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ヒルマ・アフ・クリント展
抽象絵画の先駆者、ヒルマ・アフ・クリント(1862–1944)のアジア初となる大回顧展です。スウェーデン出身の画家アフ・クリントは、ワシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンら同時代のアーティストに先駆け、抽象絵画を創案した画家として近年再評価が高まっています。彼女の残した 1,000点を超える作品群は、長らく限られた人々に知られるばかりでした。1980 年代以降、ようやくいくつかの展覧会で紹介が始まり、21世紀に入ると、その存在は一挙に世界的なものとなります。2018年にグッゲンハイム美術館(アメリカ、ニューヨーク)で開催された回顧展は同館史上最多*となる60 万人超もの動員を記録しました。*2019年時点 本展では、高さ3mを超える10点組の絵画〈10の最大物〉(1907年)をはじめ、すべて初来日となる作品約140点が出品されます。代表的作品群「神殿のための絵画」(1906–15年)を中心に、画家が残したスケッチやノート、同時代の秘教思想や女性運動といった多様な制作の源の紹介をまじえ、5章立ての構成により画業の全貌をご覧いただきます。 ヒルマ・アフ・クリント(1862-1944) ヒルマ・アフ・クリントはスウェーデンの裕福な家庭に育ち、王立芸術アカデミーを優秀な成績で卒業、職業画家として活動しました。一方で神秘主義などの秘教思想やスピリチュアリズムに傾倒し、交霊術の体験を通してアカデミックな絵画とは異なる抽象表現を生み出します。表現の先駆性や緻密な体系性など、モダン・アート史上、きわめて重要な存在として評価されています。 見どころ すべて日本初公開。「神殿のための絵画」をはじめ約140点で画業の全貌を明らかに 画家の存命中、および死後も長らく、ほとんど展示されることのなかった作品約140点が一堂に。ヒルマ・アフ・クリントの今日の評価を決定づけた代表的作品群「神殿のための絵画」(1906–15年)を中心に、ノートやスケッチなども展示し、画家の制作の源泉を探るとともに、画業の全貌をご紹介します。 圧巻の大作〈10の最大物〉で体感する無限の創造力 本展のハイライトは、代表的作品群「神殿のための絵画」のなかでも異例の巨大なサイズで描かれた〈10の最大物〉(1907年)。人生の四つの段階(幼年期、青年期、成人期、老年期)を描いた10点組の大作で、高さは3メートルを超えます。多様な抽象的形象、画面からあふれでてくるようなパステルカラーの色彩、そして圧倒的なスケールは、観る者を一瞬で引き込み、まるで異空間を漂うかのような唯一無二の体験に誘います。 章立て・主な展示作品 1章 アカデミーでの教育から、職業画家へ ヒルマ・アフ・クリントは1862年10月26日、ストックホルム(スウェーデン)の裕福な家庭の第四子として生まれました。父親のヴィクトルは海軍士官で、天文学、航海術、数学などが身近にある環境は、後のアフ・クリントの制作に大きな影響を与えます。 1882年、アフ・クリントは王立芸術アカデミーに入学、正統的な美術教育を受けることになります。アカデミーは1864年より本格的に女性の入学を認めていたとはいえ、女性のアーティストは当時のスウェーデンではまだ数少ない存在でした。在学中に制作された人体デッサンにおける正確な形態把握、あるいはこの時期に制作されたと思われる植物図鑑のように緻密な写生などからは、彼女が習得した技術の高さを見て取ることができます。 1887年、アカデミーを優れた成績で卒業したアフ・クリントは、主に肖像画や風景画を手がける職業画家としてのキャリアを順調にスタートします。また児童書や医学書の挿画に関わったり、後にはスウェーデン女性芸術家協会(1910年発足)の幹事という実務的な仕事を担ったりと、多方面で活躍を見せました。 2章 精神世界の探求 ヒルマ・アフ・クリントがスピリチュアリズム(心霊主義:人は肉体と霊魂からなり、肉体は消滅しても霊魂は存在し続け、現世へ働きかけてくるという思想)に関心を持ち始めたのは1879年頃、彼女が17歳の時とされています。アカデミーでの美術教育(1882–1887年)と並行しながら、スピリチュアリズムはアフ・クリントの思想や表現を形成し、決定づける要因となっていきます。当時のストックホルムには秘教的思想を信奉する団体がいくつか存在していました。特に影響を受けたのは、ヘレナ・ブラヴァツキー(1831–91)が提唱し、世界的に受容された神智学(しんちがく)でした。アフ・クリントは瞑想や交霊の集いに頻繁に参加し、知識を深めていきます。 1896年、特に親しい4人の女性と「5人(De Fem)」というグループを結成し、以降、1908年頃まで活動しました。彼女たちは交霊術におけるトランス状態において、高次の霊的存在からメッセージを受け取り、それらを自動書記や自動描画によって記録しました。残されたドローイングの数は膨大で、波線の連なりが続くシンプルなものから、植物、細胞、天体など具体的なモチーフが認められるものなどヴァリエーションも多岐にわたります。アフ・クリントはこの体験を通じて、自然描写に根ざしたアカデミックなトレーニングを離れ、新しい視覚言語を生み出し始めます。 3章 「神殿のための絵画」 1904年、アフ・クリントは「5人」の交霊の集いにおいて、高次の霊的存在より、物質世界からの解放や霊的能力を高めることによって人間の進化を目指す、神智学的教えについての絵を描くようにと告げられます。この啓示によって開始されたのが、全193点からなる「神殿のための絵画」です。 「神殿のための絵画」は途中4年の中断期間を挟みつつ、1906年から1915年まで約10年をかけて制作されました。サイズ、クオリティ、体系性、すべての面からアフ・クリントの画業の中核をなす作品群で、〈原初の混沌〉〈エロス〉〈10の最大物〉〈進化〉〈白鳥〉といった複数のシリーズやグループから構成されています。円や四角形といった幾何学図形、花びらや蔓といった植物由来の装飾的モティーフ、細胞、天体を思わせる形態など、実に多様な要素から構成されたこれらの作品群は、そのすべてが、眼に見えない実在の知覚、探求へと向けられています。 〈10の最大物〉 1907年、アフ・クリントは、人生の4つの段階(幼年期、青年期、成人期、老年期)についての「楽園のように美しい10枚の絵画」を制作する啓示を受けます。乾きの早いテンペラ技法*でわずか2か月のうちに巨大なサイズの10点は描かれました。技法やサイズなど、彼女がかつて賞賛したルネサンス期イタリアの祭壇画が持つ荘厳さを彷彿とさせます。 *テンペラ技法:卵などを固着剤として使った絵具で描く西洋絵画の伝統的な技法 アフ・クリントの生きた時代において、彼女が探求した眼に見えない実在とは、精神世界にのみ関わる重要事ではありませんでした。たとえばトーマス・エジソン(1847–1931)やニコラ・テスラ(1856–1943)による電気に関わる発明、ヴィルヘルム・レントゲン(1845–1923)によるX 線の発見、キュリー夫妻(ピエール[1859–1906]、マリー[1867–1934])による放射線の研究など、19世紀後半から20世紀初頭にかけて展開された科学分野における画期的な発明や発見の数々もまた、肉眼では見ることのできない世界の把握に関わるものでした。