アクセスの検索結果

アクセスの検索結果

  • イベント0
  • お知らせ0
  • コレクション0
No image

アクセス

心象工芸展に寄せて

私たちは現在、農業革命、産業革命、情報革命に続く新たなパラダイムシフトの時代を迎えている。この変革は、デジタルデータという新たなメディアを通じて、物質的な価値だけでなく、感覚的な評価や体験の質が重要視される時代を象徴している。この変化は、アートの領域にも深く影響を与えている。私たちは、作品の背後にある「心象」や「共感」の価値を見出し、それを評価する時代を迎えつつあるのではないだろうか。 農業革命は食糧生産の効率化を、産業革命は機械化と大量生産を、情報革命は情報の即時性とアクセスの普遍化をもたらしたが、この「心象」とは、私たちの内面にある感情や記憶、そして他者とのつながりを反映したものであり、それをどのように表現し共有するかが、今後のアートの重要なテーマともなっているように感じる。情報革命が進展する中で、社会全体で環境資源の有限感を共有し、個人が情報発信能力を持ち、市民権を得るという流れの中で、「心象」とは何か、そしてそれをどのように表現し、いかに共有するかが、この展覧会のひとつのテーマともなっている。 図1 展示風景(右の作品が沖潤子《レモン 1》2021 年、個人蔵)|撮影:野村知也 この展覧会では、各作家が独自の表現を通じて、鑑賞者の感覚に深く訴えかける作品を展示している。工芸作品が持つ手触りや質感、絵画や彫刻の視覚的な刺激、デザインが生み出す空間の雰囲気——これらすべてが単なる物質的な存在ではなく、心象を反映し、共鳴を生み出すメディアとして機能している。 彫金の重要無形文化財保持者である中川衛は、加賀象嵌の高度な技術と、器物における形状の美しさ、優れたデザイン性が高く評価されている。中川の作品は、金属の重厚感を超越し、光の作用によって生まれる陰影の煌めきも特徴的である。例えば、金沢の犀川上空を飛翔するトンビをモチーフにした《象嵌上四分一花器「天高く」》には、湿潤な北陸の風土が感じられ、繊細で豊かな美意識が表現されている。 一方、漆芸の中田真裕はコンテンポラリーダンスの経験を生かし、自らの身体の可動域や身体と作品との相互作用を基に、作品のフォルムやサイズを選んでいる。中田の《サウンドスケープ》は、北陸特有の轟く雷鳴と、雷によって一瞬浮かび上がる景色を意識しながら、内面の記憶や感情を彫り込むように、身体の動きそのものを漆で表現し、作品に反映させている。 また、刺繍の沖潤子は、幼い娘から手作りの手提げ袋が贈られたことをきっかけに、若くして亡くなった母の遺品の道具や古布を使い始めた。布を通じて命の連鎖の営みを表し、沖の作品《レモン 1》[図 1]では、鎌倉のアトリエでレモンを並べ、そこに差し込む光を表現することで日常の営みをも感じさせている。沖の刺繍には、布に針と糸を刺すという手法を通して、母から娘へと受け継がれる時間や、彼女自身の内面の思いが縫い込まれているようである。 さらに、ガラスの佐々木類は、米国滞在の後、日本への懐かしさの喪失や逆カルチャーショックを感じる中で、五感を呼び覚ます記憶の器としてガラス作品を制作する。佐々木の《植物の記憶/うつろい》作品群[図 2]は環境をひとつの事象として捉える現代的な視点を反映している。自然環境への関心を持ちながら、佐々木が感じた「かすかな懐かしさ」と「採集する行為」をガラスに閉じ込めた作品である。 また、金工の髙橋賢悟は 2011 年の東日本大震災で受けた衝撃をもとに、現代における「死生観」と「再生」をテーマにした作品を制作し続けている。大作《還る》[図 3]では、作品の空間構成で鑑賞者との対話を通じて新たな感覚的なつながりを生み出している。 そして、陶芸の松永圭太は大学で建築を専攻した後、生まれ故郷の岐阜に戻り、両親と同じく陶芸の道を選んだ。金沢卯辰山工芸工房での経験を生かし、松永は九谷焼の上絵付に用いられる転写シールを使い、工房のトタンを写し取った作品を作成した。彼の作品《蛻》は、原土の表情を活かし、プリミティブでありながら構築的なデザインが融合し、土に対する松永の制作態度と深い考察、そして継続的な挑戦の積み重ねによって形成されたものである。 図2 佐々木類《植物の記憶/うつろい(弥生)》《植物の記憶/うつろい(卯月)》(左から)2024 年、作家蔵|撮影:野村知也 図3 髙橋賢悟《還る》2024 年、個人蔵|撮影:野村知也 心象工芸展では、現代社会に不可欠な豊かな自分と出会うことが意図されている。この展覧会を通じて、私たちは自身の内面に潜む無限の可能性と対話し、共鳴を深めることができるであろう。アートは視覚的な体験を超えて、感情や内面の価値を探求する手段として、私たちに新たなつながりを提供してくれる。この展覧会が、私たち自身と他者との新たな対話を生み出す場となり、心象の豊かさを感じさせる体験をもたらしてくれることを期待する。 (『現代の眼』639号)

