄贈2017/05/272017/08/1312   中平卓馬「サーキュレーション―日付、場所、行為」より [C-133]1971ゼラチン・シルバー・プリント作者寄贈2017/05/272017/08/1312   中平卓馬「サーキュレーション―日付、場所、行為」より [C-002]1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/1312   中平卓馬「サーキュレーション―日付、場所、行為」より [C-005]1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/1312   中平卓馬「サーキュレーション―日付、場所、行為」より [C-011]1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/1312   中平卓馬「サーキュレーション―日付、場所、行為」より [C-013]1971ゼラチン・シルバー・プリント購入2017/05/272017/08/1312  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サウンド 13分33秒、段ボール、椅子他購入2017/05/272017/11/052F   ジュリアン・オピー「日本八景」より 国道百三十六号線から見る雨の松崎港2007映像インスタレーション(液晶モニター2台、コンピューター)購入2017/05/272017/11/052F   ジュリアン・オピー「日本八景」より 真鶴半島の上の月2007映像インスタレーション(液晶モニター2台、コンピューター)購入2017/05/272017/11/052F   ジュリアン・オピー「日本八景」より 国道三百号線からみる本栖湖の富士山2007映像インスタレーション(液晶モニター1台、コンピューター)購入2017/05/272017/11/052F   ジュリアン・オピー「日本八景」より 国道五十二号線から南部橋をのぞむ2007映像インスタレーション(液晶モニター2台、コンピューター)購入2017/05/272017/11/052F 90 アントニー・ゴームリー反映/思索2001鋳鉄購入2017/05/272017/11/05テラス 84 イサム・ノグチ門1969鋼鉄、彩色購入2017/05/272017/11/05屋外   多田美波Chiaroscuro1979ステンレススチール、硬質ガラス購入2017/05/272017/11/05屋外   木村賢太郎七つの祈り1969石購入2017/05/272017/11/05G4   黒川弘毅Golem No.81984-85ブロンズ購入2017/05/272017/11/05G4   黒川弘毅Golem No.91984-85ブロンズ作者寄贈2017/05/272017/11/05G4   黒川弘毅Golem No.181985-86ブロンズ作者寄贈2017/05/272017/11/05G4   黒川弘毅Golem No.481990-91ブロンズ購入2017/05/272017/11/05G4   黒川弘毅Golem No.521990-91ブロンズ購入2017/05/272017/11/05 G4   黒川弘毅Eros No.29 2002ブロンズ 購入 2017/05/27 2017/11/05  G4   鷲見和紀郎Work M-5 対岸 1986ブロンズ 購入2017/05/27 2017/11/05 G4   鷲見和紀郎ダンス−42001 石膏 購入 2017/05/272017/11/05 G4   鷲見和紀郎ダンス−6 2002 石膏 購入2017/05/27 2017/11/05G4   戸谷成雄森の死1989 木、アクリリック購入2017/05/27  2017/11/05 東山魁夷特集 ■展示作品は、東山自身が風景に開眼した記念作だと語った《残照》(1947年)、前方へまっすぐつづく道だけを描いた《道》(1950年)、北欧旅行の印象をもとに構成したという《冬華》(1964年)など、人気の高い大作ばかりです。北欧主題、京都主題までを網羅し、東山のエッセンスがギュッと詰まっています。 ■なぜ東京国立近代美術館にこれほどの代表作が揃っているのか? それは、東山本人が手許に置いていた作品を1969年にまとめてご寄贈くださったから。当館が京橋から竹橋に移転したこの年、東山や梅原龍三郎など多くのアーティストから寄贈の申し出があり、コレクションが充実しました。 ■しかし、東山は人気作家ゆえ毎年のように他館の展覧会に貸し出しており、当館でまとめて展示する機会がなかなかありません。今年だからこそできる、本制作17点すべての一挙公開。この機会は見逃せません。 ■音声ガイド(300円)でお聞きいただける「生の声」は、1968年に東京国立近代美術館(京橋)の5階講堂で行った美術講座「私と風景画」の音声記録を音源とするものです。 いつもの音声ガイドに、東山自身が解説した9点分を特別に加えました。(日本語のみ。)内容もさることながら、声や話しぶりがわかるのも、ファンにとってはたまらないでしょう。こんな音源を所蔵、保管しているのも、MOMATの隠れた底力です。 ■1964年の日展会場で、東山《冬華》と隣り合って並び話題をさらった、杉山寧《穹》、髙山辰雄《穹》も併せて公開します。当時の展示風景を展示室の一角で再現します。 今会期に展示される重要文化財指定作品 ■今会期に展示される重要文化財指定作品は以下の通りです。 中村彝《エロシェンコ氏の像》(1920年) 岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》(1915年) 原田直次郎《騎龍観音》護国寺蔵、東京国立近代美術館寄託 土田麦僊《湯女(ゆな)》(1918年)*5月27日-7月17日 展示 菱田春草《王昭君》(1902年) 寄託作品(善寳寺蔵) *9月12日-11月5日 展示  展示替情報 展示替の組み方が新しくなりました。月曜の休館日を利用して、日本画、写真、素描などを中心に、展示室ごとにこまめに展示替していきます。展示室によってはこれまでよりも展示替が多くなるので、訪れるたびに新たな発見が。「MOMATコレクション」の常連さんにもきっとご満足いただけるはずです。 東山魁夷特集 東山魁夷(1908-1999)は、皇居新宮殿の障壁画や、唐招提寺御影堂の障壁画も手掛けた国民的人気を誇る日本画家です。東京国立近代美術館では東山本人から寄贈を受けた作品を含め、本制作だけでも17点を所蔵しています。 今回の特集展示では、その17点すべてを一挙公開します。会場は所蔵作品展「MOMATコレクション」(4階~2階)の2部屋。自身が風景に開眼した記念作だと語った《残照》(1947年)、前方へまっすぐつづく道だけを描いた《道》(1950年)、北欧旅行の印象をもとに構成した《冬華》(1964年)など、東山のエッセンスがギュッと詰まった特集展示をお楽しみください。 東山魁夷(1908-1999)について 横浜生まれ。東京美術学校日本画科(現・東京藝術大学)を卒業後、ドイツに留学して美術史を学ぶ。戦後、1947年に日展に発表した《残照》が特選を受賞し、風景画家として再出発を果たした。1950年の《道》をはじめ、構図や色を整理した平明な作風により、国民的な人気を集めた。 取材旅行に出かけては連作を描いたことでも知られる。1962年の北欧旅行では、帰国後1964年まで3年にわたって北欧主題による制作を続けた。同様の連作に京都(1965年~68年)、ドイツ・オーストリア(1969年~72年)などがある。 また、1960年に新築なった東宮御所の壁画、1968年完成の皇居新宮殿の障壁画を担当し、1970年代には約10年をかけて唐招提寺御影堂の障壁画制作に取り組んだ。 1999年に没。墓所は長野市にあり、唐招提寺にも分骨されている。 出品作品について 《残照》 1947年《道》  1950年《秋風行画巻》 1952年《たにま》 1953年《晩照》 1954年《山かげ》 1957年《秋翳(しゅうえい)》 1958年《木霊》 1958年《暮潮》 1959年《青響》 1960年《雪降る》 1961年《黄耀》 1961年《映象》1962年《冬華》 1964年《白夜光》 1965年《月篁》 1967年《白い朝》 1980年 その他の展示 4F 1室 ハイライト2-5室 1900s-1940s 明治の終わりから昭和のはじめまで 「眺めのよい部屋」 美術館の最上階に位置する休憩スペースには、椅子デザインの名品にかぞえられるベルトイア・チェアを設置しています。明るい窓辺で、ぜひゆったりとおくつろぎください。大きな窓からは、皇居の緑や丸の内のビル群のパノラマ・ビューをお楽しみいただけます。 「情報コーナー」 MOMATの刊行物や所蔵作品検索システムをご利用いただけます。 1室 ハイライト 長谷川利行 《カフェ・パウリスタ》1928年 3,000㎡に200点以上が並ぶ――この贅沢さがMOMATコレクションの特長です。しかし近年、お客さまから、「たくさんあり過ぎてどれを見ればいいのかわからない!」「短時間で重要な作品だけさっと見たい!」という声をいただくことが増えました。そこで、重要文化財を中心にコレクションの精華をお楽しみいただける「ハイライト」のコーナーを設けることにいたしました。 今期は、日本画では3期に分けて展示替えをしつつ、計7 点を紹介します。近世の舟遊びの様子を描いた鏑木清方の《墨田河舟遊》(7月17日まで展示)、紺地に金泥で夏草を描いた川端龍子の《草炎》(7月19日から9月10日まで展示)、山形県鶴岡市の善寳寺よりご寄託いただいている菱田春草の重要文化財《王昭君》(9月12日から展示)がみどころです。油彩では、この「ハイライト」で定番となった原田直次郎や岸田劉生の重要文化財に加え、近年新しくコレクションに加わった松本竣介の《黒い花》や山下菊二の《あけぼの村物語》も選びご紹介します。 2室 明治の絵画 リアルな自然を描く 南薫造《六月の日》1912年 絵画の近代化を模索する明治期の画家にとって、自然をいかにリアルに描くか は至上命題でした。ここでは風景画に限定せず、ひろく風俗画と呼ばれるものま で含めてその方法に注目してみましょう。第一にフレーミングの工夫。黒田清輝の《落葉》は、森の風景を俯瞰的に切り取ることで、まるでその中を実際に散策しているかのような印象を与えます。場面全体を説明するのではなく、あえて断片的に感じられるフレーミングを施すことで、生き生きとした体験を再現しようとしています。第二に人間の生活と自然とのつながりを提示すること。南薫造《六月の日》には麦刈に勤しむ農民の姿が、和田三造の《南風》には屈強の海の男たちが描か れ、背景の自然とワンセットで扱われています。人間が働きかけ、克服する対象としての自然という発想がベースにあるようです。いずれも中央に上半身裸の男性が描かれており、「肉体」や「労働」を自然とともに美的に享受する感性がすでに存在していたことを伝えます。それは都市に暮らす者の視点といえるかもしれません。 3室 恋とクリームパン 荻原守衛《女》1910年 創業1901(明治34)年、今も新宿に本店を構える菓子舗、新宿中村屋。創業者の相馬愛蔵・黒光夫妻は芸術を愛し、店には多くの若い芸術家が集いました。彫刻家の荻原守衛、中原悌二郎、戸張孤雁、画家の中村彝、柳敬助などです。中村屋は「大正デモクラシー」と呼ばれた自由な時代の雰囲気をよく表す、この時期を代表する芸術サロンでした。さて、もともと芸術サロンはヨーロッパで成立したものですが、そこでもっとも重要だったのが、才能ある人々を引き寄せる魅力的な女主人の存在です。中村屋の場合、それは黒光でした。荻原守衛は黒光を愛し、《女》には黒光の面影が あると言われます。中村彝は、最初黒光に、次に相馬夫妻の長女、俊子に恋をしますが、どちらも実りませんでした。このように、大正デモクラシーの芸術サロンでは、恋ごころも芸術を育む重要な養分でした。ではタイトルの「クリームパン」とは?実はクリームパン、1904(明治37)年に中村屋が日本で初めて作ったものなのです。 4室 インド・アジア スケッチ紀行 今村紫紅《「印度旅行スケッチ帳」より 印度風景》1914年(7/19-9/10展示) 川端龍子《ヤップ島スケッチ 椰子の島》1934年(5/27-7/17展示) 今回この部屋では、3期に分けて展示替をしつつ、日本画家の今村紫紅(1880-1916)と川端龍子(1886-1966)が海外へ旅をして描いたスケッチを紹介します。紫紅がインド行きの貨物船に乗り込んだのは1914(大正3)年2月のことでした。船は中国、シンガポールなどを経由してインドへ向かい、コルカタで15日間停泊したとされます。紫紅は中国については予め情報を得ていたと思しく、よく知られた名所を描き留めています。一方、インドや東南アジアのスケッチでは、いわば異邦人が他国の人々の普通の暮らしに興味津々といった雰囲気が伝わってきます。龍子は、青龍社展に出品する連作の取材のため、南洋や中国へ渡りました。当時、サイパン、パラオといった地域は日本の委任統治領。そして、中国への旅はすでに日中戦争の戦時下にあったため、旧陸軍や海軍に従軍しての取材でした。異国へのあこがれと情熱の刻まれたスケッチ。それらは魅力的で、当時の様子を伝える歴史資料ともなり得ます。一方で、取材自体に他者へ抑圧を強いる側面があったことも忘れるべきではありません。 5室 「西洋」は絶対か? ジョージア・オキーフ《タチアオイの白と緑―ペダーナル山の見える》1937年 1890年代から1960年代までに制作された外国人作家の優品を特集します。当館では開館間もない1953(昭和28)年に「近代洋画の歩み(西洋と日本)」展を開催するなど、長く西洋との距離によって自国の表現(とりわけ洋画)を位置づけようとしてきました。これは20世紀初頭に作家たちが、雑誌の白黒図版を見たり、彼の地に赴いたりすることで西洋の作品に触れ、自らの立ち位置を模索してきたことに似ていなくもありません。それだけ西洋とは絶対的な存在であったわけです。ですから冒頭の「外国人作家」とは、ほぼ西洋圏に限定されています。 当館が外国人作家による油彩画を初めて購入できたのは、ようやく70年代半ばのことです。以来、「日本の近代美術に与えた影響」という観点から外国人作家の作品を収蔵しています。「西洋と日本」という構図は相対化されつつあり、コレクションには非西洋圏の作家もずいぶん加わってきましたが、西洋はなお重要な参照項の一つであり続けています。日本の作家たちがかつてこれらの作品から何を得たのだろうか、そんなことも考えつつご覧ください。 3F 6-8室 1940年代-1960年代 昭和のはじめから中ごろまで9室 写真・映像10室 日本画建物を思う部屋 6室 藤田、Foujita、またの名を Léonard 1886(明治19)年、陸軍軍医藤田嗣章と政の間に生まれた嗣治(つぐはる)は、東京美術学校(現・東京芸術大学)で油絵を学んだ後、1913(大正2)年に26歳で渡仏します。パリに渡ったFoujita(フジタ)は、パブロ・ピカソやアメデオ・モディリアーニなどと交友を深めながら自らの表現を模索していきます。そして20年代に入ると、「すばらしき乳白色」と形容された裸婦像によってエコール・ド・パリの寵児となります。おかっぱ頭に丸眼鏡のFouFou(フーフー: フランス語で「お調子者」)は、社交界でも話題を振りまいたそうです。1931(昭和6)年から33年にかけての中南米旅行を経て日本に帰国した藤田は、30年代末から戦争記録画制作に従事しますが、戦後は、戦争協力への責任問題で批判を受けます。49年にアメリカを経由して再びパリへ戻ったFoujita(フジタ)は、55年にフランスへ帰化します。59年にはカトリックの洗礼を受け、以後Léonard Foujita (レオナール・フジタ)と名のり、69年スイスのチューリヒで亡くなります。インターナショナルであったのか、ナショナルであったのか、多面的な彼の生き様を反映した表現をご覧ください。 7室 国吉康雄 誰かがわたしの何かを破った 国吉康雄《秋のたそがれ》1929年 荒れ地を行く女性たちは、いったいどこへ向かうのか?破られたポスターの前に立ち、こちらを振り返る女性の目は、いったい誰を見ているのか?国吉康雄(1889–1953)は、1906(明治39)年、17歳でひとりアメリカに渡り、以後ほとんど日本に帰ることなくアメリカで活動しました。二つの祖国が戦争をするという困難な時代を生き、晩年はアメリカを代表する画家の一人となりました。MOMATでは、国吉が亡くなった翌年、1954年の遺作展に続き、2004年に50 年ぶりとなる回顧展を行いました。今回は、この回顧展をきっかけに所蔵家より ご寄託いただいた作品を中心に、第二次世界大戦前後の国吉を特集してご紹介します。国吉の画面に登場するのは、女性や子どもなど、決して難しいモチーフではありません。しかし、彼らがどのような状況で何をしているのか、放心したような表情を浮かべる人物が何を考えているのか、読み取ることは困難です。歴史に翻弄された複雑な思いを、簡単に他人に見せてはならないとでも言うように、幾重もの謎のカーテンの背後に隠して描き表しているのです。 9室 田村彰英 「午後」 「午後」は、1971年から73年にかけて『美術手帖』誌の中扉に、30回にわたって掲載された作品を中心としています。74年に当館で開催された「15人の写真家」展にもこの連作が出品されました。「午後」という題名は、後に90年代初頭撮影の風景写真群とともに再構成された際に与えられたものです。「71年にこのシリーズを撮りはじめたころは、とくにモノが写っているというのがイヤだったんです。70年安保のシンドかった時期を通った後で、人間と風景というか、重いものと何もないものが交錯するあたりで写真を撮っていた」(『カメラ毎日』1983年3月号)と作者自身は後に語っています。その言葉通り、遠く地平線を望むものや、空を見上げて撮影されたものなど、広々とした空間を感じさせるイメージが連作の基調を成しています。社会的な意味などが重視された当時の写真界にあって、風景に対し、半ば抽象的にその空間の感覚のみを捉えようとするような方法は、「徹底して感性的な作家」(重森弘淹)である田村独特のものでした。 10室 秋の夜の月 中村大三郎《三井寺》 1939年 今回、手前のコーナーは第8室の東山魁夷特集の続きにあてています。いずれ劣らぬ代表作で、第8室とあわせて出品総数は17点。大きな回顧展への貸し出しの合間を縫って久しぶりに実現した「MOMATコレクション」展での公開をお楽しみください。奥のガラスケースのコーナーでは、月をめぐる日本画家の作品を紹介しています。 大気の澄む秋になると、月はひときわ冴え冴えとしてきます。そんな月を見て、平安時代末期に生きた歌人、西行は、「ながむればいやな心の苦しきにいたくな澄みそ秋の夜の月」という有名な和歌を残しました。月を見ているとなんだか心が苦しくなってくる――この感情には、古今の多くの人々が共感してきたことでしょう。それはなぜなのか。近現代の芸術家は、月を主題にその魔力の謎を解き明かそうとしてきました。たとえば、髙山辰雄は月を描いて生命の孤独や小ささを表そうとし、加山又造や杉山寧は、月と地上の生命には別々の時間が流れていることを暗示しようとしているようです。 2F 11–12室 1970s-2010s 昭和の終わりから今日まで  *ギャラリー4(13室) コレクションを中心とした小企画  彫刻を作る/語る/見る/聞く 11室、12室 「1960-70年代の美術|近年の新収蔵作品から」 1970年前後、アーティストたちは「芸術とは何か」ということを実践的に問い直します。制作や発表の在り方を再考したり、美術館という権威的制度を批判したりしながら、「芸術の否定」や「芸術の拡張」を試みます。なかでも、アイデアやコンセプトを主要な構成要素とする作品の登場は、この時代の大きな特徴です。時間の記録(河口龍夫、河原温、中平卓馬)、美術館の外部(赤瀬川原平、ロバート・スミッソン)、新しいメディアの利用(出光真子)といったこの傾向は、しばしばありふれた素材を使用していたり、非物質的であったりするため、「美しさ」を求めて美術館を訪れる人たちを戸惑わせます。芸術の再考や美術館批判をもくろんだ作品がコレクションされることは、作品本来の力を奪い、過去の遺物として手なずけてしまうことでしょうか? それともこれらの作品が他の作品と一緒に展示されることは、コレクション全体の在り方を問い直し、活性化させる契機になるのでしょうか? このように1960-70年代の作品(の収蔵)は、2010年代の私たちに「芸術の再々考」をうながしてきます。 イベント MOMATガイドスタッフによる所蔵品ガイド 休館日を除く毎日 2017年5月27日(土)~11月5日(日) 14:00-15:00(※イベント開催日には時間を変更する場合があります) 所蔵品ギャラリー(1Fエントランス集合) 所蔵品ギャラリーでは毎日、作品解説が行われています。当館のボランティア「MOMATガイドスタッフ」が、参加者のみなさまと会場をまわり、数点の作品を一緒に鑑賞しながら、作品についての理解を深められるようにお手伝いします。作品とテーマは、ガイド前に1階エントランスに掲示されます。約40名のガイドスタッフそれぞれ、作品とテーマが異なりますので、何度参加されてもお楽しみいただけます。 *「MOMATガイドスタッフ」のページもあわせてご覧ください。*「教育普及レポート」でも様子を写真付きで詳しく紹介しています。 MOMATガイドスタッフによるハイライト・ツアー 2017年10月1日(日)2017年11月5日(日) 11:00-12:00 所蔵品ギャラリー(4Fエレベーター前集合) 近代日本の美術の流れをたどりつつ、所蔵作品展「MOMATコレクション」の見どころを押さえたい方に。MOMATガイドスタッフが、参加者の皆様とともに4階から2階までをまわり、代表的な所蔵作品を、やさしく解説します。 キュレーター・トーク 国画創作協会100年(まであと1年) 5月27日(土) 鶴見香織 14:00-15:00 所蔵品ギャラリー3階エレベーターホール 斜めを見る、斜めから見る 6月30日(金) 桝田倫広 19:00-20:00 2階エレベーターホール 1970年頃|アーティストとキュレーター 7月22日(土) 三輪健仁 14:00-15:00 2階エレベーター前 こんなにちがうぞ、マティスとピカソ 8月25日(金) 中林和雄 18:30-19:30 4階所蔵品ギャラリー5室 道はどっちに向かうのか:岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》と東山魁夷《道》 9月29日(金) 蔵屋美香 19:00-20:00 4階エレベータホール 美術館でヨガ 11月4日(土) 一條彰子 17:30-19:00 3階所蔵品ギャラリー10室 開催概要 東京国立近代美術館本館所蔵品ギャラリー(4F-2F) 9月12日(火)~11月5日(日) 10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)企画展「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」会期中(7月19日~10月29日)の金曜・土曜は21:00まで※入館は閉館30分前まで 月曜日[ただし、9月18日、10月9日は開館]、9月19日(火)、10月10日(火) 一般 500円 (400円)大学生 250円 (200円) 5時から割引:一般 300円大学生 150円※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。※お得な観覧券「MOMATパスポート」でご観覧いただけます。※キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。※「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」(同伴者1名まで)会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。※「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名迄。シルバー会員は本人のみ) ※本展の観覧料で、入館当日に限り、コレクションを中心とした小企画「彫刻を作る/語る/見る/聞く」(ギャラリー4、2F)もご観覧いただけます。 毎月第一日曜日(10月1日[日]、11月5日[日])および 11月3日[金・文化の日] 東京国立近代美術館 ライトアンドリヒト株式会社

