コレクション
母子
上村松園1934
基本情報
- 作品名
- 母子
- 作家名
- 上村松園 作家詳細
- 制作年
- 1934
- 収蔵方法
- 管理換
- 支持体
- 絹本
- 素材・技法
- 彩色
- 形状
- 額
- 作品サイズ
- 168.0×115.5
-
重要文化財
作品解説
母の衿元をつかんで身を乗り出す幼子と、その子をしっかりと抱き、愛情に満ちた眼差しを注ぐ母親。親子のなにげない日常のひとこまが、崇高な母子像 へと高められています。松園は実母の死をきっかけに、母や母性を主題とする作品を描くようになりました。この作品は母を亡くした年の秋に帝国美術院展覧会 に発表されたもので、まさに松園晩年の新境地を拓くことになった記念すべき作品です。肌や髷、衣裳の描写に、松園が美人画で培った感性と技術が見て取れます。
【重文指定年月日:2011(平成23)年6月27日】