この時代のスピリチュアリズムなど神秘主義的思想には、こういった科学的実践と共通する探求として、関心が寄せられていた側面があるのです。 この精神的・科学的探究が、20世紀初頭の芸術運動、とりわけ抽象的、象徴的な表現に与えた影響は絶大なものでした。精神的世界と科学的世界、双方への関心を絵画として具現化した「神殿のための絵画」の存在こそ、アフ・クリントが今日、モダン・アートにおける最重要作家の一人として位置づけられる所以です。 〈白鳥〉 具象的な白鳥が抽象的、幾何学的形状に変化し、最後再び具象性に回帰するプロセスが全24点で表現されます。具象と抽象、光と闇、生と死、雄と雌といったアフ・クリントの関心事である二項対立とその解消が、さまざまなレベルで展開していきます。 4章 「神殿のための絵画」以降:人智学への旅 「神殿のための絵画」を1915年に完結させた後、アフ・クリントの制作は、いくつかの展開を見せます。1917 年の〈原子シリーズ〉や1920年の〈穀物についての作品〉などは、自然科学と精神世界双方への関心や、眼に見えない存在の知覚可能性という点において「神殿のための絵画」に連なるものですが、表現としては、より幾何学性や図式性が増しているのが特徴です。 1920年に介護していた母親が亡くなると、以前より関心を寄せていた神智学から分離独立した「人智学(じんちがく)」への傾倒を深め、1920年から30年にかけて人智学の本拠であるドルナッハ(スイス)に幾度も長期滞在します。人智学の創始者ルドルフ・シュタイナー(1861–1925)に、思想面だけでなく作品制作でも強い影響を受けたアフ・クリントは、幾何学的、図式的な作品から、水彩のにじみによる偶然性を活かし、色自体が主題を生み出すような作品へとその表現を変化させていきました。 5章 体系の完成へ向けて 1920年代に始まる水彩を中心とした制作は、人智学や宗教、神話に関わるような具体的モティーフを回帰させながら、晩年まで続きます。なかには《地図:グレートブリテン》のように、上空から見たイギリスへ、南東(ドイツ)から不吉な風を吹きかける人物が描かれた、後の第二次世界大戦を思わせるような予言的作品も残しています。 制作の一方で、1920年代半ば以降、アフ・クリントは自身の思想や表現について記した過去のノートの編集や改訂の作業を始めます。アフ・クリントの後半生においては、この編集者的、アーキビスト的作業が、あるいは制作以上に大事な仕事であったのではないかとも思われます。特に注目すべきは「神殿のための絵画」を収めるための建築物の構想です。制作が完了してからすでに15年以上経過した1930年代にもなお、作品を収める理想のらせん状の建築物について記し、建物内部の具体的な作品配置計画の検討も重ねていました。この神殿が実現することはありませんでしたが、こういった自らの思想の絶えざる編集と改訂の作業は、絵画制作を含むアフ・クリントの仕事全体が、いかに厳密な体系性を目指していたかの証左となるものでしょう。 1944年、1,000点をはるかに超える作品やノート類の資料などすべてを甥に託し、アフ・クリントは81歳の生涯を閉じました。 カタログ ヒルマ・アフ・クリント展 図録 刊行日:2025年3月4日価格:3,850円(税込) 仕様:A4変型、無線綴じオープンバック製本頁数:288ページ 言語:日本語、英語 発行:日本経済新聞社 目次 彼方よりの絵画|三輪健仁(東京国立近代美術館) 図版 1 章 アカデミーでの教育から、職業画家へ 2 章 精神世界の探求 3 章 「神殿のための絵画」4 章 「神殿のための絵画」以降:人智学への旅5 章 体系の完成へ向けて 認識の階梯:ヒルマ・アフ・クリントの絵画|岡﨑乾二郎(造形作家、評論家) 資料 ストックホルムの人智学協会におけるヒルマ・アフ・クリントの講演(1924 年12月6日頃) 人智学協会における絵画作品の紹介に際しての前置き(1937年4月16日) ヒルマ・アフ・クリントとその作品 年譜主要参考文献 作品リスト 展示風景 撮影:三吉史高 開催概要 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー 2025年3月4日(火)~6月15日(日) 月曜日(ただし3月31日、5月5日は開館)、5月7日 10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00) 入館は閉館の30分前まで 一般 2,300円(2,100円)大学生 1,200円(1,000円)高校生 700円(500円) ( )内は20名以上の団体料金、ならびに前売券料金(販売期間:1月21日~3月3日)。いずれも消費税込み。 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)、コレクションによる小企画「フェミニズムと映像表現」(2Fギャラリー4)もご覧いただけます。 東京国立近代美術館の窓口では会期中の開館日に限り当日券を販売いたします。前売券の販売はございません。 前売券やスペシャルチケット、オンラインチケットや各種プレイガイドでのご購入方法は本展公式サイトをご確認ください。 下記の美術展・映画との相互割引を実施。チケット売り場でご購入の際、チケット/半券のご提示で、1枚につきヒルマ・アフ・クリント展当日券1枚を100円割引いたします。 美術展 「西洋美術、どこから見るか?」国立西洋美術館(上野公園) 「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」サントリー美術館(六本木) 「異端の奇才―ビアズリー」三菱一号館美術館(丸の内) 「ミロ展」東京都美術館(上野公園) 「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」東京都現代美術館(木場公園)※4/29より、東京都現代美術館の3展セット券は適用外 映画 「見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界」ユーロスペース(渋谷) *使用前のチケット・使用後の半券いずれもご利用可能です。 *購入後の割引はできません。 *オンラインチケットのご購入に割引は適用されません。 *映画との相互割引については、高校生は対象外です。 *そのほかの割引との併用不可。 東京国立近代美術館、日本経済新聞社、NHK 大林組、DNP大日本印刷 ヒルマ・アフ・クリント財団 スウェーデン大使館
没後30年 榎倉康二