国立工芸館石川移転開館記念展Ⅲ 近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―

展覧会について 日本では茶の湯の発展とともに、さまざまな素材を用いた“茶の湯のうつわ”がつくられてきました。それらは、つねに時代を映す鏡のように、新たな考えや造形を見せています。本展では、個としての想いを造形や意匠に表している工芸家の「作品=茶の湯のうつわ=表現のうつわ」と、使い手からの「見立てのうつわ」を、四季の取り合わせの中で紹介し、時代によって移りゆく、茶の湯に対する作家の思考や茶の湯の造形について探ります。 展覧会の構成 本展のポイント 茶の湯のうつわの造形や意匠の広がりを概観します。 令和2年度に新しく収蔵した荒川豊蔵(1894-1985)と加藤唐九郎(1897-1985)の志野の茶碗を見比べ、志野というやきものに対するそれぞれの考えを探ります。 茶碗を3D鑑賞しよう! 会場に設置するQRコードからアクセスし、スマホにデータをダウンロードすることで、手元で茶碗をぐるぐる回しながらご覧いただけます。高台も、作品に刻まれたサインも見られます。 来館者には仮想の茶事体験を! 展示ケースだけではなく茶室を会場内に設置し、さまざまな茶の湯のうつわを取り合わせます。 中田英寿名誉館長セレクション、茶の湯のうつわ! 内田繁デザインの《茶室 受庵》を使用し、工芸館のコレクションの中から中田英寿名誉館長が選んだ茶の湯のうつわをご覧いただきます。 展示について 茶の湯のうつわを楽しむ 茶碗・水指・茶器・花入など、個々のうつわにスポットをあて、その造形や意匠の広がりを概観します。 例えば、「志野」と呼ばれる茶碗は、桃山時代に岐阜県の東濃地域で焼造されました。近代以降、茶人や数寄者ら使い手だけでなく、つくり手にとっても憧れを持って接する対象となり、素材の解明や技法の再現に取り組む活動が多く見受けられるようになります。そして、荒川豊蔵や加藤唐九郎らの活動によって、作家自身の考えを映し出すさまざまな志野の茶碗がつくり出されました。 本展では、令和2年度に新しく収蔵した荒川豊蔵(1894-1985)と加藤唐九郎(1897-1985)の志野の茶碗を見比べ、志野というやきものに対するそれぞれの考えを探ります。 取り合わせを楽しむ 茶事ではさまざまな茶の湯のうつわが同じ空間に存在します。それも陶磁や漆工、竹工など、素材も分野も多彩です。なかでも茶碗と茶器、あるいはそれらに水指が加わったうつわのセットには、その場を設定した者の考えが垣間見えます。言葉を変えれば、取り合わせにはそれぞれにストーリーがあります。 本来であれば、季節や素材によって取り合わせに制約があるのですが、展覧会の中ではそれを 超えて、色や形、雰囲気など、見た目で楽しむ取り合わせを、少しだけ季節を意識しながら楽しんでいただきます。 中田英寿名誉館長セレクション展示 2階「芽の部屋」では、内田繁デザインの《茶室 受庵》を使用し、中田英寿名誉館長が選んだ茶の湯のうつわをご覧いただきます。中田名誉館長は今回の展示にあたり以下のようにコメントしています。 今回の展示にあたって 国立工芸館、名誉館長の中田英寿です。 今回、初めて美術館での展示を経験させてもらうなかで、まずは自分がお客さんとして、どのように見たいかという視点で考えました。 その中で“つながり”を一つのテーマとして考え、「石川県」と「全国」、「近代」と「現代」、「日本」と「海外」、「工芸」と「アート」など、様々なものが“つながる”部屋をつくりたく、色々な作家を選ばせてもらいました。 特に意識したのがお茶の世界のことを知らなくても興味が惹かれるような風景です。 僕自身、茶道をほとんどやったことがない身なので、茶室の展示を見たときにどのように見たらいいのだろう、と悩むときがあります。そういうことを考えた時に、ただ道具を置いていてわかるのか、いや座布団があったほうがいいのではないか。また、中を見た時に写真に撮りたい、と多くの方に思われる風景が年代問わずに作り出せたらよいのではないかなと。 特に先日まで金沢21世紀美術館で行われていた展覧会のアーティスト、ミヒャエル・ボレマンス[註1]の作品を今回、軸として掛けています。これもひょんなことから以前彼がそういったものを制作されたのを見て知っていたので、金沢21世紀美術館と国立工芸館の今後も続くつながりをつくりたいと思い、展示させてもらっています。 他にも国立工芸館のクラウドファンディングにも参加していた、新里(明士)くん、または須田(悦弘)さんというような以前から知り合いの作家の方たちにも参加頂いています。須田さんは特に同郷出身ということもありまして、個人的にお願いして、特別に作品を出していただきました。 そういう僕個人のつながりと、様々なつながりというのをこの展示で感じていただけたらと思います。今回は人生上初めての展示だったので、色々わからないことも多く、それこそサッカーの試合よりも緊張することもありましたけど、どうにか多くの人に見て頂ければと思っています。 註1:「ミヒャエル・ボレマンス マーク・マンダース|ダブル・サイレンス」(2020年9月19日(土) -2021年2月28日(日)、会場:金沢21世紀美術館) (2021年4月28日 記者発表会より) 現代の「茶の湯のうつわ」 昨年(2020年)、工芸館の移転・開館を記念して、クラウドファンディングによる「12人の工芸・美術作家による新作制作プロジェクト」を行い、「茶の湯」をテーマに、12人の 作家に茶碗や水指など、茶の湯に関するうつわを制作していただきました。(プロジェクト詳細) これらのうつわは移転開館記念展の第1弾で一挙に紹介しましたが、本展では、今度は工芸館のコレクションとともに改めて紹介します。 様々な作家の取り合わせにご期待ください。 開催概要 国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2) 2021年4月29日(木・祝)-2021年7月4日(日) 月曜日(ただし5月3日は開館)、5月6日(木)臨時休館: 5月12日(水)- 6月13日(日)※6月14日(月)より再開後は会期終了まで休館日はありません。 午前9時30分-午後5時30分 ※入館は閉館30分前まで 観覧料 東京国立近代美術館

