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アネリー・ジュダ・ファイン・アート旧蔵貴重書コレクション

アネリー・ジュダ・ファイン・アート旧蔵貴重書コレクションの整理は、ISAD (G)(国際標準記録史料記述一般原則の第2版)に基づいて行った。以下の表で示した項目(番号)はISAD (G)の記述エリアと対応している。 ISAD(G)2nded. 項目 記述内容 3.1 識別表示 3.1.1 請求記号 AJFA||RB||* 3.1.2 資料名 アネリー・ジュダ・ファイン・アート旧蔵貴重書コレクション 3.1.3 年代域 1912~1974年 3.1.5 資料の分量・規模 163点 3.2 コンテクスト 3.2.1 作成者名(出所) アネリー・ジュダ・ファイン・アート(Annely Juda Fine Art) 3.2.2 作成者の経歴情報 画廊の創設者であるアネリー・ジュダ(Annely Juda)氏(1914-2006)は、1960年から1963年にMolton Gallery、1963年から1967年にHamilton Galleryを経て、1968年よりご子息であるデイヴィッド・ジュダ(David Juda)氏と共にアネリー・ジュダ・ファイン・アート(Annely Juda Fine Art)を設立。ロンドンを拠点に、開廊以来、20世紀の前衛作家だけでなく、現代の作家を取り扱ってきた。貴重書コレクションは、画廊運営の傍ら、長年にわたって収集されてきた稀少書籍。 3.2.3 伝来情報 2024年1月に横田茂氏を介し、デイヴィッド・ジュダ(David Juda)氏から当館への寄贈申出を受け、2024年3月18日に資料一式が寄贈された。 3.2.4 入手元 アネリー・ジュダ・ファイン・アート(Annely Juda Fine Art)より寄贈 3.3 内容と構造 3.3.1 範囲・内容 主に20世紀初頭から半ばにかけて刊行された、欧州を中心とする前衛美術に関する図書、展覧会カタログ、雑誌。 3.3.4 編成方法 シリーズ(ウェブサイト上で表記) > アイテム(OPAC上で表記) アネリー・ジュダ・ファイン・アート旧蔵貴重書コレクション ・バウハウス(資料ID:190011001-190011032)・ダダ/シュルレアリスム(資料ID:190011033–190011061, 190011162–190011163)・デア・シュトルム(資料ID:190011062–190011103)・ロシア・アヴァンギャルド(資料ID:190011104–190011132)・ウェンディンゲン(資料ID:190011133–190011136)・ハンス・アルプ(資料ID:190011137–190011150)・パウル・クレー(資料ID:190011151–190011154)・その他(資料ID:190011155–190011161) 3.4 アクセスと利用条件 3.4.1 利用条件 〇一般公開資料保全のため閲覧時にはデジタル画像を提供(予約不要・当日利用可)。なお原資料は美術館等での展示利用を除き、原則提供不可。 3.4.3 資料の言語 主に欧米言語 3.4.4 資料の物理的状態 貴重書庫にて保管 3.4.5 検索手段 ・ウェブサイト・OPAC 3.5 重要な関連性のある他の資料 3.5.3 関連資料 アネリー・ジュダ・ファイン・アート(Annely Juda Fine Art)刊行物 3.5.4 参考文献 Archive: rare books from the collection of Annely Juda Fine Art. Yokota Tokyo, 2023年.長名大地. 「Rare Books from the Collection of Annely Juda Fine Art」の収蔵について. Japan Cultural Research Institute Annual Report. 2024, (9), p.13. 3.6 注記 3.6.1 注記 閲覧提供するデジタル画像の一部には、資料保全の観点からデジタル化ができず、表紙と裏表紙のみのものがある。 3.7 記述コントロール 3.7.1 担当者 東京国立近代美術館企画課情報資料室(長名大地) 3.7.3 記述年月日 2025年3月14日