展覧会について 1960年代末から70年代にかけて、日本の戦後美術は大きな転換期を迎えました。当時の若い作家たちは絵画や彫刻といった旧来の美術表現から離れ、人間の知覚や、存在の成り立ちを根底から問い直すようになります。榎倉康二はこのような潮流を代表する作家であり、しばしば「もの派」と呼ばれる美術動向のなかに位置付けられます。 彼が生涯に残した作品はインスタレーション、写真、版画、絵画など多岐にわたりますが、浸透や接触といった物理的現象を契機に呼び覚まされる身体感覚は、この世界に存在する私たちの肉体そのものへと意識を向けさせます。「パリ青年ビエンナーレ」「ヴェネチア・ビエンナーレ」など重要な国際展に参加し、第一線で活躍したほか、東京藝術大学で教鞭を執り、後続する世代の作家にも大きな影響を与えました。榎倉に師事した白井美穂、豊嶋康子の新収蔵作品とともに、その活動の展開と広がりを辿ります。 榎倉康二《干渉(STORY-No.18)》1991年撮影:大谷一郎 開催概要 東京国立近代美術館2Fギャラリー4 2025年11月5日(水)~ 2026年2月8日(日) 月曜日(ただし11月24日、1月12日は開館)、11月25日、12月28日~1月1日、1月13日 10:00–17:00(金曜・土曜は10:00–20:00)入館は閉館30分前まで 一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 5時から割引(金・土曜) :一般 300円 大学生 150円 高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。 「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。 「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名迄。シルバー会員は本人のみ) 本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」もご覧いただけます。 東京国立近代美術館
所蔵作品展 MOMATコレクション(2025.11.5–2026.2.8)
2025年11月5日-2026年2月8日の所蔵作品展のみどころ 奈良美智《Harmless Kitty》1994年© Yoshitomo Nara MOMATコレクションにようこそ! 当館コレクション展の特徴をご紹介します。まずはその規模。1952年の開館以来の活動を通じて収集してきたおよそ14,000点の所蔵作品から、会期ごとに約200点を展示する国内最大級のコレクション展です。そして、それぞれ小さなテーマが立てられた全12室のつながりによって、19世紀末から今日に至る日本の近現代美術の流れをたどることができる国内随一の展示です。 今期のみどころ紹介です。長らく国外への貸出が続いていた奈良美智《Harmless Kitty》(1994年)が、約2年ぶりにMOMATコレクションに帰ってきました。4階ハイライト・コーナーでご覧いただけます。3階9室では写真家の細江英公の初期代表作「薔薇刑」を展示します。2024年に逝去された細江の追悼と、被写体となった小説家三島由紀夫の生誕100年記念(2025年)を兼ねての紹介です。 今期も、新収蔵作品が多く展示されています(作品横に貼られた「新収蔵作品」マークが目印です)。長く館を代表してきた顔ぶれにフレッシュな新星と、盛りだくさんのMOMATコレクションをお楽しみください。 今会期に展示される重要文化財指定作品 今会期に展示される重要文化財指定作品は以下の通りです。 1室 原田直次郎《騎龍観音》1890年、寄託作品、護国寺蔵 2室 和田三造《南風》1907年 2室 萬鉄五郎《裸体美人》1912年 10室 鏑木清方《三遊亭円朝像》1930年(展示期間:2025年11月5日~12月21日) 原田直次郎《騎龍観音》1890年、寄託作品、護国寺蔵 和田三造《南風》1907年 萬鉄五郎《裸体美人》1912年 鏑木清方《三遊亭円朝像》1930年 展覧会について 4階 1-5室 1880s-1940s 明治の中ごろから昭和のはじめまで 「眺めのよい部屋」 美術館の最上階に位置する休憩スペースには、椅子デザインの名品にかぞえられるベルトイア・チェアを設置しています。明るい窓辺で、ぜひゆったりとおくつろぎください。大きな窓からは、皇居の緑や丸の内のビル群のパノラマ・ビューをお楽しみいただけます。 「情報コーナー」 導入部にある情報コーナーには、MOMATの歴史を振り返る年表と関連資料を展示しています。関連資料も随時展示替えしておりますのでお見逃しなく。作品貸出中の他館の展覧会のお知らせや、所蔵作品検索システムも提供しています。 1室 ハイライト 奈良美智《Harmless Kitty》1994年© Yoshitomo Nara 3000㎡に200点近くが並ぶ、所蔵作品展「MOMATコレクション」。「ハイライト」では近現代美術を代表する作品を揃え、当館のコレクションの魅力をぎゅっと凝縮してご紹介しています。 今期は新収蔵作品にご注目ください。日本画のコーナーでは前期(12月21日まで展示)に甲斐庄楠音《白百合と女》(1920年)が登場。1910-20年代の若手日本画家たちが、西洋絵画に向けた憧れのまなざしを読み取ることのできる作品です。ケースの外では、タイガー立石(立石紘一)《Mao's Ecstasy》(1970年)が初登場です。絵本も漫画も描いた画家のエッセンスが詰まった作品をお楽しみください。ほかにも、長らく国外への貸出が続いていた奈良美智《Harmless Kitty》(1994年)が、約2年ぶりにMOMATコレクション展に帰ってきました。重要文化財の原田直次郎《騎龍観音》(1890年)のほか、ポール・セザンヌ、ピエール・ボナールなど、この部屋の常連となっている作品とあわせ、じっくりご堪能ください。 2室 新か、旧か? 萬鉄五郎《裸体美人》1912年、重要文化財 何であれ、ものごとの最初を特定するのは難しい。MOMATの真ん中のMはモダン、つまり近代です。近代美術の始まりとは、いつなのでしょうか? ここに並ぶ作品の約半分は、1907(明治40)年に始まった官設の「文部省美術展覧会(文展)」に出品されたものです。この文展開設を日本の近代美術の始まりとする考え方があります(異論もあります)。 そして近代とは「常に前衛であれ」ということをモットーとする時代です。つまり直近の過去は否定し、乗り越えるべき旧いものになります。設立当初は歓迎された文展ですが、まもなくすると硬直したアカデミズムの牙城として、新しい世代の批判対象になります。残り半分の作品は、そんな文展の在り方とは異なる道を進もうとした作家によるものです。 これらの作品が制作されてから100年ほど経った現在の私たちには、やはり新しいものが旧いものより素晴らしく映るのでしょうか? それとも、新しいものにはない素晴らしさを、旧いものに見出すのでしょうか? 3室 キュビスム再考 アルベール・グレーズ《二人の裸婦の構成》1921年 伝統的な西洋美術の規範から離れ、多視点で捉えたモティーフを線や面を用いてあらわそうとした、革新的な美術様式キュビスム。1900年代初めにパリで起こったこの前衛芸術運動は、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックが先導し、やがて『キュビスムについて』(1912年)の著者の一人アルベール・グレーズや、ホアン・グリス、ロシア・アヴァンギャルドの中心的存在ナターリア・ゴンチャローヴァなど、数多の追随者によって展開されました。 日本においてもその影響は見逃せません。美術雑誌からいち早くキュビスムを知ったとされる萬鉄五郎をはじめ、実際に渡仏してキュビスムの画家アンドレ・ロートに師事した黒田重太郎、グレーズの著書に学んだ前田寛治らは、作品の中で柔軟にキュビスムの手法を試みました。この部屋では、多くの日本人芸術家がフランスへ渡った時期である1920年代を中心に、日仏それぞれの国におけるキュビスム探求のあり方を、絵画表現を通して再考します。 4室 『濹東綺譚』 木村荘八《永井荷風著『濹東綺譚』挿絵5》1937年 東京郊外の遊里、玉の井に遊ぶ初老の小説家、大江匡。雨の中、大江の傘に飛び込んできた私娼、お雪。二人は関係を深めるが、やがて大江は姿を消す―。