チケットの検索結果

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チケット

受付にて当日券を販売しています。また、滞在時間の制限はありませんが、会場内混雑時には入館制限を行うため、入館までお待ちいただく場合がございます。 国立工芸館では時期により、所蔵作品展または企画展のどちらかを開催しており、展示作品は展覧会ごとに変わります。 キャッシュレス決済 窓口での観覧券ご購入時には、現金のほか、各種キャッシュレス決済サービスがご利用いただけます。

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「現代イタリア美術展」チケット 印刷原稿

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「チームラボ 金沢城 光の祭」との相互割引のお知らせ

2023年11月3日(金・祝)より、「チームラボ 金沢城 光の祭」との相互割引を実施します(相互割引実施期間:2023年11月3日(金・祝)~11月26日(日))。窓口での観覧券購入時に、チケットまたはチケット半券をご提示ください。 ※割引は当日現地支払い分に限ります。※すでにご購入済みのチケットに対する差額の返金はできません。 「皇居三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室と石川 ー麗しき美の煌めきー」は団体料金・割引料金を適用 一般大学個人料金1,500円1,000円団体料金・割引料金1,200円800円※高校生以下は無料でご観覧いただけます。※大学生は「チームラボ 金沢城 光の祭」一般チケットと学生証を合わせてご提示ください。※11月3日(金・祝)文化の日は、割引料金でご鑑賞いただけます。 「チームラボ 金沢城 光の祭」は一般料金を200円引き 一般チケット(月~木)一般チケット(金・土・日・祝)通常料金1,600円1,800円相互割引料金1,400円1,600円※中高生料金・小学生料金の割引はありません。

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よくあるご質問

開館時間と交通案内 「アクセス」をご覧ください。 「アクセス」をご覧ください。 「アクセス」をご覧ください。 近隣文化施設との共用駐車場(約230台・無料)があります。 予約はできません。詳細は「アクセス」をご覧ください。 近隣文化施設との共用駐車場をご利用いただけますが、予約が必要です。 詳細は「アクセス」をご覧ください。 近隣文化施設との共用駐車場をご利用いただけます。 予約はできません。詳細は「アクセス」をご覧ください。 国立工芸館と石川県立歴史博物館の間の通路を直進、突き当り右手にあります。 建物入口に車/バスの横付けはできません。 最も入口から近い乗降場所は、国立工芸館と石川県立歴史博物館の間の通路です。 「アクセス」をご覧ください。 ありません。 タクシー利用ご希望の方は受付にご相談ください。 観覧料とチケット購入 展覧会により異なります。 詳細は「チケット」および「展覧会とイベント」の各展覧会ページをご覧ください。 所蔵作品展を開催中の場合は、国際博物館の日(5月18日)、文化の日(11月3日)が無料となります(休館日にあたる場合を除く)。 企画展を開催中の場合は、展覧会により異なります。詳細は「展覧会とイベント」の各展覧会ページをご覧ください。 「展覧会とイベント」の各展覧会ページおよび「会員制度・寄附」をご覧ください。 会場受付で当日券を販売しています。 お電話でのご予約は承っておりません。 20名以上のグループで来館される場合、事前のご連絡をお願いしています。 まずハローダイヤル(050-5541-8600)までお問合せください。 また、学校・教育団体の場合はまず「学校・教育関係」をご覧ください。 各種サービス 可能です。ご年齢による入館制限はありません。 ただし、ほかのお客様にご迷惑がかかると判断された場合には、一時展示室からご退出願う場合があります。(係員にお申し出くだされば、再入場は可能です) また、館内が混雑している場合、安全のためにベビーカーのご利用をご遠慮願う場合があります。 ベビーベッド、授乳室があります。託児サービスはありません。 詳細は「アクセシビリティ」をご覧ください。 あります。 詳細は「アクセシビリティ」をご覧ください。 あります。 詳細は「アクセシビリティ」をご覧ください。 障害者手帳をお持ちの方と付添いの方(原則1名)は無料でご観覧いただけます。 ご来館の際に証明となる手帳を窓口にてご提示ください。 国立工芸館と石川県立歴史博物館の間の通路を直進、国立工芸館建物横にあります。(乗用車3台・無料) 予約はできません。 身体障害者補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)は、ご入館いただけます。 なお、ペットを連れてのご入館はご遠慮いただいております。 ありません。 前庭でのご集合をお願いします。 館内で無料無線LAN(Wi-Fi)をご利用いただけます。 あります。 詳細は「アクセシビリティ」をご覧ください。 館内ガイドは行っておりません。 展覧会 お客様により異なりますが、団体の場合は40分~1時間程度を一つの目安としてご想定ください。 展示室は3部屋です。 「展覧会とイベント」をご覧ください。 展示室入口にご用意しています。 また、開幕後は「展覧会とイベント」の各展覧会ページからもご覧いただけます。 常設展はありません。 国立工芸館では時期により、所蔵作品展または企画展のどちらかを開催しており、展示作品は展覧会ごとに変わります。なお、屋外に常設作品として、金子潤《untitled(13-09-04)》2013年・橋本真之《果樹園―果実の中の木もれ陽、木もれ陽の中の果実》1978-88年、があります。 所蔵作品と建物 「建物について」をご覧ください。 常設展示ではありません。 東京国立近代美術館が管理しています。 一般公開はしていません。 国立工芸館で保管しています。 常設はしていません。 撮影 展覧会により異なります。詳細は、館内掲示の写真撮影等の注意事項でご確認ください。 なお、撮影が可能な展覧会においては、下記の事項をお守りください。 作品および展示台にはお手を触れないでください。 フラッシュ、三脚、自撮棒は使用できません。 撮影禁止マークのある作品の撮影はご遠慮ください。 ほかのお客様の鑑賞を妨げないようご注意ください。 安全確保の為、撮影をお断りする場合があります。館内スタッフの指示にしたがってください。 動画の撮影は禁止としています。 私的使用目的に限り利用可能ですが、ご利用にあたっては利用者の責任においてお願いいたします。写真のご利用に関し、国立工芸館は一切の責任を負いません。 なお、撮影された写真の利用に際しては、下記の事項をご確認ください。 私的な利用に限ります。営利目的ではご利用になれません。 撮影された写真に他のお客様が写っている場合、その写真の公表にあたって写っている方の肖像権に触れる場合があります。ご注意ください。 ブログやSNS、写真共有サービス等での利用は、利用者の責任においてお願いします。 作品の画像はホームページ上でご覧いただく以外には、著作権法で定められた私的利用の範囲を超えて利用することはできません。 その他 可能です。 ただし、会場が混雑している場合などはお断りする場合がございます。また、他のお客様のご迷惑(鑑賞のさまたげになる位置に長時間とどまるなど)とならないよう、ご配慮ください。 なお、使用できる筆記用具は鉛筆のみです。 館内での飲食はご遠慮いただいております。 なお、国立工芸館にレストランやカフェはありません。 観覧料はかかりません。 展覧会をご覧にならなくてもご利用いただけます。 「ミュージアムショップ」をご覧ください。 まずハローダイヤル(050-5541-8600)までお問合せください。 看視業務を担当しているスタッフで、学芸員ではありません。 簡単な質問にはお答えできますが、作品の保全が主な業務であるため、混雑時など、状況によってはお答えできかねることがございます。 展示室内は展示する作品に応じた照度・温度・湿度を保ち、作品保護を第一としているため、展示室の環境が必ずしもお客様にとって快適でないことがあります。