No image

木工芸:明治から現代まで

明治期以降現代に至る木工芸の特質と展開を系統立って紹介する初の展覧会となった。博覧会や美術展覧会をつうじて伝承の高度な技巧を競った明治・大正期、個性的制作を自覚して美術工芸の分野を確立した昭和初期、そして伝統の見直しや創作性の拡充、クラフト等がおこった戦後の3つの時期に分けて、近現代の木工芸を大観した。 開催概要 東京国立近代美術館工芸館 1987年6月9日‒7月26日(42日間) 8,308人(1日平均198人) 24.0×19.0cm (124) p. 近代の木工芸 / 諸山正則 [美術]「木工芸─明治から現代まで」展 名工と使い手の美意識反映 / (虻) 朝日新聞(夕) 1987年6月19日 [アクセス]木工技術のすごさ改めて / (T) 毎日新聞(夕) 1987年6月25日 「木工芸─明治から現代まで」展 流れる伝統の美感 / 滝悌三日本経済新聞 1987年6月26日 [Arts] From Method to Material / Janet Koplos, Asahi Evening News, July 3, 1987 104点 40人 諸山正則

特別展「革新の工芸展」

展覧会について 富本憲吉や松田権六ら「先駆者」が築いた、日本工芸の戦後の基盤である“伝統”は、昭和30年代頃、それを受け継いだ岡部嶺男らによる“伝統の工芸”と、オブジェ焼の八木一夫らの“前衛的な工芸”へと展開され、新世代の作家によって「革新」ともいうべきあらたな局面が生まれました。 本展では、その先人たちの芸術を新たな感覚で吸収した「現代」の工芸に焦点をあて、十四代今泉今右衛門や室瀬和美、草間喆雄や八木明ら、国内外で活躍する現代作家の多様な作品を紹介します。古典的な様式美や、伝承のわざによって確立された美しさの中に、新たな素材や、独自の技法を取り入れたその作品を通じて、日本の文化を豊かに彩る現代の工芸の様相を探ります。 会場では、メインとなる「伝統の現代」と「現代の造形」の2章を、前述の「先駆者」「革新」の2章と対照しながら、陶磁、漆芸、金工を中心に、83名の作家の作品約120点を紹介します。 各章の構成 伝統の現代 江戸時代から伝わる色鍋島の「墨はじき」(白抜きの技法)に「プラチナ彩」を融合させた独自の手法や上絵の厚みに意識を向けて現代感覚に富む色絵磁器を手掛ける十四代今泉今右衛門や、華麗な伝統の蒔絵に、金粉の立体的効果や鉛を応用した、表情豊かな制作に独自の創作性を発揮している室瀬和美など、重要無形文化財保持者(※)の近作を交え、時代に即した“伝統”を作り出す作家の作品を紹介します。 現代の造形 レーヨンなどの化学繊維を用いた、草間喆雄のファイバーワーク(表紙)や、柔らかな触感を思わせる曲線に漆特有のつややかさを合わせた笹井史恵の乾漆の作品など、伝統的な様式美から造形表現に展開された作品を紹介します。さらに、幾層もの輪花が可変する八木明の吊り香炉など、工芸の素材や技法を用いて「うつわ」の形態をとりつつも、典型的な「用の美」としてではなく、あくまで個人の創作表現を訴えた作品などを通じて、現代の造形としての工芸あり方を探ります。 伝統と前衛の革新 織部や志野などの伝統技法を踏まえて独創的な創造性を確立した岡部嶺男のように、昭和30年代頃から台頭した“新世代”の作家の創意と現代的な感覚によって、新たな“伝統”の表現が見出されます。 一方で、抽象表現主義やポップアートをはじめ、同時代に流入した欧米美術の影響を受けて、工芸の分野でも伝統的な技法を用いながら、実用の形態から離れた オブジェとして「もの」の存在を訴える作品が多く生まれました。アメリカに留学して現代美術の流れを体現した中村錦平や柳原睦夫のほか、伝統的な「蠟型鋳 造」で、アルミやステンレスによる風土的な作品を発表した宮田宏平(三代宮田藍堂)など、前衛と呼ばれる作家が台頭し、工芸は伝統と前衛が対峙しながら相 互に革新の時代を迎えました。 工芸の時代の先駆者 戦後、従来の色絵から派生した、「金銀彩」と呼ばれる技法を極めた富本憲吉の晩年の作品をはじめ、松田権六、北大路魯山人など、今日まで受け継がれる“伝統”と戦後の日本工芸の基盤を築き上げた先達の名品を紹介します。 イベント アーティストトーク 漆芸家の田口義明さんに、お話しを伺います。 2016年10月9日(日)中村錦平(陶芸家) 2016年10月30日(日)八木明(陶芸家) 14:00~15:00 工芸館会場 ※申込不要・参加無料(要当日観覧券) 中村錦平(1935-) 陶芸家。石川県生まれ。日本料理と北大路魯山人の器を研究した後、作陶活動に入る。1969年ロックフェラーⅢ世財団の招聘で欧米に滞在。日本の伝統の様式や美意識の装飾を批判的に分析しつつ、メッセージ性に満ちた作品を生み出す。 八木明(1955-) 陶芸家。京都府生まれ。陶芸家の八木一艸(いっそう)を祖父、前衛陶芸を牽引した一夫を父、ファイバーワーク作家の高木敏子を母に持つ。卓越したロクロの技法と表現や青白磁、天目の伝統的な釉薬を作品に取り入れ、現代的な感覚で形や構造、素材といった磁器の可能性を提示する造形を手掛ける。 ギャラリートーク 当館研究員が鑑賞のポイントを分かりやすく解説します。 2016年11月6日(日) 14:00~15:00 工芸館会場 ※申込不要・参加無料(要当日観覧券) タッチ&トーク 工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。注目の若手作家から人間国宝が手がけた作品や制作工程資料などに触れながら鑑賞する〈さわってみよう コーナー〉と、時代背景や作家の情報などの豊富なエピソードをまじえて作品のみどころをご紹介する会場トークとの2部構成で、さまざまな角度から展覧会を ご案内します。 会期中の毎週水・土曜日 14:00~15:00 工芸館会場 ※申込不要、参加無料(要観覧券) 開催概要 東京国立近代美術館工芸館 2016年9月17日(土) -12月4日(日) 10:00 - 17:00※入館時間は閉館30分前まで 月曜日(9月19日、10月10日は開館)、9月20日(火)、10月11日(火) 一般  : 550 (350)円大学生: 350 (150)円 高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。 ※( )内は20名以上の団体料金およびキャンパスメンバーズ特典料金。いずれも消費税込。※入館の際に学生証、運転免許証等の年齢のわかるもの、障害者手帳をご提示ください。 11月3日(木・祝)文化の日 東京国立近代美術館 東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩8分東京メトロ半蔵門線,東西線,都営新宿線九段下駅 2番出口より徒歩12分 住所: 東京都千代田区北の丸公園1-1 詳しくは、アクセスをご参照ください。