永井荷風の『濹東綺譚』は、1937(昭和12)年4月から6月まで、ここにご紹介する木村荘八の挿絵付きで、東京および大阪の『朝日新聞』に連載され、木村の挿絵の人気とあいまって、荷風の代表作となります。 濹(墨)東とは墨田川の東岸にあたる地域で、現在の東京都墨田区一帯を指します。この濹東の玉の井(旧名を寺島町)は、かつて銘酒屋が集まる場所でした。銘酒屋とは、表向きは良質な酒を売る飲み屋の看板を掲げながら、ひそかに私娼を抱えて売春した店のことです。もともと浅草にあった銘酒屋街ですが、1918(大正7)年頃から23年の関東大震災の後にかけて、玉ノ井駅(現在の東武伊勢崎線東向島駅)付近に移転してきます。玉の井の銘酒屋街は、戦前・戦中とたいへん繁盛しますが、1945(昭和20)年の東京大空襲でほぼ消失してしまい、現在は往時の面影はありません。 5室 1930年代の絵画:現実の彼方へ、幻影の手前で ワシリー・カンディンスキー《全体》1940年 主に1934年以降の作品を紹介します。1920年代より展開されたプロレタリア芸術(社会主義・共産主義の思想から生まれた左翼的運動)は、しばしば国から弾圧されてきましたが、1934年は運動へ大弾圧が行われた年です。これ以降、社会は閉塞感を深め、戦争へと向かっていくことになります。眼前の厳しく、苦しい現実に、芸術家はどのように反応し、表現として提示したのでしょうか。 山口薫《古羅馬の旅》(1937年)に見られる古代への憧憬、北脇昇《空港》(1937年)や三岸好太郎《雲の上を飛ぶ蝶》(1934年)に見られる超現実的世界はいずれも、いま・こことは別の場を希求する意思の現れでしょう。一方、山下菊二《鮭と梟》(1939年)のこちらを鋭くまなざす魚と鳥や、福沢一郎《二重像》(1937年)のこちらに背を向けた人物の存在は、いま・ここの彼方ではなく、絵の手前に立つ鑑賞者自身を強烈に意識させるものです。あるいは、長谷川三郎《アブストラクション》(1936年)など、肉眼にうつる現実から距離を置き抽象へと向かう芸術家たちが、作品へ込めた抵抗にも注目ください。 3階 6-8室 1940s-1960s 昭和のはじめから中ごろまで9室 写真・映像10室 日本画建物を思う部屋(ソル・ルウィット《ウォールドローイング#769》) 6室 戦時の女性たち 丸木俊(赤松俊子)《解放され行く人間性》1947年 日中戦争から太平洋戦争にかけて日本では総力戦体制が敷かれ、「前線で戦う男性」と「銃後を守る女性」という構図が美術や文学、雑誌など、あらゆるメディアを通じて浸透していきました。良妻賢母として家庭を支える女性たちの姿は、しばしば戦時下の典型的なジェンダーロールとして受け入れられました。一方で、この時代には軍需工場で武器を製造したり、応召して従軍看護師として戦場に赴いたりする女性たちも存在していました。この部屋では、絵画や雑誌に登場する女性たちのイメージを通して、日常と戦争が隣り合わせにあった当時の暮らしと社会における女性の多様な役割を紹介します。 後半では、新収蔵の朝倉摂の《うえかえ》をはじめ、女性画家による同時代の作品も展示しています。美術の分野においては、軍部から戦争記録画の制作を依頼されるのは男性画家のみで、女性画家には静物画や風俗画を描くことが求められていました。 7室 アクション前夜 山下菊二《あけぼの村物語》1953年 1階で開催の「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」展(12月16日~2026年2月8日)の関連企画です。「アンチ・アクション」展は、力強い身振りを想起させる「アクション」をキーワードに、1950~60年代の抽象的な美術表現を再考するものです。この部屋では、「アクション前夜」と題し、終戦から1950年代半ばにかけての表現傾向をいくつかピックアップし、「アクション・ペインティング」など海外の動向が流入してくることになる日本の美術状況を紹介します。 河原温や中野淳の作品に描かれる断片化し、静物としてあるような身体は、戦後の物質的、精神的荒廃を反映し、またアクションの対極にあるような身体性を表象しています。あるいは山下菊二や池田龍雄らのルポルタージュ絵画(同時代の政治や社会的な出来事を報告し、記録するような表現)は、抽象的な表現と表裏一体に、1950年代の日本の美術を牽引していくものでした。 8室 「…アクション!」&「…カット!」 篠田桃紅《風》1972年 1階で開催の「アンチ・アクション」展(12月16日~2026年2月8日)は、力強い身振りを想起させる「アクション」をキーワードに、1950~60年代の抽象的な美術表現を再考するものです。この部屋では、アンチ(「反対」や「反抗」)の対象であるところの「アクション」に関わる作品を紹介します。1950~60年代の美術における「アクション」とは、作家の躍動的な身振りが強調された絵画について、アメリカの批評家ハロルド・ローゼンバーグが1952年に提唱した「アクション・ペインティング」という概念に端を発するものです。ヨーロッパでほぼ同時期に展開された「アンフォルメル(非定形)」と立て続けに日本に流入し、美術界を席巻します。ウィレム・デ・クーニング、白髪一雄ら動向を代表する作品、作家の即興的な身振りを想起させる同時代の書、あるいは「アンチ・アクション」展で紹介される作家とは別の形で「アンチ」をもくろんだ作品など、アクションをめぐる多様な実験をご覧ください。 9室 細江英公 「薔薇刑」 細江英公「薔薇刑 作品32」1961年 昨年逝去した細江英公の初期の代表作「薔薇刑」は、小説家三島由紀夫の肉体と、その特異な美意識をモティーフに、生と死、性愛など、人間存在をめぐる根源的なテーマに迫ろうとした作品です。 三島は、舞踏家土方巽を撮った作品(写真集『おとこと女』)に感銘をうけ、1961年、自らの評論集をかざるポートレイトの撮影に細江を指名しました。撮影の場となった三島邸の庭で、細江は、上半身裸の三島に、水まき用のゴムホースを巻きつけるなど、思い切った演出で応えます。その才気と仕上がった写真に大いに満足した三島は、細江からのさらなる撮影の申し出を快諾。足掛け二年にわたった撮影は、63年、写真集『薔薇刑』にまとめられました。 細江の非凡さは、肉体美を誇示する三島の内面に潜む、受苦や自己破壊への倒錯的な衝動を見ぬき、それを様々な演出によって浮き彫りにしてみせたところにあります。トゲをもつ美しいバラの花は、そうしたねらいを象徴するモティーフでした。「薔薇刑」というタイトルは、特異な作品世界の演じ手となった三島自身によるものです。なお本年(2025年)は三島の生誕100年にあたります。 10室(前期) 1950-60年代:有機的な彫刻/その人と芸術 ジャン(ハンス)・アルプ《地中海群像》1941/65年撮影:大谷一郎 鏑木清方《三遊亭円朝像》1930年、重要文化財(展示期間:2025年11月5日~12月21日) 手前のコーナーでは、ジャン(ハンス)・アルプ(1886–1966)の彫刻制作過程でつくられた石膏複製と、1950~60年代に制作された彫刻を、有機的な形という観点からご紹介します。多くの生命が失われ、物理的・精神的に荒廃した戦争の後、有機的な形の探求へとアーティストが向かったのは、日本にも、ヨーロッパにも見られる特徴です。それぞれの形とともに、木、土、石膏など各素材の特徴にも注目してご覧ください。 奥のコーナーは、日本画における肖像画の特集です。