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オディロン・ルドン展
19世紀末、深遠な幻想的世界を描いた象徴主義の画家オディロン・ルドン(1840‒1916)。この展覧会は、木炭や版画を用いたモノクロームの表現から華麗な色彩表現へと展開していった彼の作風の変遷を考慮しながら、「荒地・巨人」「怪物」「天使」「黒い太陽・球」など21の主題に分類し構成した。日本における最大規模のルドン展で、カタログでは2年前の「ゴーギャン展」の方針を引き継ぎ、先行する研究成果を踏まえた国際的水準のものを目指した。 開催概要 東京国立近代美術館 1989年3月17日‒5月7日(45日間) 98,188人(1日平均2,182人) 27.5×22.5cm (264) p. オディロン・ルドン 光と闇 / 本江邦夫 ルドンの影 あるいは色彩 / 市川政憲 27.5×22.5cm 250p. Odilon Redon: Light and darkness / Kunio Motoé Redon’s Shadow and Color / Masanori Ichikawa オディロン・ルドン展 色彩に精妙な対比感覚 / 滝悌三 日本経済新聞 1989年3月25日 オディロン・ルドン展 明と暗 独自の世界に魅力 / 米倉守 朝日新聞(夕) 1989年3月30日 [展評]オディロン・ルドン展 黒に繊細な諧調 / (H) 産経新聞 1989年4月6日 [美術時評]芳崖、宮崎進、安井賞、ルドン / 瀧悌三 アトリエ 748 1989年6月 235点 東京新聞
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明治中期の洋画:写実の系譜 3
日本における写実表現の流れをたどるシリーズ企画の第3回展。従来新派・旧派の対立といった視点から語られてきた明治20年代から30年代の洋画を、歴史画、構想画、風俗画、風景画などのジャンルに分け、外来文化の受容とその内面化という視点から捉え返した。また参照項として、日本に影響を及ぼしたヨーロッパの作家たちの作品をフランス、アメリカ、ドイツから借用し、あわせて紹介した。 開催概要 東京国立近代美術館 1988年10月8日‒12月4日(50日間) 17,279人(1日平均346人) 25.7×19.0cm (194) p. 序論 ─ 明治中期の洋画 / 田中淳 「技術」の時代 / 市川政憲 「明治中期の洋画」展 / 滝悌三 日本経済新聞 1988年11月2日 国立近代美術館「写実の系譜III─明治中期の洋画」 黒田と浅井 ─両極の魅力 / 米倉守 朝日新聞(夕) 1988年11月9日 [Arts] Realistic Representation III: Painting in Japan 1884 ‒1907/ Janet Koplos, Asahi Evening News, November 11, 1988 [Weekend] When Japan’s Artists Looked to the West / Patrick L. Smith, International Herald Tribune, November 11, 1988 108点 青木繁 浅井忠 岡田三郎助 鹿子木孟郎 川村清雄 久米桂一郎 黒田清輝 小林千古 小林万吾 曾山(大野)幸彦 中村不折 原田直次郎 藤島武二 満谷国四郎 山本芳翠 吉田博 和田英作 ユリウス・エクステル ジャン=シャルル・カザン ラファエル・コラン ジュリアン・デュプレ ジュール・バスティアン=ルパージュ ジュール・ブルトン ガブリエル・フォン・マックス レオン・オーギュスタン・レルミット ジャン・ポール・ローランス / 26人 京都国立近代美術館
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近代美術にみる人間像:所蔵作品による全館陳列
質量ともに充実してきたコレクションを、なるべく多くの作品によって紹介する全館常設展示。そこに主題性を持たせたらどうなるか、また所蔵品のみでの企画展は可能なのか。本展はこれらの問いに対する一つの答えとして企画された。近代とは人間が初めて非人間的なものに直面し、人間的なものの奥底にひそむ無気味なものに気づき始めた時代である。傷つき歪められた人体表現や人間の非人間化をも含む、多様な人間像の模索をたどる。 開催概要 東京国立近代美術館 全館 1988年7月22日‒9月11日(45日間) 18,239人(1日平均405人) 24.0×19.0cm (40) p. 近代美術にみる人間像 / 本江邦夫 [美術]夏季、国公立美術館収蔵品展から 戦争、そして人間像… / 田中幸人 毎日新聞(夕) 1988年8月2日 [美術]東京国立近代美術館「近代美術にみる人間像」 見通し暗いエネルギー浪費解消 / (米) 朝日新聞(夕) 1988年8月19日 東京国立近代美術館所蔵作品による「近代美術にみる人間像」 “外光派”アカデミズムから個性尊重へ / 日野耕之祐 産経新聞 1988年8月24日 322点 209人