2018-1 所蔵作品展 MOMATコレクション

6月5日- 9月24日の所蔵作品展のみどころ 古賀春江《海》1929年 MOMATコレクションにようこそ! 20世紀はじめから今日に至る日本の近現代美術の流れを、国際的な関連も含めてご紹介します。 2階では、昨年度新たに購入した、戦後アメリカを代表する彫刻家のひとり、デイヴィッド・スミスの作品にご注目ください。また2階ギャラリー4では美術評論家・詩人の瀧口修造を中心とした小企画を開催します。 4階第1室は「ハイライト」。当館選りすぐりの名品が凝縮されています。2室から12室までは、おおよそ時代順ですが、部屋ごとにテーマをたてて、各時代の美術と社会の関係をさまざまな角度から見ることができます。また今回は、明治150年にちなんで、ふだんは日本画を展示する3階の10室で「明治後期の美術」を特集します。今年度、新たに重要文化財に指定されることになった和田三造《南風》をはじめ、文部省美術展覧会の草創期の作品や、大正時代の個性的表現を予感させる作品などをご紹介します。 今期も盛りだくさんのMOMATコレクション。どうぞごゆっくりお楽しみください。 出品作品リスト 展示内容、開館日、開館時間に変更が生じる場合がございます。詳細はホームページかハローダイヤル(03-5777-8600)でご確認願います。リストは各室毎に順不同です。 室重文音声ガイド作家名(和)題名(和)制作年技法・材質受入方法期間(始)期間(終)1室 0062靉光眼のある風景1938油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/241室  梅原龍三郎桜島(青)1935油彩・キャンバス川口松太郎氏寄贈2018/06/052018/09/241室 0012荻原守衛女1910ブロンズ文部省管理換2018/06/052018/09/241室 0002黒田清輝落葉1891油彩・キャンバス田中千代氏寄贈2018/06/052018/09/241室 0040古賀春江海1929油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/241室●0029中村彝エロシェンコ氏の像1920油彩・キャンバス大里一太郎氏寄贈2018/06/052018/09/241室●0001原田直次郎騎龍観音1890油彩・キャンバス寄託(護國寺蔵)2018/06/052018/09/241室  松本竣介N駅近く1940油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/241室 0052安井曽太郎金蓉1934油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/241室  鏑木清方明治風俗十二ヶ月1935絹本彩色購入2018/06/052018/07/291室 0047川端龍子草炎1930絹本彩色文化庁管理換2018/07/312018/09/241室  小林古径唐蜀黍(とうもろこし)1939紙本彩色購入2018/07/312018/09/242室  古賀春江考える女1919油彩・キャンバス高松太郎氏寄贈2018/06/052018/09/242室  関根正二婦人像c.1918油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/242室 0027関根正二三星(さんせい)1919油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/242室 0025高村光太郎手c.1918ブロンズ購入2018/06/052018/09/242室  中川一政板橋風景1919油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/242室  藤島武二アルチショ1917油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/242室 0021村山槐多バラと少女1917油彩・キャンバス山本孝氏寄贈2018/06/052018/09/242室  萬鉄五郎立木風景1916油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/242室  川端龍子慈悲光礼讃(朝・夕)1918絹本彩色文化庁管理換2018/06/052018/07/292室  吉川霊華藐姑射之処子(はこやのしょし)1918紙本彩色購入2018/06/052018/07/292室  速水御舟浅春1918絹本彩色購入2018/06/052018/07/292室●0026土田麦僊湯女(ゆな)1918絹本彩色文化庁管理換2018/07/312018/09/242室  土田麦僊画帖c.1918鉛筆、彩色・紙草薙和三郎氏寄贈2018/07/312018/09/242室  土田麦僊《湯女》写生c.1918コンテ・紙竹澤智治氏寄贈2018/07/312018/09/242室  土田麦僊《湯女》写生c.1918コンテ・紙竹澤智治氏寄贈2018/07/312018/09/243室  伊原宇三郎室内群像1928-29油彩・キャンバス作者寄贈2018/06/052018/09/243室  川口軌外静物(マンドリン)1927-31油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/243室  小島善太郎ヴァイオリン弾く男1932油彩・キャンバス作者寄贈2018/06/052018/09/243室 0039佐伯祐三ガス灯と広告1927油彩・キャンバス文化庁管理換2018/06/052018/09/243室  佐伯祐三モランの寺1928油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/243室  里見勝蔵静物1926油彩・キャンバス山内滋夫氏寄贈2018/06/052018/09/243室  里見勝蔵室内(女)1927油彩・キャンバス山内摩耶子氏寄贈2018/06/052018/09/243室  野口弥太郎ベルクール広場1931油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/243室  前田寛治裸婦1925油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/243室  前田寛治黒衣婦人像1925油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/244室  小泉癸巳男「昭和大東京百図絵」より 木版(多色)購入2018/06/052018/09/244室   3.三井と三越1929  2018/06/052018/07/294室   4.千住タンク街1930  2018/06/052018/07/294室   5.若葉と日比谷公園のつつじ1930  2018/06/052018/07/294室   16.神田青物市場1931  2018/06/052018/07/294室   20.築地・かちどき渡し1931  2018/06/052018/07/294室   25.墨田公園向島言問1932  2018/06/052018/07/294室   30.聖橋1932  2018/06/052018/07/294室   54.城東区砂町風景1934  2018/06/052018/07/294室   59.春場所の国技館1935  2018/06/052018/07/294室   64.江戸川区・善養寺ノ星降り松1935  2018/06/052018/07/294室   66.両国の川開き1936  2018/06/052018/07/294室   87.羽田国際飛行場1937  2018/06/052018/07/294室   90.上野風景・表慶館と美術館1937  2018/06/052018/07/294室   6.芝浦臨海埠頭ハネ上ゲ橋1930  2018/07/312018/09/244室   12.春の銀座夜景1931  2018/07/312018/09/244室   15.関口・大滝1931  2018/07/312018/09/244室   33.本所・震災記念堂1932  2018/07/312018/09/244室   39.東京深川塵芥處理工場1933  2018/07/312018/09/244室   47.汽船発着所と橋の景1934  2018/07/312018/09/244室   58.日比谷公園・東京市菊花大会1934  2018/07/312018/09/244室   60.数寄屋橋畔1935  2018/07/312018/09/244室   61.淀橋区新宿街景1935  2018/07/312018/09/244室   76.東京市役所1936  2018/07/312018/09/244室   100.兜町・取引所街1937  2018/07/312018/09/244室   改版 27.戸越銀座・荏原区1940  2018/07/312018/09/244室   改版20.勝閧橋Date unknown  2018/07/312018/09/245室  靉光シシ1936油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/245室  朝倉文夫仰視1944ブロンズ東京国立博物館管理換2018/06/052018/09/245室  猪熊弦一郎○○方面鉄道建設1944油彩・キャンバス無期限貸与2018/06/052018/09/245室  須田国太郎歩む鷲1940油彩・・キャンバス文部省管理換2018/06/052018/09/245室  北脇昇空港1937油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/245室  小牧源太郎積木と栗鼠1941油彩・キャンバス作者寄贈2018/06/052018/09/245室  福沢一郎牛1936油彩・キャンバス作者寄贈2018/06/052018/09/245室  藤尾龍四郎ミトス(群像習作)1943油彩・キャンバス藤尾百合子氏寄贈2018/06/052018/09/245室  山下菊二鮭と梟1939油彩・キャンバス竹本實三氏遺贈2018/06/052018/09/245室  和田三造興亜曼荼羅1940油彩・キャンバス川勝堅一氏寄贈2018/06/052018/09/246室  麻生三郎赤い空1956油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/246室  海老原喜之助雨の日1963油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/246室  小山田二郎食卓1955油彩・板購入2018/06/052018/09/246室  香月泰男運ぶ人1959油彩・キャンバス寄託2018/06/052018/09/246室  勝呂忠重い月1956油彩・キャンバス作者寄贈2018/06/052018/09/246室  建畠覚造貌(かお)1955セメント作者寄贈2018/06/052018/09/246室  中野淳食卓1956油彩・キャンバス中野蓉子氏寄贈2018/06/052018/09/246室  古沢岩美峠1952油彩・キャンバス古沢敏子氏遺贈2018/06/052018/09/246室  麻生三郎寝ている男1963鉛筆、色鉛筆・紙麻生美智子氏寄贈2018/06/052018/07/296室  石井茂雄巣の人々1959銅版石井茂樹氏寄贈2018/06/052018/07/296室  石井茂雄虜囚1961銅版石井茂樹氏寄贈2018/06/052018/07/296室  浜田知明群盲1960銅版購入2018/06/052018/07/296室  麻生三郎目C1967水彩、パステル、鉛筆・紙麻生美智子氏寄贈2018/07/312018/09/246室  河原温塵捨場1954鉛筆・紙作者寄贈2018/07/312018/09/246室  浜田知明初年兵哀歌(歩哨)1951銅版作者寄贈2018/07/312018/09/246室  浜田知明風景1953銅版山口貴久男氏、美恵氏寄贈2018/07/312018/09/247室  ブルース・ナウマンコーナーで跳ねる No.11968ヴィデオ(デジタル・ベータカムに変換)、モノクロ、サウンド、60分00秒購入2018/06/052018/09/247室  エルジェ(ジョルジュ・レミ)「シドニー行き714便」のうち No.431968/81オフセット、シルクスクリーンベルギー野生動物基金寄贈2018/06/052018/09/247室  鴨居玲静止した刻1968油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/247室  小島信明ボクサー1968FRP、ラッカー作者寄贈2018/06/052018/09/247室  東松照明「城」より1968 (1992 print)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/06/052018/09/247室  中西夏之コンパクト・オブジェ 沈む鋏1968ポリエステル樹脂、他購入2018/06/052018/09/247室  星野眞吾白い作品・男1968紙本彩色竹本實三氏寄贈2018/06/052018/09/247室  杢田たけを告知1968アクリリック、木、鉄文化庁管理換2018/06/052018/09/247室  渡辺克巳宣伝マン、新宿1968 (2014 print)ゼラチン・シルバー・プリント小泉悦子氏寄贈2018/06/052018/09/247室  渡辺克巳バンドボーイ、新宿1968 (c.2005 print)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/06/052018/09/247室  バーバラ・ヘップワース待っている四人1968着色ブロンズ盛田良子氏寄贈2018/06/052018/09/247室  田村彰英「BASE」より 横田1968 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント峯島美春氏寄贈2018/06/052018/07/297室  田村彰英「BASE」より 横田1968 (1992 print)ゼラチン・シルバー・プリント峯島美春氏寄贈2018/06/052018/07/297室  田村彰英「BASE」より 横田1968 (1992 print)ゼラチン・シルバー・プリント峯島美春氏寄贈2018/07/312018/09/247室  田村彰英「BASE」より 横田1968 (1992 print)ゼラチン・シルバー・プリント峯島美春氏寄贈2018/07/312018/09/248室  石内都「連夜の街」より 安浦1978-80 (1993 print)ゼラチン・シルバー・プリント作者寄贈2018/06/052018/09/248室  石内都「連夜の街」より 中村遊廓1978-80 (1993 print)ゼラチン・シルバー・プリント作者寄贈2018/06/052018/09/248室  石内都「連夜の街」より 飛田新地1978-80 (1993 print)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/06/052018/09/248室  石内都「連夜の街」より 宮川町1978-80 (1993 print)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/06/052018/09/248室  石内都「連夜の街」より 野毛1978-80 (1993 print)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/06/052018/09/248室  桂ゆき(ユキ子)作品1978-79コルク・板購入2018/06/052018/09/248室  菅野聖子作品c.1970アクリリック・紙寄贈2018/06/052018/09/248室  菅野聖子母音頌41973アクリリック・キャンバス荒井玲子氏寄贈2018/06/052018/09/248室  木下佳通代’79-38-A1979アクリリック・写真エイ・ディ・アンド・エイ(駒田哲夫氏)寄贈2018/06/052018/09/248室  木下佳通代コンパス’77-I1977カラー・フェルトペン・写真購入2018/06/052018/09/248室  木下佳通代’79-40-A1979アクリリック・写真購入2018/06/052018/09/248室  坂上チユキ無題c.1980鉛筆・紙購入2018/06/052018/09/248室  坂上チユキ無題c.1980鉛筆・紙購入2018/06/052018/09/248室  坂上チユキ無題c.1980鉛筆・紙購入2018/06/052018/09/248室  坂上チユキ捜神 71984鉛筆・紙購入2018/06/052018/09/248室  坂上チユキフローズン・キング1982水彩・紙購入2018/06/052018/09/248室  坂上チユキ無題c.1982水彩、鉛筆・紙購入2018/06/052018/09/248室  辰野登恵子UNTITLED-351974シルクスクリーン作者寄贈2018/06/052018/09/248室  辰野登恵子UNTITLED-241974シルクスクリーン購入2018/06/052018/09/248室  辰野登恵子UNTITLED-281974シルクスクリーン購入2018/06/052018/09/248室  宮脇愛子スクロール・ペインティング 白1975アクリリック・キャンバス作者寄贈2018/06/052018/09/248室  宮脇愛子スクロール・ペインティング 黒1976アクリリック・キャンバス作者寄贈2018/06/052018/09/249室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント山村千恵氏寄贈2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/06/052018/07/299室  山村雅昭「植物に」より1974-75ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/06/052018/07/299室  細江英公薔薇刑 作品11961 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/07/312018/09/249室  細江英公薔薇刑 作品31961 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/07/312018/09/249室  細江英公薔薇刑 作品61961 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/07/312018/09/249室  細江英公薔薇刑 作品161961 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/07/312018/09/249室  細江英公薔薇刑 作品171961 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/07/312018/09/249室  細江英公薔薇刑 作品181961 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/07/312018/09/249室  細江英公薔薇刑 作品191961 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/07/312018/09/249室  細江英公薔薇刑 作品291961 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/07/312018/09/249室  細江英公薔薇刑 作品321961 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/07/312018/09/249室  細江英公薔薇刑 作品331961 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/07/312018/09/249室  細江英公薔薇刑 作品381961 (printed later)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/07/312018/09/2410室  川上涼花鉄路1912油彩・キャンバス酒井億尋氏寄贈2018/06/052018/09/2410室  久米桂一郎ブレア島1891油彩・キャンバス寄託2018/06/052018/09/2410室  小杉放菴(未醒)水郷1911油彩・キャンバス文部省管理換2018/06/052018/09/2410室● 新海竹太郎ゆあみ1907石膏文部省管理換2018/06/052018/09/2410室 0005新海竹太郎ゆあみ1907ブロンズ購入2018/06/052018/09/2410室  中川八郎野薔薇1909油彩・キャンバス文部省管理換2018/06/052018/09/2410室  山下新太郎靴の女1910油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/2410室●0017萬鉄五郎裸体美人1912油彩・キャンバス八木正治氏寄贈2018/06/052018/09/2410室●0004和田三造南風1907油彩・キャンバス文部省管理換2018/06/052018/09/2410室  赤城泰舒白い砂1912水彩、鉛筆・紙赤城輝子氏寄贈2018/06/052018/07/2910室  大下藤次郎穂高山の麓1907水彩、鉛筆・紙購入2018/06/052018/07/2910室  川合玉堂二日月1907絹本墨画淡彩購入2018/06/052018/07/2910室  小坂芝田溪山積翠1911紙本墨画文部省管理換2018/06/052018/07/2910室  下村観山ダイオゼニス1903絹本彩色購入2018/06/052018/07/2910室  竹内栖鳳雨霽(あまばれ)1907絹本墨画文部省管理換2018/06/052018/07/2910室 0018土田麦僊島の女1912絹本彩色文部省管理換2018/06/052018/07/2910室  戸張孤雁日暮里の新緑c.1907-1912絹本彩色山本孝氏寄贈2018/06/052018/07/2910室  菱田春草林和靖c.1900-1901絹本彩色福田武彦氏遺贈2018/06/052018/07/2910室  南薫造水辺の少女1908水彩、鉛筆・紙南建氏寄贈2018/06/052018/07/2910室  山内多門日光山の四季(夏)1911紙本墨画淡彩文部省管理換2018/06/052018/07/2910室  吉田博養沢 西の橋1896水彩・紙購入2018/06/052018/07/2910室  吉田ふじを旗日の府中1902-03水彩・紙購入2018/06/052018/07/2910室  浅井忠山村風景1887水彩、鉛筆・紙鈴木光氏寄贈2018/07/312018/09/2410室  今村紫紅笛c.1900絹本彩色購入2018/07/312018/09/2410室  尾竹国観油断1909絹本彩色文部省管理換2018/07/312018/09/2410室  鹿子木孟郎田舎の道c.1895水彩、鉛筆・紙吉田穂高氏寄贈2018/07/312018/09/2410室  橋本雅邦蓬莱山c.1903-07絹本彩色福田武彦氏遺贈2018/07/312018/09/2410室  富岡鉄斎東坡酔帰図c.1907紙本墨画横内正弘氏寄贈2018/07/312018/09/2410室  富岡鉄斎蓬莱仙境図1924紙本墨画淡彩坂本光浄氏寄贈2018/07/312018/09/2410室  平田松堂木々の秋1912絹本彩色文部省管理換2018/07/312018/09/2410室  丸山晩霞霧の高原c.1905水彩・紙吉田穂高氏寄贈2018/07/312018/09/2410室  山内多門日光山の四季(秋)1911紙本墨画淡彩文部省管理換2018/07/312018/09/2410室  山崎朝雲龗(たかおがみ)1911木文部省管理換2018/07/312018/09/2410室  結城素明囀(さえずり)1911紙本彩色購入2018/07/312018/09/2410室  吉田博新月1907水彩・紙文部省管理換2018/07/312018/09/2410室  吉田ふじを緑の庭1912水彩、鉛筆・紙購入2018/07/312018/09/2410室  米原雲海仙丹1910木文部省管理換2018/07/312018/09/243F  舟越保武原の城1971ブロンズ購入2018/06/052018/09/243F  柳原義達犬の唄1961ブロンズ作者寄贈2018/06/052018/09/2411室  加藤泉無題2016油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/2411室  ミリアム・カーン無題2016油彩・キャンバス寄託2018/06/052018/09/2411室  国吉康雄三世代1918-20油彩・キャンバス寄託2018/06/052018/09/2411室  小林正人教育(to Make Light)1998木炭・紙購入2018/06/052018/09/2411室  小林正人教育(to Make Light)1998木炭・紙購入2018/06/052018/09/2411室  シュシ・スライマン価値のはざま(Antara