【ワークショップ】ファミリープログラム☆水のいろとかたちでスプラッシュ!

水のいろとかたちでスプラッシュ! 「水のいろ、水のかたち展」にちなみ、水のパワーがほとばしるメッセージカード作りに挑戦します。 9月2日(土)10:30~12:00 5歳~小学6年生のお子さんとその保護者※お子さんだけ、または大人だけのお申し込みはできません 24名(先着順/1家族につき5名分のチケット申込み可) 国立工芸館 2階多目的室 無料。ただし入館に際し「水のいろ、水のかたち展」観覧料が必要です。一般 300円 大学生 150円※高校生以下および18歳未満、65歳以上は観覧料も無料※その他の割引詳細は関連する展覧会「水のいろ、水のかたち展」からご確認ください。 ①10:15~10:30に国立工芸館に集合②「水のいろ、水のかたち展」を鑑賞し、カードデザインのヒントを集める③イベントルームへ移動してスプラッシュカードを作ります 主催・お問い合わせ 国立工芸館 教育普及室メール:kogei-edu2023@momat.go.jp

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学校・教育関係の方向けのプログラム

校外学習や授業・課題協力、また学校の先生を対象とした研修など、さまざまなプログラムをご紹介します。ご相談やお申込みもこちらのページからどうぞ。 近日開催のイベント ご相談・お申込み 授業協力や研修などは、1ヶ月前までにご相談ください。ご要望の視点や時間に応じて内容を組み立てることが可能です。また、ご来館当日の事前ガイダンス等もお受けしております。まずはお気軽にご相談ください。 *10名からお受けいたします。*会場都合等により、ご希望の日時にお受けできない場合がございます。*新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、当面の間、実施条件等の相談が必要です。来館1か月前までに、ご連絡ください。 お問合わせ: 国立工芸館教育普及室Eメール:cg-edu@momat.go.jp電話: 076-221-1956電話受付時間 月~金曜日10:00~17:00、祝日・振休を除く 申込書をダウンロード 団体来館 20名からお受けいたします。 ▼観覧のみのご予約、チケット購入等について電話:076-221-2020(代表)電話受付時間:月~金曜日10:00~17:00 *祝日・振休を除く 授業協力 ご来館前・ご来館のあとに 事前事後の学習にトークやゲームはいかがでしょう?経験豊富な国立工芸館ガイドスタッフがオンラインでお伺いします。 自由鑑賞だけだとちょっと心配? 学習テーマにあわせたワークシート等をご用意します。 工芸トークオンライン 工芸はなんといっても日本的な造形の基本。やがて世界にむかって飛び立っていく子どもたちと一緒に日本が誇るこの分野を味わいたい。けれど子どもたちと工芸をどんな風に向き合わせたらいいのだろう。専門用語もいっぱいで準備も大変そう…そんなときはぜひ「工芸トークオンライン」をお試しください。20年以上子どもたちとともに鑑賞し続けてきた工芸館が画面越しに学校におジャマして、工芸を深く楽しくご案内します。 教科横断や調べ学習にもぴったりなこの分野。ご来館の事前・事後授業はもちろん、工芸を題材として地域学習に展開させたり、主体的対話的な学びや協働的な学びを見据えて、子どもたちの発達段階に応じた切口を一緒に考えましょう。教員研修にもおすすめです。まずはお気軽にご相談ください。 教材・授業のヒント 鑑賞素材BOX(デジタル鑑賞教材) 作品の高精細画像を使って授業をしてみませんか?所蔵館を横断した取り合わせも可。作品の見どころや子どもたちの反応もご紹介しています。 アートカード ゲーム感覚でアートを体験。 もっとヒントを! 工芸・デザインで授業案や課題を検討中ですか?お気軽にご相談ください。 教員研修 研修@国立工芸館 作品分析や対話型鑑賞のノウハウなど、目的にあわせた時間数・内容で構成。5名からお受けいたします。実施の1ヶ月前までにご相談ください。 *新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、当面の間は対面での実施は見合わせております。オンラインでの実施もご希望の1ヶ月前までにご相談ください。 美術館を活用した鑑賞教育の充実のための指導者研修 主催:独立行政法人国立美術館 年に1回、小・中・高等学校、特別支援学校等の教員、美術館学芸員、指導主事が全国から一堂に会し、美術館を活用した鑑賞教育の充実のために研究討議を重ねてきました。各地の鑑賞教育や教育普及事業の実践にあたる人材の育成とともに、学校と美術館との地域連携の活性化を図ることを目的としています。 概要や実施報告についてはこちらをご覧ください。 先生のためのメールニュース 東京国立近代美術館と国立工芸館が学校や教職員を対象に実施するプログラムの情報をメールでお知らせします(不定期発行・年数回程度)。配信を希望される方は、下記の登録ページへのリンクよりフォーム画面へお入りいただきご登録ください。 新規登録・登録解除・アドレス変更 *ご登録いただいたメールアドレスは、情報メール配信のみに利用します。 ソーシャルストーリー 主に発達障害の方とその家族に向けて、どなたでも美術館を楽しみながら過ごすことができるよう、当事者や医療関係の専門家の協力を得ながら作成しました。 入館から退館までの様子が、写真や文章で説明された冊子です。建物の内外でのルールを事前に知ることで、見通しを持って、安心して過ごすことができます。 下記よりPDFファイルをダウンロードできるほか、学校向けに印刷版もご用意しています。(印刷冊子をご希望の場合は、教育普及室までお問い合わせください) 「Social Story(ソーシャルストーリー)はじめて美術館にいきます。」企画・編集:国立アートリサーチセンター編集:国立工芸館【問い合わせ】教育普及室 Eメール:cg-edu@momat.go.jp 電話:076-221-1956

