コレクション

三星(さんせい)

関根正二

1919

基本情報

作品名
三星(さんせい)
作家名
関根正二 作家詳細
制作年
1919
収蔵方法
購入
素材・技法
油彩
支持体
キャンバス
形状
作品サイズ
60.5×45.5

作品解説

「三星」とは冬の星座、オリオン座の中央に並ぶ三つの星のこと。三人は左が姉、右が恋人、中央は関根自身とも言われます。関根が巻く白い布については、直前の手術跡を示す、耳を切ったファン・ゴッホへのあこがれを表すなど、諸説あります。ほぼ独学だった関根の絵は不器用で、決して巧みではありません。しかし大正期には、うまいことより切実な心情が表されていることを重視する風潮が生じていました。懸命にヨーロッパ絵画を学んだ明治とはだいぶ異なる美術の考え方が、社会に広まっていたのです。

Page Top