特別展「芹沢銈介-金子量重コレクション-」

展覧会について 芹沢銈介(1895-1984)は日本を代表する染色家であり、その評価は国内にとどまらず、生前、大成功を収めたパリ展をはじめ、アメリカ、イギリス、ロシアなどでも個展が開催されています。1956年、重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定にあたって「型絵染」という概念を引き出した作風は、堅固な型と確かな構図に特徴があり、華やかな色、楽しい配色、晴れやかでありながら底に深さと静けさを見る…実はこれらは芹沢が紅型について語った言葉でしたが、ここに描述された様相はそのまま芹沢の作品に重なるようです。おそらくそれは染色の道を選ばせ、生涯憧れ続けた世界観を、芹沢が自らの仕事のなかで追求し、実証していったからではないでしょうか。 本展は2015年に金子量重氏からご寄贈いただいた芹沢作品167件430点を核として構成いたします。アジア民族造形研究の先達である金子氏の選択眼、そして芹沢との深い信頼関係が築き上げたこの貴重なコレクションは、屏風やのれん、型染本、カレンダー、装幀からスケッチ、下絵、本の割り付けイメージまで多種多彩です。 それらをじっくり味わっていただくために、本展覧会ではキーワードを3つご用意しました。「模様」「もの」「旅」――いずれも芹沢の主要なテーマです。しかし形式だけでなく、技法、年代、作域のいずれについても幅広い内容は、異なるイメージを結びつけたり、反対に寸断し、更新させたりするかもしれません。ちょうど「文字文」への取組みにおいて芹沢が文字の機能を解体し、新たな相を見せながらその本質へと向かったように、今回の展示をご覧になった皆さんが、芹沢のさまざまな側面と出合い、文脈を結びながら、それぞれの芹沢銈介像を描かれることを期待しています。 作家略歴 芹沢銈介 略年譜 静岡県生まれ。旧姓・大石。 東京高等工業学校(現・東京工業大学)図案科卒業。 朝鮮京城(現・ソウル)および慶州を旅行。船中で読んだ柳宗悦の論文が生涯の転機となる。 大礼記念国産振興博覧会特設館の日本民藝館で沖縄の民藝、特に紅型に瞠目する。 国画会にて《手描蝋伏杓子菜文藍地壁掛》がN氏賞を受賞。 雑誌『工藝』の表紙(型染布)を担当。 柳宗悦ほか同人とともに沖縄に滞在。知念積秀、瀬名波良持に紅型の指導を受ける。 空襲により工房と自宅を焼失以後、6年間にわたって寄寓生活をおくる。型染カレンダーの制作開始。グリーティングカード、団扇、燐票(マッチラベル)、書票など、小品を多数制作。 東京・蒲田に自宅と工房を建築。 重要無形文化財「型絵染」の保持者に認定。 神奈川・鎌倉津村の農家を借りて仕事場とする。 フランス政府招聘によりパリ・グランパレにて大規模個展「SERIZAWA」開催。 フランス芸術文化勲章(オフィシエ)受賞。 逝去。 イベント ギャラリートーク 当館研究員が鑑賞のポイントを分かりやすく解説します。 3月6日(日)  4月17日(日)  14:00 ‐ 15:00 工芸館 ※申込不要、参加無料(要観覧券) タッチ&トーク 工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。注目の若手作家から人間国宝が手がけた作品や制作工程資料などに触れながら鑑賞する〈さわってみようコーナー〉と、時代背景や作家の情報などの豊富なエピソードをまじえて作品のみどころをご紹介する会場トークとの2部構成で、さまざまな角度から展覧会をご案内します。 会期中の毎週水・土曜日 14:00 – 15:00 工芸館会場 ※申込不要、参加無料(要観覧券) 人間国宝・巨匠コーナー 会場の一部では、工芸館が所蔵する作品の中から、芹沢銈介と親交のあった作家の特集展示をおこないます。 開催概要 東京国立近代美術館工芸館 2016年3月5日(土) -5月8日(日) 10:00 - 17:00※入館時間は閉館30分前まで 月曜日(3月21日、28日、4月4日、5月2日は開館)、3月22日(火) 一般  : 550 (350)円大学生: 350 (150)円 高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。 ※( )内は20名以上の団体料金およびキャンパスメンバーズ特典料金。いずれも消費税込。※入館の際に学生証、運転免許証等の年齢のわかるもの、障害者手帳をご提示ください。 11月3日(火・祝) 文化の日 東京国立近代美術 東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩8分東京メトロ半蔵門線,東西線,都営新宿線九段下駅 2番出口より徒歩12分 住所: 東京都千代田区北の丸公園1-1 詳しくは、アクセスをご参照ください。