1930年代、日本画家の鏑木清方(1878–1972)は美術の人気回復を目指して、それまで日本画でほとんど描かれることのなかった肖像画に活路を見出しました。重要文化財《三遊亭円朝像》(1930年)はその第一作で、だれもが知る落語家の姿をありありと描いたものでした。以降、珍しくなくなった日本画における肖像画を、その像主となった人物による作品を一部交えてご紹介します。 2階 11–12室 1970s-2010s 昭和の終わりから今日まで 11室 記憶と想起 河原温《DEC. 14, 1966, Todayシリーズ (1966-2013)より》1966年 この部屋では、さまざまなかたちで歴史的な出来事をよびさます現代の作品をご紹介します。20世紀後半以降、歴史を直接描くのではなく、より多様な視点や手法で過去をとらえる表現が広がりました。河原温は、日付のみを描く《Today’s Painting》シリーズを通じて、見る人に時間そのものを意識させるきっかけを与えます。過去の資料をもとに、歴史を批評的に見つめる実践も登場しました。嶋田美子は、昭和天皇の崩御後に昭和史が再び注目されたことを契機に、太平洋戦争期の報道写真を引用し、戦時下の女性像を再考する銅版画シリーズを発表しました。写真表現もまた、決定的瞬間をとらえるのではなく、出来事の背後にある事象に目を向ける試みが展開されます。米田知子は、戦争などの惨事の舞台となった土地をめぐり、静けさの裏に潜む歴史の痕跡を写し出します。ホンマタカシは福島原発事故後の森やキノコを記録し、不可視の自然の変化に目を向けます。過去を多様な仕方で現前させる、それぞれの表現にご注目ください。 12室 入れ替わる世界、ひらかれる感覚 髙柳恵里《Tシャツのたたみ方》2000年撮影:大谷一郎 この部屋では、1980年代後半から現在にかけて制作された日本の現代美術を、モノの「転用」や意味の「揺らぎ」を手掛かりにご紹介します。1990年代以降、彫刻の分野では、寺内曜子、髙柳恵里、袴田京太朗、冨井大裕といった作家たちが、既製品を作品に用いることで、日常のモノの意味や役割をさりげなくずらすような表現を展開しました。こうした「ずれ」や「入れ替え」の感覚は、同時代の写真や絵画にも見られます。オノデラユキや北野謙は、多様なアプローチで被写体となる人の姿をとらえなおし、従来の写真における人物描写をくつがえしています。岡﨑乾二郎は、詩のようなタイトルと抽象絵画を並置することで、作品を単なる視覚表現にとどめず、思考や感覚をひらく装置として提示しています。意味の転換や認識の揺らぎから新たな世界の見方を引き出すこれらの表現は、この時代の美術に共通する特徴のひとつといえるでしょう。 開催概要 東京国立近代美術館所蔵品ギャラリー(4~2階) 2025年11月5日(水)~2026年2月8日(日) 月曜日(ただし11月24日、1月12日は開館)、11月25日、12月28日~1月1日、1月13日 10:00–17:00(金・土曜は10:00–20:00) 入館は閉館30分前まで 一般 500円 (400円) 大学生 250円 (200円) ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。 5時から割引(金・土曜) :一般 300円 大学生 150円 高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。 キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。 「友の会MOMATサポーターズ」、「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。 「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名まで。シルバー会員は本人のみ) 本展の観覧料で入館当日に限り、コレクションによる小企画(ギャラリー4)もご覧いただけます。 東京国立近代美術館
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アクセシビリティ
アクセシビリティへの取り組み施設のバリアフリー館内のご案内ソーシャルストーリー アクセシビリティへの取り組み どなたさまにもゆっくり作品を鑑賞いただけるよう心がけています。 受付でのご案内 車椅子、ベビーカーの貸し出し 受付での筆談ボード 会場内の写真撮影(一部の作品を除く) 補助犬同伴可 手荷物用コインロッカー お身体が不自由な方のための駐車場 館内に座って休める場所 多目的トイレ 救護スペース 授乳室 施設のバリアフリー お車でのご来館 お体が不自由な方が利用される車に限り、駐車スペースをご利用できます。ご利用の際は美術館の前庭付近に駐在している警備員へお申し出ください。なお、スペースに限りがあるため、混雑時には駐車をご遠慮願う場合がございます。あらかじめご了承ください。 補助犬同伴可 盲導犬、介助犬、聴導犬を伴ってのご入館が可能です。 スロープ 美術館の出入り口にはスロープが2箇所あります。また外部とのドアは自動ドアです。 多目的トイレ 多目的トイレは、館内に3箇所ございます。(地下1階、1階、2階)。1階の多目的トイレ内には、オストメイト(人工肛門、人工膀胱保有者)用の設備がございます。全てにオムツ替えシートの設備がございます。地下1階の多目的トイレは、講堂でイベント等の実施時のみ利用が可能です。 エレベーター 館内には車椅子対応のエレベーターがあります。 貸出用の車椅子・ベビーカー 貸出用の車椅子を約10台、ベビーカーを約3台ご用意しております。ご利用の際は1階インフォメーションへお申し出ください。 館内の座って休める場所 館内、前庭・テラスには座って休める椅子があります。写真の眺めのよい部屋をはじめ館内では飲食はできませんが、前庭・テラスでは飲食が可能です。 館内のご案内 館内マップでみる3Dでみる 館内マップでみる フロアマップをご紹介します。より大きなフロアマップ、館内の詳しい様子は、ソーシャルストーリーからもご確認いただけます。 アイコンの説明 入口と出口 傘立て コインロッカー トイレ 階段 エレベーター インフォーメーション チケットを見せる場所 お金を払う場所 休む場所 東京国立近代美術館 館内マップ B1F フロアマップ 1F フロアマップ 2F フロアマップ 3F フロアマップ 4F フロアマップ ソーシャルストーリー この ストーリーを読むことで、美術館でのすごし方について、知ることができます。 このソーシャルストーリーは、主に発達障害がある方とその家族に向けて、どなたでも美術館を楽しみながら過ごすことができるよう、当事者や医療関係の専門家の協力を得ながら作成しました。入館から退館までの様子が、写真や文章で説明された冊子です。建物の内外でのルールを事前に知ることで、見通しを持って、安心して過ごすことができます。PDF ダウンロード(5.5MB)
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アクセス