Nilai)2013転写プリント、鉛筆・紙購入2018/06/052018/09/2411室  シュシ・スライマンバナナ・インスティテューション(Institusi Pisang)2013転写プリント、鉛筆・紙購入2018/06/052018/09/2411室  シュシ・スライマン国(Negara)2012-13アクリリック、その他・綿布購入2018/06/052018/09/2411室  清宮質文告別1974木版(多色)山口貴久男氏、美恵氏寄贈2018/06/052018/09/2411室  奈良美智Harmless Kitty1994アクリリック・綿布購入2018/06/052018/09/2411室  長谷川利行ノアノアの女1937油彩・キャンバス寄託2018/06/052018/09/2411室 0089ゲオルク・バゼリッツ自画像I1996油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/2411室  マルクス・リュペルツヘラの頭部2003ブロンズ、彩色購入2018/06/052018/09/2412室  赤瀬川原平患者の予言(ガラスの卵)1962/94ゴム、布、アルミニウム、真空管、義眼、木、その他購入2018/06/052018/09/2412室  ジョセフ・アルバース正方形讃歌1959油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/2412室  大竹伸朗トルソとギター1988染料、紙、綿テープ、鉄、ワイヤ、ホチキス、本、木製の船の部品、その他作者寄贈2018/06/052018/09/2412室  アレクサンダー・カルダーモンスターc.1939金属板、針金、塗料購入2018/06/052018/09/2412室  トニー・クラッグメーター(計測器)2003木購入2018/06/052018/09/2412室  桑山忠明GOLD, SILVER AND GOLD1975アクリリック・綿布購入2018/06/052018/09/2412室  クルト・シュヴィッタース立体”O”のある彩色レリーフ1944-46ミクストメディアフランシス・ロイド氏寄贈2018/06/052018/09/2412室  デイヴィッド・スミスサークル IV1962鉄、彩色購入2018/06/052018/09/2412室 0085草間彌生冥界への道標1976詰物入り縫製布、靴、木、彩色購入2018/06/052018/09/2412室  高嶺格God Bless America2002ヴィデオ・インスタレーション  カラー サウンド 8分18秒購入2018/06/052018/09/2412室  田中敦子作品 66 – SA1966ビニール樹脂・キャンバス購入2018/06/052018/09/2412室  ジョルジュ・ブラック女のトルソ1910-11油彩・キャンバス購入2018/06/052018/09/2412室  ハミッシュ・フルトン海への道1990写真(ゼラチン・シルバー・プリント)、テキスト購入2018/06/052018/09/2412室  ジャクソン・ポロック無題(多角形のある頭部)c.1938-41油彩・キャンバス(パネルに貼付)購入2018/06/052018/09/2412室  ブルース・マクリーン日は昇り、日は沈む1990塗装された鉄寄託2018/06/052018/09/2412室  モーリス・ルイスNo End1962アクリリック・キャンバス購入2018/06/052018/09/2412室 0078吉原治良黒地に白1965アクリリック・キャンバス作者寄贈2018/06/052018/09/2412室 0022萬鉄五郎もたれて立つ人1917油彩・キャンバス八木正治氏寄贈2018/06/052018/09/2412室  ロバート・ラウシェンバーグポテト・バッズ1971段ボール購入2018/06/052018/09/242F  田中功起一つのプロジェクト、七つの箱と行為、美術館にて2012HDヴィデオ カラー サウンド 13分33秒、段ボール、椅子他購入2018/06/052018/09/242F 0090アントニー・ゴームリー反映/思索2001鋳鉄購入2018/06/052018/09/242F  ジュリアン・オピー「日本八景」より 国道百三十六号線から見る雨の松崎港2007映像インスタレーション(液晶モニター2台、コンピューター)購入2018/06/052018/09/242F  ジュリアン・オピー「日本八景」より 真鶴半島の上の月2007映像インスタレーション(液晶モニター2台、コンピューター)購入2018/06/052018/09/242F  ジュリアン・オピー「日本八景」より 国道三百号線からみる本栖湖の富士山2007映像インスタレーション(液晶モニター1台、コンピューター)購入2018/06/052018/09/24テラス 0084イサム・ノグチ門1969鋼鉄、彩色購入2018/06/052018/09/24屋外  木村賢太郎七つの祈り1969石購入2018/06/052018/09/24屋外  マリノ・マリーニあるイメージの構想1969-70ブロンズ文化庁管理換2018/06/052018/09/24屋外  多田美波Chiaroscuro1979ステンレススチール、硬質ガラス購入2018/06/052018/09/24 今会期に展示される重要文化財指定作品 ■今会期に展示される重要文化財指定作品は以下の通りです。 原田直次郎《騎龍観音》(1890年) 寄託作品(護國寺蔵) 新海竹太郎《ゆあみ》(1907年) 和田三造《南風》(1907年) 萬鉄五郎《裸体美人》(1912年) 土田麦僊《湯女(ゆな)》(1918年)*7月31日-9月24日 展示 中村彝《エロシェンコ氏の像》(1920年) 原田直次郎 《騎龍観音》(1890年) 寄託作品(護國寺蔵)新海竹太郎《ゆあみ》(1907年)和田三造《南風》(1907年)萬鉄五郎《裸体美人》(1912年)土田麦僊《湯女(ゆな)》(1918年)*7月31日-9月24日 展示中村彝《エロシェンコ氏の像》(1920年) 6点の重要文化財(1点は寄託作品)についての画像と解説は名品選をご覧ください。 展覧会構成 4F 1室 ハイライト2-5室 1900s-1940s 明治の終わりから昭和のはじめまで 「眺めのよい部屋」 美術館の最上階に位置する休憩スペースには、椅子デザインの名品にかぞえられるベルトイア・チェアを設置しています。明るい窓辺で、ぜひゆったりとおくつろぎください。大きな窓からは、皇居の緑や丸の内のビル群のパノラマ・ビューをお楽しみいただけます。 「情報コーナー」 MOMATの刊行物や所蔵作品検索システムをご利用いただけます。 1室 ハイライト 靉光《眼のある風景》1938年 今年は明治時代が始まって150年にあたります。それにちなみ、今会期の前半(6月5日-7月29日)には鏑木清方《明治風俗十二ヶ月》をご紹介します。画面の細部から、当時の人々の暮らしに思いを馳せてみてください。また後期(7月31日-9月24日)には、季節にあわせて川端龍子《草炎》、小林古径《唐蜀黍》を展示します。モチーフはいずれも夏の植物ですが、描写にはそれぞれの個性が光ります。洋画は、重要文化財の原田直次郎《騎龍観音》、中村彝《エロシェンコ氏の像》をはじめ、明治から昭和初期にかけての重要作品が並びます。古賀春江《海》にはこの季節にぴったりのイメージが散りばめられていますが、練りあげられた画面構成にもご注目ください。 2室 田園の憂鬱 土田麦僊《湯女(ゆな)》1918年(展示期間:7月31日-9月24日) 今年は明治時代が始まってから150年目にあたりますが、それでは100年前の1918年はどんな年だったでしょう。第一次世界大戦の終結など、歴史的には大きな節目を迎えた年でもありますが、ここではごくささやかな出来事に目を向けてみたいと思います。この年は、佐藤春夫の小説「田園の憂鬱」が発表された年でもあるのです。都会生活に疲れ、郊外の緑に囲まれた一軒家に越してきた主人公の心の動きを細やかに記したこの小説を読んだあと、同時代の美術に目を転じると、植物に囲われるような空間に佇む人を描いた作品や、都市の郊外に目を向けた作品が少なくないことに気づかされます。例えば村山槐多《バラと少女》は、「田園の憂鬱」の当初の題名「病める薔薇」と見事に響き合います。大正時代(1912-1926)は個性と自我が尊重された時代といわれますが、自意識にめざめた個人は社会との摩擦に苦しむことにもなりました。植物に囲われた空間は、ひょっとしたらこの時代の芸術家たちが、擦り減った自我を癒すために作りだした一種の理想郷のイメージなのかもしれません。 3室 パリにむすぶ友情 佐伯祐三《ガス灯と広告》1927年 第一次世界大戦ののち、パリに留学する日本人画家の数は飛躍的に増大します。彼らはそれぞれの個性に応じてパリでさまざまなスタイルを学び、日本に持ち帰りました。彼らのうち、前田寛治、里見勝蔵、佐伯祐三、小島善太郎、木下孝則の5人は、1926年に「一九三〇年協会」を結成します。結成の動機は、あくまでパリ時代の交友の延長で、滞在中の作品を一緒に発表しようというものでした。その後も、パリで親しく交友していた画家たちが帰国しては会員として加わり、グループの規模を拡大していきます。友情による結びつきだったので、作風はこの部屋に並んだ作品を見てもわかるとおり、ばらばらです。けれども彼らがパリで学んだ最も重要なことは、スタイルではなくて、作者の主観を最優先とする制作態度でした。それぞれの感受性に基づいて「リアル」と感じたものを誇張して表現すること、それこそが新しいリアリズムだというわけです。個々の作風がばらばらであることでかえって、グループ全体は「個性派の集まり」として魅力を増すことになります。彼らは新しい表現を求める若い画家たちを惹きつけていきました。 4室 小泉癸巳男「昭和大東京百図絵」より 小泉癸巳男《「昭和大東京百図絵」より 66.両国の川開き》1936年(展示期間:6月5日-7月29日) 小泉癸巳男《「昭和大東京百図絵」より 15.関口・大滝》1931年(展示期間:7月31日-9月24日) 小泉癸巳男は静岡市の生まれ、1909(明治42)年に上京、大下藤次郎主宰の日本水彩研究所に学び、そこで戸張孤雁や織田一磨に出会って版画制作へと向かいました。明治末から大正期にかけては、ちょうど実用的な用途のためでも単なる複製技術でもない、「美術」としての版画の確立が叫ばれていた時期。小泉も、職人にゆだねずに、絵を描くところから版を彫って摺るところまで画家が担うことを基本に掲げた、創作版画運動の流れを汲む版画家のひとりです。「昭和大東京百図絵」(1929年頒布開始、1937年完成)は、1923(大正12)年の関東大震災後の復興と近代化著しい東京を版画化したシリーズで、小泉の代表作。完成後、意に満たないで改刻した作品を含め総計105図になりますが、当館は57図を所蔵。単純明快な構図と水性絵具の特性を活かした、明るく鮮明な色彩が特徴です。浮世絵以来の名所地だけでなく、震災後の復興の中で都市化が進み、工業化や商業化が著しい東京の光景や都会に生きる人々を積極的に取り上げ、都市の幾何学的な形態の美しさやモダンな風俗をドライな感覚で謳いあげました。 5室 戦争の時代と動物たち 靉光《シシ》1936年 社会が戦争へと向かっていくとき、その流れの只中におかれるのは、もちろん人間だけではありません。太平洋戦争下、動物たちもまた、物資輸送などのために動員されたり、空襲による混乱の中で脱走の恐れがあるとして殺処分されたりしました。土家由岐雄原作の絵本『かわいそうなぞう』の元となった、上野動物園のゾウのことを想起する人もいるでしょう。作戦記録画(戦争記録画)に描かれるのは、主に前線の兵士たちや銃後の家族の姿ですが、一方でこの時代、多くの芸術家たちが動物を制作の主題として取り入れています。たとえば、猛々しい馬、飛び立とうと様子をうかがう鷲からは、戦意高揚のメッセージが読み取れるでしょう。北脇昇の作品には、飛行機や戦闘機のメタファーとして、しばしば楓の種子が登場します。靉光の描く、小さくうずくまったライオンには、否応なしに時代の荒海に飲み込まれていく人々の姿が投影されているようにも見えてきます。 3F 6-8室 1940年代-1960年代 昭和のはじめから中ごろまで9室 写真・映像10室 日本画建物を思う部屋 6室 不安な身体 太平洋戦争の余波がまだ色濃い時代、激動の社会情勢に静かに抵抗するかのように、内省的で暗く沈んだ人々を描いた作品が様々な芸術家の手で生まれました。香月泰男は、戦後にシベリア抑留を経験しました。復員後は、それまでの作風を一変させ、社会に翻弄されて傷ついた人々の姿を多く描くようになります。それらは、過酷な状況の中で打ちひしがれた画家の自画像であるかもしれません。また、麻生三郎や勝呂忠の作品は、小さな空間の中で何ものかに押しつぶされそうになっている人々を表しています。小山田二郎と中野淳は、ともに食卓という主題を扱っていながら、食べる楽しみや団欒とはかけ離れた重苦しい光景を、筆跡も生々しくキャンバスに塗りこめています。表情をくもらせ、あるいは断片となって生気を失った身体は、生命が代替可能なものであることが露わとなった現実を前に、実在感が希薄になった社会の空気を映し出しているようです。 7室 2018-50=1968 この部屋は、1968年に制作された作品だけで構成されています。1968年は今では「政治の季節」と呼ばれていますが、当時世の中のすべてが政治的だったかと言えば、当然そんなことはありません。たとえば当時、多くの人の関心を集めたもののひとつに、UFOがあります。アメリカ合衆国の下院では、UFOをめぐる公聴会(通称「UFOシンポジウム」)が開かれたほどです。そうした関心をうけて、当時制作された漫画には、UFOが登場するものもあります。そのアメリカと日本との間には日米安全保障条約があり、それが1970年に自動延長することを阻止しようといわゆる「安保闘争」が起こってもいました(それと同時に、学生運動が過熱化してもいました)。そうした中でアメリカを思わせる作品をつくれば、闘争を積極的に支持するものとして見たくなるかもしれませんが、作家の中にはそうした意識はなかったと語る者もいたりするのです。 8室 1970年代 この部屋には女性しかいません 実はこの部屋までの間に、つまり1~7室で展示されているアーティストのうち、女性はたった1人しかいません。この事実が示すのは、当館のコレクションの歪みです。そこでせめて70年代を紹介するこの部屋では、9月24日までの間は、すべてを女性とすることとしました。実際、70年代は、日本でも女性のアーティストたちの活躍がはっきりと感じられるようになった(あるいはその活動がきちんと評価されるようになった)時代でもあったのです。そこには時代背景もあるでしょう。たとえば1975年に国際連合はその後10年間を国際婦人年とすることを決め、各国や諸機関に目標の設定と行動を呼びかけました。そして日本も1977年に行動計画を策定したのです。 9室 (1) 山村雅昭 「植物に」 (展示期間:6月5日-7月29日) 山村雅昭の作品「植物に」を特集します。草むらや樹木、花など、植物が生い茂る光景にレンズを向けたモノクローム作品によるこの連作は、いわゆる自然写真とも、風景写真とも異なる、独特の作品世界をつくりだしています。「暗やみで息づく植物の様々な生態」(『カメラ毎日』1976年4月号での作者のコメント)をとらえようとしたという作者の意図通り、日中のストロボ撮影とハイコントラストのプリントの効果もあって、画面の中で植物は、異様な存在感を獲得しています。まだ学生だった山村の評価を高めた初期作品「ワシントンハイツの子供たち」(1959-62)が、東京の中の異世界である米軍住宅の子供たちをとらえたものであったように、山村は一貫して、身近な光景にとなりあう異界や非日常的な存在に関心を向けてきました。身近な存在でありながら、人間に対して無関心な「他者」でもある植物の異貌を描き出した本作は、早くから才能が開花したこの写真家の方向性と高い写真技術が一致した代表作です。 9室 (2) 細江英公 「薔薇刑」(展示期間:7月31日-9月24日) 小説家三島由紀夫の肉体と、その特異な美意識をモティーフに、生と死、性愛など、人間存在をめぐる根源的なテーマに迫ろうとした細江英公の初期の代表作「薔薇刑」より、11点を展示します。三島は、舞踏家土方巽を撮った作品(写真集『おとこと女』)に感銘をうけ、1961年、自らの評論集をかざるポートレイトの撮影に細江を指名しました。撮影の場となった三島邸の庭で、細江は、上半身裸の三島に、水まき用のゴムホースを巻きつけるなど、思い切った演出で応えます。その才気と仕上がった写真に大いに満足した三島は、細江からのさらなる撮影の申し出を快諾。足掛け二年にわたった撮影は、63年、写真集『薔薇刑』にまとめられました。細江の非凡さは、肉体美を誇示する三島の内面に潜む、受苦や自己破壊への倒錯的な衝動を見ぬき、それを様々な演出によって浮き彫りにしてみせたところにあります。トゲをもつ美しいバラの花は、そうしたねらいを象徴するモティーフでした。「薔薇刑」というタイトルは、特異な作品世界の演じ手となった三島自身によるものです。 10室 特集:明治後期の美術 和田三造《南風》1907年 重要文化財 当館は、文部省美術展覧会(文展)が創始された1907(明治40)年以降の美術を主に扱っています。今年、明治改元からちょうど150年を迎えたことを記念し、コレクションの中から明治期の作品を特集します。文明開化の波で、国が急速な近代化を遂げる中で、美術界も大きく動きました。いわゆる「洋画」の本格的な流入で、和田三造《南風》に象徴されるように、アカデミックで日本人離れした身体を描くなど、新たな表現が模索されました。一方、伝統的な絵画である「日本画」においても、立体感を出したり輪郭線をぼかしたりと、その独自性を模索しつつ実験的な手法が編み出されていきました。本特集では、日本画、洋画に加え、彫刻や、大下藤次郎《穂高山の麓》(7月29日まで展示)、吉田博《新月》(7月31日より展示)といった水彩画の優品も展示し、明治後期の豊かな美術の世界をご覧いただきます。あわせて、芸術家の個性を前面に出した表現がさかんになっていく大正時代へのつながりを示す例として、萬鉄五郎《裸体美人》なども紹介します。 2F 11–12室 1970s-2010s 昭和の終わりから今日まで  *ギャラリー4(13室) コレクションを中心とした小企画  瀧口修造と彼が見つめた作家たち (6月19日-9月24日) 11室 やっぱり顔、でしょうか 「顔認証システム」というものが開発されているように、顔は、ある人を他の人から区別するものと一般にみなされています。また、「顔に出る」という言葉に端的に表れているように、顔は、表情や色の変化を通じて、人の内面を伝える場として捉えられています。そうした機能を持つからこそ、アーティストたちは、さまざまな方法で顔と取り組んできました。見る人の意識が顔に集中するような構図をつくったり、顔(あるいは頭部)だけを取り出した作品をつくったり。無表情にすることで顔の形に集中的に取り組むこともあれば、あえて顔を描かないことで人物の内面を表現できないものとして伝えようとすることもあります。ここでは1990年代以降の作品を中心に、アーティストたちがどのように顔の表現に取り組んできたかをご紹介します。 12室 ようこそスミスさん 当館は昨年、戦後を代表する彫刻家であるデイヴィッド・スミスの《サークルIV》(1962年)を収蔵いたしました。それを記念し、ここでは、その作品をより深く理解できるような絵画や彫刻を集めることにしました。絵画と彫刻の融合を試みた作品、人体の抽象的な表現に取り組んだ作品、彫刻をつくることの労働性に着目した作品、あるいはもっと端的に、円をモチーフにした作品等々です。ひとつの作品がこれだけ多様な作品を呼び寄せることができるということから、芸術作品というものは(とりわけ傑作と呼ばれるものには)、素っ気ないそぶりを見せていたとしても、そこにはいくつものコンセプトが盛り込まれているのだということを感じていただければ幸いです。 イベント  MOMATガイドスタッフによる所蔵品ガイド 休館日を除く毎日 2018年6月5日(火)~9月24日(月・祝) 14:00-15:00(※イベント開催日には時間を変更する場合があります) 所蔵品ギャラリー(1Fエントランス集合) 所蔵品ギャラリーでは毎日、作品解説が行われています。当館のボランティア「MOMATガイドスタッフ」が、参加者のみなさまと会場をまわり、数点の作品を一緒に鑑賞しながら、作品についての理解を深められるようにお手伝いします。作品とテーマは、ガイド前に1階エントランスに掲示されます。約40名のガイドスタッフそれぞれ、作品とテーマが異なりますので、何度参加されてもお楽しみいただけます。 *「MOMATガイドスタッフ」のページもあわせてご覧ください。*「教育普及レポート」でも様子を写真付きで詳しく紹介しています。 MOMATガイドスタッフによるハイライト・ツアー 2018年7月1日(日)2018年8月5日(日)2018年9月2日(日) 11:00-12:00 所蔵品ギャラリー(4Fエレベーター前集合) 近代日本の美術の流れをたどりつつ、所蔵作品展「MOMATコレクション」の見どころを押さえたい方に。MOMATガイドスタッフが、参加者の皆様とともに4階から2階までをまわり、代表的な所蔵作品を、やさしく解説します。 MOMATガイドスタッフによるフライデー・ナイトトーク MOMATサマーフェス期間中の金曜日には、「フライデー・ナイトトーク」を実施します。ギャラリーチェアを使い、約30分かけて1作品をじっくり鑑賞するスタイルです。仕事帰りにもプレミアムフライデーにもお気軽にご参加いただけます。 ※参加ご希望の方は、下記にて集合場所をご確認ください。※参加費無料、要観覧券。※集合場所やトーク作品は随時更新いたします。 和田三造《南風》 7月20日 19:00~19:25 ※終了しました。 3階10室 ゲオルク・バゼリッツ《自画像I》 7月20日 19:30~19:55 ※終了しました。 2階11室 萬鉄五郎《裸体美人》 7月27日 19:00~19:25 ※終了しました。 3階10室 小山田二郎《食卓》 ※作品が変更になりました。 7月27日 19:30~19:55 ※終了しました。 3階6室 福沢一郎《牛》 8月3日 19:00~19:25 ※終了しました。 4階5室 古賀春江《海》 8月3日 19:30~19:55 ※終了しました。 4階1室 草間彌生《冥界への道標》 8月10日 19:00~19:25 ※終了しました。 2階12室 萬鉄五郎《裸体美人》 8月10日 19:30~19:55 ※終了しました。 3階10室 土田麦僊《湯女》 8月17日 19:00~19:25 ※終了しました。 4階2室 佐伯祐三《ガス灯と広告》 8月17日 19:30~19:55 ※終了しました。 4階3室 川端龍子《草炎》 8月24日 19:00~19:25 ※終了しました。 4階1室 海老原喜之助《雨の日》 8月24日 19:30~19:55 ※終了しました。 3階6室 村山槐多《バラと少女》 8月31日 19:00~19:25 ※終了しました。 4階2室 藤島武二《アルチショ》 8月31日 19:30~19:55 ※終了しました。 4階2室 古賀春江《海》 9月7日 19:00~19:25 ※終了しました。 4階1室 ロバート・ラウシェンバーグ《ポテト・バッズ》 9月7日 19:30~19:55 ※終了しました。 2階12室 海老原喜之助《雨の日》 9月14日 19:00~19:25 ※終了しました。 3階6室 浅原清隆《多感な地上》 9月14日 19:30~19:55 ※終了しました。 2階ギャラリー4 キュレーター・トーク 「明治の美術、あるいは明治後期の美術」 2018年6月9日(土) 古舘遼 14:00-15:00 4階エレベーターホール前 「都市の景色、風俗を描くということ」 2018年7月22日(日) 中村麗子 11:00-12:00 3階エレベーターホール 開催概要 東京国立近代美術館本館所蔵品ギャラリー(4F-2F) 6月5日(火)~ 9月24日(月・祝) 10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)企画展「ゴードン・マッタ=クラーク展」会期中(6月19日~9月17日)の金曜・土曜は21:00まで※入館は閉館30分前まで 月曜日[ただし、7月16日、9月17日、9月24日は開館]、7月17 日(火)、 9月18 日(火) 一般 500円 (400円)大学生 250円 (200円) 一般 300円大学生 150円※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。※高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料※17時以降の入館は「MOMATコレクション」観覧料が一般300円、大学生150円になります。※「ゴードン・マッタ=クラーク展」会期中(6月19日-9月17日)夕方17時以降は、大学生無料※お得な観覧券「MOMATパスポート」でご観覧いただけます。※キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。※「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。 ※「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名迄。シルバー会員は本人のみ)※本展の観覧料で、入館当日に限り、コレクションを中心とした小企画「瀧口修造と彼が見つめた作家たち」(ギャラリー4、2F)、工芸館 所蔵作品展「こどもとおとなのアツアツこうげいかん」(6/19~8/26に限る)もご観覧いただけます。 毎月第一日曜日(7月1日[日]、8月5日[日]、9月2日[日]) 東京国立近代美術館