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ルネ・マグリット展
ベルギーのシュルレアリスム運動の中心人物だったマグリットの回顧展。当館では1971年にもベルギー文化省によって編成されたマグリット展を開催しているが、本展は没後20周年を記念してローザンヌ、ミュンヘンで開催された巡回展の出品作を基礎にして、代表作に加えて、初期作品やこれまで等閑視されてきた時期の作品や資料なども含め、その広範な活動の全貌を紹介する本格的な回顧展となった。 開催概要 東京国立近代美術館 1988年5月21日‒7月10日(44日間) 202,043人(1日平均4,592人) 27.0×23.0cm (198) p. 序論─ルネ・マグリットの類似性:[見えるもの]に留まることについて / 髙橋幸次 生きているマグリット / カミーユ・ゲーマンス マグリットの死 / マルセル・マリエン マグリットの足跡 / マルセル・マリエン 予言者マグリット / E. L. T. メザンス 27.0×23.0cm (202) p. La ressemblance de René Magritte: rester dans la limite du visible / Koji Takahashi Magritte, un être vivant / Camille Goemans Mort de Magritte / Marcel Mariën Empreintes de Magritte / Marcel Mariën Magritte prophétique / E. L. T. Mesens [美術]ルネ・マグリット展 若き日の紆余曲折の手探りぶりを物語る / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1988年5月31日 マグリットと笑い / 巌谷国士 東京新聞(夕) 1988年6月9日 ルネ・マグリット展 明るい知的な遊び / 滝悌三 日本経済新聞 1988年6月14日 [美術]ルネ・マグリット展 見えざる空間へのイメージ / (虻) 朝日新聞(夕) 1988年6月24日 182点 東京新聞 ベルギー国フランス語圏省国際協力総局
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梅原龍三郎遺作展
1986年97歳にして逝った梅原龍三郎(1888‒1986)の遺作展は、生前の付託によってその規模と内容を一任された河北倫明の監修のもと、東京、京都の両国立近代美術館および朝日新聞社の主催三者の共同により準備され開催された。厖大な量にのぼる全画業の作品から代表作を絞り込み、そして所在調査の上、創作の展開の初・中・後期をさらに6時期に細分して、近代日本美術史において屹立する巨人の全貌を見晴らしよく検証する機会となった。 開催概要 東京国立近代美術館 1988年3月11日‒5月8日(51日間) 85,998人(1日平均1,686人) 28.0×21.3cm (266) p. 梅原龍三郎の芸術 / 富山秀男 日本的油絵の形成:岸田劉生と梅原龍三郎 / 浅野徹 [美術評]梅原龍三郎遺作展 円熟の調和と充実感 / 寺田千墾 東京新聞(夕) 1988年3月23日 梅原龍三郎遺作展 遺言に従った秀作ぞろい / 滝悌三 日本経済新聞 1988年3月23日 [美術]梅原龍三郎遺作展 「日本の油絵」の王者の風格 / 日野耕之祐 サンケイ(夕) 1988年3月25日 [美術]梅原龍三郎遺作展 際立つ内側からの力 / (川) 読売新聞(夕) 1988年4月1日 [美術]梅原龍三郎遺作展 豪華けんらんへのステップ / 田中幸人 毎日新聞(夕) 1988年4月8日 梅原龍三郎遺作展 粗雑さの微塵もない奔放さ / 米倉守 朝日新聞(夕) 1988年4月27日 [Exhibition] 梅原龍三郎 一生を貫いた現場主義 / 天野一夫 美術手帖 594 1988年5月 187点 京都国立近代美術館 朝日新聞社 河北倫明
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難波田龍起展:今日の作家