東京国立近代美術館へのアクセス 住所〒102-8322 千代田区北の丸公園3-1Tel050-5541-8600 (ハローダイヤル 9:00~20:00) https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d5449.762994500355!2d139.75114395480244!3d35.690580212384766!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x60188c0d7e12492f%3A0x6667d99d5f4afe2a!2z5p2x5Lqs5Zu956uL6L-R5Luj576O6KGT6aSo!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1664776512108!5m2!1sja!2sjp Googleマップ竹橋駅からの道順 (Google マップ)館内のご案内 国立工芸館は2020年10月に石川県金沢市へ移転しました工芸館 公式サイト 電車をご利用の方 東京メトロ東西線「竹橋駅」 1b出口より徒歩3分東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」4番出口より徒歩15分東京メトロ半蔵門線・都営新宿線・三田線「神保町駅」A1出口より徒歩15分 車椅子・ベビーカーをご利用、およびお身体の不自由なお客様へ 竹橋駅からお越しの場合、最寄りの1b出口にはエレベーターや車椅子用の昇降機がありません。2番出口を利用するか、エレベーターのある九段下駅6番出口および神保町駅A2出口からお越しください。バリアフリールート お車でお越しの方 美術館に駐車場はありません。周辺の有料駐車場をご利用ください。 なお、お身体の不自由な方が利用される車に限り、駐車スペースをご利用いただけます。ご利用の際は警備員へお申し出ください。 開館時間 開館時間 10:00–17:00(金・土曜は10:00–20:00) 企画展は、展覧会により開館時間が異なる場合があります。 いずれも入館は閉館30分前まで。 休館日 月曜日(祝休日は開館し翌平日休館)、展示替期間、年末年始本日の開館情報 竹橋駅から徒歩での道のり バリアフリールート最短の道のり バリアフリールート(車いす、ベビーカーの方向け) 東京メトロ東西線 竹橋駅 (T08)2番出口 から東京国立近代美術館へのバリアフリールートをご案内します。 1 東京メトロ東西線・竹橋駅を下車し、大手町方面改札(2・3a・3b・4)へ向かいます。途中、ゆるやかなスロープがあります。(※毎日新聞社・北の丸公園方面にはスロープやエレベーターがありません。) 2 大手町方面改札階ゆきエレベーターに乗って上がります。 3 改札を出ます。 4 改札を出て平川門側地上ゆきエレベーターに乗って上がります。 5 出口2、地上に出ます。ここから、美術館まで約500mです。 6 エレベーターを降りて、左側(皇居平川門、北の丸公園、竹橋方面)に進みます。美術館まで約500mです。 7 お濠沿いを進みます。途中、皇居平川門にかかる平川橋(木橋)が左側に見えます。 8 橋の手前で横断歩道を渡り、左へ。 9 橋を渡ります。ゆるやかな登り坂です。 10 右手に美術館が見えます。到着です。スロープが2カ所あります。(左側が緩やかな勾配です。) 周辺エリアのご紹介 東京近代美術館 MAP & GUIDE 東京国立近代美術館を楽しむ情報がたくさん。東京駅から当館までの徒歩ルートや、周辺エリアマップもぜひご利用ください。 MAP & GUIDE PDF版のダウンロード(7.6MB)
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学校・団体向けプログラム
授業や行事、部活動で来館される中学生、高校生、大学生を対象に、所蔵作品展「MOMATコレクション」でスクールプログラムを行っています。来館目的、滞在時間や人数、ご希望などに応じてご提案しています。いずれのプログラムも来館の45日前までにお申込みが必要です。(企画展を扱うスクールプログラムは行っておりません。) スクールプログラムについて、詳細はこちら: 小学生の受入が可能な場合もあります。ご相談ください。 イラスト:永井ひでゆき スクールプログラム プログラム人数滞在時間の目安場所ギャラリートーク(30〜45分)10~70人90分以上所蔵品ギャラリーガイダンス(15分程度)20~140人45分以上講堂レクチャー(30〜60分)20~140人90分以上講堂 スクールプログラムのお申し込みはこちら: プログラム内容や人数等の条件をご確認のうえ、下記の申込フォームにてお申込みください。 受付は来館の45日前まで。申込多数の場合は先着順で対応します。 令和7(2025)年度のスクールプログラム 受入時期:〜2026年2月 ※12月までの受付は終了しました。 プログラム不要(観覧のみ)の場合はこちら(来館3日前まで受付): 団体観覧料について 小・中学生、高校生およびキャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員の所蔵作品展観覧料は無料です。また、教育目的の観覧は、引率する生徒・学生の料金が発生しないものに限り引率の教員も無料となります(職員証の身分証明書の提示が必要です)。企画展につきましては展覧会により設定が異なりますので、各展覧会のページをご確認ください。 キャンパスメンバーズについて: ギャラリートーク 場所:所蔵品ギャラリー人数:10~70人所要時間:30〜45分 作品をじっくり見るプログラム。少人数のグループに分かれて、トレーニングを受けたMOMATガイドスタッフ(当館ボランティア)と対話を通じて1〜3点の作品を鑑賞します。学習目的にあわせて作品等を決めるので、教員と教育普及室との事前の打ち合わせが必ず必要です。 ガイダンス 場所:講堂人数:20~140人 所要時間:15分程度 講堂でスライドを用いて、教育普及担当のスタッフが当館の概要を紹介します。初めての来館や人数が多い場合などにお勧めします。 レクチャー 場所:講堂人数:20~140人所要時間:30~60分 東京国立近代美術館の沿革や所蔵作品の特徴、教育普及活動などについて、教育普及担当のスタッフが話します。詳細は打ち合わせの上決定します。 美術館案内「ソーシャルストーリー」 主に発達障害の方とその家族に向けて、どなたでも美術館を楽しみながら過ごすことができるよう、当事者や医療関係の専門家の協力を得ながら作成しました。 入館から退館までの様子が、写真や文章で説明された冊子です。建物の内外でのルールを事前に知ることで、見通しを持って、安心して過ごすことができます。 下記よりPDFファイルをダウンロードできるほか、学校向けに印刷版もご用意しています。(印刷冊子をご希望の場合は、教育普及室までお問い合わせください) 「Social Story(ソーシャルストーリー)はじめて美術館にいきます。」企画・編集:国立アートリサーチセンター(ウェブサイト)編集:東京国立近代美術館 お問い合わせ 東京国立近代美術館 教育普及室メール: school@momat.go.jp電話:03-3214-2605(受付時間:平日10:00-17:00)
ぬいぐるみお泊り会2025 秋のお泊り会