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人間国宝 三輪壽雪の世界:萩焼の造形美

《鬼萩花冠高台茶碗 銘 命の開花》2003年 概要 萩焼の重要無形文化財保持者(人間国宝)で、96歳の今なお現役の陶芸家として活躍している三輪壽雪氏(十一代休雪)。萩の伝統的な素材や技法を忠実に守り、兄・十代休雪(後の休和)が探求し、萩焼に新境地をもたらした「休雪白」(*1)・純白の藁灰釉(*2)を引き継ぎ、自身の作陶に展開させて確立しました。 その80年に及ぶ作陶生活の集大成として、茶碗や花入、置物、水指など約180点を一堂に会し、4つの時代に分けて紹介します。大きな転機となった4つの時代ごとに作風や陶技を見比べることができ、萩焼の造形美に触れる絶好の機会となっています。 *1 きゅうせつしろ:藁灰釉を用いた純白の色調*2 わらばいゆう:釉薬の一種 《鬼萩花冠高台茶碗 銘 命の開花》2003年 [作品説明]「花冠高台」とは割高台部を花弁形に削って仕上げた壽雪氏独自の姿。「休雪」を改め「壽雪」の号とともに発表された。 ここが見どころ 壽雪氏の作風を顕著に表現しているのが代表作《鬼萩割高台茶碗》です。個性的な造形感覚に裏打ちされた作品の最新作は、山口県萩市の工房において、先日の2006年4月27日に窯詰め、29日に火入れ、5月6日に窯出しされ、今回の展覧会にも出品されます。成形や高台づくり、釉薬のいずれにおいても、今までの萩焼にはない壽雪氏独自の世界を表現した作品となっています。 《鬼萩割高台茶碗》2006年 [作品説明]壽雪氏96歳の最新作。素材、技法、造形が一体となった独自の造形を見せる<鬼萩割高台茶碗>の典型。 展覧会構成 (1)修業と「休」の時代兄・十代休雪(後の休和)に作陶の手ほどきを受けながら伝統の技を学んだ修業時代から、兄の後を継いで「休雪」を襲名するまでの間に制作された作品を紹介。中でも《白萩手桶花入》は初期の代表作として、その後の壽雪氏の活動を見る上で重要な作品です。 《白萩手桶花入》1965年 山口県立萩美術館・浦上記念館蔵 [作品説明]初期花入の代表作。大きく面をとった豪快な造形からは作者の意志が強く感じられる。 (2)十一代「休雪」襲名「休雪」襲名後から、萩焼の重要無形文化財保持者(人間国宝)になるまでの間に制作された作品を紹介。独自の造形を追及する姿勢は「休」の時代よりもさらに強く、水指の四角や菱形など、兄の造形とは一線を画します。 紅萩菱形水指 銘 花篝》1969年 [作品説明]白い化粧土を片方だけに掛けた伝統的な片身替わりの技法が用いられた水指。 (3)大器「鬼萩」の創生重要無形文化財保持者(人間国宝)認定後から、「壽雪」と号するまでの間に制作された作品を紹介。「鬼萩」とは、粗砂を混ぜた土で作られた作品のことで古くから技法として伝わっていましたが、壽雪氏は造形にも独自性を追求し、<鬼萩割高台茶碗>というスタイルを確立しました。 [作品説明]焼成時に炎や灰が直接かかる所に置かれた灰被りの花入。きれいなピンク色は窯変と呼ばれているが、すべてが偶然ではなく必然を求めた造形。 (4)「壽雪」造形の清雅「壽雪」と号してから制作された作品を紹介。この展覧会のために作られた新作11点も出品されます。 作家紹介 1910年 山口県萩市生まれ。中学卒業後、兄・十代休雪(後の休和)に師事し、萩焼を代表する窯のひとつ「三輪窯」の家業に励む。1955年 「休」と号して出品活動を開始。1967年 十一代休雪を襲名。1983年 兄・十代休雪に引き続き、萩焼の重要無形文化財保持者(人間国宝)となる。2003年 「休雪」号を長男に譲り、「壽雪」に改名。2006年 96歳となった今も現役の陶芸家として活躍している。 