2018-2 所蔵作品展 MOMATコレクション

2018年10月6日- 2019年1月20日の所蔵作品展のみどころ 岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》1915年 重要文化財 MOMATコレクションにようこそ! 20世紀はじめから今日に至る日本の近現代美術の流れを、国際的な関連も含めてご紹介します。 4階第1室は「ハイライト」。当館選りすぐりの名品が凝縮されています。2室から12室までは、おおよそ時代順ですが、部屋ごとにテーマをたてて、各時代の美術と社会の関係をさまざまな角度から見ることができます。例えば3階の6室では太平洋戦争中の日本画に焦点を当ててご紹介します。そのほか9室では写真家の北井一夫、10室では戦後日本画を代表する横山操を特集します。2階12室では、昨年度新たに購入した、戦後アメリカを代表する彫刻家のひとりデイヴィッド・スミスの作品にご注目ください。  また2階ギャラリー4では「遠くへ行きたい」と題して、ここではないどこかへ思いを馳せる作品を集めた小企画を開催します。今期も盛りだくさんのMOMATコレクション。どうぞごゆっくりお楽しみください。 出品作品リスト 展示内容、開館日、開館時間に変更が生じる場合がございます。詳細はホームページかハローダイヤル(03-5777-8600)でご確認願います。リストは各室毎に順不同です。 室重文音声ガイド作家名(和)題名(和)制作年技法・材質受入方法期間(始)期間(終)1室● 菱田春草王昭君1902絹本彩色寄託(善寳寺蔵)2018/10/062018/11/251室  横山大観東山1924絹本墨画購入2018/10/062018/11/251室  村上華岳秋谿図1935紙本彩色購入2018/10/062018/11/251室  入江波光霖雨耕牛1937紙本墨画文化庁管理換2018/10/062018/11/251室  川合玉堂彩雨(さいう)1940絹本彩色文化庁管理換2018/10/062018/11/251室  小林古径栗1944紙本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/251室  山元春挙雪松図1908紙本彩色文部省管理換2018/11/272019/01/201室  ポール・セザンヌ大きな花束c.1892-95油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/201室 0003アンリ・ルソー第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神1905-06油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/201室  パウル・クレー山への衝動1939油彩・綿布購入2018/10/062019/01/201室●0001原田直次郎騎龍観音1890油彩・キャンバス寄託(護國寺蔵)2018/10/062019/01/201室  萬鉄五郎太陽の麦畑c.1913油彩・板購入2018/10/062019/01/201室●0020岸田劉生道路と土手と塀(切通之写生)1915油彩・キャンバス文化庁管理換2018/10/062019/01/201室 0027関根正二三星(さんせい)1919油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/201室●0029中村彝エロシェンコ氏の像1920油彩・キャンバス大里一太郎氏寄贈2018/10/062019/01/201室 0039佐伯祐三ガス灯と広告1927油彩・キャンバス文化庁管理換2018/10/062019/01/201室 0040古賀春江海1929油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/201室  松本竣介黒い花1940油彩・板購入2018/10/062019/01/201室  靉光自画像1944油彩・キャンバス井上長三郎氏寄贈2018/10/062019/01/202室  菊池契月鉄漿蜻蛉(おはぐろとんぼ)1913絹本彩色文部省管理換2018/10/062018/11/252室  木島桜谷しぐれ1907紙本彩色文部省管理換2018/11/272019/01/202室●0004和田三造南風1907油彩・キャンバス文部省管理換2018/10/062019/01/202室  中川八郎北国の冬1908油彩・キャンバス文部省管理換2018/10/062019/01/202室 0010中沢弘光おもいで1909油彩・キャンバス文部省管理換2018/10/062019/01/202室 0012荻原守衛女1910ブロンズ文部省管理換2018/10/062019/01/202室  小杉放菴(未醒)水郷1911油彩・キャンバス文部省管理換2018/10/062019/01/202室 0014藤島武二うつつ1913油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/203室  安井曽太郎春の家1911油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/203室 0051安井曽太郎奥入瀬の溪流1933油彩・キャンバス文化庁管理換2018/10/062019/01/203室  梅原龍三郎黄金の首飾り1913油彩・キャンバス作者寄贈2018/10/062019/01/203室  梅原龍三郎長安街1940油彩、岩絵具・紙作者寄贈2018/10/062019/01/203室  坂本繁二郎馬1916油彩・キャンバス寄託2018/10/062019/01/203室  坂本繁二郎壁画下図1944油彩・キャンバス寄託2018/10/062019/01/203室  小出楢重ラッパを持てる少年1923油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/203室 0046小出楢重裸女と白布1929油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/203室  須田国太郎蔬菜1932油彩・キャンバス須田寬氏寄贈2018/10/062019/01/203室  須田国太郎窪八幡1955油彩・キャンバス作者寄贈2018/10/062019/01/203室 0025高村光太郎手c.1918ブロンズ購入2018/10/062019/01/203室  高村光太郎鯰1926木佐藤こう氏寄贈2018/10/062019/01/204室  石井柏亭木場1914木版(多色)購入2018/10/062018/11/254室  橋口五葉浴場の女(ゆあみ)1915木版(多色)購入2018/10/062018/11/254室  広島晃甫(新太郎)泊船1916木版(多色)山口貴久男氏、美恵氏寄贈2018/10/062018/11/254室  伊東深水泥上船1917木版(多色)購入2018/10/062018/11/254室  山本鼎ブルターニュの入江(水辺の子供)1917木版(多色)購入2018/10/062018/11/254室  山本鼎ブルトンヌ1920木版(多色)山口貴久男氏、美恵氏寄贈2018/10/062018/11/254室  笠松紫浪落陽1919木版(多色)購入2018/10/062018/11/254室  川瀬巴水曇り日の矢口1919木版(多色)購入2018/10/062018/11/254室  川瀬巴水田子の浦橋1930木版(多色)購入2018/10/062018/11/254室  山村豊成(耕花)「梨園の華」より 十三世守田勘弥のジャン・バルジャン1921木版(多色)藤懸さと氏寄贈2018/10/062018/11/254室  深沢索一卓上静物1922木版購入2018/10/062018/11/254室  萬鉄五郎羅布かづく人1924木版購入2018/10/062018/11/254室  藤森静雄丘1925木版購入2018/10/062018/11/254室  名取春仙「春仙似顔集」より 二世市川左団次 鳴神上人1925/29木版(多色)、空摺り購入2018/10/062018/11/254室  恩地孝四郎あかるい時1915木版(多色)購入2018/11/272019/01/204室  恩地孝四郎人体1924木版購入2018/11/272019/01/204室  永瀬義郎風景1916木版恩地のぶ氏寄贈2018/11/272019/01/204室  山本鼎ブルターニュの入江(水辺の子供)1917木版(多色)山口貴久男氏、美恵氏寄贈2018/11/272019/01/204室  笠松紫浪うろこ雲(綾瀬川の対岸)1919木版(多色)購入2018/11/272019/01/204室  川瀬巴水「旅みやげ 第一集」より 陸奥 蔦沼1919木版(多色)購入2018/11/272019/01/204室  川瀬巴水「旅みやげ 第一集」より 若狭 久出の浜1920木版(多色)購入2018/11/272019/01/204室  橋口五葉温泉宿1920木版(多色)購入2018/11/272019/01/204室  伊東深水屋上の狂人1921木版(多色)購入2018/11/272019/01/204室  山村豊成(耕花)「梨園の華」より 十三世守田勘弥のジャン・バルジャン1921木版(多色)藤懸さと氏寄贈2018/11/272019/01/204室  萬鉄五郎寝て居る人1923木版八木正隆氏寄贈2018/11/272019/01/204室  深沢索一丘上走土1925木版(多色)購入2018/11/272019/01/204室  平川清蔵べらc.1927木版(多色)購入2018/11/272019/01/204室  名取春仙「春仙似顔集」より 七世松本幸四郎 髭の意休1929木版(多色)、空摺り購入2018/11/272019/01/205室  靉光シシ1936油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/205室  靉光蝶1942油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/205室  北脇昇空の訣別1937油彩・キャンバス北脇かね氏寄贈2018/10/062019/01/205室  北脇昇美わしき繭1938油彩・キャンバス北脇かね氏寄贈2018/10/062019/01/205室  杉全直轍1938油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/205室  米倉寿仁破局(寂滅の日)1939油彩・キャンバス作者寄贈2018/10/062019/01/205室  和田三造興亜曼荼羅1940油彩・キャンバス川勝堅一氏寄贈2018/10/062019/01/205室  須田国太郎歩む鷲1940油彩・キャンバス文部省管理換2018/10/062019/01/205室  伊藤久三郎燕1940油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/205室  麻生三郎とり1940油彩・キャンバス大桑康氏寄贈2018/10/062019/01/205室  猪熊弦一郎○○方面鉄道建設1944油彩・キャンバス無期限貸与2018/10/062019/01/205室  朝倉文夫仰視1944ブロンズ東京国立博物館管理換2018/10/062019/01/206室  野田九浦松葉谷の法難1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  長野草風荒鷲1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  橋本永邦社頭1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  山元桜月霊峰瑞色1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  広島晃甫(新太郎)国光瑞色1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  堂本印象朝顔1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  武田鼓葉桜1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  畠山錦成菖蒲1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  中村大三郎春雨1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  児玉希望花下吟詠1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  三谷十糸子惜春1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  菊池隆志双鯉1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/10/062018/11/256室  山口華楊基地に於ける整備作業1943紙本彩色無期限貸与2018/10/062018/11/256室  川端龍子輸送船団海南島出発c.1944紙本墨画淡彩無期限貸与2018/10/062018/11/256室  横山大観春風万里乃濤1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  庄田鶴友国華1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  小山栄達木村長門出陣1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  植中直斎重成夫人1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  今中素友山鳩1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  永田春水霊鷹1942紙本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  福田平八郎白梅1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  田中咄哉州国華1942紙本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  梥本一洋必中1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  池田遙邨近江神宮1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  勝田哲雨1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  三輪晁勢花菖蒲1942絹本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/206室  川端龍子洛陽攻略1944紙本彩色無期限貸与2018/11/272019/01/206室  茨木衫風潜水艦の出撃1942紙本墨画無期限貸与2018/11/272019/01/207室  東山魁夷「朝明けの潮」のための中下図1/61968紙本彩色作者寄贈2018/10/062019/01/207室  川島猛1968-N.Y.2031968アクリリック、その他・キャンバス作者寄贈2018/10/062019/01/207室  宮脇愛子作品1968真鍮購入2018/10/062019/01/207室  小島信明ボクサー1968FRP、ラッカー作者寄贈2018/10/062019/01/207室  中西夏之コンパクト・オブジェ 沈む鋏1968ポリエステル樹脂、他購入2018/10/062019/01/207室  駒井哲郎静物1968銅版購入2018/10/062019/01/207室  吉原英雄シーソー I1968銅版、リトグラフ文化庁管理換2018/10/062019/01/207室  野田哲也日記: 68年8月22日1968シルクスクリーン、木版(多色)購入2018/10/062019/01/207室  エルジュ(ジョルジュ・レミ)「シドニー行き714便」のうち No.431968/81オフセット、シルクスクリーンベルギー野生動物基金寄贈2018/10/062019/01/207室  ブルース・ナウマン壁と床での姿勢1968ヴィデオ モノクロ サウンド 60分購入2018/10/062019/01/208室  河原温July 15, 19701970アクリリック・キャンバス購入2018/10/062019/01/208室  李禹煥線より1977岩絵具、膠・キャンバス購入2018/10/062019/01/208室  野田哲也日記: 1976年8月19日1977シルクスクリーン、木版(多色)購入2018/10/062019/01/208室  ハンネ・ダルボーヴェン世界劇場 791979オフセットプリント購入2018/10/062019/01/208室  河口龍夫関係−質1979鉄(かすがい)、手漉紙購入2018/10/062019/01/208室  河口龍夫COSMOS-Cygnus (白鳥座)1974水性塗料、ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/208室  河口龍夫COSMOS-Lira (琴座)1974水性塗料、ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/208室  山中信夫マンハッタンの太陽 (19)1980タイプCプリント購入2018/10/062019/01/208室  山中信夫マンハッタンの太陽 (22)1980タイプCプリント購入2018/10/062019/01/208室  山中信夫マンハッタンの太陽 (32)1980タイプCプリント購入2018/10/062019/01/208室  山中信夫マンハッタンの太陽 (38)1980タイプCプリント購入2018/10/062019/01/208室  リンダ・ベングリスナウ1973ヴィデオ(デジタル・ベータカムに変換)、カラー、サウンド、12分00秒購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 田舎道 宮城県石巻市1973ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 馬方 宮城県石巻市1973ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 夜 宮城県石巻市1973ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より リヤカー 岩手県沢内村1973ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 湯治場 秋田県孫六湯1973ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 海辺 宮城県石巻市1973ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 嫁入り 岡山県久米町1974ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 雪の中で 秋田県湯沢市1974ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より カマクラ 秋田県横手市1974ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より お盆 岡山県久米町1974ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 葬式 青森県木造町1974ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 桑畑 群馬県大胡町1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より エジコ 秋田県阿仁町1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 木地師 福島県弥平四郎1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 木地師 福島県弥平四郎1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 市場 沖縄県那覇市1975ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 市場 沖縄県那覇市1975ゼラチン・シルバー・プリント作者寄贈2018/10/062019/01/209室  北井一夫「村へ」より 湯治場 秋田県後生掛温泉1975ゼラチン・シルバー・プリント作者寄贈2018/10/062019/01/2010室  秦テルヲカフェー風景1915麻布彩色購入2018/10/062018/11/2510室  日本美術院同人東都名所1922/25絹本彩色河合良一氏遺贈2018/10/062018/11/2510室  河野通勢新東京風俗図屏風1925紙本彩色岸田鶴之助氏遺贈2018/10/062018/11/2510室●0048鏑木清方三遊亭円朝像1930絹本彩色購入2018/10/062018/11/2510室 0056鏑木清方鰯1937絹本彩色文化庁管理換2018/10/062018/11/2510室  竹内栖鳳禁城翠色1931絹本彩色石田眞氏・和田正子氏・中村信子氏寄贈2018/10/062018/11/2510室  川端龍子新樹の曲1932絹本彩色川端捷良氏遺贈2018/10/062018/11/2510室  山本丘人福原愛子像1933絹本彩色福原義春氏寄贈2018/10/062018/11/2510室  山本丘人乙女椿(銀鳩)1935紙本彩色福原義春氏寄贈2018/10/062018/11/2510室  山本丘人式根島風景1935紙本彩色福原義春氏寄贈2018/10/062018/11/2510室  山本丘人大島風景(紅梅)1935紙本彩色福原義春氏寄贈2018/10/062018/11/2510室  山本丘人初島風景1935紙本彩色福原義春氏寄贈2018/10/062018/11/2510室 0058小倉遊亀浴女 その二1939絹本彩色作者寄贈2018/10/062018/11/2510室  伊東深水聞香(もんこう)1950絹本彩色文部省管理換2018/10/062018/11/2510室  加山又造一九八四・東京1984紙本墨画作者寄贈2018/10/062018/11/2510室  加山又造月と犀1953紙本彩色作者寄贈2018/10/062018/11/2510室  加山又造悲しき鹿1954紙本彩色購入2018/10/062018/11/2510室 0070横山操塔1957紙本彩色作者寄贈2018/10/062018/11/2510室  横山操ウォール街1962紙本彩色購入2018/10/062018/11/2510室  横山操カラガンダの印象1950油彩・キャンバス横山基子氏、彩子氏遺贈2018/10/062019/01/2010室  横山操国連ビル1961木炭、墨・紙横山基子氏、彩子氏遺贈2018/10/062018/11/2510室  横山操イースト・リヴァー1961木炭、墨・紙横山基子氏、彩子氏遺贈2018/10/062018/11/2510室  横山操ロサンゼルス通り1961鉛筆・紙横山基子氏、彩子氏遺贈2018/10/062018/11/2510室  横山操ロサンゼルス、アリソ通り1961鉛筆、水彩・紙横山基子氏、彩子氏遺贈2018/10/062018/11/2510室  横山操ハイウェイ1961オイルパステル・紙横山基子氏、彩子氏遺贈2018/10/062018/11/2510室   横山操「視覚的・触覚的世界-私が見たアメリカ-」 『藝術新潮』第12巻第8号 (1961年8月)   2018/10/062019/01/2010室   横山操「アメリカスケッチ」 『三彩』141 (1961年8月)   2018/10/062019/01/2010室   「屏風絵を競作する横山操・加山又造画伯」 『三彩』207 (1966年11月)   2018/10/062019/01/2010室   横山操・加山又造「独断する水墨」〈水墨画こそわれらが究極〉『藝術新潮』 第21巻第2号 (1970年2月)   2018/10/062019/01/2010室   加山又造「追悼横山操・賢兄横山操逝く」 『藝術新潮』第24巻第5号 (1973年5月)   2018/10/062019/01/2010室  小茂田青樹椿c.1919紙本彩色寄託2018/11/272019/01/2010室  小茂田青樹松江風景1920紙本彩色文化庁管理換2018/11/272019/01/2010室  小茂田青樹出雲江角港1921紙本彩色文化庁管理換2018/11/272019/01/2010室  速水御舟白葡萄と茶碗1920紙本彩色購入2018/11/272019/01/2010室 0030速水御舟茶碗と果実1921絹本彩色沢田昭彦氏寄贈2018/11/272019/01/2010室  速水御舟丘の並木1922絹本彩色長崎次郎氏遺贈2018/11/272019/01/2010室  速水御舟山椿1923絹本彩色寄託2018/11/272019/01/2010室 0033速水御舟門(名主の家)1924紙本彩色文化庁管理換2018/11/272019/01/2010室  富取風堂静物1921絹本彩色寄託2018/11/272019/01/2010室  徳岡神泉椿c.1922絹本彩色徳岡政子氏寄贈2018/11/272019/01/2010室  石山太柏夕暗の天沼弁天1921-26絹本彩色東京国立博物館管理換2018/11/272019/01/2010室  不染鉄海村1923紙本彩色寄託2018/11/272019/01/2010室  福田豊四郎故山新秋1926紙本彩色購入2018/11/272019/01/2010室  椿貞雄冬枯の道1916油彩・キャンバス購入2018/11/272019/01/2010室  岸田劉生蕪図1925油彩・キャンバス寄託2018/11/272019/01/2010室  小絲源太郎嬋娟1937油彩・キャンバス文部省管理換2018/11/272019/01/2010室  