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現代の眼 オンライン版 資料紹介(寄贈報告)|日本クラフトデザイン協会旧蔵資料
戻る日本クラフトデザイン協会(JCDA)は、クラフトデザインの普及を図り産業の発展と人々の生活文化の向上に寄与することを目的として、1956年に日本デザイナークラフトマン協会として発足しました。1976年には日本クラフトデザイン協会と改称し、日本のクラフトデザインをけん引してきましたが、2021年6月21日に解散しました。
解散に際し、これまで日本クラフトデザイン協会で保管していた資料をまとめて国立工芸館に寄贈いただきました。
今回は、それら寄贈資料を種別ごとに分けて簡単にご紹介します。
なお、今回ご紹介する資料は、寄贈資料のうち日本クラフトデザイン協会に関連したものに限りました。さらに、寄贈いただいた資料の一部はすでに所蔵していたため、東京国立近代美術館アートライブラリへ寄贈しましたが、これらの資料につきましても割愛いたしました。
今回含まれなかった寄贈資料につきましては、こちらをご参照ください。
1.日本クラフト展カタログ、展覧会関連資料
日本クラフトデザイン協会主催の展覧会(1960年~1973年まで日本ニュークラフト展、1974年~1985年まで暮らしを創るクラフト展、1986年~2020年まで日本クラフト展)カタログと関連資料です。関連資料はファイリングされひとつにまとめられています。
2 日本クラフトデザイン協会企画展カタログ
日本クラフトデザイン協会が企画した展覧会(日本で開催された日本クラフトデザイン協会会員展と海外で開催された交流展)のカタログです。
3 作品集・記念誌等
1959年に松屋銀座に設立されたクラフトセクションに関連する作品集や、協会10周年~40周年の記念誌、記念展覧会のカタログです。
4 会報誌
日本クラフトデザイン協会が発行していた会報です。何度か誌名変更を行っていますが、1956年から2020年まで継続して刊行されていました。
5.日本クラフトデザイン協会・ビデオライブラリー
1990年から1995年にかけて日本クラフトデザイン協会によって制作された作家の記録映像です。現在のところ一般公開はしていませんが、今後、公開に向けて設備などを整えていきたいと考えています。
また、付属資料として映像リストと販売用ビデオラベルが収められたファイルも寄贈されました。
(『現代の眼』638号)
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