イベント情報 ギャラリートーク(当館研究員によるガイド) 日程: 2006年7月23日(日)時間: 14:00-場所: 工芸館会場*参加無料(入館に際しては観覧料が必要です)、申込不要 日程: 2006年8月13日(日)時間: 14:00-場所: 工芸館会場*参加無料(入館に際しては観覧料が必要です)、申込不要 日程: 2006年9月10日(日)時間: 14:00-場所: 工芸館会場*参加無料(入館に際しては観覧料が必要です)、申込不要 ギャラリートーク(当館研究員によるガイド) 日程: 2006年7月15日(土)~9月24日(日) 講演会「歴史の中の三輪壽雪」(仮称) 日程: 2006年9月3日(日)時間: 13:30-14:30場所: 東京国立近代美術館 地下1階 講堂金子賢治(当館工芸課長)*聴講無料、申込不要、先着150名 トーク&イベント トーク&デモンストレーション 日程: 2006年8月20日(日)時間: 13:30-15:00場所: 工芸館会議室*聴講無料、申込不要、先着35名(正午~ 整理券を配付します) 萩で活躍する陶芸家・兼田昌尚さんをお招きしてその造形思考を伺うとともに、制作のデモンストレーションをしていただきます。 三輪壽雪氏の作品(茶碗)による呈茶 会期中の土・日曜日および祝日 午後2時~4時30分/工芸館会場400円(茶菓代)*先着各50名(呈茶券は午前10時~当日分のみ販売します) タッチ&トーク(ボランティアによるガイド) 「さわってみようコーナー」で参考作品や工程見本などを手にとってご覧いただいた後、会場で見どころやエピソードをご紹介。こどもも一緒に楽しめるグループもあります。会期中の毎週水・土曜日 午後2時~/工芸館会場*参加無料(入館に際しては観覧料が必要です)、申込不要 ワークショップ「ワクワク!こども工芸館」 A.萩焼に挑戦! 萩の土で「夢のかたち」を作りましょう。8月3日(木) 8月4日(金) 岡田裕(陶芸家、山口県指定無形文化財保持者) 8月6日(日) 玉村登陽(陶芸家) B.こどもタッチ&トーク(ボランティアによるガイド) タッチ&トークの後、粘土を使って工作にも挑戦します。7月28日(金)・7月30日(日)*A、Bともに1時30分~4時参加無料(付添の方の入館に際しては観覧料が必要です)、事前申込制、抽選各12名応募方法希望イベント名・開催日・氏名(フリガナ)・学年・電話番号・住所を明記の上、「ワークショップ係」までお申込みください。〆切は7月14日(金)です。3歳~小学3年生対象:B 7月28日(金)・B 7月30日(日)小学4~6年生対象:A 8月3日(木)・A 8月6日(日)中学1~3年生対象:A 8月4日(金)E-mail→cg-edu@momat.go.jp または、Fax→03-3211-7783 (返信用Fax番号をお忘れなく)→詳細はこちら セルフガイド「たんけん!こども工芸館~鬼萩のひみつ」 会期中、来館していただいた小学生と中学生には、萩焼の魅力を楽しく学べるセルフガイドをプレゼントします。*申込不要 開催概要 東京国立近代美術館 工芸館 2006年7月15日(土)~9月24日(日) 午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで) 月曜日 (ただし、7月17日・9月18日は開館、それぞれ翌日休館) 一般800(600)円、大学生500(350)円高校生300(200)円 中学生以下無料( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。中学生以下,障害者(付添者は原則1名まで)の方は無料です(それぞれ入館の際,生徒手帳,健康保険証,運転免許証,障害者手帳等をご提示ください)。 前売チケット取扱:チケットぴあ、ファミリーマート、サークルK、サンクス(一部店舗を除く) 東京国立近代美術館、朝日新聞社 日本アイ・ビー・エム株式会社 茶道部、雪和会 山口県立萩美術館・浦上記念館:2006年10月7日(土)~11月26日(日)福岡三越:2007年1月2日(火)~1月14日(日)名古屋・松坂屋美術館:2007年2月7日(水)~2月18日(日)茨城県陶芸美術館:2007年4月21日(土)~6月24日(日)