No image

未来へつづく美生活展 : 1920~2010年代所蔵工芸品に見る

展覧会について 今、あらためて、丁寧な「暮らし方」に注目が集まっています。素材や技法に心を尽くし、丹念に作られた工芸作品には、時代を越えて、私たちの生活を折り目 正しく保つことができるように促す力が備わっているようです。日本人の暮らし方が大きく変化するなかで、先人たちはどのような「暮らし」を思い描いて、身 の回りの器や家具に、このような丁寧さ、丹念さを籠めてきたのでしょう。今回、近代から現代の工芸作品と、あらためて向き合い感じることは、モダンという名の未知への強い憧れが、全体を通底しているのではないかということです。暮らしに近い工芸作品だからこそ、憧れがより濃く現れているのかもしれません。本 展では、1930 年代・40 年代の当時における生活を垣間見させるような絵画作品も交え、所蔵作品を中心とした約100点を展示します。会場では、ファッション・デザイナーの皆川明 氏、インテリア・デザイナーの中原慎一郎氏とのコラボレーションで構成する展示コーナーも併設します。明治以降、工芸作品に受け継がれている几帳面さ、季 節感、素材による表情の豊かさ、また挑戦的な表現などに焦点をあて、現代の私たちの美学のルーツとなった、心地よい時間を特集します。 スペシャルコラボレーション 本展では、「美生活展」のコンセプトにご賛同いただいたインテリアデザイナーの中原慎一郎氏 (Landscape Products)、ファッションデザイナーの皆川明氏 (ミナ ペルホネン minä perhonen 代表) とのコラボレーション展示をおこないます。 海外のモダニズムの刺激  中原慎一郎氏とのコラボレーション 世界各地から輸入された高価な材料を贅沢に使い手仕事で作られたアール・デコの家具と、対照的に大量生産された強靱な素材(鉄)を理知的に用いて構成されたバウハウスの家具。両者は装飾的な模様を廃し、すっきりとしたデザインという点で同時代的な共通点があります。機能主義の建築家に影響を受けながら自身の作風を確立させた陶芸家、ルーシー・リー(1902-1995)の作品も交え、インテリア・デザイナーの中原慎一郎氏によるセレクションと会場デザインで構成するコーナーを併設します。 中原 慎一郎 (NAKAHARA Shinichiro ランドスケーププロダクツ代表)  1971 年、鹿児島県生まれ。ランドスケーププロダクツ代表。「Playmountain」「Tas Yard」「BE A GOOD NEIGHBOR COFFEE KIOSK」を展開。店舗設計業務、イベントプロデューサーなど多岐にわたり活動。  ■展覧会によせて、中原慎一郎氏にコメントをいただきました。                                        民芸運動の活動家であった浜田庄司の言葉で「生活者として優れた人」という表現があったのを思い出します。日常生活の中でどう暮らすことでそれに近づくのかを考えさせられました。今の自分にとっては程遠い道のりですが、非常に心に残る表現でした。 ここにあるルーシー・リーの佇まいにもそれが現れています。彼女から発するオーラもですがその背景の家具や調度品にもルーシー・リーの当時の気分がきちんと現れています。彼女の優れた暮らしぶりが伝わってきます。オーストリアの品性ある時代性が彼女の作風にもかなりの影響を与えていたのでしょう。当時の気分とはどんなだったのでしょうね。 様々な写真や書籍、当時の調度品などみてもすごく皆ロマンチスト(?)だったのかなと思ってみたりします。そういう推測がぼくは楽しいです。なくなりつつある技術や手法、慣習もあって寂しく思うこともあります。しかしながら物が残っていることで推測することができます。かすかな手掛かりから新しいものが生まれるヒントを見つけられるかもしれない。そのヒントをもとにぼくらの周りの風景を美しくすることができるような気がします。 工芸作品のある暮らしがひらく未来図  皆川明氏とのコラボレーション 各地の工場と連携して布作りからこだわり制作するファッション・デザイナーの皆川明氏。