速水御舟写生図巻(鰈・沙魚・鱚 etc.)1925紙本彩色寄託2018/11/272019/01/2010室  速水御舟寒牡丹写生図巻1926鉛筆、淡彩・紙寄託2018/11/272019/01/2010室  速水御舟写生図巻「寒鳩寒雀」1927鉛筆、彩色・紙寄託2018/11/272019/01/2010室  加山又造仿北宋雪景水墨山水1991紙本墨画作者寄贈2018/11/272019/01/2010室  横山操ふるさと1965紙本彩色横山基子氏、彩子氏遺贈2018/11/272019/01/2010室  横山操忍野富士1965紙本彩色寄託2018/11/272019/01/2010室  横山操清雪富士c.1966紙本彩色寄託2018/11/272019/01/2010室  横山操万里の長城1966紙本彩色国際交流基金寄贈2018/11/272019/01/2010室  横山操絶筆1973紙本墨画彩色横山基子氏、彩子氏遺贈2018/11/272019/01/203F  舟越保武原の城1971ブロンズ購入2018/10/062019/01/203F  柳原義達風の中の鴉1982ブロンズ購入2018/10/062019/01/2011室  森山大道にっぽん劇場1968(1974 print)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/2011室  中平卓馬夜c.1969グラヴィア印刷購入2018/10/062019/01/2011室  中平卓馬夜c.1969グラヴィア印刷購入2018/10/062019/01/2011室  ジョセフ・クーデルカ「亡命者たち」よりフランス1973(1990 print)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/2011室  ジョセフ・クーデルカ「亡命者たち」よりスペイン1971(1990 print)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/2011室  ジョセフ・クーデルカ「亡命者たち」よりフランス1987(1990 print)ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/2011室  ボリス・ミハイロフ「日暮れ」より1993ゼラチン・シルバー・プリント、調色谷口昌良氏寄贈2018/10/062019/01/2011室  横尾忠則風景 No.1 女の子1969シルクスクリーン・紙、アクリルフィルム、アクリル板購入2018/10/062019/01/2011室  横尾忠則風景 No.3 お葉さん1969シルクスクリーン・紙、アクリルフィルム、アクリル板購入2018/10/062019/01/2011室  横尾忠則風景 No.17 入れ墨男1969シルクスクリーン・紙、アクリルフィルム、アクリル板購入2018/10/062019/01/2011室  若林奮不透明・低空1969鉛、紙、木、鋼鉄購入2018/10/062019/01/2012室  ジョルジュ・ブラック女のトルソ1910-11油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/2012室  ジャクソン・ポロック無題(多角形のある頭部)c.1938-41油彩・キャンバス(パネルに貼付)購入2018/10/062019/01/2012室  クルト・シュヴィッタース立体”O”のある彩色レリーフ1944-46ミクストメディアフランシス・ロイド氏寄贈2018/10/062019/01/2012室  田中敦子作品 66 – SA1966ビニール樹脂・キャンバス購入2018/10/062019/01/2012室 0086フランシス・ベーコンスフィンクス−ミュリエル・ベルチャーの肖像1979油彩・キャンバス購入2018/10/062019/01/2012室  全寿千大地の向うから1992油彩、鉄材その他・合板購入2018/10/062019/01/2012室  奈良美智Harmless Kitty1994アクリリック・綿布購入2018/10/062019/01/2012室  シュシ・スライマン国(Negara)2012-13アクリリック、その他・綿布購入2018/10/062019/01/2012室  ベルント & ヒラ・ベッヒャーガスタンク−イギリス、ベルギー、フランス、ドイツ1981ゼラチン・シルバー・プリント購入2018/10/062019/01/2012室  リチャード・セラオルソン1986シルクスクリーン購入2018/10/062019/01/2012室  アレクサンダー・カルダーモンスターc.1939金属板、針金、塗料購入2018/10/062019/01/2012室  デイヴィッド・スミスサークル IV1962鉄、彩色購入2018/10/062019/01/2012室 0085草間彌生冥界への道標1976詰物入り縫製布、靴、木、彩色購入2018/10/062019/01/2012室  吉田克朗Cut-off 181970鉄寄託2018/10/062019/01/2012室  ロバート・ラウシェンバーグポテト・バッズ1971段ボール購入2018/10/062019/01/2012室  中原浩大Beads [exp. 01]2011プラスチック・ビーズ、プラスチック購入2018/10/062019/01/2012室  高嶺格God Bless America2002ヴィデオ・インスタレーション  カラー サウンド 8分18秒購入2018/10/062019/01/202F  田中功起一つのプロジェクト、七つの箱と行為、美術館にて2012HDヴィデオ カラー サウンド 13分33秒、段ボール、椅子他購入2018/10/062019/01/202F 0090アントニー・ゴームリー反映/思索2001鋳鉄購入2018/10/062019/01/202F  ジュリアン・オピー「日本八景」より 国道百三十六号線から見る雨の松崎港2007映像インスタレーション(液晶モニター2台、コンピューター)購入2018/10/062019/01/202F  ジュリアン・オピー「日本八景」より 真鶴半島の上の月2007映像インスタレーション(液晶モニター2台、コンピューター)購入2018/10/062019/01/202F  ジュリアン・オピー「日本八景」より 国道三百号線からみる本栖湖の富士山2007映像インスタレーション(液晶モニター1台、コンピューター)購入2018/10/062019/01/20テラス 0084イサム・ノグチ門1969鋼鉄、彩色購入2018/10/062019/01/20屋外  多田美波Chiaroscuro1979ステンレススチール、硬質ガラス購入2018/10/062019/01/20屋外  マリーノ・マリーニあるイメージの構想1969-70ブロンズ文化庁管理換2018/10/062019/01/20屋外  木村賢太郎七つの祈り1969石購入2018/10/062019/01/20 今会期に展示される重要文化財指定作品 ■今会期に展示される重要文化財指定作品は以下の通りです。 原田直次郎 《騎龍観音》(1890年) 寄託作品(護國寺蔵)菱田春草《王昭君》(1902年)  寄託作品(善寳寺蔵)*2018年10月6日-11月25日 展示和田三造《南風》(1907年)岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》(1915年)中村彝《エロシェンコ氏の像》(1920年)鏑木清方《三遊亭円朝像》(1930年)*2018年10月6日-11月25日 展示 展覧会構成 4F 1室 ハイライト2-5室 1900s-1940s 明治の終わりから昭和のはじめまで 「眺めのよい部屋」 美術館の最上階に位置する休憩スペースには、椅子デザインの名品にかぞえられるベルトイア・チェアを設置しています。明るい窓辺で、ぜひゆったりとおくつろぎください。大きな窓からは、皇居の緑や丸の内のビル群のパノラマ・ビューをお楽しみいただけます。 「情報コーナー」 MOMATの刊行物や所蔵作品検索システムをご利用いただけます。 1室 ハイライト アンリ・ルソー 《第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神》1905-06年 3,000m²に200点以上が並ぶ、所蔵作品展「MOMATコレクション」。その冒頭を飾るのは、重要文化財を含むコレクションの精華をご覧いただく「ハイライト」です。2012(平成24)年の所蔵品ギャラリーのリニューアルを機に新設したコーナーで、壁は作品を美しく際立たせる濃紺、床はガラスケースの映り込みを少なくするために、艶消しの黒を選んでいます。 日本画では会期の前半(10月6日-11月25日)には菱田春草《王昭君》(寄託作品、重要文化財)のほか、美しい秋の情景を描いた川合玉堂《彩雨》などをご紹介します。また後期(11月27日-1月20日)には、山元春挙の大作《雪松図》を展示します。洋画は、重要文化財の原田直次郎《騎龍観音》、岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》をはじめ、明治から昭和初期にかけての名品が並びます。セザンヌやルソーなど、日本に影響を与えたヨーロッパの作品もあわせてお楽しみください。 2室 文部省美術展覧会のはじまり 和田三造《南風》1907年 重要文化財 明治政府が発足して以降、文化の面でもさまざまな概念や制度が西洋にならって整備されました。西洋由来の油彩画に「洋画」の名を与え、対して古来育まれた伝統的な手法による絵画全般を「日本画」と一括りにしたのもこの時代のことです。このジャンル分けは、1907(明治40)年に「洋画」「日本画」「彫刻」の3部門を対象とする官設の文部省美術展覧会(文展)が開設されるに至り、制度の上でも明確化されました。とはいえ、たとえば日本画のなかでもさまざまな流派があり、古い伝統を固守する旧派と、西洋の視点も取り入れようとする新派とが対立し、また東京画壇と京都画壇との間にも違いがありました。そのため審査は困難をきわめたようです。同様の事態は洋画、彫刻の分野にも生じました。しかし官設の展覧会で受賞することは新人作家たちの目標となり、多くの力作が寄せられたことも事実です。今回は文展の受賞作品ばかりを集めてみました。木島(第1回)、和田(第1回)、中沢(第3回)、小杉(第5回)、菊池(第7回)の作品が二等賞、中川(第2回)、荻原(第4回)、藤島(第7回)の作品が三等賞です。 3室 ビフォー/アフター 小出楢重《ラッパを持てる少年》1923年 小出楢重《裸女と白布》1929年 近代日本の画家あるいは彫刻家たちにとって、ヨーロッパ留学は多くを学ぶ貴重な体験でしたが、かの地で新しい作品や技法に出会うことと同じくらい、日本に戻ってきて自らのアイデンティティを見つめ直すことも大きな意味を持っていたといえるでしょう。たとえば安井曽太郎は、パリ留学時代は美術学校の素描コンクールで毎回のように優秀な成績を収めたといいますが、帰国してから自らのスタイルを確立するまでに長く苦しい模索を続けました。彼が模索の果てに生み出したのは、要所に誇張を加えて対象の特徴をいきいきと引き出す、独自のリアリズムでした。また須田国太郎はスペインでバロック絵画の強い明暗対比の表現を学びますが、帰国後の作品には日本文化における陰翳の美意識が感じられます。それぞれに方向性は違いますが、いずれも洋の東西という異文化の出会いの中から、新しいものを生み出そうとする努力の跡を認めることができるでしょう。この部屋では、西洋への留学を経験した6人の作家の、異なる時期の作品をペアにして展示しています。それぞれのペアを比べながら、共通する特徴や、変化したところを見つけてみてください。 4室 「芸術」としての版画-創作版画と新版画 山本鼎《ブルトンヌ》1920年(展示期間:10月6日-11月25日) 川瀬巴水《「旅みやげ 第一集」より 若狭 久出の浜》1920年(展示期間:11月27日-2019年1月20日) 明治末から大正期にかけて、さまざまな芸術分野で近代的な自我の覚醒や芸術の個性化が叫ばれましたが、この時期、版画においても、実用目的でも単なる複製技術でもない、「芸術」としての版画の確立が叫ばれました。絵を描くところから版を彫り、刷るところまでを画家が行う創作版画が提唱され、日本創作版画協会結成(1918年)に結実しますが、山本鼎、石井柏亭、織田一磨、恩地孝四郎らはこの運動の草分け的な存在です。一方、伝統的木版画においても、新時代にふさわしい新作版画を画家と摺師や彫師が協業して創ろうとする動きが生まれ、版元渡邊庄三郎(1885-1962)を中心に展開された新版画では、美人画の橋口五葉、伊東深水、風景画の川瀬巴水、笠松紫浪、役者絵の山村豊成(耕花)、名取春仙らが活躍しました。創作版画は自己表現に重点を置き、新版画は高度な技術の結集を通じて洗練された表現を目指したという違いがあるものの、両者は木版画の衰退を背景に、芸術としての版画を創ろうとする情熱のなかから生まれた点で共通しています。 5室 戦争の時代と動物たち 靉光《シシ》1936年 社会が戦争へと向かっていくとき、その流れの只中におかれるのは、もちろん人間だけではありません。太平洋戦争下、動物たちもまた、物資輸送などのために動員されたり、空襲による混乱の中で脱走の恐れがあるとして殺処分されたりしました。土家由岐雄原作の絵本『かわいそうなぞう』の元となった、上野動物園のゾウのことを想起する人もいるでしょう。作戦記録画(戦争記録画)に描かれるのは、主に前線の兵士たちや銃後の家族の姿ですが、一方でこの時代、多くの芸術家たちが動物を制作の主題として取り入れています。たとえば、猛々しい馬、飛び立とうと様子をうかがう鷲からは、戦意高揚のメッセージが読み取れるでしょう。北脇昇の作品には、飛行機や戦闘機のメタファーとして、しばしば楓の種子が登場します。靉光の描く、小さくうずくまったライオンには、否応なしに時代の荒海に飲み込まれていく人々の姿が投影されているようにも見えてきます。 3F 6-8室 1940年代-1960年代 昭和のはじめから中ごろまで9室 写真・映像10室 日本画建物を思う部屋 6室 日本画家の彩管報国 横山大観《春風万里乃濤》1942年(展示期間:11月27日-2019年1月20日) 戦時下に絵筆で国に報いることを彩管報国と言いました。そう聞いて発想するのは陸海軍の作戦記録画かもしれませんが、当時、彩管報国と言えば、絵や絵を売ったお金を陸海軍に献納することでした。とすれば、日本画は洋画より売れたので、日本画家の方がより報国したと言ってもあながち間違いではありません。この部屋では、戦時下における日本画家の活動を作品からうかがいます。選んだ作品は作戦記録画と、日本画家報国会が主催した軍用機献納作品展の出品作です。あらかじめ主題が決められた前者に対し、後者にはそんな制約はありませんでした。しかしこうして後者の作品を並べてみると、画家たちがそれぞれ慎重に空気を読み、時局にふさわしい象徴的な主題を選んだことが分かります。ちなみに、このときの出品作184点はすべて三越に買い上げられ、代価20万円(現在の約5億円)は陸海軍に、作品は東京帝室博物館に納まりました。なお、当館では昨年度、東京文化財研究所との共同研究として、軍用機献納作品展の出品作10点を新しい材料を用いて修復しました。うち8点(前後期に分け4点ずつ)の成果も併せてご覧いただきます。 7室 2018-50=1968 この部屋は、1968年に制作された作品だけで構成されています。1968年は今では「政治の季節」と呼ばれていますが、当時世の中のすべてが政治的だったかと言えば、当然そんなことはありません。たとえば当時、多くの人の関心を集めたもののひとつに、UFOがあります。アメリカ合衆国の下院では、UFOをめぐる公聴会(通称「UFOシンポジウム」)が開かれたほどです。そうした関心をうけて、当時制作された漫画には、UFOが登場するものもあります。そのアメリカと日本との間には日米安全保障条約があり、それが1970年に自動延長することを阻止しようといわゆる「安保闘争」が起こってもいました(それと同時に、学生運動が過熱化してもいました)。そうした中でアメリカを思わせる作品をつくれば、闘争を積極的に支持するものとして見たくなるかもしれませんが、作家の中にはそうした意識はなかったと語る者もいたりするのです。 8室 時間の問題 時間を客観的に計測する単位としての1秒、1分、1時間、1日、1ヶ月、1年、1世紀…。1日の中での朝昼夜、1年の季節を区分する春夏秋冬。あるいは誕生から死まで、という生き物の一生。また現在を起点に、その前と後にある過去と未来といった時間の見方もあります。そして或る出来事が、客観的な時間としては1秒なのに、それを振り返った時に壮大な時間として追憶されるようなこともあるでしょう。さらには、もとには戻れない直線的な時間のとらえ方もあれば、輪廻転生のように円環的な時間のとらえ方もあります。時間、というのは実に変化に富んだものです。美術館に並ぶ作品は、すでに作り終えられたものです。その意味では、目の前にあるのは常に「過去」です。けれどその過去は一様な時間ではありません。鑑賞という「現在」において、わたしたちはそれぞれの作品に埋めこまれた、それぞれに多様な時間と出会うことになります。この部屋では、1970(昭和45)年から約10年の間に制作された作品を、「時間」を切り口にしてご紹介します。この時代は、美術において「時間の問題」がとりわけ注目された頃でもあります。 9室 北井一夫 「村へ」 北井一夫の作品「村へ」を特集します。この作品は1974年から『アサヒカメラ』誌に、続編も合わせて足掛け4年、全41回にわたって発表され、連載中の76年には、第1回木村伊兵衛写真賞を受賞したことでも知られています。北井は、横須賀基地の原子力潜水艦寄港阻止のデモを撮影したデビュー作『抵抗』や、新空港反対闘争の渦中にある三里塚に取材した写真集『三里塚』などで評価を得ました。しかし、いわゆる社会派というわけではなく、3年にわたって取材した三里塚においても、北井は空港建設をめぐる闘争そのものよりも、むしろそんな事態に巻き込まれなければずっと続いていたはずの、農村の平穏な日常の時間をとらえようとしていました。「村へ」はその関心を引き継ぐかたちで始められた作品です。北井が日本各地の村を訪ねた1970年代半ば、高度経済成長と都市化の進展のかげで、伝統的な日本の農村・漁村も急速に姿を変えつつありました。北井は、そこで淡々と営まれている暮らしと、それをとりまく風景に、たんねんにまなざしを向けています。 10室(1) 150年の東京(展示期間:10月6日-11月25日) 竹内栖鳳《禁城翠色》1931年 今年は東京遷都から150年。そこで、ガラスケースのコーナーではこの150年の東京を描いた日本画を集めてみました。珍しいところでは伊豆諸島を描いた山本丘人の作品があります。江戸幕府の直轄領であった伊豆諸島は、維新後、韮山県や静岡県への編入を経て、1878(明治11)年に東京府の管轄となりました。1906(明治39)年に定期便が就航すると、ゴーギャンに憧れた芸術家たちが南の島を求めて訪れました。日本美術院同人による《東都名所》と河野通勢による《新東京風俗図屏風》は、関東大震災の前と後に描かれた作品です。前者は震災後に複製画帖が刊行されました。後者は洋画家の岸田劉生が江戸浮世絵風にと注文した作品でした。震災からの復興期には江戸・明治のおもかげや文化を記録しようとする動きが盛んでしたが、このふたつの作品はそうした動きと浅からぬ関係にあったのです。手前のコーナーは横山操の特集展示です。うち、《塔》が描くのは台東区谷中の天王寺にあった五重塔が火事で焼けぼっくいになった姿。これも東京150年の風景のひとつです。 10室(2) 「実在の神秘」の表し方(展示期間:11月27日-2019年1月20日) 速水御舟《白葡萄と茶碗》1920年 大正時代、日本画と洋画のジャンルをまたいで細密描写が流行したことはよく知られています。発信源となったのは洋画家の岸田劉生と日本画家の速水御舟でした。細密描写は劉生から草土社の画家たちへ、そして御舟から周辺の日本画家たちへとまたたく間に波及しました。単なる写実ではなく、対象を微細に観察しひたすら細密に描くことが彼らの表現のポイントです。共通点はまだあります。それは、作品がどこか神秘的な雰囲気をまとっていること。現実を見つめるほどに見えてくる、現実を超えた真実性のことを、劉生は「実在の神秘」と言い表しました。彼らの作品に見られる造形的な工夫(ひねりのある構図、背景の排除、金地の採用など)は、そうした不可思議を画面に定着するためのものでした。今回、奥のガラスケースのコーナーでは、大正時代の日本画における細密描写とその周辺に位置した作品を、洋画も数点交えながら紹介します。手前のコーナーは、昨年度に横山操の《絶筆》等8点の寄贈を受けたことを記念した特集展示です。 2F 11–12室 1970s-2010s 昭和の終わりから今日まで  *ギャラリー4(13室) コレクションによる小企画  遠くへ行きたい 11室 「にっぽん劇場」半世紀 森山大道の初期の代表作「にっぽん劇場」は、今からちょうど50年前、1968年に写真集にまとめられました。この年、「写真100年」展と題する、日本の写真史を回顧する大展覧会が開催され、その企画に携わった写真家中平卓馬と批評家多木浩二を中心に、写真同人誌『プロヴォーク』が創刊されます。翌69年春刊行の第2号からは森山も参加。彼らの活動は既存の写真表現だけでなく、近代社会の枠組みそのものに対して、根源的な批判を突きつけ、大きなインパクトを残しました。1階で開催される「アジアにめざめたら」展(10月10日-12月24日)では、当時の森山や中平たちの活動を、同時代のアジア諸国との比較という視点からとりあげています。この部屋では、写真集刊行から半世紀となる「にっぽん劇場」を、同時代のいくつかの日本の美術作品とともに紹介するとともに、森山大道と同年、1938年生まれの写真家たちの作品をあわせて展示します。作品の年代や国は異なりますが、彼らの作品には、どこか共通する響きが感じられないでしょうか。 12室 ようこそスミスさん 当館は昨年、戦後を代表する彫刻家であるデイヴィッド・スミスの《サークルIV》(1962年)を収蔵いたしました。それを記念し、ここでは、その作品をより深く理解できるような絵画や彫刻を集めることにしました。絵画と彫刻の融合を試みた作品、人体の抽象的な表現に取り組んだ作品、彫刻をつくることの労働性に着目した作品、あるいはもっと端的に、円をモチーフにした作品等々です。ひとつの作品がこれだけ多様な作品を呼び寄せることができるということから、芸術作品というものは(とりわけ傑作と呼ばれるものには)、素っ気ないそぶりを見せていたとしても、そこにはいくつものコンセプトが盛り込まれているのだということを感じていただければ幸いです。 イベント  MOMATガイドスタッフによる所蔵品ガイド 休館日を除く毎日 2018年10月6日(土)~2019年1月20日(日) 14:00-15:00(※イベント開催日には時間を変更する場合があります) 所蔵品ギャラリー(1Fエントランス集合) 所蔵品ギャラリーでは毎日、作品解説が行われています。当館のボランティア「MOMATガイドスタッフ」が、参加者のみなさまと会場をまわり、数点の作品を一緒に鑑賞しながら、作品についての理解を深められるようにお手伝いします。作品とテーマは、ガイド前に1階エントランスに掲示されます。約40名のガイドスタッフそれぞれ、作品とテーマが異なりますので、何度参加されてもお楽しみいただけます。 *「MOMATガイドスタッフ」のページもあわせてご覧ください。*「教育普及レポート」でも様子を写真付きで詳しく紹介しています。 MOMATガイドスタッフによるハイライト・ツアー 2018年10月7日(日)2018年11月4日(日)2018年12月2日(日)2019年1月6日(日) 11:00-12:00 所蔵品ギャラリー(4Fエレベーター前集合) 近代日本の美術の流れをたどりつつ、所蔵作品展「MOMATコレクション」の見どころを押さえたい方に。MOMATガイドスタッフが、参加者の皆様とともに4階から2階までをまわり、代表的な所蔵作品を、やさしく解説します。 キュレーター・トーク 大正期の版画/横山操と加山又造 2018年10月6日(土) 都築千重子 14:00-15:00 所蔵品ギャラリー(1Fエントランス集合) 現代美術であたまとこころのストレッチ 2018年10月26日(金) 蔵屋美香 18:30-19:30 2階エレベーターホール 日本画家の彩管報国 2018年11月30日(金) 鶴見香織 18:30-19:30 3階エレベーターホール 「50年目の《にっぽん劇場》」 2018年12月1日(土) 増田玲 14:00-15:00 所蔵品ギャラリー2階11室 モンスターたち 2019年1月11日(金) 桝田倫広 18:30-19:30 2階エレベーターホール 開催概要 東京国立近代美術館本館所蔵品ギャラリー(4F-2F) 2018年10月6日(土)~ 2019年1月20日(日) 10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)※入館は閉館30分前まで 月曜日[ただし、10月8日、12月24日、1月14日は開館]、10月9日(火)、 12月25日(火)、年末年始(12月28日[金]~2019年1月1日[火・祝])、1月15日(火) 一般 500円 (400円)大学生 250円 (200円) 一般 300円大学生 150円 ※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。※高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料※17時以降の入館は「MOMATコレクション」観覧料が一般300円、大学生150円になります。※お得な観覧券「MOMATパスポート」でご観覧いただけます。※キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。※「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。 ※「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名迄。シルバー会員は本人のみ)※本展の観覧料で、入館当日に限り、コレクションによる小企画「遠くへ行きたい」(ギャラリー4、2F)、工芸館 所蔵作品展「近代工芸の名品― [特集展示] 近代の棗 (仮称)」(12月21日~2019年1月20日に限る)もご観覧いただけます。 毎月第一日曜日(10月7日、11月4日、12月2日、1月6日)、11月3日[土・祝]、1月2日[水] 東京国立近代美術館

