展覧会

会期終了 企画展

窓展:窓をめぐるアートと建築の旅

会期

会場

東京国立近代美術館本館企画展ギャラリー

はじめに

窓をめぐるアートと建築の旅に、さあ出かけよう。

マティスやクレー、デュシャンなど20世紀美術の巨匠から、リヒターやティルマンスなどの現代美術、ル・コルビュジエやカーンら建築家の作品まで。

ジャンルを超えて集まった、58作家、115点をご紹介します。

わたしたちのくらしにとって窓はほんとうに身近なもの。それは光や風を室内に取り入れながら、寒さや暑さからわたしたちを守ってくれます。また、室内にいるわたしたちに外の世界の新鮮な眺めをもたらしてくれます。

「窓学」を主宰する一般財団法人 窓研究所とタッグを組んで行われるこの展覧会では、アンリ・マティスの絵画からカッティングエッジな現代美術、また美術の枠を飛び出して世界の窓の歴史まで、さまざまな切り口で窓についてご紹介します。美術家たちが愛し、描いた窓辺の情景や、日常生活に活かせる窓の知識などが、ジャンルを横断して会場に並びます。きれいな作品、楽しい作品、どきっとする作品、考えさせられる作品。さまざまなタイプの作品があるので、誰でもきっとお気に入りがみつかるはず。

展示室を後にしたとき、いつもの窓がちょっと違って見える―― そんな機会になればと願っています。

見どころ

1. アンリ・マティス、ピエール・ボナール、パウル・クレー、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、マルセル・デュシャン、マーク・ロスコ、ロイ・リキテンシュタイン・・・20世紀美術の名作がぜいたくに並びます。

2. 美術館前庭には藤本壮介《窓に住む家/窓のない家》が出現。名作《House N》(2012)の大型コンセプト・モデルです。

3. 東北大学五十嵐太郎研究室制作、全長12メートルの窓と建築とアートの歴史をたどる年表を展示。加えて建築家のドローイングや貴重書をご紹介します。

4. ローマン・シグネール、ヴォルフガング・ティルマンス、ホンマタカシなど、現代美術の作品もたっぷり展示。8枚の大きなガラスに思いがけないイメージが映り込む、ドイツの巨匠、ゲルハルト・リヒターの《8枚のガラス》は必見です。

5. タデウシュ・カントル、ユゼフ・ロバコフスキ、ズビグニエフ・リプチンスキと、ふだんあまり見る機会のないポーランドのアーティストの作品をご紹介。新しい発見がたくさんあります。

6. 新しい発見といえば、思いがけずこんなにかわいらしい作品も。パリの暮らしを描いた茂田井武の画帖〈ton paris〉でほっこりしてみませんか。

7. アーティスト・ユニット、西京人の《第3章:ようこそ西京に―西京入国管理局》は、係員に「あること」をして見せないと先に進めません。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

開催概要

会場

東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー

会期

2019年11月1日(金)~2020年2月2日(日)

開館時間

10:00-17:00 (金曜・土曜は10:00-20:00)
*入館は閉館30分前まで

休館日

月曜日(11月4日、12月2日、1月13日は開館)、11月5日[火]、年末年始(12月28日[土]-2020年1月1日[水・祝])、1月14日[火]

観覧料

当日券
一般 1,200(900)円
大学生 700(500)円

  • いずれも消費税込。
  • ( )内は20名以上の団体料金。
  • 高校生以下および18 歳未満、障害者手帳をご提示の方とその付添者( 1 名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。
  • キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。
  • 本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMATコレクション」もご覧いただけます。
  • 同時開催「鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開」セット券(一般 1,500円、大学生 800円)もございます。
無料観覧日

11月3日[日・祝]文化の日

主催

東京国立近代美術館、一般財団法人 窓研究所

共催

東京新聞

助成

スイス・ プロ・ヘルヴェティア 文化財団 、 アダム・ミツキェヴィッチ・インスティテュート/culture. pl /jp

後援

在日スイス大使館、ポーランド広報文化センター

学術協力

五十嵐太郎(東北大学教授/建築史・建築批評家/「窓学」総合監修)

巡回

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2020年7月11日(土)~9月27日(日)

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