今回、皆川氏のデザインしたテキスタイルと呼応する所蔵作品をセレクトしていただき、テキスタイルと並陳します。自然、生活、日々の暮らしへのまなざしが、展示された作品をとおして交差し、あらたな光のもとで新しい姿を現します。展示作品をとおした、クリエイター同士のコラボレーションをご覧下さい。 皆川 明(MINAGAWA Akira 服飾ブランド「ミナ ペルホネン(minä perhonen)」代表) 1967 年、東京都生まれ。オリジナルデザインのテキスタイルによる服作りを特徴としている。ブランド名はフィンランド語で「minä 」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味する言葉。蝶の羽のように軽やかで美しい図案を作っていきたいという願いがこめられている ■展覧会によせて、 皆川明氏にコメントをいただきました。      工藝というものは、作家の個人的な暮らしや社会背景から生まれる物への哲学、創造、技と、人間が過去から積み重ねた文明、文化が融合した美の産物のように思える。作家は、自身の生命の持ち時間内に習得し得る美意識を、自らの暮らしから獲得し、技を鍛錬し、その表現を確固たる独自性に昇華させ、表現に値する材料を用い、叡智によって造形へと変換している。込められる技と意識は、秘めた労とそこに至るまでの時間と共に、物の生命力として光を放つ。それらは時代背景の中から造作される動機を持ちながらも時代を超越した美を保ち続ける。その永続的な物の生命力こそ、人間が古代から道具や物を作るという行為に魅了され続けている根源的な理由なのではないだろうか。その様に工藝が内に永遠の美を宿すものである事をいつまでも大切に思い、時の流れの中で美と生活への探求を喜びとして持ち続けることを、現代の暮らしにおいて大切に繋いでいきたい。 宣伝美術はサン・アドの葛西薫氏 × 安藤隆氏 本展の宣伝美術は、サン・アドの葛西薫氏 × 安藤隆氏が手がける豪華な構成となっています。 イベント ギャラリートーク 当館研究員が鑑賞のポイントを分かりやすく解説します。 2016年1月17日(日)、2月14日(日) 14:00~15:00 工芸館 ※申込不要、参加無料(要観覧券) タッチ&トーク 工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。注目の若手作家から人間国宝が手がけた作品や制作工程資料などに触れながら鑑賞する〈さわってみよう コーナー〉と、時代背景や作家の情報などの豊富なエピソードをまじえて作品のみどころをご紹介する会場トークとの2部構成で、さまざまな角度から展覧会を ご案内します。 会期中の毎週水・土曜日 ※1月2日(土)はお休み 14:00~15:00 工芸館会場 ※申込不要、参加無料(要観覧券) 開催概要 東京国立近代美術館工芸館 2015年12月23日(水・祝) - 2016年2月21日(日) 10:00 - 17:00※入館時間は閉館30分前まで 月曜日(1月11日は開館)、年末年始(12月28日[月]-2016年1月1日[金・祝])、1月12日[火] 一般210円(100円) 大学生70円(40円)※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。 高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、友の会、賛助会員、キャンパスメンバーズ、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、会員証、障害者手帳をご提示ください。 2016年1月2日(土)、1月3日(日)、2月7日(日) 東京国立近代美術館 東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩8分東京メトロ半蔵門線,東西線,都営新宿線九段下駅 2番出口より徒歩12分 住所: 東京都千代田区北の丸公園1-1 詳しくは、アクセスをご参照ください。