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山田正亮関係資料

山田正亮関係資料の整理は、ISAD (G)(国際標準記録史料記述一般原則の第2版)に基づいて行った。以下の表で示した項目(番号)はISAD (G)の記述エリアと対応している。 資料の詳細情報は、「3.3.4編成方法」の各シリーズに付した東京国立近代美術館蔵書検索(OPAC)のリンクから確認することができる。実際に、資料を利用する際は、「3.4.1利用条件」を事前に確認の上、アートライブラリにお問い合わせください。 ISAD(G)2nded. 項目 記述内容 3.1 識別表示 3.1.1 請求記号 YAMADA||(シリーズ番号)||* 3.1.2 資料名 山田正亮関係資料 3.1.3 年代域 1949〜2010年 3.1.5 資料の分量・規模 106点 3.2 コンテクスト 3.2.1 作成者名(出所) 山田正亮(1929~2010年) 3.2.2 作成者の経歴情報 1929年 山田正亮は東京に男4人女1人兄弟の末子として生まれる。1943年 東京府国分寺町の陸軍兵器行政本部製図手養成所に入所。1944年 同養成所教務室助教となり、陸軍兵器行政本部委託生として、東京都小金井町の東京都立機械工業学校第二本科機械科に入学。1945年 東京の自宅が空襲で焼失。避難先でも空襲にあう。終戦。陸軍兵器行政本部退職。1949年 「日本アンデパンダン展」や「自由美術展」に出品し、画家としての活動を開始する。1950年代前半 結核を患い入退院を繰り返す。1958年 初個展(教文館画廊、11月10日~15日)。その後、養清堂画廊や南天子画廊で個展。1978年 個展「山田正亮展 1957-1978」(康画廊、9月11日~10月14日)。2005年 個展「山田正亮の絵画:〈静物〉から〈work〉…そして〈color〉へ」(府中市美術館、6月18日~8月14日)。2005年 文化庁長官表彰を受ける。2010年 胆管がんにより自宅にて死去。2016年 回顧展「endless:山田正亮の絵画」(東京国立近代美術館、12月6日~2017年2月12日/京都国立近代美術館2017年3月1日~4月9日)。 3.2.3 伝来情報 一般社団法人 山田正亮の会より、当館への寄贈申出があり、2022年3月4日に段ボール4箱分の資料の寄贈を受けた。その後、2023年1月19日に資料(「資料1950-1970」及び「スクラップブック」)2点の追加寄贈を受けた。 3.2.4 入手元 一般社団法人 山田正亮の会より寄贈 3.3 内容と構造 3.3.1 範囲・内容 山田正亮による「制作ノート」(1949年〜1972年)、「制作ノート」を元に山田氏が再編した「YAMADA Note」(全7巻)、芳名帳、原稿、スケッチブック、メモ・ノート等が含まれている。 3.3.4 編成方法 シリーズ(HP上で表記) > ファイル(OPAC上で表記) 山田正亮関係資料 ・シリーズ1:制作ノート ・シリーズ2:Yamada Note ・シリーズ3:芳名帳 ・シリーズ4:スケッチブック ・シリーズ5:原稿 ・シリーズ6:メモ・ノート類 ・シリーズ7:その他 3.4 アクセスと利用条件 3.4.1 利用条件 〇一般公開資料保全のため原則として閲覧時にはデジタル画像を用いる。 〇限定付き公開原資料の利用や個人情報を伴う資料の利用については、利用者から調査内容を伺った上で、資料の状態や著作権法、プライバシー、肖像権、個人情報保護法等に対する配慮を前提に、該当する資料を当館で用意する。資料の利用にあたっては、原則2週間前までに要相談(要事前予約)。 3.4.3 資料の言語 主に日本語 3.4.4 資料の物理的状態 貴重書庫にて保管 3.4.5 検索手段 ・ウェブサイト・OPAC 3.5重要な関連性のある他の資料 3.5.3 関連資料 山田正亮旧蔵書 3.5.4 参考文献 中林和雄、桝田倫広、名塚雅絵編『Endless : 山田正亮の絵画』美術出版社、2016年中林和雄「山田正亮 life and work——制作ノートを中心に」『見ることの力:二十世紀絵画の周縁に』水声社、2017年、257-307頁Nakabayashi Kazuo, A pledge to painting: Yamada Masaaki, translated by Christopher Stephens, Tokyo, Estate of Yamada Masaaki, 2019.長名大地「資料紹介#3 山田正亮関係資料」『現代の眼』637号(2022年3月)、38-39頁 3.6 注記 3.6.1 注記   3.7 記述コントロール 3.7.1 担当者 東京国立近代美術館企画課情報資料室(長名大地) 3.7.3 記述年月日 2023年2月24日(更新2025年3月)