岡部嶺男展:青磁を極める

概要 青瓷(青磁)は玉への憧れから中国で生まれたと言われているように、美しい釉色を特徴とするやきものです。産地や時代ごとにその色合いに変化が見られ、一口で語ることのできない広がりと奥の深さを持っています。日本の陶芸の世界では、個人作家としての制作が始まった大正時代末ごろから強い関心が寄せられ、これまでに多くの作家が素材や技法の研究を重ねてきました。岡部嶺男(1919~1990)は、その青瓷の世界に挑戦し、次々に格調高い青瓷作品を生み出して陶芸界に輝かしい足跡を残しました。 岡部は、陶磁器の産地として知られる愛知県瀬戸に、陶芸家・加藤唐九郎の長男として生まれ、子供のころから陶磁器に親しみました。1940年に21歳で入営し、復員後、本格的に作陶活動を再開すると、織部・志野・黄瀬戸・灰釉・鉄釉などの地元の伝統技法をもとに作域を広げていきます。なかでも器体の全面に縄文を施した織部や志野の作品は極めて独自性が強く、高い評価を得ました。その後、意欲的な作陶姿勢は青瓷の研究へと向けられ、厳しく凛とした器形に、しっとりとした艶のある不透明な釉調の〈粉青瓷〉、透明感ある釉調と青緑の釉色が美しい〈翠青瓷〉、そして、誰もが為し得なかった黄褐色の〈窯変米色青瓷〉など、世に「嶺男青瓷」と呼ばれる独特の釉調や釉色の青瓷釉をまとう作品を生み出したのです。 本展覧会は、その独創性に富んだ作陶活動を没後はじめて回顧し、初期から最晩年までの作品約170点を一堂に展観します。古典の単なる模倣に終わることなく、自らの美意識を作品に映し出すことに生涯をかけた、岡部嶺男という偉大な陶芸家の軌跡を辿ります。 《粉青瓷大砧》1969年 ここが見どころ 待望の初回顧展 岡部嶺男の展覧会は、1981年に開催されて以来、25年振りとなります。1981年の展覧会は生前におこなわれたこともあり、岡部の作陶の歴史のすべてを網羅していません。今回は、没後に高い支持を得ていながら実現できなかった初めての回顧展となり、全貌を紹介します。 《織部縄文瓶》1964年 《灰青瓷盌》1968年頃東京国立近代美術館蔵 作域は大きく三つ 岡部嶺男の作域は大きく三つに分けることができます。ひとつは、初期から1970年ごろまでです。出身地である愛知県瀬戸や近隣の美濃、全国の代表的な窯業地である備前や唐津などの陶技にもとづく作品の展開です。織部・志野・黄瀬戸・灰釉・鉄釉・備前・唐津・粉引・井戸手など、実に多彩な作域を見せます。 《紅志野縄文瓶》1956年 《灰釉窯変鉢》1960年ポーラ美術館蔵 《灰釉黒瓶子》1962年 青瓷を極める 1963年ごろからは前半期の作品展開と一転して、中国陶磁を範とする青瓷作品の展開が始まります。はじめは一重貫入の青瓷釉による作品を生み出しますが、しだいにその技に磨きがかけられ、青瓷と一口では語れないほどの多彩な展開を見せるようになります。中でも、二重貫入による粉青瓷、翠青瓷、窯変米色瓷は岡部嶺男を代表する青瓷作品となります。 《粉紅瓷砧》1965年ポーラ美術館蔵 《窯変米色瓷博山炉》1971年 《窯変米色瓷瓶》1973年 《窯変米色瓷双耳砧》1974年 天目作品 岡部嶺男の作品の中で初期から最晩年までつくり続けたものに天目があります。鉄釉を基本として生み出されるもので、最晩年には窯変による美しい天目を生み出し<嶺燦(れいさん)>と名付けました。 《窯変嶺燦盌》1987年 作家紹介 10月3日、愛知県瀬戸市窯神町の加納家に生まれる。 加納から加藤と改姓。 瀬戸窯業学校卒業。 東京物理学校中退、入営。 復員。作陶を再開する。 日展北斗賞受賞。 日本工芸会会員。 青瓷の研究が本格化する。 新宮殿梅の間に「粉青瓷砧」一対を収める 東京・日本橋高島屋にて回顧展。 脳出血のため自宅で倒れ、入院。右半身不随となるも一命をとりとめる。加藤から岡部と改姓。 東京・日本橋高島屋、名古屋・松坂屋にて「岡部嶺男展」を開催。 名古屋・松坂屋にて再起新作展を開催。 9月4日、呼吸不全のため死去。享年70。 イベント情報 ギャラリートーク 唐澤昌宏(当館主任研究員) 石﨑泰之(山口県立萩美術館・浦上記念館 学芸課主査) 森 孝一(日本陶磁協会 主任学芸員) 北村仁美(当館研究員) 各日とも14時~/工芸館会場参加無料(入館には展覧会チケットが必要です)・申込不要 シンポジウム 「岡部嶺男と工芸の近代」 2007年4月22日(日) 13:30- 美術館講堂(B1F) 金子賢治(当館工芸課長) 聴講無料・申込不要・先着150名*展覧会場の工芸館ではなく、本館の美術館で行います。 タッチ&トーク(ボランティアによるガイド) 毎週水・土曜日 14:00 – 工芸館会場 参加無料(入館には展覧会チケットが必要です) 会場でのトークと、参考作品や制作工程などを手にとっていただける「さわってみようコーナー」とでご案内します。 参加無料(入館には展覧会チケットが必要です) 開催概要 東京国立近代美術館 工芸館 2007年3月6日(火)~5月20日(日) 10時~17時(入館は閉館30分前まで) 月曜日 (3月26日・4月2日・4月30日は除く)*5月1日も振替休館せず、開館します。 一般800(700/600)円、大学生500(400/350)円、高校生300(250/200)円中学生以下・障害者と付添者原則1名は無料。*(  )内は前売/20名以上の団体料金。いずれも消費税込。*それぞれ入館の際、学生証、障害者手帳などをご提示ください。 *チケットは、チケットぴあ、ファミリーマート、サークルK、サンクスなど(一部店舗を除く)でも、取扱っています。前売券は3月5日まで/当日券Pコード 687-293 東京国立近代美術館、NHK、NHKプロモーション NHK中部ブレーンズ 松坂屋美術館(名古屋市) 2007年6月27日(水)~7月10日(火)岐阜県現代陶芸美術館(多治見市) 2007年7月14日(土)~9月30日(日)山口県立萩美術館・浦上記念館(萩市) 2007年10月17日(水)~12月6日(木)兵庫陶芸美術館(篠山市) 2007年12月15日(土)~2008年3月2日(日)茨城県陶芸美術館(笠間市) 2008年7月5日(土)~9月7日(日)