福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ

謎めいたイメージの中に社会批評をこめた前衛画家の回顧展 福沢一郎(1898-1992)は、1930年代の日本にシュルレアリスムを紹介して前衛美術運動のリーダーとして活躍し、生涯を通じて社会批評を作品として表現し続けました。 「謎めいたイメージ」の中に知的なユーモアをまじえ、社会の矛盾や人びとの愚かさを諷刺的に笑いとばした福沢の多彩な画業を約100点の作品で振り返ります。 本展のポイント 1. 2018年に生誕120年を迎えた福沢一郎。1930年代にフランスのシュルレアリスム(超現実主義)を日本に紹介するとともに、社会批評のメッセージを機知にとんだ表現で描き、前衛美術運動の中心的役割を果たしました。戦時中は弾圧を受けますが、戦後は再び社会批評的な視点から人間群像の大作に取り組み、晩年は文化勲章を受章するなど波乱の人生を歩みました。本展では、油彩87点、素描9点、写真7点の計103点の作品により、多彩な福沢の活動を振り返ります。 2. 福沢は「謎めいたイメージ」の中に込めた知的なユーモアによって、社会の矛盾や人びとの愚かな行いを諷刺的に笑いとばしました。本展は社会の風潮にとらわれない福沢独自の自由な姿勢に着目し、ひとりの画家が時代の中でどのように社会と向き合い表現したのかを今日的視点から見直すことで、彼の作品を再評価していきます。 3. 福沢がその評価を確立した1930年代は、戦争へ傾斜していく中、表現の自由が狭められていった時代でした。エスプリの効いた社会批評をしたたかに続けた福沢の表現は、普遍的な人間批評の実践として、私たちが現在直面している表現や言論をめぐる様々な状況を考えるヒントを与えてくれるでしょう。 4. 会場では展覧会企画者による鑑賞ワークシートをご用意。福沢のシュールでユーモアにあふれたイメージを、いつもとちょっと違った角度から、謎解き気分でご覧いただけます。 展覧会の構成 本展は、福沢一郎が社会に対して、あるいは人間そのものに対して、どのような批評の眼を向け、そして持ち前のユーモアのセンスで作品化していったかを、時代順に10章に分けて紹介します。 1. 人間嫌い:パリ留学時代 福沢一郎は、はじめ彫刻家を志し、1924年から31年までパリに留学しますが、留学中に絵画制作へと進みます。古典から同時代の作品まで幅広い西洋美術研究の上で制作された初期作品には、すでに社会を見つめる個性的な視点が認められます。 2. シュルレアリスムと諷刺 福沢は、パリ留学中にシュルレアリスムの画家マックス・エルンストの作品に出会い、その影響のもとに、古い雑誌の挿絵を奇妙に組み合わせた作品を数多く制作します。不条理なユーモアに満ちたこれらの作品は、1931年の独立美術協会展で発表され注目を浴びました。 3. 帰国後の活動 1931年に帰国した福沢は、パリで身につけたシュルレアリスムの手法を応用しながら、日本の社会にシニカルな視線を向け、独自の諷刺的な作品を描くようになります。彼の立ち位置はプロレタリア芸術とも異なり、あらゆるイデオロギーから自由でした。 4. 行動主義(行動的ヒューマニズム) 1930年代半ば、文学においては小松清がフランスのアンドレ・マルローやアンドレ・ジッドを紹介しながら行動主義(行動的ヒューマニズム)を提唱します。ファシズムに抗して人間精神の自由を守ろうとするこの思想に、福沢は美術家として共鳴し、《牛》(1936年)などを発表して、若手画家たちに影響を与えました。 5. 戦時下の前衛 1939年に美術文化協会を結成するなど前衛画家たちのリーダーとして活躍していた福沢は、シュルレアリスムと共産主義との関係を疑われ、1941年に検挙されます。その後は戦争協力を求められますが、戦時下の彼の活動の真意は、再検証の必要があります。 6. 世相をうつす神話(1) 戦後、活動を再開した福沢は、混乱する世相を、ダンテ「神曲」に託して表現し、また代表作《敗戦群像》(1948年)を発表します。戦前から追求されていたヒューマニズムの姿勢が、戦時下の体験を経て新たな段階に達したといえるでしょう。 7. 文明批評としてのプリミティヴィスム 福沢は1952年に渡欧し、その後ブラジルやメキシコを経由して54年に帰国します。中南米で目撃した人びとや造形物の原初的な生命力は、福沢のイマジネーションを大いに刺激しました。彼はそこに日本には欠けている何かを見出したのでしょう。 8. アメリカにて 福沢は1965年にアメリカを旅します。ちょうど黒人の公民権運動が高まりを見せていた時期でした。自由を求める運動のエネルギーを、福沢は絵画作品の連作の中に描きました。また、ニューヨークの人々を機知にとんだ構図で写真に収めています。 9. 世相をうつす神話(2) 1970年代になると、福沢はふたたびダンテ「神曲」に基づいた地獄の連作に取り組み、さらに「往生要集」をもとに東洋の地獄を、そしてそれらをふまえて、現代の世相を地獄になぞらえてユーモラスに描きました。 10. 21世紀への警鐘 現代社会へのメッセージを、ただの時事諷刺に終わらせるのではなく、古典をふまえて普遍的な人間の問題として表現するという姿勢は、晩年に至るまで一貫していました。展覧会の最後に、21世紀への警鐘を示す作品を紹介します。 福沢一郎 略年譜 カタログ 開催概要 東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー 2019年3月12日(火)~ 2019年5月26日(日) 10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00)*入館は閉館30分前まで 月曜(3/25、4/1、4/29、5/6は開館)、5/7(火) 一般1,200(900)円大学生800(500)円 ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。本展の観覧料で入館当日に限り、「MOMATコレクション」(4-2F)、「イメージコレクター・杉浦非水展」(2F ギャラリー4)もご覧いただけます。 5月1日(水・祝)は皇太子殿下が御即位されることを祝して入館無料です。 東京国立近代美術館 群馬県立近代美術館、富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館、一般財団法人福沢一郎記念美術財団

レポート:オンライン講座 美術館を活用しよう!

