コレクション

三遊亭円朝像

鏑木清方

1930

基本情報

作品名
三遊亭円朝像
作家名
鏑木清方 作家詳細
制作年
1930
収蔵方法
購入
支持体
絹本
素材・技法
彩色
形状
作品サイズ
138.5×76.0

重要文化財

作品解説

 人情噺(ばなし)の名人として知られた明治時代の落語家、三遊亭円朝(1839-1900) は、清方の父の旧友で、画家自身も身近に接していたといいます。この作品では正座した円朝が、湯呑みの向こうの客席にひたと視線を向けた、噺に取りかかる 前の一瞬の姿が描かれています。姿かたちは記憶の中の面影をたよりに描かれ、円朝の鋭く光る眼、結んだ口元からは名人の厳しさや緊張感が伝わってきます。 その一方で、着物や帯、座布団、小道具は、遺愛の品のスケッチをもとに、入念に描写されています。

【重文指定年月日:2003(平成15)年5月29日】

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