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工芸の力 21世紀の展望:開館30周年記念展 II

概要 現代の工芸は、長い歴史と伝統をふまえつつも、時代や社会の変化、さらには既存の造形芸術の影響を受けながら、工芸としての自立と拡張を目指して発展してきました。陶、ガラス、染織、漆、金属などの、いわゆる工芸の素材を出発点とした、その素材でしかつくり出すことができない造形世界を生み出す活動は、工芸の本質をあらためて問うとともに、さまざまな造形分野からも高い関心が寄せられています。 こうした工芸的なアプローチによる造形手法を「工芸的造形」と呼びますが、近年その活動はこれまでの工芸や美術の枠ではくくることのできない、その中間的な領域の作品を生み出し、新たな世界を構築しつつあります。それはまさに「工芸の力」であり、広い意味での現代美術を読み解くひとつのキーワードとして、これからの造形の世界でさらに注目されていくと思われます。 開館30周年を迎えた記念展 II では、こうした新しい造形を生み出す14名の作家の活動を通して21世紀の工芸世界を展望するとともに、その造形世界の魅力を紹介します。 髙見澤英子《Flower Shell》2004年 作家紹介 猪倉髙志 IKURA Takashi 岐阜県生まれ 多治見市陶磁器意匠研究所修了 「朝日現代クラフト展」入選 「高岡クラフトコンペ」入選 「「土から陶へ」の造形展-Part1:美濃」(ギャラリー目黒陶芸館、三重) 「やきものの現在」展(ギャラリーヴォイス、岐阜) 《立体の水 07-11》2007年 半磁土 北川宏人 KITAGAWA Hiroto 滋賀県生まれ 金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科彫刻専攻卒業 アカデミア美術学院カラーラ校彫刻科卒業 「NICAF」展(東京) 「もうひとつの楽園」展(金沢21世紀美術館、石川) 《TU07005-スキンヘッド(部分)》2007年 陶土、彩色 北村武資 KITAMURA Takeshi 京都府生まれ 中学校を卒業、京都西陣で製織業に従事 「第12回日本伝統工芸展」初出品 重要無形文化財「羅」の保持者に認定 重要無形文化財「経錦」の保持者に認定  「人間国宝 北村武資-織の美」展(群馬県立近代美術館) 《浅黄地透文羅裂地》1996年 絹、羅 塩谷良太 SHIOYA Ryota 東京都生まれ 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻卒業 「第7回岡本太郎記念現代芸術大賞展」出品(川崎市岡本太郎美術館、神奈川) 「豚をはさむ機械の嘘」展(exhibit LIVE[laiv]、東京) 筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻総合造形分野修了 個展(貸しはらっぱ音地・gallery韋駄天、東京) 《Ceramic Clip 007》2005年 陶土 須田悦弘 SUDA Yoshihiro 山梨県生まれ 多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業 個展「銀座雑草論」(銀座1‐4丁目パーキングメーター、東京) 個展「間」(ギャラリー小柳、東京) 「アジアの潜在力 海と島が育んだ美術」展(愛知県美術館、愛知)  「三つの個展」(国立国際美術館、大阪);「須田悦弘展」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、香川) 《葉》 2007年 木彫、彩色 高橋禎彦 TAKAHASHI Yoshihiko 東京都生まれ 多摩美術大学美術学部デザイン科立体デザイン専攻卒業後、立体デザイン専攻副手 グラスハウス・アム・ヴァサートゥルム工房(ドイツ)で制作 神奈川県相模原市津久井町に工房開設 「世界現代ガラス展」優秀賞受賞 多摩美術大学非常勤講師(~現在) 「非情のオブジェ:現代工芸の11人」展(東京国立近代美術館) 《WG-0》1986年 ガラス、真鍮、宙吹き、色被せ 髙見澤英子 TAKAMIZAWA Hideko 埼玉県生まれ 多摩美術大学デザイン科立体デザイン専攻卒業 バーナー・ワークの仕事を始める 個展(taギャラリー、東京) 「非情のオブジェ:現代工芸の11人」展(東京国立近代美術館) 《Flower Shell》2004年 ガラス、バーナー・ワーク 田口善明 