ぬいぐるみお泊り会2025 夏のお泊り会の様子 ぬいぐるみお泊り会は、こどもたちが大切にしているぬいぐるみが代理で美術館に宿泊し、作品を鑑賞したり、館で過ごしたりすることで、こどもたちに美術館やアートに親しんでもらうための取り組みです。 数日間ぬいぐるみをお預かりし、MOMATコレクション展示室で作品といっしょに写真撮影を行います。フォトグラファーの撮影した写真をアルバムにしてお渡しいたします(後日郵送)。 今年は夏と秋に会期を分け、今回は秋のお泊り会の募集となります。8月に実施した夏のお泊り会に当選した方は、秋のお泊り会へはご応募いただけません(夏・秋と重複して当選することはありません)。概要、注意事項をよくご確認のうえ、ご応募ください。 【10月30日更新】本イベントへのご応募受付は終了しました。たくさんのご応募をありがとうございました。ご応募いただいた皆様には抽選結果のメールを送信しました。メールのご確認をお願いします。 概要(秋のお泊り会) 11月7日(金)から11月16日(日)まで(最大) 1歳以上および中学生以下のお子様がお持ちのぬいぐるみ 20体 税込1,000円(フォトアルバム代、送料を含む) 10月14日(火)より受付を開始。10月28日(火)申込〆切。 応募者多数の場合は抽選を行います 。 注意事項 応募について 兄弟姉妹でご応募の場合、まとめて1件としてご応募ください。お子様お一人ずつに分けて複数回応募する必要はありません。 ぬいぐるみは親などの代理の方がお持ちいただいても構いません。宅配便・郵送等での受取りはいたしません。 ぬいぐるみについて ぬいぐるみの大きさは、最大寸10センチ以上100センチ以内とします。 ぬいぐるみは、1歳以上および中学生以下のお子様お一人につき一体に限ります。 ぬいぐるみの形状、種類等は問いません。(キャラクター商品も可) お子様が数日間ぬいぐるみと離れても問題ないか、あらかじめご確認ください。 ぬいぐるみの引き渡しについて 当選した方は、下記のスケジュールにて、美術館1階受付で直接ぬいぐるみの引き渡しをお願いいたします。ご都合の良い日の開館時間中にお越しください。 お預かりしたぬいぐるみは、美術館受付でお返しいたします。必ず直接引き取りにお越しください。 ぬいぐるみお持ち込み ぬいぐるみお返し秋のお泊り会11月7日(金)~11月9日(日) 11月11日(火)~11月16日(日) お持ち込み/お返し場所:美術館1階受付 ※開館時間…日曜日~木曜日 10:00-17:00、金曜日・土曜日 10:00-20:00 その他 撮影した写真は参加者間で共有するとともに、美術館が広報で利用いたします。あらかじめご了承ください。 「ぬいぐるみお泊り会」は、子ども達が芸術に触れる機会の拡大を目指す国立美術館全体の取り組みである「Connecting Children with Museums」のひとつで、Adobe Foundationのご支援のもと実施されています。 すべての取り組みについては、こちらからご覧いただけます。 Supported by:
先生のための鑑賞日(アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦)
「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」 先生のための鑑賞日 東京国立近代美術館では、企画展「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」におきまして、先生のための鑑賞日を開催いたします。 2025年12月19日(金)~21日(日)の3日間、小学校・中学校・高等学校の教職員に限り、本展と、同時開催中の所蔵作品展「MOMATコレクション」を無料でご覧いただけます。 山崎つる子 《作品》 1964年芦屋市立美術博物館蔵 © Estate of Tsuruko Yamazaki, courtesy of LADS Gallery, Osaka and Take Ninagawa, Tokyo 2025年12月19日(金)10:00~20:002025年12月20日(土)10:00~20:002025年12月21日(日)10:00~17:00 *入館は閉館の30分前まで、どの時間帯でも可 東京国立近代美術館 小学校・中学校・高等学校の教員および職員 無料 事前申込は不要です。学校の教職員であることを証明するもの(例:職員証、健康保険証、名刺など)を1階インフォメーションカウンターにてご提示ください。 いずれの身分証明書を持たない場合には、「先生のための鑑賞日」ページに掲載の「観覧申込書」(PDF)をダウンロードしてご記入のうえ、当日ご持参ください。 お問い合わせ 東京国立近代美術館 教育普及室 メール: school@momat.go.jp *教員向けプログラムの情報をメールでお知らせします(不定期発行・年数回程度)。
杉本博司 絶滅写真
杉本博司 《相模湾、江之浦》 2025年 © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi 展覧会概要 様々な領域で活動する現代美術作家、杉本博司(1948-)。小田原文化財団 江之浦測候所をはじめ建築分野でも活躍し、日本の古典芸能など舞台芸術の演出では国内のみならずヨーロッパ数都市やニューヨークにも進出。その活動分野は書、陶芸、和歌、料理と多岐にわたっています。 そんな多才な杉本の芸術の原点は銀塩写真にあります。確たるコンセプトに基づく、独自の表現による作品はまた、銀塩写真の技術としても頂点を極めるものであり、写真がデジタルに置き換わった今、その技法はまさに「絶滅が危惧される」ものと言えます。 本展では杉本の初期(1970 年代後半)から現在に至る銀塩写真約65点を展観します。写真作品で構成する美術館での個展は、国内では2005年の森美術館以来の開催となります。さらに、所蔵品ギャラリー3階にて当館所蔵杉本作品全点、また未公開資料「スギモトノート」をサテライト展示します。 「スギモトノート」:写真作品制作における、撮影時および暗室での作業工程の覚書を記したノート。1970 年代半ばより記録は始まる。 開催概要 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー 2026年6月16日(火)~9月13日(日) 10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00) 入館は閉館の30分前まで 東京国立近代美術館、日本経済新聞社
ぬぐ絵画:日本のヌード 1880-1945
概要 今日も盛んに描かれ続ける、はだかの人物を主題とする絵画。絵といえば、風景や静物とともに、まずは女性のヌードを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 しかし、はだかの人物を美術作品として描き表し、それを公の場で鑑賞するという風習は、実はフランス、イタリア経由の「異文化」として、明治の半ば、日本に入って来たものでした。以後、これが定着するまで、はだかと絵画をめぐって、描く人(画家)、見る人(鑑賞者)、取り締まる人(警察)の間に多くのやりとりが生じることになりました。 「芸術にエロスは必要か」「芸術かわいせつかを判断するのは誰か」にはじまり、「どんなシチュエーションならはだかを描いても不自然ではないのか」「性器はどこまで描くのか」といった具体的な事柄まで、これまで多くの画家たちが、はだかを表現するのに最適な方法を探ってきました。 今日も広く論じられるこうした問いの原点を、1880年代から1940年代までの代表的な油彩作品約100点によってご紹介します。 |展示替のお知らせ| ■前期[11月15日―12月18日]のみ展示の作品・村山槐多《尿する裸僧》1915年 信濃デッサン館 ・熊谷守一「画帖(七号)」より [1908年2月15日]1908年 岐阜県美術館 ■後期[12月20日―1月15日]のみ展示の作品・熊谷守一「画帖(七号)」より [轢死(下絵)]1908年 岐阜県美術館 展覧会構成 1 はだかを作る「芸術としてのはだか」を作り出すため、日本人離れしたプロポーションにしてみたり、腰巻で下半身だけ隠してみたり。明治の画家たちの四苦八苦をご紹介します。 出品作家:黒田清輝、和田英作など 2 はだかを壊す1920年代から、前衛美術の動きを受け、はだかを使った造形実験が行われます。まるでロボットのようだったり、できるはずのないおかしなポーズをしていたり、そんなちょっと変わったはだかをご紹介します。 出品作家:萬鉄五郎、熊谷守一、古賀春江など 3 もう一度、はだかを作る昭和に入ると、壊れてしまったはだかをもう一度組み立て直そうとする動きが現れます。「アトリエに、いかにも日本人らしいプロポーションの雇われモデルが寝そべっている。そばには脱いだどてらが・・・」などと、生々しいはだかが登場するのもこのころです。 出品作家:安井曽太郎、小出楢重、梅原龍三郎など ここが見どころ キュレーターのこだわり1 チラシについてチラシの表には、黒田清輝《智・感・情》のうち《情》の女性を用いています。右側の折りの部分を開けると、女性の悩ましい表情や左手部分のポーズがあらわれるしかけ。タイトルにある「ぬぐ」というアクションを、折りを開けることでお客様にも追体験していただこうと、デザインを手がけた森大志郎さんと一緒に工夫しました。 また、女性キュレーターが企画し、ぜひ女性に見ていただきたい展覧会ということで、テーマカラーをピンクに決め、英文タイトル「Undressing Paintings」の部分には、某ファッション誌で使われる書体を選びました。 このチラシ、裏返してもう一度折りを開けると、熊谷守一《裸》のポスターになるという豪華なおまけも。美術館、博物館等を中心に配布しています。見かけたらぜひゲット! キュレーターのこだわり2 会場デザインについて 会場デザインは、建築家の西澤徹夫さんが担当しました。入口やキャプションなど、あちこちに今回のテーマカラーであるピンクを用い、シンプルながら細かな工夫がなされた、美しい会場ができあがりました。 会場内に4脚配したベンチも、この展覧会に合わせ、西澤さんがデザインしたもの。脚部が微妙に内側に曲がっていて、なぜか人なつこい動物のたたずまいです。ご来館の折には、ぜひ実際に座り心地を確かめてみてくださいね。 2階では、スイスの建築家、「ヴァレリオ・オルジャティ」の個展も開催中。建築や空間のデザインという観点からも、全館楽しめちゃいます。両方見ないともったいない! カタログ目録情報 カタログ好評発売中!ありそうでなかった、ハンディサイズのはだかの絵画全史、決定版です。 がっつり見て、読んで、楽しめる232頁、1600円。出品作全98点をカラーで収録。その他参考図版約40点を掲載。はだかの絵画取締り事件年表、作家略歴など充実の資料篇も。お電話でのご注文も承ります。(カタログ郵送案内はこちら) デザイン:森大志郎会場では、同じく森大志郎さんデザインのフロアガイド(右)をさし上げています。 掲載誌情報 以下の新聞に本展の展覧会評が掲載されました。それぞれクリックすると記事(外部サイト)を読むことができます。 朝日新聞夕刊(2011年11月30日 執筆:大西若人) 日本経済新聞電子版(2011年12月1日 執筆:宝玉正彦) 読売新聞(2011年12月8日 執筆:井上晋治) 毎日新聞夕刊(2011年12月8日 執筆:高階秀爾) 産経ニュース(2011年12月23日 執筆:渋沢和彦) また下記2011年美術回顧記事の中でも、すぐれた展覧会として触れられています。 朝日新聞夕刊(2011年12月14日 執筆:大西若人) 毎日新聞夕刊(2011年12月15日 執筆:岸桂子) イベント情報 講演会 横尾忠則(美術家)「ヌードは難しくて解らない」 日程: 2011年11月26日(土)時間: 14:00-15:30場所: 当館地下1階講堂 岡﨑乾二郎(美術家)「皮膚を脱ぎ、臓腑(はらわた)を放つ。」 日程: 2011年12月3日(土)時間: 14:00-15:30場所: 当館地下1階講堂 要申込(応募者多数の場合は抽選)・聴講無料(140名) 申込方法|郵便往復はがきの「往信用裏面」に郵便番号・住所・氏名・電話番号・聴講をご希望される講演日を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記のうえ、下記までお申込みください。応募は1通につき1名、各講演会につきお一人さま1回まで。 申込先|〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1東京国立近代美術館 「ぬぐ絵画展講演会」係 締切|11月21日[月](当日必着)*いずれの講演とも、若干数席に余裕が出たため、追加募集いたします。 *個人情報につきましては、講演会申込手続のみに利用させていただき、その他の目的による利用は一切行いません。 蔵屋美香(本展企画者、美術課長)「ぬぐ絵画」 日程: 2011年12月10日(土)時間: 14:00-15:30場所: 当館地下1階講堂申込不要・聴講無料(先着140名) ギャラリートーク各作家研究の第一人者による連続トーク! 「黒田清輝とヌード」山梨絵美子(東京文化財研究所)日程: 2011年11月20日(日)時間: 14:00-15:00 「萬鉄五郎とヌード」根本亮子(岩手県立美術館)日程: 2011年12月11日(日)時間: 14:00-15:00 「古賀春江とヌード」大谷省吾(当館主任研究員)日程: 2011年12月17日(土)時間: 14:00-15:00 「〈ぬぐ絵画〉について」蔵屋美香(本展企画者、美術課長)日程: 2012年1月6日(金)時間: 18:00-19:00 「安井曽太郎とヌード」貝塚健(ブリヂストン美術館)日程: 2012年1月7日(土)時間: 14:00-15:00 *いずれも会場にて。申込不要・参加無料(要観覧券) 開催概要 東京国立近代美術館 企画展ギャラリー 2011年11月15日(火)~2012年1月15日(日) 10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)※入館は閉館30分前まで 月曜日[2012年1月2日、9日は開館]、年末年始(12月28日-1月1日)、1月10日(火) 一般 850円(600円) 大学生450円(250円)※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。 ※高校生以下および18歳未満、障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料。※それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。 ※入館当日に限り、「ヴァレリオ・オルジャティ展」(ギャラリー4)、所蔵作品展「近代日本の美術」もご観覧いただけます。 東京国立近代美術館 注目の展覧会を「はだか」にする「ぬぐ絵画」展特設サイト ⇒リンクはこちらから 展覧会の見どころを2回に分けてご紹介いたします。ぜひご覧ください。コンテンツ第一弾 ⇒ この「はだか」に注目コンテンツ第二弾 ⇒ 「はだか」のみかた