No image

交換展「栗木達介展-現代陶芸の鬼才」

展覧会について 栗木達介(1943-2013)は、愛知県瀬戸市の陶家に生まれ、京都市立美術大学で富本憲吉や近藤悠三、藤本能道、清水裕詞に学びました。1966年に卒業した後、瀬戸で作陶活動を始め、オブジェや自由な表現をうたう現代陶芸が昂揚するなか、朝日陶芸展や日本現代工芸美術展、日展等で大賞の受賞を重ねて一躍台頭し、まさに陶芸界の次代を担う作家として高い評価を獲得しました。1983年からは母校の京都市立芸術大学で教鞭をとって後進の指導を行いました。2013年に急逝し、その才能が大変惜しまれています。 既成の伝統や常識にとらわれず、やきものの素材と特質を自らの視点と思考でとらえた造形を繰り広げ、現代陶芸に対する問題意識を表してきました。手びねりの“オブジェ陶”で独自のかたちを追求し、《しろとぎんの作品》(1974年)や《這行する輪態》(1976年)などの“動くかたち”を主題にした作品で圧倒的な技量と存在感を発揮しました。1980年以降は、陶の概念を再認識して器の構造を見直し、かたちと装飾とを一体的にして新たな形態を構築しました。「銀緑彩文陶」や「銀紅彩地紋陶」、「巻弁陶」、「形を離れる帯模様」、「組帯壺」など、次々と清新で強靭な造形を展開して現代陶芸の鬼才と呼ばれました。 本展は、初期の器を含め代表的なオブジェ作品、そして後年の伝統の器とオブジェの狭間に在る新たな陶芸を追求した作品約90点を厳選して構成します。自らの思想に徹した造形とその美をとおして、現代の陶芸の可能性を問い続けた栗木達介の創作の世界を展観いたします。 作家略歴 栗木達介 略年譜 愛知県瀬戸市に生まれる。 京都市立美術大学(現京都市立芸術大学)美術学部工芸科陶磁器専攻入学。富本憲吉、清水裕詞らに学ぶ。 同大学卒業。瀬戸に帰郷し、作陶活動に入る。 第7回朝日陶芸展、朝日陶芸賞受賞(以後、第9回同賞、第15回同大賞受賞)。 第13回日本現代工芸美術展、大賞受賞(以後、受賞を重ねる)。 瀬戸市山口にて築窯、独立。 第9回日展特選受賞(84年、第16回で特選受賞)。 日本陶磁協会賞受賞。 「CLAY WORK―やきものから造型へ」展招待出品(滋賀・西武大津/東京・西武池袋)。 京都市立芸術大学美術学部専任講師に就任。京都に転居する。以後、86年同校助教授、93年教授、07年退官・名誉教授。 個展「国際陶芸アカデミー日本会議 ’93協賛 作陶30年栗木達介展」開催(名古屋・松坂屋)。 第12回MOA岡田茂吉賞工芸部門大賞受賞。 逝去 イベント ギャラリートーク 当館研究員が鑑賞のポイントを分かりやすく解説します。 10月11日(日) 諸山正則(東京国立近代美術館工芸館 主任研究員・本展企画者) 11月 8日(日) 松原龍一(京都国立近代美術館 学芸課長・本展企画者 14:00 ‐ 15:00 工芸館 ※申込不要、参加無料(要観覧券) アーティスト・トーク 「現代陶芸を語る」  久世建二(陶芸家)× 諸山正則(東京国立近代美術館工芸館 主任研究員・本展企画者) 10月25日(日) 14:00 ‐ 15:00 工芸館 ※申込不要、参加無料(要観覧券) タッチ&トーク 工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。注目の若手作家から人間国宝が手がけた作品や制作工程資料などに触れながら鑑賞する〈さわってみようコーナー〉と、時代背景や作家の情報などの豊富なエピソードをまじえて作品のみどころをご紹介する会場トークとの2部構成で、さまざまな角度から展覧会をご案内します。 会期中の毎週水・土曜日 14:00 – 15:00 工芸館 ※申込不要、参加無料(要観覧券) 人間国宝・巨匠コーナー 会場の一部では、工芸館が所蔵する作品の中から、富本憲吉や清水裕詞など、栗木達介が師事した作家や、活動の中で親交のあった作家の特集展示をおこないます。 開催概要 東京国立近代美術館工芸館 2015年10月8日 - 2015年12月13日 10:00 - 17:00※入館時間は閉館30分前まで 月曜日(ただし10月12 日、11月23 日、12月7日は開館)、10月13日(火)、11月24日(火) 一般  : 700 (450)円大学生: 400 (200)円 高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。 ※( )内は20名以上の団体料金およびキャンパスメンバーズ特典料金。いずれも消費税込。※入館の際に学生証、運転免許証等の年齢のわかるもの、障害者手帳をご提示ください。 11月3日(火・祝) 文化の日 東京国立近代美術館京都国立近代美術館 東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩8分東京メトロ半蔵門線,東西線,都営新宿線九段下駅 2番出口より徒歩12分 住所: 東京都千代田区北の丸公園1-1 詳しくは、アクセスをご参照ください。