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空蓮房コレクション(写真関係資料)旧蔵書のご案内

空蓮房コレクション(写真関係資料)旧蔵書について 2012(平成24)年、空蓮房より写真関係資料約1600点 (主に海外作家作品) が寄贈された。

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アートライブラリ所蔵 藤田嗣治旧蔵書

藤田旧蔵書について 2007(平成19)年、故藤田嗣治未亡人君代氏より藤田嗣治旧蔵資料約900点が寄贈された。本リストはその寄贈資料一覧である。2011(平成23)年からは東京国立近代美術館の図書館OPACで検索が可能になっているが、ここにその全リストを公開するものである。すでにこのコレクションを活用して、『藤田嗣治 本のしごと』(2011)が刊行された。2012(平成24)年には、渋谷区立松濤美術館、北海道立近代美術館巡回の「藤田嗣治と愛書都市パリ-花ひらく挿絵本の世紀」展へ多数が出品された。また、2018(平成30)年から2019(平成31)年にかけては、西宮市大谷記念美術館、目黒区美術館、ベルナール・ビュフェ美術館、東京富士美術館巡回の「没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界」展にも多数が出品された。

《渓泉二図》を見る  

[図1] 会場風景(中央が速水御舟《渓泉二図》1921年)  初見  ガラスケースの中から強く緑色を放っていた作品が《渓泉二図》でした。キュビスムのような形態とセザンヌっぽさ。「速水御舟にこんな作品があったのか」という驚きと共に印象に残っていました。  間近で見る 《渓泉二図》は、面をタテヨコの細いハッチング。キリッと角を強調した岩の陰影は、黒や茶色の1ミリ程の夥しいドットで描いています。筆の穂先が効くうちはハッチング、先が擦り減ったらドット用に、面相筆を用いたように見えます。  立体感や陰影を日本画画材で表現することは当時の日本画家の課題だったのでは、と想像します。油彩や水彩絵具では描いた上にうっすらと色をかけて陰色にすることができますが、岩絵具には粒子があり、細かくなると色が白っぽくなるので、「うっすら薄めてかける」ような描き方をすると色が濁ってしまいます。澄んだ色合いで細かい絵具というのは限られています。御舟の《渓泉二図》でのドットで陰影を描くという取り組みは、「鮮やかな陰色」を実現し、木々の葉を描いた1センチに満たない緑青色の葉形の点描と相俟って、日本画画材による油彩に負けない「強く発色する絵画」を目指したのだと思います。  作品の構造を見る  私は日頃、スケッチした樹木の構造を手がかりに描いています。他の人が描いたスケッチを鑑賞したとき、人によって目指すものが違うので、「このスケッチからは描けないな」などと思うのです。ところがこのときには、《渓泉二図》を元にして、自分の作品が「なんだか描けそう」と感じました。  作品を近づいたり離れたりして見ているうちに、左右の水流の形が似て見えたので、「同じ場所を視点を変えて描いた対幅なのでは?」と思いました。樹木の根の形も左右でよく似ています。  さらに見ると、画面中央の水流の分岐点の複数の岩(黄緑色の線で囲った三角のエリア)と、その下に連なった3つの岩(3つの黄緑色の線)が、左右どちらにも描かれていることに気付きました。黄緑色の三角の頂点にある突き出た岩の形は、左幅では見上げ、右幅では見下ろしたように見えます。左幅の左下に遊歩道の縁石のような人工的な形があることから、左幅は遊歩道から見た景色、右幅はその遊歩道を左上へとまわりこみ、樹木越しに同じ場所を俯瞰した景色なのではないか、と思いました。  [図2]《渓泉二図》著者(浅見貴子)による分析  スケッチを見る 「同じ場所を視点を変えて描いた対幅」なのかを確かめるため、《渓泉二図》の元になったとされるスケッチを検証してみることにしました。《塩原渓流》と題された6点で、遠山記念館に所蔵されています。作品の両幅が同じ場所を描いたのだとすれば、このスケッチ6点にもそれぞれ共通する岩や流れが描かれているかもしれません。  [図3] 速水御舟《塩原渓流》(6枚)1921年、公益財団法人 遠山記念館蔵 まず、視点が似ているスケッチを並べ、便宜的に①~⑥の番号を振りました。①は左下に遊歩道があるので視点はやや高いようです。樹木を除いて、ほぼそのまま左幅と重なります。  [図4]《塩原渓流》著者による着彩と分析  ②③④は①より水面に近い視点からそれぞれ角度を変えて描いたもののようです。⑤⑥は左右で風景がつながるように見えます。 [図5]《塩原渓流》著者による着彩と分析 次に、本画の色に似せて色鉛筆で塗りながら、似た形の岩を探しました。こうすると岩肌をなぞるようで、本画に描かれた「ここの傾斜だな」とわかるような感覚がありました。同じ岩と思われるものに1から12の番号を貼り込んだ図が、挿図の左右幅と①から⑥です。  御舟になってみる ここからはまったくのフィクションです。絵描きの私が私のまま、当時の御舟と入れ替わったと仮定してみました。こんな風に思いながらこの作品を描いたのではないか?という話をしたいと思います。  構想を練る 1921年8月、院展に出品する大作《菊花図》は出来た。立体派(キュビスム)を取り込んだ新たな試みの作品も出品したい。《レスタックの家》(ブラック、1908年、ベルン美術館所蔵)は塩原渓谷で見た風景と似ていたなぁ。岩の形も面白かったし。家じゃないけど、丸写しはつまらないからな。塩原渓谷の岩1なら《京の舞妓》でちょっと試したハッチングも活かせるし。立体派のキリッとした感じが出せそうだ。5日間、塩原に逗留してスケッチに集中。帰宅してスケッチを元に本画を描いて出品。密度のある画面にしたいから、サイズは大きくなくて良いだろう。立体派は「複数の視点で捉えた対象を1つの画面に再構成する」ってことだから、逆に、対幅にして画面を2つに分けるのはどうだろう。《レスタックの家》では2本の木が画面下から左方向に弓形に伸びているから、右幅は手前に樹木、左幅は左から樹木を入れた構図でどうかな。  塩原渓谷でスケッチ 《レスタックの家》に似た風景、ここだ。左側に木もある(挿図、左幅と①)。木は別の紙に描くとして2、まずは、この遊歩道から渓流を隅々まで描こう(挿図①)。川原に降りて、角度を変えて観察した岩と渓流も描いておこう(挿図②③④)。木の生えた岩の上にも行けそうだ。岩の先端まで行ける。迫力ある眺めだ。2枚合わせにして岩や水流を大きく描きたい。紙が足りないから枝先を描いた紙(挿図⑤)に重ねて描こう(挿図⑤⑥)。  私に戻りました フィクションは以上。実際には、御舟がどのくらいキュビスムやブラックのことを知っていたのかわかりませんし、どんな風に考えたのか、検証もできません。ここで改めて現代の私に戻って、本画とスケッチについて付け加えたいと思います。 私見 挿図⑤⑥には、両幅に描かれている3連の岩(3つの黄緑色の線)が見られ、左幅に描かれている岩1があることから、左幅や挿図①と同じ場所を視点を変えてスケッチしたものだと思われます。また、3連の岩の他に、岩7、8、12が右幅と挿図⑤⑥双方にあることから、挿図⑤⑥は右幅のためのスケッチだと仮定することができ、画面下の両端が水流になっていることから、もう一段高い位置から覗き込むような視点でスケッチしたと思われます。ゆえに、本画では、挿図⑤⑥の岩1と岩11の間に樹木が位置していることになります。そして、右幅の画面下の方、樹木両脇の岩については、小下絵3の段階から、挿図⑤⑥の特徴ある岩9と岩10が、やや大きくデフォルメされて、岩1と岩11の位置に収まっています4。  以上のことから、《塩原渓流》6点の中には、右幅全体のスケッチはありませんが、挿図⑤⑥には右幅の主な岩が描かれていることがわかり、《渓泉二図》は、「同じ場所を視点を変えてスケッチして描いた対幅」だと思われることから、「キュビスムに着想を得た対幅の日本画」と言えるのではないでしょうか。 註  1 塩原渓谷の地層は緑色凝灰岩からなり、柱状節理や板状節理の岩が見られるのだそうです。スケッチに描かれた岩5、8、9の形は、角材を束ねたような柱状節理の岩が水流に侵食されてできたように思われます。  2 樹木のスケッチについて。挿図⑤の左側に樹木の枝先が重ね描きされているので、近くの樹木を描いたスケッチもあったはずです。左幅、右幅に描き込まれた樹木は、いまは失われた別のスケッチを元に構成したものだと思います。  3 《渓泉二図 小下絵》個人蔵  4 右幅の樹木の根元、右の岩は、小下絵(註3)の段階から、特徴ある岩9に似せているようです。挿図⑥の岩1のままの方が、左幅と「同じ場所」だとわかり易いのですが、特徴ある岩に置き換えているようです。根元の左の岩も渦巻くような形の岩10を岩11(挿図⑤)と合わせているように見えるので、右幅の岩にはそれぞれ「1+9」「10+11」と記しました。  『現代の眼』640号