TAGUCHI Yoshiaki 埼玉県生まれ 「第32回日本伝統工芸展」初入選 「第40回日本伝統工芸展」日本工芸会奨励賞受賞 「第43回日本伝統工芸展」東京都知事賞受賞 「第44回日本伝統工芸展」日本工芸会奨励賞受賞 「現代日本工芸展:素材と造形思考」(マレーシア・インドネシア) 《青貝蒔絵飾箱「緑葉」》1989年 漆、蒔絵、螺鈿 中島晴美 NAKASHIMA Harumi 岐阜県生まれ 大阪芸術大学デザイン科陶芸専攻卒業  「現代陶芸の若き旗手たち」展(愛知県陶磁資料館) 「現代日本工芸展:素材と造形思考」(マレーシア・インドネシア) 個展(ギャラリー目黒陶芸館、三重) 《WORK-0405》2004年 磁土 橋本真之 HASHIMOTO Masayuki 埼玉県生まれ 東京藝術大学工芸科鍛金専攻卒業 「現代日本工芸展:素材と造形思考」(マレーシア・インドネシア) 「アーティスト・プロジェクト・1-成長する造形・橋本真之」展(埼玉県立近代美術館)  「アルス・ノーヴァー現代美術と工芸のはざまに」展(東京都現代美術館) 「<素材×技術>からフォルムへ―布と金属」(茨城県つくば美術館、茨城) 《果樹園-果実の中の木もれ陽、木もれ陽の中の果実》1978-88年 銅版、鍛造、熔接 福本潮子 FUKUMOTO Shihoko 大阪府生まれ 京都市立美術大学西洋画科卒業 「第13回国際タピストリー・ビエンナーレ」(ローザンヌ州立美術館、スイス)['89,'92] 個展(ロッテルダムワールドミュージアム、オランダ) 「日本の工芸」展(ベイソン・ギャラリー、イギリス) 「<素材×技術>からフォルムへ―布と金属」(茨城県つくば美術館、茨城) 《青貝蒔絵飾箱「緑葉」》1989年 漆、蒔絵、螺鈿 前田昭博 MAETA Akihiro 鳥取県生まれ 大阪芸術大学工芸学科卒業 「MOA岡田茂吉賞展」優秀賞受賞 「第50回日本伝統工芸展」第50回展記念賞受賞 「京畿道世界陶磁ビエンナーレ」銅賞受賞(韓国) 日本陶磁協会賞受賞 《白瓷面取壺》1996年 磁土 三輪壽雪 MIWA Jusetsu 山口県生まれ 十一代休雪を襲名 重要無形文化財「萩焼」の保持者に認定 個展「十一代休雪改め 三輪壽雪 白心展」(日本橋三越、東京) 日本陶磁協会賞制定50年記念賞受賞 「萩焼の造形美 人間国宝 三輪壽雪の世界」(東京国立近代美術館ほか) 《鬼萩割高台茶碗》2006年 陶土 留守 玲 RUSU Aki 宮城県生まれ 多摩美術大学美術学部デザイン科立体デザイン専攻クラフトデザイン専修卒業 多摩美術大学大学院美術研究科修了後、同大学工芸学科金属プログラム助手(~'05) 個展(コンテンポラリーアートNIKI、東京) 個人工房設立  「<素材×技術>からフォルムへ―布と金属」(茨城県つくば美術館、茨城) 《潜熱さしひびき》 2003年 鉄、熔接 イベント情報 トーク・イベント (出品作家×研究員) 前田昭博×今井陽子 2007年12月16日(日) 14:00 ‐ 15:00 工芸館会場 北川宏人×金子賢治 2008年1月13日(日) 14:00 ‐ 15:00 工芸館会場 橋本真之×唐澤昌宏 2008年1月20日(日) 14:00 ‐ 15:00 工芸館会場 留守 玲×北村仁美 2008年2月3日(日) 14:00 ‐ 15:00 工芸館会場 出品作家と当館研究員の対談です。いずれも申込不要、聴講無料(ただし入館に際しチケットが必要)。 「タッチ&トーク」 工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム 会期中の毎週水・土曜日 14:00 – 15:00 工芸館会場 参加無料(ただし入館に際しチケットが必要)。 ※いづれも参加無料(一般の方・大学生は要観覧券)/申込不要 開催概要 東京国立近代美術館 工芸館 2007年12月14日(金)~2008年2月17日(日) 10:00~17:00(入館は閉館30分前まで) 月曜日(ただし12月24日、1月14日、2月11日は除く)12月25日(火)、1月15日(火)、2月12日(火)年末年始(12月29日~1月1日) 一般300円(150円)、大学生180円(90円)、高校生90円(50円) ○中学生以下、65歳以上、キャンパスメンバーズ、「MOMATパスポート」、障害者手帳等をお持ちの方(付添者は原則1名まで)は無料。○入館の際、学生証、障害者手帳等をご提示ください。○( )は20名以上の団体料金。消費税込。 1月2日(水)、1月6日(日)、2月3日(日)