戦後日本の抽象絵画を代表する画家の一人、難波田龍起(1905‒97)の回顧展。戦前は古代ギリシャの精神に憧れていた彼は、戦後は幾何学的抽象やアンフォルメル絵画などにも反応しながら、一貫して線と色彩とによって喚起される生命感の表現に取り組んだ。本展はその奥深い詩情を湛えた画風がどのように展開してきたか、新作もまじえて時代順に7つの章でたどった。なお本展により難波田は翌1988年、第29回毎日芸術賞を受賞した。 開催概要 東京国立近代美術館 1987年11月17日‒12月20日(30日間) 7,839人(1日平均261人) 28.0×21.0cm (134) p. 序論:難波田龍起の軌跡 / 田中淳 難波田龍起の抽象絵画:その成立を読む / 松本透 難波田龍起:アンフォルメルのあとさき / 千葉成夫 難波田龍起展 古風で新しく / 米倉守 朝日新聞(夕) 1987年12月2日 [美術]難波田龍起展 清冽な抽象への詩魂 / 田中幸人 毎日新聞(夕) 1987年12月8日 [Newsフロッピー]「国立」のカラを破る 近代美術館、相次ぎ現代個展 / (夫) 読売新聞(夕) 1987年12月19日 [Exhibition]難波田龍起展 木立から原始的風景へ / 土方明司 美術手帖 589 1988年1月 Nambata’s Paintings Have Poetry, Life / Kyoko Nakajima, The Daily Yomiuri, December 8, 1987 95点
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ヨーロッパのレース:ブリュッセル王立美術歴史博物館所蔵
京都国立近代美術館の特別展を交換展として開催したもので、ヨーロッパのレースの変遷を、三大生産地であったベルギー、イタリア、フランスを中心に、オランダ、ハンガリー、チェコスロヴァキアなどの16世紀後半から現代に至る152点のレース、11点の絵画、15点のミニアチュール、版画などによって概観しようとした。出品作品のうちレース作品のほとんどはブリュッセル王立歴史博物館の、絵画作品はベルギー王立美術館の所蔵品。 開催概要 東京国立近代美術館 1988年1月5日‒1月31日(24日間) 11,636人(1日平均485人) 28.0×21.5cm (224) p. 解説 / マルグリット・コペンス [家庭]「ヨーロッパのレース」展 西洋美術史の欠かせぬ一章 / 飯塚信男 毎日新聞 1988年1月27日 178点 オットー・ヴァエニウス ヴァン・ド・ケルコーヴ夫人 ジョセフ・ヴィヴィアン(伝) ヤコブ・フェルディナント・ヴェート ルイ‐マリー・オーティシェール ベッテイ・カイクス コルネリウス・I. ジョンソン・ヴァン・ケーレン マリー・ダニエロヴァ ルイ・トック(伝) P. ド・ポー フリッツ・ヒックマン エヴァ・フィアロヴァ エミール・フレイデッカ ヤン・ファン・ヘルモント レニ・マッタイ ヤコブ・ヴァン・リースブレク ペーテル・ヴァン・リント レナタ・ロッシヴァロヴァ ヤン・アルベルツ・ローティウス マリー‐ローズ・ロルテ / 20人 京都国立近代美術館
生誕150年 横山大観展
横山大観(1868-1958)の生誕150年、没後60年を記念し、回顧展を開催します。 東京美術学校に学んだ大観は、師の岡倉天心とともに同校を去り、日本美術院を設立。新たな時代における新たな絵画の創出を目指しました。西洋からさまざまなものや情報が押し寄せる時代の中、日本の絵画の伝統的な技法を継承しつつ、時に改変を試み、また主題についても従来の定型をかるがると脱してみせました。やがてこうした手法はさらに広がりを見せ、自在な画風と深い精神性をそなえた数々の大作を生み出しました。 本展では、40メートル超で日本一長い画巻《生々流転》(重要文化財)や《夜桜》《紅葉》をはじめとする代表作に、数々の新出作品や習作などの資料をあわせて展示し、制作の過程から彼の芸術の本質を改めて探ります。 出品点数90点。本画82点、習作ほか資料8点を展観する大回顧展です。 講演会 中村麗子(当館主任研究員、本展企画者) 「ここが見どころ横山大観の芸術」 2018年4月14日(土)14:00‐15:30 古田 亮(東京藝術大学大学美術館 准教授) 「近代と闘う日本画の巨匠」 2018年4月21日(土)14:00‐15:30 場所:講堂(地下1階) *開場は開演30分前 *聴講無料(先着140名)、申込不要、要観覧券 カタログ 開催概要 東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー ・ 2F ギャラリー4 2018年4月13日(金)~2018年5月27日(日) 10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)※入館は閉館30分前まで 月曜(4/30は開館) 【当日券】一般 1,500(1,300)円大学生 1,100(900)円高校生 600(400)円 【早割ペア券】一般 2枚で2,200円 【前売券】一般 1,300円大学生 900円高校生 400円 いずれも消費税込。 ( )内は20名以上の団体料金。 早割ペア券は2017年11月13日(月)~2018年1月21日(日)オンラインのみで販売。前売り券は2018年1月22日(月)~4月12日(木)販売。 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。 本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMATコレクション」もご覧いただけます。 主なチケット販売場所:東京国立近代美術館・工芸館(*開館日のみ、工芸館は当日券のみ)、本展特設サイト(オンラインチケット)、イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケットほか チケット購入時に手数料がかかる場合があります。 大和ハウス工業 東レ、ライブアートブックス 横山大観記念館 あいおいニッセイ同和損保 京都国立近代美術館 2018年6月8日(金)~7月22日(日)
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カンディンスキー展
カンディンスキー協会の賛同の下に、主要なコレクションであるパリ国立近代美術館、ミュンヘン市立レンバッハハウス美術館、グッゲンハイム美術館の出品協力を得て実現した本格的な回顧展である。カンディンスキーの生涯の画業を、様式展開とあわせてテーマやモチーフのつながりをも考慮しつつ11の章に分けて展示した本展は、抽象画家の展覧会としては異例の14万人を超える入場者を集めた。 開催概要 東京国立近代美術館 1987年5月28日‒8月9日(64日間) 147,996人(1日平均2,312人) 27.0×24.0cm (200) p. 序論 / 市川政憲 カンディンスキーの油彩スケッチ小品の重要性について / クリスチャン・デルーエ カンディンスキーのいわゆる四季図(四幅のパネル画、1914年)の主題について / 西田秀穂 [美術]カンディンスキー展 音譜のような変遷 / 田中幸人 毎日新聞(夕) 1987年6月12日 カンディンスキー展 豊かな音質 / 米倉守 朝日新聞(夕) 1987年6月17日 [美術評]カンディンスキー展 抽象画の父の百余点 / 寺田千墾 東京新聞(夕) 1987年6月24日 [美術]カンディンスキー展 純粋抽象への道のり / (菅) 読売新聞(夕) 1987年6月24日 永井一正さんのカンディンスキーを鑑る / 永井一正、富田芳和(聞き手) 新美術新聞 473 1987年7月11日 [美術時評]カンディンスキー、酒井信義、横の会、エトセトラ / 瀧悌三 アトリエ 727 1987年9月 [Arts] Animated Stability / Janet Koplos, Asahi Evening News, July 31, 1987 101点 京都国立近代美術館 日本経済新聞社 クリスチャン・デルーエ アルミン・ツヴァイテ
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ゴーギャン展
ポール・ゴーギャン(1848‒1903)が、60年に満たないその生涯において、実際にタヒチおよびその近くのマルキーズ諸島で暮らしたのは、最晩年の10年ほどでしかない。19世紀末のヨーロッパの爛熟した近代文明に背を向け、素朴で文明に毒されていない「楽園」を求め続けたゴーギャンが、タヒチで得たものは何だったのか。ゴーギャンと「楽園」との関係を問い直す本展は、油彩66点を含む151点からなる本格的な回顧展となった。 開催概要 東京国立近代美術館 1987年3月6日‒5月17日(63日間) 228,420人(1日平均3,626人) 27.0×24.0cm (194) p. 序論 / 本江邦夫 表層の楽園:ゴーギャンの彫刻、陶芸についての試論 / 髙橋幸次 ゴーギャン展 画風の変遷に見ごたえ / 滝悌三 日本経済新聞 1987年3月11日 ゴーギャン展を見て 孤独者の眼 / 佐藤朔 東京新聞(夕) 1987年3月18日 [美術]ゴーギャン展 装飾性の中に哲学的深さ / 日野耕之祐 サンケイ(夕) 1987年3月20日 [美術]ゴーギャン展 バランスとれた出陳 / 田中幸人 毎日新聞(夕) 1987年4月21日 151点 東京新聞 中日新聞