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アーティスト・トーク 第15回 2008.04.11 鈴木省三(画家) 

第15回は画家、鈴木省三さん 《そして今は》1998年油彩、オイルスティック、アクリリック・キャンバス 作家近影 ギャラリー内で、作家に自作を語っていただくアーティスト・トーク。 15回目となる4月11日(金)は、80年代から粘り強く絵画の可能性を探求してきた画家、鈴木省三(すずき しょうぞう)さんをお迎えします。 これまで何度か自己のスタイルを解体しながら、その都度大きな飛躍を遂げ、絵画特有の豊かな空間体験を追い求めてきた鈴木さん。その独自の絵画観、そして今日までの持続的な模索の道のりを、スライドを交えながら語っていただきます。 見どころ:「森」三部作が一堂に会します 当館所蔵の《森Ⅰ》と《森Ⅲ》に、小島びじゅつ室所蔵の《森Ⅱ》を加え、今回初めて「森」三部作の展示が実現します。この機会をお見逃しなく! 鈴木省三氏略歴 1946年大阪府に生まれる。69年同志社大学法学部卒業。70年フォルム洋画研究所にて研修。78年初個展(藍画廊、東京)。89年「現代美術への視点─色彩とモノクローム」(東京国立近代美術館)。2005年「絵画の行方─現代美術の美しさって何?」(府中市美術館)

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アーティスト・トーク 第16回 2008.06.13 畠山直哉(写真家) 

第16回は、写真家の畠山直哉さん 畠山直哉《川の連作》1993-96年 photo: Akiko Tobu 展示室内で作品を前に、作家に自作を語っていただくアーティスト・トーク。16回目となる今回は、写真家、畠山直哉(はたけやま なおや)さんをお迎えします。 石灰石鉱山やセメント工場、さらには東京・渋谷の地下水路など、都市と自然の関係を様々な角度から探った作品で知られる畠山さん。 コンクリートで固められた河川を撮影した《川の連作》(9点組)を前に、これまでの作品や制作の背景などについて、お話をうかがいます。 夕刻からの開催になりますので、みなさまぜひ竹橋までお越しください。 畠山直哉氏略歴 1958年岩手県生れ。筑波大学大学院修了。1997年、写真集『Lime Works』と写真展「都市のマケット」により第22回木村伊兵衛写真賞を受賞。2001年、写真集『Underground』により第42回毎日芸術賞を受賞。国内外で数多くの個展、グループ展に出品している。