No image

よくあるご質問

開館時間と交通案内 「アクセス」をご覧ください。 「アクセス」をご覧ください。 「アクセス」をご覧ください。 近隣文化施設との共用駐車場(約230台・無料)があります。 予約はできません。詳細は「アクセス」をご覧ください。 近隣文化施設との共用駐車場をご利用いただけますが、予約が必要です。 詳細は「アクセス」をご覧ください。 近隣文化施設との共用駐車場をご利用いただけます。 予約はできません。詳細は「アクセス」をご覧ください。 国立工芸館と石川県立歴史博物館の間の通路を直進、突き当り右手にあります。 建物入口に車/バスの横付けはできません。 最も入口から近い乗降場所は、国立工芸館と石川県立歴史博物館の間の通路です。 「アクセス」をご覧ください。 ありません。 タクシー利用ご希望の方は受付にご相談ください。 観覧料とチケット購入 展覧会により異なります。 詳細は「チケット」および「展覧会とイベント」の各展覧会ページをご覧ください。 所蔵作品展を開催中の場合は、国際博物館の日(5月18日)、文化の日(11月3日)が無料となります(休館日にあたる場合を除く)。 企画展を開催中の場合は、展覧会により異なります。詳細は「展覧会とイベント」の各展覧会ページをご覧ください。 「展覧会とイベント」の各展覧会ページおよび「会員制度・寄附」をご覧ください。 会場受付で当日券を販売しています。 お電話でのご予約は承っておりません。 20名以上のグループで来館される場合、事前のご連絡をお願いしています。 まずハローダイヤル(050-5541-8600)までお問合せください。 また、学校・教育団体の場合はまず「学校・教育関係」をご覧ください。 各種サービス 可能です。ご年齢による入館制限はありません。 ただし、ほかのお客様にご迷惑がかかると判断された場合には、一時展示室からご退出願う場合があります。(係員にお申し出くだされば、再入場は可能です) また、館内が混雑している場合、安全のためにベビーカーのご利用をご遠慮願う場合があります。 ベビーベッド、授乳室があります。託児サービスはありません。 詳細は「アクセシビリティ」をご覧ください。 あります。 詳細は「アクセシビリティ」をご覧ください。 あります。 詳細は「アクセシビリティ」をご覧ください。 障害者手帳をお持ちの方と付添いの方(原則1名)は無料でご観覧いただけます。 ご来館の際に証明となる手帳を窓口にてご提示ください。 国立工芸館と石川県立歴史博物館の間の通路を直進、国立工芸館建物横にあります。(乗用車3台・無料) 予約はできません。 身体障害者補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)は、ご入館いただけます。 なお、ペットを連れてのご入館はご遠慮いただいております。 ありません。 前庭でのご集合をお願いします。 館内で無料無線LAN(Wi-Fi)をご利用いただけます。 あります。 詳細は「アクセシビリティ」をご覧ください。 館内ガイドは行っておりません。 展覧会 お客様により異なりますが、団体の場合は40分~1時間程度を一つの目安としてご想定ください。 展示室は3部屋です。 「展覧会とイベント」をご覧ください。 展示室入口にご用意しています。 また、開幕後は「展覧会とイベント」の各展覧会ページからもご覧いただけます。 常設展はありません。 国立工芸館では時期により、所蔵作品展または企画展のどちらかを開催しており、展示作品は展覧会ごとに変わります。なお、屋外に常設作品として、金子潤《untitled(13-09-04)》2013年・橋本真之《果樹園―果実の中の木もれ陽、木もれ陽の中の果実》1978-88年、があります。 所蔵作品と建物 「建物について」をご覧ください。 常設展示ではありません。 東京国立近代美術館が管理しています。 一般公開はしていません。 国立工芸館で保管しています。 常設はしていません。 撮影 展覧会により異なります。詳細は、館内掲示の写真撮影等の注意事項でご確認ください。 なお、撮影が可能な展覧会においては、下記の事項をお守りください。 作品および展示台にはお手を触れないでください。 フラッシュ、三脚、自撮棒は使用できません。 撮影禁止マークのある作品の撮影はご遠慮ください。 ほかのお客様の鑑賞を妨げないようご注意ください。 安全確保の為、撮影をお断りする場合があります。館内スタッフの指示にしたがってください。 動画の撮影は禁止としています。 私的使用目的に限り利用可能ですが、ご利用にあたっては利用者の責任においてお願いいたします。写真のご利用に関し、国立工芸館は一切の責任を負いません。 なお、撮影された写真の利用に際しては、下記の事項をご確認ください。 私的な利用に限ります。営利目的ではご利用になれません。 撮影された写真に他のお客様が写っている場合、その写真の公表にあたって写っている方の肖像権に触れる場合があります。ご注意ください。 ブログやSNS、写真共有サービス等での利用は、利用者の責任においてお願いします。 作品の画像はホームページ上でご覧いただく以外には、著作権法で定められた私的利用の範囲を超えて利用することはできません。 その他 可能です。 ただし、会場が混雑している場合などはお断りする場合がございます。また、他のお客様のご迷惑(鑑賞のさまたげになる位置に長時間とどまるなど)とならないよう、ご配慮ください。 なお、使用できる筆記用具は鉛筆のみです。 館内での飲食はご遠慮いただいております。 なお、国立工芸館にレストランやカフェはありません。 観覧料はかかりません。 展覧会をご覧にならなくてもご利用いただけます。 「ミュージアムショップ」をご覧ください。 まずハローダイヤル(050-5541-8600)までお問合せください。 看視業務を担当しているスタッフで、学芸員ではありません。 簡単な質問にはお答えできますが、作品の保全が主な業務であるため、混雑時など、状況によってはお答えできかねることがございます。 展示室内は展示する作品に応じた照度・温度・湿度を保ち、作品保護を第一としているため、展示室の環境が必ずしもお客様にとって快適でないことがあります。

No image

活動報告/研究紹介

当館と東京国立近代美術館は同じ母体により運営されています。活動報告/研究紹介は東京国立近代美術館のウェブサイトよりご覧いただけます。当サイト国立工芸館のウェブサイトを離れ、東京国立近代美術館へアクセスする場合は、以下のリンクをご利用ください。

Page Top