展覧会

会期終了 企画展

大竹伸朗展

会期

会場

東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー、2Fギャラリー4

はじめに

大竹伸朗(1955-)は、1980年代初めに華々しくデビューして以来、絵画、版画、素描、彫刻、映像、絵本、音、エッセイ、インスタレーション、巨大な建造物に至るまで、猛々しい創作意欲でおびただしい数の仕事を手掛け、トップランナーであり続けてきました。近年ではドクメンタ(2012)とヴェネチア・ビエンナーレ(2013)の二大国際展に参加するなど、現代日本を代表するアーティストとして海外でも評価を得ています。

今年で開館70周年を迎える東京国立近代美術館でついに開催される大竹伸朗の回顧展は、国際展に出品した作品を含むおよそ500点を7つのテーマに基づいて構成します。あらゆる素材、あらゆるイメージ、あらゆる方法。作者が「既にそこにあるもの」と呼ぶテーマのもとに半世紀近く持続してきた制作の軌跡を辿るとともに、時代順にこだわることなく作品世界に没入できる展示によって、走り続ける強烈な個性の脳内をめぐるような機会となるでしょう。

「大竹伸朗展」ポスタービジュアル

見どころ

16年ぶりの大回顧展

2006年に東京都現代美術館で開催された「全景 1955-2006」以来となる大規模な回顧展。半世紀近くにおよぶ創作活動を一挙にご紹介します。

およそ500点の圧倒的なボリュームと密度

最初期の作品から近年の海外発表作、そしてコロナ禍に制作された最新作まで、およそ500点の作品が一堂に会します。小さな手製本から巨大な小屋型のインスタレーション、作品が発する音など、ものと音が空間を埋め尽くします。

7つのテーマで体感する作品世界

7つのテーマ「自/他」「記憶」「時間」「移行」「夢/網膜」「層」「音」に基づいて構成。時代順にこだわることなく大竹の作品世界に没入し、その創作のエネルギーを体感できる空間が出現します。

プロフィール

1955年東京都生まれ。主な個展に熊本市現代美術館/水戸芸術館現代美術ギャラリー (2019)、パラソルユニット現代美術財団(2014)、高松市美術館 (2013)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 (2013)、アートソンジェセンター (2012)、広島市現代美術館/福岡市美術館 (2007)、東京都現代美術館 (2006)など。また国立国際美術館(2018)、ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート(2016)、バービカン・センター(2016)などの企画展に出展。ハワイ・トリエンナーレ(2022)、アジア・パシフィック・トリエンナーレ(2018)、横浜トリエンナーレ(2014) 、ヴェネチア・ビエンナーレ(2013)、ドクメンタ(2012)、光州ビエンナーレ(2010)、瀬戸内国際芸術祭(2010、13、16、19、22) など多数の国際展に参加。また「アゲインスト・ネイチャー」(1989) 、「キャビネット・オブ・サインズ」(1991)など歴史的に重要な展覧会にも多く参加している。
大竹伸朗ウェブサイト

©︎Shinro Ohtake, photo by Shoko

作品リスト

大竹伸朗展ではアプリで作品リスト、セクション解説、音作品を提供しています。ご来場前のインストールをお勧めしています。

ご利用手順

  1. アプリストアから「Catalog Pocket」をインストール
    iOS (App Store)
    Android (Google play)
  2. アプリを起動して「大竹伸朗展」で検索
  • 本アプリは展示室の外でも利用できます。
  • 展示室内ではイヤホンをご利用ください。
  • 館内では無料Wi-Fi(momat-free-wifi)が使えます。

簡易作品リスト・会場マップはPDF版もございます。ぜひご利用ください。

カタログ

価格:2,700円(税込み)
言語:日本語、英語(一部)
仕様:新聞フォーマット3冊(各16ページ)、B全シート1枚(16面)、パノラマシート3冊(各8ページ)、冊子1冊(128ページ)

内容
1 「自/他」「記憶」「時間」
2 「時間」「移行」「夢/網膜」「層」
3 「層」「音」
4 「モンシェリー:スクラップ小屋としての自画像」
5 「自/他」「記憶」
6 「スクラップブック #01-#71、1977-2022」
7  自作本
8  テキスト+資料

8  テキスト+資料 目次
テキスト

大竹伸朗、四角い倍音|成相 肇
大竹伸朗 音とモンタージュのキャリア|バーバラ・ロンドン
大竹伸朗の「ビル景」と香港|ドリュン・チョン
臨界量(クリティカルマス)|聞き手:マッシミリアーノ・ジオーニ

音 資料
ノートルダム・ホールにおける「クルバ・カポル」パフォーマンス 1980年6月19日(木)
live ones! 1985 オックスフォード近代美術館 1985年6月7日
JUKE/19. 活動の記録
十九の春|大竹伸朗
《ダブ平&ニューシャネル》活動の記録
大竹伸朗「音」作品の系譜

大竹伸朗 略歴
参考文献
コミッション・ワーク
本カタログ掲載作品に関する作家エッセイ自選リスト
作品リスト

開催概要

会場

東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー、2Fギャラリー4

会期

2022年11月1日(火)~2023年2月5日(日)

休館日

月曜日(ただし1月2日、9日は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)、1月10日(火)

開場時間

10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)
*入館は閉館30分前まで

観覧料

一般  1,500円(1,300円)
大学生 1,000円(800円)

  • ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
  • 高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。
  • キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。
  • 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)もご覧いただけます。
主催

東京国立近代美術館、日本テレビ放送網

協賛

株式会社ベネッセホールディングス、公益財団法人 福武財団
株式会社オニオン新聞社、一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン

特別協力

TAKE NINAGAWA

後援

J-WAVE

巡回

愛媛県美術館 2023年5月3日(水・祝)-7月2日(日)
富山県美術館 2023年8月5日(土)-9月18日(月・祝)[仮]

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