美術館を初めて訪れるきっかけは人それぞれだと思いますが、学校行事や部活動で初めて訪れる方、美術室に掲示されたポスターを見たのがきっかけで行くようになったという方も多く、学校を通して初めて美術館に触れる子どもは少なくありません。 当館では、学校教育に関わる教職員に美術や美術館に触れていただく機会として、教員向けプログラムを実施しています。「オンライン講座 美術館を活用しよう!」は、その一環として実施したオンラインイベントです。近年では年に1~2回程度実施しています。たとえば、2023年4月8日(土)に実施したオンライン講座の内容は次の画像のとおり。 2023年4月8日(土) オンライン講座美術館を活用しよう! プログラム 前半は、開催中の「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」について展覧会を企画した研究員がみどころを紹介。次に、小学校高学年から中学生向けに配布中の教材「重要文化財の秘密 ジュニア・セルフガイド」について、執筆した研究員が活用方法を紹介しました。 重要文化財の秘密ジュニア・セルフガイド 後半は、学校での団体観覧で利用できるスクールプログラムについて、教育普及担当の研究員がお話しました。団体向けガイダンスやギャラリートークの概要、受入可能人数、学校でも使える教材などを、具体的に紹介しています。また、今回はゲストとして、国立アートリサーチセンター の研究員が登場。今年3月に公開されたばかりの冊子、「Social Story(ソーシャルストーリー)はじめて美術館にいきます。」を紹介しました。主に発達障害の方とその家族や関係者に向けて、どなたでも美術館を楽しみながら過ごすことができるよう、当事者や医療関係の専門家の協力を得ながら作成した冊子です。 参加者アンケートより、いくつか感想をご紹介します。 ・重要文化財について知れてなるほどと考えさせられました。時代による価値基準の変化など難しい面があるのだなと初めてわかりました 。参加 させていただきとても参考になり、有意義で楽しかったです。紹介していただいたセルフガイドをもとに地元の小学校で地域の美術館との連携で使えたらいいなと思いました。 ・勤務校がなかなか気軽に美術館に行けない環境なので、どうやったら子供を美術館に連れて行けるかを考えています。また、本校の子供の展覧会での鑑賞の仕方やガイドについて悩みながら計画しています。お話を聞きながら参考になる部分がたくさんありました 。 このほか、学校の先生方が事前申し込みをして企画展を観覧できる「先生のための鑑賞日」も年に数回設けています。イベント開催時には先生方向けの情報をいち早くお知らせする「教員メールニュース」でお伝えしています。ご担当教科に関わらず、ぜひご活用ください。

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ILL依頼方法(図書館ご担当者様向け)

 ILL料金相殺サービス非参加館から文献複写を希望される際は、下記をご参照の上、お申し込みください。 受付日火曜、金曜(祝日を除く)依頼方法メール※手順の詳細や必要書類については「文献複写依頼手順」(PDF)、および、「文献複写申込書」(Word)をご参照ください。料金モノクロ 1枚60円/カラー 1枚200円 + 郵送料※領収書発行が必要な場合は別途郵送料が発生します。サイズA4、B4、A3 ※拡大、縮小はできません。決済方法口座振込による後納※料金通知後、指定の口座へお振込みください。※振込手数料はご負担いただきます。複写不可・所在「第II閉架」の資料。・複写機で対応できない資料(A3サイズを超える大型本等)。・状態の悪い資料等。

宮脇愛子

東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密

はじめに 東京国立近代美術館は1952年12月に開館し、2022年度は開館70周年にあたります。これを記念して、明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみによる豪華な展覧会を開催します。とはいえ、ただの名品展ではありません。今でこそ「傑作」の呼び声高い作品も、発表された当初は、それまでにない新しい表現を打ち立てた「問題作」でもありました。そうした作品が、どのような評価の変遷を経て、重要文化財に指定されるに至ったのかという美術史の秘密にも迫ります。 重要文化財は保護の観点から貸出や公開が限られるため、本展はそれらをまとめて見ることのできる得がたい機会となります。これら第一級の作品を通して、日本の近代美術の魅力を再発見していただくことができるでしょう。 重要文化財とは 重要文化財は、1950年に公布された文化財保護法に基づき、日本に所在する建造物、美術工芸品、考古資料などの有形文化財のうち、製作優秀で我が国の文化史上貴重なもの等について文部科学大臣が定めたものです。そのうち特に優れたものが「国宝」に指定されます。 見どころ 史上初、展示作品すべてが重要文化財 明治以降の絵画・彫刻・工芸の重要文化財のみで構成される展覧会は今回が初となります。明治以降の絵画・彫刻・工芸については、2022年11月現在で68件が重要文化財に指定されていますが、まだ国宝はありません。本展ではそのうち51点を展示します。 「問題作」が「傑作」になるまで 指定の歩みから浮かび上がる近代日本美術史 明治以降の作品が最初に重要文化財に指定されたのは1955年。以降、いつ、何が指定されたかをたどっていくと、評価のポイントが少しずつ変わってきているように見えます。それはすなわち、近代日本美術史の研究の深まりの反映でもあるでしょう。 東京国立近代美術館所蔵の重要文化財全17件を公開 10年前の開館60周年記念展「美術にぶるっ!」展では当館の所蔵品・寄託作品計13点の重要文化財をまとめて展示しましたが、今回はその後に指定された作品や国立工芸館の鈴木長吉《十二の鷹》、そして2022年11月に新たに指定された鏑木清方《築地明石町》《新富町》《浜町河岸》三部作も加えた17件を、初めてまとめて公開します(会期中展示替えがあります。鏑木清方三部作の展示期間は3月17日~4月16日です)。 作品保護のため、会期中一部展示替えがあります。 一部を除き写真撮影可能です。 なお、会場内の混雑状況により予告なく撮影を禁止する場合がございます。 あらかじめご了承ください。 カタログ 「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」公式図録 価格:3,300円(税込)仕様:A4変形判(303×231mm)、ハードカバー総頁数:280頁言語:日本語・英語 目次 重要文化財の「指定」の「秘密」|大谷省吾 1 日本画2 洋画3 彫刻4 工芸 東京国立近代美術館における近代日本美術展をふりかえる|大谷省吾 参考図版 「唯一」と「複数」––近代の美術/工芸の重要文化財指定をめぐって|花井久穂 作品解説 出品作品リスト 参考図版リスト 展示風景 展示風景 撮影:木奥惠三 開催概要 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー 2023年3月17日(金)~ 5月14日(日) 月曜日(ただし3月27日、5月1日、8日は開館) 9:30-17:00(金曜・土曜は9:30-20:00) 入館は閉館30分前まで本展会期中に限り9:30開館(ただし「MOMATコレクション」は10:00開場) 下記日程は開場時間を20:00まで延長いたします。(最終入場19:30) 5月2日(火)~7日(日)、5月9日(火)~14日(日) ※5月8日(月)の開場時間は17:00までとなります。(最終入場16:30) 一般  1,800円(1,600円)大学生 1,200円(1,000円)高校生  700円(500円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)、コレクションによる小企画「修復の秘密」(2F ギャラリー4)もご覧いただけます。 東京国立近代美術館、毎日新聞社、日本経済新聞社 損害保険ジャパン、大伸社