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アーティスト・トーク 第17回 2008.08.22 元永定正(画家) 

第17回は、画家の元永定正さん 《作品》1961年 アクリリック・キャンバス 作家近影 展示室内で作品を前に、作家に自作を語っていただくアーティスト・トーク。 17回目となる今回は、伝説のグループ「具体」の元メンバーで、楽しい絵本でも知られる元永定正(もとなが さだまさ)さんが、アーティスト・トークに登場です。《作品》2点と《作品66-1》を前に、創作の秘密について、語っていただきます。 夕刻からの開催になりますので、みなさまぜひ竹橋までお越しください。

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アーティスト・トーク 第19回 2009.01.30 白木ゆり(版画家) 

第19回は、版画家の白木ゆりさん 作家近影 《Sound-28》(2000年) 展示室内で作品を前に、作家に自作を語っていただくアーティスト・トーク。19回目となる今回は、版画家の白木(しらき)ゆりさんをお迎えします。 身のまわりの見えない何かを感じ取り、作品に表現してきた白木さん、近年は銅版画にとらわれず、水彩や油彩にも取り組んでいます。これまでの作品や制作の背景などについて、お話をうかがいます。 2F会場に、1998年の《Sonic(A)》《Sonic(B)》《Sonic(C)》の3点と《Sound-28》(2000年)、さらに2005年に刊行された銅版画集『SONIC・・・・1992~2005』を展示します。 夕刻からの開催になりますので、みなさまぜひ竹橋までお越しください。 白木ゆり氏略歴 1966年、東京都の生まれ。87年、女子美術短期大学造形科絵画卒業(リトグラフにて卒業制作賞受賞)。89年、同大学芸術学部洋画(油絵)専攻卒業。91年多摩美術大学造形学部版画科研究生修了(深沢幸雄氏に師事)。個展のほか、2001年 「チャンネルn~多層世界の水路」(京都芸術センター)、 07年 「永遠の交響詩」(ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション)などのグループ展でも作品を発表。 89年 「版画・期待の版画作家大賞展」(奨励賞)、 99年現代日本美術展で和歌山県立近代美術館賞、「プリンツ21グランプリ展’99」準グランプリ、国際トリエンナーレ(ポーランド)でルビン市長賞、2000年青島国際版画ビエンナーレ(中国)でエクセレント賞を受賞。

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アーティスト・トーク 第20回 2009.04.10 岡村桂三郎(画家) 

第20回は、画家の岡村桂三郎さん 岡村桂三郎《玄武》1992年 作家近影 作品を前に、作者自身にお話をうかがう好評企画「アーティスト・トーク」。20回目は、画家の岡村桂三郎さんをお迎えします。日本画によってキャリアをスタートさせた岡村さんですが、素材に木や麻布を取り入れたり、支持体を立体のように自立させたりと、日本画の伝統的な技法にとらわれない自由な発想で制作を続けてこられました。 《白象図》(1989年)、《玄武》(1992年)、《黄象 05-1 L, R》《黄象 05-2》(ともに2005年)を展示します。(一部は「木に潜むもの」(2Fギャラリー4)内にも展示します。)夕刻からの開催ですので、どうぞ竹橋にお立ち寄りください。 略歴 1958年 東京都生まれ。1983年 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業1988年 同大学大学院後期博士課程満期退学現在、東北芸術工科大学芸術学部教授銀座・コバヤシ画廊で個展を重ねるほか、グループ展へ多数出品。昨年は神奈川県立近代美術館 鎌倉にて個展を開催。 これまでのアーティスト・トークはこちら

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