共催展「青磁のいま-受け継がれた技と美 南宋から現代まで」

概要 青磁は、玉への憧れから中国で生まれた緑色を基調とした美しい釉色を特徴とするやきものです。 本展では、多くの人々を魅了してやまない中国・南宋時代の名品から、近代陶芸史に名を残す板谷波山や岡部嶺男などの物故作家の優品、さらには、先達たちから受け継いだ技術と精神を現代に生かす人間国宝や新進気鋭の若手作家の最新作まで、時代を映し出す青磁作品を通してその魅力に迫ります。 岡部嶺男 《粉青瓷大砧》 1969年 個人蔵 展覧会構成 日本に伝わり、発展した青磁のすべてを3部構成でご紹介します。 第1部 日本に伝わった中国古陶磁の名品を紹介し、陶芸家が手本とした青磁の原点を探ります。 国の重要美術品に指定されている、中国・元時代に浙江省の龍泉窯で作られた《青磁刻花文盤》を展示予定です。 《青磁袴腰香炉》龍泉窯 南宋時代(13c) 個人蔵 《青磁鳳凰耳瓶》龍泉窯 南宋時代(13c)大阪市立東洋陶磁美術館蔵 《青磁玉壺春形瓶》龍泉窯 元時代(14c)個人蔵 《米色青磁下蕪形瓶》官窯 南宋時代(12-13c)個人蔵 第2部 近代陶芸史に名を残す著名な陶芸家が生み出した個性豊かな青磁作品を紹介します。なかでも、青磁における表現の可能性を大きく発展させた岡部嶺男の作品にクローズアップし、その功績を検証します。 【出品作家】石黒宗麿、板谷波山、初代宇野宗甕、岡部嶺男、河井寛次郎、小森忍、清水卯一、初代諏訪蘇山、三代清風与平、三浦小平二、初代宮川香山 板谷波山 《青磁蓮花口耳付花瓶》 1944出光美術館蔵 岡部嶺男 《窯変米色瓷博山炉》 1971個人蔵 清水卯一 《青磁大鉢》 1973東京国立近代美術館蔵 三浦小平二 《青磁色絵曼荼羅大皿》 1985東京国立近代美術館蔵 第3部 人間国宝から新進気鋭の若手作家まで、現役で活躍する10名の陶芸家の現在(いま)の青磁作品を展示し、その奥深さを紹介するとともに青磁というやきものに込められた陶芸家の想いを探ります。 【出品作家】青木清高、浦口雅行、川瀬忍、神農巌、高垣篤、津金日人夢、中島宏、深見陶治、福島善三、若尾経 中島 宏 《青瓷線彫文平鉢》 2005東京国立近代美術館蔵 髙垣 篤 《茜青瓷-屹立》 2005東京国立近代美術館蔵 川瀬 忍 《青磁大鉢「滄浪」》 2010個人蔵 深見陶治 《屹》 2012-14 個人蔵 神農 巌 《堆磁線文壺》 2012 個人蔵 カタログ情報 青磁のいま - 受け継がれた技と美 南宋から現代までCeladon Now: Techniques and Beauty Handed Down from Southern Sung to Today ミュージアムショップにてカタログ好評発売中!2014年刊行/A4変形版166ページ イベント情報 アーティストトーク 出品作家の作品や活動を振り返りながら、さまざまなお話をうかがいます。場所: 工芸館会場※いずれも申込不要、参加無料(要観覧券) 福島善三(出品作家) 2014年9月28日(日) 14:00‐15:00 浦口雅行(出品作家) 2014年10月12日(日) 14:00‐15:00 深見陶治(出品作家) 2014年11月2日(日) 14:00‐15:00 中島宏(出品作家) 2014年11月16日(日) 14:00‐15:00 ギャラリートーク 当館研究員が鑑賞のポイントを分かりやすく解説します。 場所: 工芸館会場※申込不要、参加無料(要観覧券) 唐澤昌宏(当館工芸課長) 2014年9月14日(日) 14:00 ‐ 15:00 タッチ&トーク 工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。注目の若手作家から人間国宝が手がけた作品や制作工程資料などに触れながら鑑賞する〈さわってみようコーナー〉と、時代背景や作家の情報などの豊富なエピソードをまじえて作品のみどころをご紹介する会場トークとの2部構成で、さまざまな角度から展覧会をご案内します。 会期中の毎週水・土曜日*2015年1月3日(土)はタッチ&トークをお休みします。 14:00 – 15:00 工芸館会場 ※申込不要、参加無料(要観覧券) 開催概要 東京国立近代美術館 工芸館 2014年9月13日(土)~11月24日(月) 10:00-17:00(入館は閉館30分前まで) 休館日:月曜日(9月15日、10月13日、11月3日、24日は開館)、9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火) 一般900円(600円) 大学生500円(350円) 高校生300円(200円)※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢のわかるもの、障害者手帳をご提示ください。 ※キャンパスメンバーズ加入校の学生は350円、教職員は600円でご覧いただけます。入館の際、学生証または教職員証をご提示ください。 「菱田春草展」(東京国立近代美術館本館、9/23~11/3)、「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」(上野の森美術館、9/13~11/9)との相互割引を実施! 「菱田春草展」、「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」観覧券(半券可/招待券を除く)を本展チケット売り場でご提示いただくと、本展当日券が一般100 円引き、高大生50円引きになります。また、本展観覧券(半券可/招待券を除く)で「菱田春草展」、「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」一般当日券はどちらも100 円引き、大学生・高校生は「北斎」は100円引き、「菱田春草展」は50円引きに! ※割引の併用はできません。※一枚につき、一回限りご利用頂けます※「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」は、上野の森美術館(上野)での開催となります。ご注意ください。※それぞれの展覧会の会期や休館日、開館時間は異なりますので、事前にご確認ください。 割引料金の詳細(PDF)はこちら 11月3日(月・祝)文化の日 東京国立近代美術館、NHK、NHKプロモーション NHKプラネット中部 2015年3月7日(土)~ 5月24日(日)  兵庫陶芸美術館2015年6月13日(土)~ 8月16日(日)  静岡市美術館2015年10月10日(土)~11月29日(日) 山口県立萩美術館・浦上記念館

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