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美術文献ガイド4:雑誌情報の探し方

4.1 雑誌情報とは まず、雑誌とは、終期を予定せずに巻号や年月次の順に出版されるものを指します。紙に印刷された冊子体だけでなく、マイクロ資料、CD-ROMやインターネットなどの電子媒体など、様々な形態のものを含みます。これらを図書館では「逐次刊行物」と呼びます。本章では、これらの雑誌を利用する際に知っておくと役立つ約束事と、雑誌情報の探索に利用できる主なツールを紹介していきます。 雑誌情報というと少し漠然としているため、ここでは雑誌記事に絞って話を進めてみたいと思います。雑誌記事の探し方は図書とは異なります。あるタイトルの雑誌を探すことと、雑誌の記事を探すこととは、明確に区別する必要があります。そこでまず始めに雑誌の持つ4つの階層について簡単に整理しておきましょう。 雑誌記事を探すにあたっては「どの雑誌の」「何号の」「なんという記事か」「どこにあるか」の4つを知る必要があります。雑誌の4階層とはこれら4つの事柄に他なりません。 「どの雑誌の?」という部分は「書誌情報」にあたります。つまり同じタイトルの下に発行された雑誌全体に関する情報です。タイトル以外にも出版者、創刊・終刊はいつか、月刊か週刊か、なども「書誌情報」の一部です。次に「何号の?」の部分はここでは「各号情報」と呼びます。何巻何号か、いつ発行されたか、何を特集しているかなど、特定の一号についての情報です。最後に「なんという記事か?」は、ここでは「記事情報」と呼ぶことにしましょう。雑誌の各号に掲載された記事一本一本についての情報のことです。記事のタイトル、著者、開始および終了ページなどもこれにあたります。図書館で雑誌記事を探すときは、ある雑誌の何号が、「その図書館にあるのか」という第4の要素も確認しなくてはなりません。これは後述するように、「各号情報」のひとつの側面でもあります。具体的にその図書館に何号から何号まであるか、現在も受け入れ中か、という図書館の所蔵に関する情報のことを「所蔵情報」といいます。この「所蔵情報」と求める自分の探す号を突き合わせることによって、はじめて探している号がその図書館にあるかどうかがわかるわけです。 4.2 雑誌の書誌情報 雑誌記事を探す場合、雑誌のタイトルなしにその記事を探すことは困難です。そのことからも分かるように、タイトルは「書誌情報」の最も大切なものだといえます。タイトル以外にも出版者や創刊・終刊時期などの「書誌情報」もわかっていると探しやすいです。というのは、同じタイトルの雑誌が意外と多いためです。 また、雑誌の「書誌情報」に特有のものとしてタイトルの変遷があります。たとえば春鳥會発行の『みづゑ』は昭和16年8月をもって一度終刊し、その後『新美術』へと引き継がれました。それからさらに『美術』へと変遷し、戦後再び『みづゑ』に引き継がれるのですが、このようなタイトルの変更は雑誌にはよくあることです。また、出版者や刊行頻度などが途中で変わることも少なくありません。こうしたことからも探す雑誌についてはなるべく多くの「書誌情報」を持っていることが望ましいです。 a) インターネットで探す 実際に当館の蔵書検索(OPAC)を検索すると、「検索結果詳細」画面で雑誌の「書誌情報」を見ることができます。これらの「書誌情報」から雑誌を特定します。また、東近美アートライブラリで所蔵していない雑誌の「書誌情報」は、他の図書館のOPACや目録に載っていないか確認してみましょう。他の図書館の情報を確認することで、当館の蔵書検索(OPAC)だけではわからなかった「書誌情報」が見えてくることもあります。 当館の蔵書検索(OPAC)を使用しても目的の資料が見つけられない場合には、「ALC Search: 美術図書館横断検索」で調べてみてください。詳細は「1.5.3 展覧会カタログ」の「a) ALC」をご参照ください。 国立情報学研究所のCiNii ResearchやCiNii Books、国会図書館オンラインや国立国会図書館サーチ、都立図書館や美術系大学の図書館のOPACなどでも雑誌書誌の検索ができます。 CiNii Research (https://cir.nii.ac.jp/)CiNii Books (https://ci.nii.ac.jp/books/)国立国会図書館オンライン(https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/)国立国会図書館サーチ (https://iss.ndl.go.jp/)東京都立図書館 (https://www.library.metro.tokyo.jp/)女子美術大学・女子美術大学短期大学部図書館 (https://library.joshibi.ac.jp/)多摩美術大学図書館 (https://www.tamabi.ac.jp/tosho/)東京藝術大学附属図書館 (https://www.lib.geidai.ac.jp/)東京造形大学図書館 (https://www.zokei.ac.jp/)武蔵野美術大学美術館・図書館 (https://mauml.musabi.ac.jp/) 洋雑誌の場合、ニューヨーク近代美術館(MoMA) やGetty財団などのOPACも参考になります。 Museum of Modern Art, New York (https://library.moma.org/discovery/search?vid=01NYA_INST:MoMA)Getty Research Institute Search Tools and Databases. The J. Paul Getty Trust (https://www.getty.edu/research/tools/) b) 冊子で探す 『東京都美術館蔵美術雑誌目録』は、薄い小冊子ではありますが、多くの美術雑誌を扱っていると同時に、簡単な解題も付いていて大変便利です。これを始めとする他の図書館の雑誌目録は、実際に足を運ばなくても、書誌事項の確認にも役立ちます。 『東京都美術館蔵美術雑誌目録 昭和62年2月末日現在』 東京都美術館編 同館刊, 1987. [027.5||To46||1987]  特定の雑誌について深く調べたい場合もあると思います。以下では、雑誌について複数の視点から調査するときに参考になるツールを取り上げます。 ある雑誌について、時代的意義やその内容を簡単に説明した解題を確認したい場合は、雑誌の事典を見てみましょう。次に挙げる2冊のうち、最初のものは明治以降の雑誌を扱った代表的な事典です。この事典は本来、近代文学を扱ったものですが美術雑誌も多く含まれています。これに載っていなければ2番目の事典を使って、その雑誌について書かれた文献の所在を調べることができます。 『日本近代文学大事典 第5巻 新聞・雑誌』 日本近代文学館編 講談社, 1977, 461p. [R910.33||N71||5] 『雑誌新聞文献事典』 天野敬太郎編纂 深井人詩補訂 金沢文圃閣, 1999, 315p. (文圃文献類従001) [027.5||A43]  雑誌とその時代背景との関連を知りたい場合には、カタログに掲載された次のような年表も参考になります。 「近代日本美術に関する文献年表 付:主要美術雑誌刊行年表」 東京都美術館編 『近代日本美術の歩み展: 明治・大正から昭和へ』 朝日新聞東京本社, c1979, p.277-303. [CG||145||004855] 『大正期新興美術資料集成』は、大正期の新興美術にまつわる資料集です。「図版編」には、当時刊行された雑誌の表紙の書影が収録されています。「年表編」では、雑誌の創刊年に、その内容や目次などが詳しく記載されています。 『大正期新興美術資料集成』五十殿利治, 菊屋吉生 滝沢恭司[ほか]著 国書刊行会, 2006, 580, 58 p. [702.16||O64] 『創刊号のパノラマ 』は、1867(慶應3)年~1956(昭和31)年に発刊された雑誌の創刊号の表紙を一堂に配した資料です。 『創刊号のパノラマ : 近代日本の雑誌・岩波書店コレクションより』 うらわ美術館, 岩波書店編集部編 岩波書店, 2004.9, x, 133p. [051||U84]  『誌上のユートピア』は、日本近代の主要な美術雑誌を紹介した展覧会のカタログです。雑誌そのものの美的な価値に注目しています。 『誌上のユートピア : 近代日本の絵画と美術雑誌1889-1915』 神奈川県立近代美術館編 美術館連絡協議会, c2008, 358p. [CG||141||005483]  『美術と印刷物』は、2014年に当館で開催した展覧会の記録集です。同展では、1960-70年代の「美術」と親密な「印刷物」に着目し、日本のみならず、アメリカ、ドイツで刊行された雑誌などの様々な資料が取り上げられました。 『美術と印刷物 : 1960-70年代を中心に : 記録集』東京国立近代美術館編集 東京国立近代美術館, 2015, 63p. [MP||NMA1||[2015]] 『日本の70年代 1968-1982』は、2012年に埼玉県立近代美術館で開催された展覧会のカタログです。70年代の世相を色濃く反映した日本の雑誌が多数取り上げられています。 『日本の70年代 1968-1982』埼玉県立近代美術館, 前山裕司, 梅津元, 平野到編 埼玉県立近代美術館, 美術館連絡協議会, c2012, 283p. [CG||141||008887] 『松本竣介と「雑記帳」の画家たち』 は、1986年に神奈川県立近代美術館で開催された展覧会のカタログです。松本竣介らと雑誌『雑記帳』の関係を取り上げています。 『松本竣介と「雑記帳」の画家たち』 神奈川県立近代美術館編 同館刊, 1986, [31]p. [CG||146||007140]  4.3 各号情報と所蔵情報 4.3.1 各号情報の見方 「各号情報」には巻号、発行年月、特集名などといったものがあります。この中で特に大切なのが巻号と発行年月です。例えば文献リストに「芸術新潮 49(7)1998.7」とだけ書かれていたとします。雑誌名が『芸術新潮』であることはすぐにわかるでしょう。「1998.7」が発行年月であることも想像がつくかもしれませんが、それ以外の数字は何を意味するのでしょうか。「49(7)」は、49巻7号を表しています。 何巻何号という言い方を省略する場合、図書館では、上記のように巻次を書いてそのあとに丸括弧に号数を入れて表記します。雑誌によっては通号のみを表記しているものもありますが、この場合、丸括弧は用いず、通号の号数のみを記述します。次に述べる「所蔵情報」を見るときにも応用が効きますので、この丸括弧を用いた巻号の表記法は覚えておくと便利です。 4.3.2 所蔵情報の見方 「所蔵情報」は、「図書館にあるかどうか」という図書館サイドから見た情報です。「所蔵情報」を実際にみてみましょう。OPACでは「書誌情報」と「所蔵情報」が確認できるようになっています。「所蔵情報」の「所蔵年」「所蔵巻号」という項目に注目してください。ここではいくつかの約束事があります。 まず「所蔵年」は、その館の所蔵最古号と所蔵最新号の年をハイフン(-)で結んだ形で記されています。1980-1995とあれば最古号は1980 年、最新号は1995年のものということです。ただし、その期間のものを全て所蔵しているわけではありません。この期間のどの号を所蔵しているかを確認するには「所蔵巻号」を確認します。 この「所蔵巻号」を表記するのに、先の丸括弧を使った巻号の記述方法が使われています。例えば「33(5-6,8)」は33巻の5号から6号と8号を所蔵しているというように、丸括弧の中にその巻の何号があるのかが表記されています。欠号がなければ、単に「33」とだけ表記します。なお、雑誌によっては通号のみを表記しているものがあります。この場合は所蔵している通号の号数をそのまま記述します。巻号の最後に「+」がついているものは、継続して受入中であるという意味です。なお、ここで紹介した「所蔵情報」の見方は多くの図書館の目録でも共通しています。 4.3.3 他の図書館の蔵書目録を調べる 東近美アートライブラリで所蔵していない雑誌は、他の図書館で所蔵していないか、他館のOPACや蔵書目録で調べてみましょう。一館だけの所蔵を扱った蔵書目録のほかに、複数の図書館の所蔵を一度に調べることのできる総合目録もあります。まずは一館のみを扱ったタイプの蔵書目録を挙げます。 『国立国会図書館所蔵国内逐次刊行物目録 昭和62年末現在』 国立国会図書館収書部編 同館刊, 1988, 1705p. [027.5||Ko49||87] 『東京都美術館所蔵美術雑誌目録 1992年2月末現在』 東京都美術館編 同館刊, 1992, 98p. [027.5||To46||1992] 『日本近代文学館所蔵主要雑誌目録 1990年版』 日本近代文学館編 同館刊, 1989, 126p. [027.5||N71] 『県立神奈川近代文学館収蔵新聞・雑誌目録 1995年版』 神奈川文学振興会編 同会刊, 1996, 866p. [027.5||Ka43]  1番目の国立国会図書館の蔵書目録は書誌・所蔵項目だけでなく、巻末の「総目次・総索引一覧」に目次の所在が示されているかどうか(☆印)、『雑誌記事索引』に収録されているかどうか(◇印)も分かるようになっています。国立国会図書館の蔵書目録には、上記の『国内逐次刊行物目録 追録 昭和63年1月-12月』ほか、外国の逐次刊行物の目録もあります。東京都美術館の雑誌目録は、4.3でも挙げましたが、こちらはより新しいものです。個々の雑誌の説明は古い版のほうが詳しいです。 この他、国立国会図書館オンライン、都立図書館や美術系大学の各図書館のOPACもインターネットで検索できます。ただし、大学図書館の多くは、利用に際して紹介状が必要であるなど、大学関係者以外の利用は制限されています。 次に複数の図書館の所蔵を一度に調べるためのものとして、国立情報学研究所の総合目録を挙げます。主に国公私立の大学図書館の「所蔵情報」を調べることができます。なお、CiNii Booksはそのインターネット版です。 最新の情報を調べる場合はCiNii Booksのご利用をおすすめします。 『学術雑誌総合目録 和文編 1985年版』 文部省編 丸善, 1986, 3冊. [R027.5||G16||85]『学術雑誌総合目録 欧文編 1988年版』 学術情報センター編, 1989, 5冊. [R027.5||G16||88]CiNii Books (https://ci.nii.ac.jp/books/) 4.4 記事情報 4.4.1 主題・人名から探索 実際に雑誌記事を探す場合、まず記事の所在をつきとめることが最初のステップとなります。まずは主題や人名から探すことのできるツールを紹介します。 a) 冊子で探す 『芸術・美術に関する○○年間の雑誌文献目録』 日外アソシエーツ編 同社刊, 1978-83. 6冊. [R703.1||N71]『美学・美術史研究文献要覧』 日外アソシエーツ編 同社刊, 1999, 4冊. (20世紀文献要覧体系30) [703.1||N71]  いずれも巻頭に「凡例」がありますが、巻号の読み方などはこれまでに説明した方法と同じです。巻末の索引で人名や主題から引くことができます。『芸術・美術に関する○○年間の雑誌文献目録』が『雑誌記事索引 人文・社会編』をもとにした純粋な雑誌の索引であるのに対して、後者には図書や展覧会カタログも含まれています。この二つのシリーズを利用することで戦後に刊行された美術に関する雑誌記事の主要なものはカバーすることができるでしょう。 b) インターネットで探す 1) 国内 まずご紹介したいのは『雑誌記事索引』です。国立国会図書館による雑誌記事索引の提供は、1948年から1995年まで雑誌として刊行されましたが、2002年に国立国会図書館のOPACが全面公開され、これによりデータベース化された雑誌記事索引の全データがインターネットを通じて検索することが可能となりました。国立国会図書館で所蔵している主要な雑誌の記事が検索できます。国立国会図書館オンラインや、国立国会図書館サーチから検索することができます。収録されている雑誌の一覧も国立国会図書館のウェブサイトで公開されています。 国立国会図書館 雑誌記事索引について (https://www.ndl.go.jp/jp/data/sakuin/sakuin_select.html)雑誌記事索引採録誌一覧 (https://www.ndl.go.jp/jp/data/sakuin/sakuin_index.html) 次に、国立情報学研究所(NII)の文献情報検索サービス、「CiNii Research 論文・データをさがす」をご紹介します。「CiNii Research」では文献く加えて、外部連携機関、機関リポジトリ等の研究データ、KAKENの研究プロジェクト情報などを横断検索することが可能です。上で説明した「雑誌記事索引」も含まれます。 CiNii Research (https://cir.nii.ac.jp/) 2) 海外 「ARTbibliographies Modern (ABM) 」は、モダンアートおよびコンテンポラリーアートを専門とする書誌情報としては唯一のものです。 絵画、彫刻、写真からビデオアート、ボディアート、グラフィティまで、あらゆる芸術形式を網羅しています。 1960 年代後期以降のものから、完全抄録と索引を提供しています。 「Arts & Humanities Database」は、芸術、建築、デザイン、歴史、哲学、音楽、文学、演劇、文化研究を含む数百のタイトルを収録しています。 次の索引を補足するよう設計されています。 ABM, DAAI, British Humanities Index, MLA International Bibliography and Philosopher’s Index等。 「Avery Index to Architectural Periodicals」は、建築、都市工学分野の記事索引です。1934年以降の建築に関するジャーナル記事を扱っており、建築と建築史、景観設計、都市計画、歴史的保存、インテリアデザインや室内装飾などを網羅しています。 「Design and Applied Arts Index (DAAI)」は、デザイン・工芸分野にかかわる多様な記事を収録し、1973 年から現在までのジャーナル記事、展覧会批評、ニュース項目を検索できます。 工芸、グラフィックデザイン、ファッション、インテリア、建築、ウェブデザイン、アニメーション、造園など、幅広い分野をカバーしています。 「International Bibliography of Art (IBA)」は、この分野で最も信頼されている「Bibliography of the History of Art (BHA) 」の継承後誌を公開しているウェブ版データベースで、BHA の編集方針を踏襲しています。 このデータベースには、Getty Research Institute により 2008年から2009 年に作成されたレコード、ならびに同じシソーラスと典拠ファイルを使用して ProQuest により新たに作成されたレコードが含まれます。 上記のデータベースはいずれも、ProQuest社が提供しており、共通のプラットフォームを使用しているため、データベースを横断検索することができます。検索画面には英語と日本語の両方がありますが、抄録などのデータ内容は英語だけです。左上の欄に作家名などを入力して検索します。記事が見つかったら出版物の種別を示す「ドキュメントのタイプ」の項目を確認してみましょう。「Journal article」とあれば雑誌記事ですので、雑誌のタイトルと巻号を確認し、あらためて当館の蔵書検索(OPAC)を検索し、所蔵を確認してください。 「BHA and RILA」は、西洋美術全般のデータベースで、英語で抄録を読むことができます。「Document Type」に「Article (journal)」と記されていたら雑誌記事です。「Bibliography of the History of Art(BHA)」(1990-2007)、および「Repertoire de la litterature de l’art(RILA)」(1975-1989) が統合されており、同時に検索できます。当館の蔵書検索(OPAC)で所蔵を確認する際は、上記データベースと同様です。 Bibliography of the history of art (BHA). And Repertoire de la litterature de l’arta(RILA), The Getty (https://www.getty.edu/research/tools/bha/index.html) 「JSTOR」は米国非営利公益法人による美術雑誌170タイトル以上を含む学術アーカイブです(2019年9月現在)。 OAO は、旧グローブ社美術事典The Dictionary of Art のオンライン版です。The Dictionary of Art のフルテキストを含んだGrove Art Online のほか、The Oxford Companion to Western Art, Encyclopedia of Aesthetics, The Concise Oxford Dictionary of Art Terms, Benezit Dictionary of Artistsも横断検索できます。 4.4.2 雑誌の総目次からの探索 雑誌が特定できる場合は、その雑誌の総目次や総索引から記事を探してみましょう。とはいえ全ての雑誌に総目次があるわけではありません。また、その形態も一冊の図書であったり、雑誌の一号であったり、はたまた年末の号に一年分の目次を掲載する雑誌もあります。 日本の主な雑誌に関しては、当館の蔵書検索(OPAC)では「注記」という項目で総目次の所在も示しています。しかし、全ての雑誌に総目次が表示されるとは限りません。総目次がない場合には下記の参考図書を活用してみましょう。 『国立国会図書館所蔵国内逐次刊行物総目次・総索引一覧 平成3年1月末現在』 国立国会図書館逐次刊行物部編 同館刊, 1991, 249p. [027.5||Ko49] 『日本雑誌総目次要覧』 天野敬太郎 深井人詩共編 日外アソシエーツ, 1985, 515p. [027.5||A43]  少し性格は異なりますが、下記の資料は、明治から終戦までの主要美術雑誌53誌の目次を誌名順に並べたものです。人名索引もあり、戦前雑誌の人物情報を探すときにも役立ちます。 『美術関係雑誌目次総覧 明治・大正・昭和戦前篇』 小林忠編 国書刊行会, 2000, 4冊. [027.57||Ko12]  『前衛誌』は、20世紀初頭の未来派・ダダ・構成主義に関連する雑誌やエフェメラについてまとめられた資料です。海外編と日本編が刊行されており、それぞれテキスト編と図版篇の2冊組となっています。 『前衛誌 : 未来派・ダダ・構成主義 外国編』西野嘉章 東京大学出版会, 2016, 2冊. [702.07||N85]『前衛誌 : 未来派・ダダ・構成主義 日本編』西野嘉章 東京大学出版会, 2019, 2冊. [702.16||N85] 『創作版画誌の系譜』は、日本の近代版画を振り返る際に欠くことのできない、創作版画誌の目次および作品図版の目録です。書誌事項のみならず、解題も掲載されています。収録対象誌は、明治38年から昭和20年までに刊行されたもので、創刊年月順に配列されています。 『創作版画誌の系譜 : 総目次及び作品図版 : 1905-1944年』 加治幸子編著 中央公論美術出版, 2008, 96, 1115p. [732.16||Ka22]  CD-ROMやマイクロフィルムのかたちで復刻された雑誌には、別冊の総目次が刊行されていることがあります。それらを用いることで、探している記事が何巻(何枚)目に収録されているのかを調べることができます。ここでは、例として下記の2点を挙げておきます。 『太陽総目次』 日本近代文学館編 同館刊, 1999, 25, 914, 43p. (近代文学館 : CD-ROM版 ; 6). [027.51||Ta25] 『萬朝報 : CD-ROM 主要記事総目録・解説/No.46』 日本図書センター, 1997, 520p. [027.5||Y84]  4.4.3 特定の年の記事を探す場合 年代を特定できれば『日本美術年鑑』が最も網羅的です。しかし、編集方針が途中で微妙に変わっているため、探し方に戸惑うことがあるかもしれません。平成12年版は「平成11年1月から12月」までを扱っている、というように版の年号と実際の収録年の間に一年のずれがありますので、ご注意ください。なお、当館の蔵書検索(OPAC)では年代によって書誌が分かれています。詳細は「1.4.4 年鑑」をご参照ください。 4.4.4 論集 これまで雑誌記事の検索方法をご紹介してきましたが、ここでは特定のテーマや著者でまとめられた論集をご紹介します。これらの初出は多くが雑誌媒体に掲載されたものです。 『海外新興芸術論叢書』は大正・昭和前期に未来派・立体派・表現派の言説をまとめたものです。全22巻から成ります。 『海外新興芸術論叢書 [復刻版]』 日高昭二, 五十殿利治監修 ゆまに書房, 2003-2005, 22冊. [702.06||Ka21] 『コレクション・日本シュールレアリスム』は戦前に出版された単行本や雑誌に掲載されていたシュールレアリスムの言説をまとめたものです。全15巻から成ります。 『コレクション・日本シュールレアリスム [復刻編集版]』 和田博文 [ほか] 編 本の友社, 2000-2001, 15冊. [702.16||Ko79] 『美術批評家著作選集』は美術批評家やジャーナリストごとに主要な言説をまとめた選集です。各巻で取り上げた美術批評家やテーマについては編者による解題も載っています。全21巻から成ります。 『美術批評家著作選集』 一氏義良 [ほか]著 ゆまに書房, 2010-2011, 21冊. [704||B42] 下記は著名な美術批評家ごとに編まれた論集・選集です。 『今泉篤男著作集』 今泉篤男著 求龍堂, 1979, 6冊. [704||I43]『陰里鉄郎著作集』 陰里鉄郎著 一艸堂, 2007, 3冊. [704||Ka18]『河北倫明美術論集』 講談社, 1977-78, 5冊. [704||Ka94]『コレクション瀧口修造』 瀧口修造 [著] みすず書房, 1991-1998, 14冊. [704||Ta71]『辻惟雄集』 辻惟雄著 岩波書店, 2013-14, 6冊. [702.1||Ts41]『虚像の時代 : 東野芳明美術批評選』 東野芳明著 ; 松井茂, 伊村靖子編 河出書房新社, 2013, 349p. [704||To63]『中原佑介美術批評選集』 中原佑介著 ; 中原佑介美術批評選集編集委員会編, 現代企画室+BankART出版, 2011-15, 8冊. [704||N33]『針生一郎評論』 針生一郎著 田畑書店, 1969-70, 6冊. [704||H33]『土方定一著作集』 土方定一著 平凡社, 1976-78, 12冊. [704||H56]『宮川淳著作集』 宮川淳著 美術出版社, 1980-81, 3冊. [704||Mi76]『ヨシダ・ヨシエ全仕事』 ヨシダ・ヨシエ著 芸術書院, 2005, 591p. [704||Y86] From postwar to postmodern, Art in Japan 1945-1989は、戦後の日本美術について書かれた論考を英訳してまとめた論集です。 From postwar to postmodern, Art in Japan 1945-1989 : primary documents. edited by Doryun Chong … [et al.]. Museum of Modern Art, c2012, 440 p. [702.16||C53] 下記は海外の美術批評や理論をまとめた論集です。邦訳があるものもあります。 Art in theory : an anthology of changing ideas. edited by Charles Harrison and Paul Wood. Blackwell, 1992-2003, 3v. [701||H33]Theories and documents of contemporary art : a sourcebook of artists’ writings. 2nd ed., rev. and expanded, Kristine Stiles and Peter Selz. University of California Press, c2012, xxii, 1141, xxii, 24 p. [702.07||St6]Theory in contemporary art since 1985. 2nd. ed., edited by Zoya Kocur and Simon Leung, Wiley-Blackwell, 2012, xxiv, 527 p. [702.07||Ko15]Art since 1900 : modernism, antimodernism, postmodernism. 3rd ed., Hal Foster … [et al.]. Thames & Hudson, 2016, 896 p. [702.07||F41]『Art since 1900 : 図鑑1900年以後の芸術』ハル・フォスター [ほか] 著 ; 尾崎信一郎 [ほか] 編 東京書籍, 2019, 895p. [702.07||F41]American artists on art : from 1940 to 1980. edited by Ellen H. Johnson. Routledge, 2018, xii, 274 p. [702.53||J64] 4.5 美術関連機関について 最後に美術館以外の機関で美術と関係の深い学会、研究所などを列挙し、その主な出版物を紹介します。東近美アートライブラリに比較的多く出版物が所蔵されているものや、関わりの深いものを中心に挙げています。 a) 学会 美術史学会 (http://www.bijutsushi.jp/)時代や地域を問わず美術史一般が対象。 『美術史』 美術史學會 便利堂, 1 (昭25.4)-. [ZW||ヒ] 美学会 (https://www.bigakukai.jp/)ひろく美学を研究対象とする学会。 『美學』 美學會編 寶雲舎. 1巻1号 (1950)-. [ZW||ヒ]  ジャポニスム学会 (https://japonisme-studies.jp/ja/)ジャポニスム(19~20世紀初めの欧米での日本ブームのこと)を扱う。 『ジャポニスム研究』 ジャポニスム学会刊, No. 18 (1998)-. [KB||シ] 『ジャポニスム入門』 ジャポニスム学会編. 思文閣出版, 2000, 247, 33p. [702.06||J24] 日仏美術学会 (https://sfj-art.org/) 日本におけるフランス美術研究と、フランスにおける日本美術研究の推進を目指す学会。 『日仏美術学会会報』 日仏美術学会 同会刊, 1号 (juil. 1981)-. [KB||ニ]  明治美術学会 (https://www.meibikai.org/)日本の近代美術と西洋美術との関係や、日本における「美術」の概念の成立過程など、明治期の美術に焦点をあてた学会。 『近代画説 : 明治美術学会誌』 明治美術学会[編集] 同会刊, 1号 (1992)-. [ZW||キ]  アート・ドキュメンテーション学会 (http://www.jads.org/)美術に関する「情報」を扱う。 『アート・ドキュメンテーション研究』 アート・ドキュメンテーション研究会編集 同会刊, No. 1 (Mar. 1992)-. [KB||ア]  日本アートマネジメント学会 (http://ja-am.org/)芸術文化政策や施設運営などの理論と実践についての研究を行う。 『アートマネジメント研究』 日本アートマネジメント学会[編] 美術出版社, 1号 (2000)-. [ZW||ア]  日本映像学会 (https://jasias.jp/)写真・映画・テレビなどひろく映像に関する研究を行っている。 『映像学』 日本映像学会 同会刊, Vol. 2, no. 1 (1981)-. [ZW||エ]  b) 美術関係研究所 東京文化財研究所 (https://www.tobunken.go.jp/index_j.html)文化財全般にわたる調査研究や保存修復、文化財保護の国際協力を行う研究所。昭和5(1930)年に黒田記念館内に設置された美術研究所を前身とする。『美術研究』 (雑誌) と『日本美術年鑑』 (図書)ほかの刊行物を発行。雑誌『みづゑ』の創刊号から90号までの全文をインターネットで提供。執筆者の索引もあり。 『美術研究』 帝國美術院附属美術研究所 美術懇話會, 1號 (昭7.1)-. [ZW||ヒ] 東京文化財研究所所蔵資料アーカイブズ みづゑ (http://mizue.bookarchive.jp/) 修復研究所 21 (https://www.ars21.co.jp/) 旧称:創形美術学校修復研究所。 『修復研究所報告』 修復研究所21, Vol. 15 (1999・2000)-. [KB||シ]  c) 各種団体 国際交流基金(ジャパンファウンデーション)(https://www.jpf.go.jp/j/index.html)国際的な文化交流の推進を目的として創られた基金。多くの展覧会を主催・後援している。 『国際交流基金フォーラム便り』 国際交流基金, Vol. 0 (Mar. 2000)-. [KN||コ]  鹿島美術財団 (https://www.kajima-fa.or.jp/)鹿島建設による企業メセナの一環として美術の調査研究や『鹿島美術財団年報』などを発行している。 『鹿島美術財団年報』 鹿島美術財団 同財団刊, 1号 (昭57/58)-. [KA||カ] 『鹿島美術研究 : 年報別冊』鹿島美術財団 同財団刊, 平成5年度 (平5)-. [KA||カ] 美術文献ガイドメニュー 0:東京国立近代美術館のツールを使う1:人物情報の探し方2:作品情報の探し方3:展覧会情報の探し方4:雑誌情報の探し方

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