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安田靫彦展
安田靫彦(1884‒1978)は再興日本美術院の中心的な画家の一人。東洋の古典に関する豊かな教養と、大和絵をはじめ伝統技法についての深い研究に基づく端正な新古典主義的画風により、多くの優れた歴史画を生むとともに、現代的な感覚による人物画や静物画においても新生面をひらいた。本展は日本の現存作家の個人展形式の3回目の企画として開かれ、92歳を迎えた彼の70数年にわたる画業を、各時期の代表作により回顧した。 開催概要 東京国立近代美術館 1976年6月10日‒7月11日(28日間) 52,168人(1日平均1,863人) 24.0×25.0cm (134) p. 安田靫彦の作品 / 今泉篤男 [美術評]安田靫彦展 純度の高い感動誘う / 寺田千墾 東京新聞(夕) 1976年6月18日 [美術]安田靫彦展 伝統を思い返させる / (雅) 読売新聞(夕) 1976年6月21日 強靭な画家の美しい歩み 安田靫彦70余年の画業 / (米) 朝日新聞(夕) 1976年6月23日 [美術]安田靫彦展 艶麗なる歴史画 / 日野耕之祐 サンケイ(夕) 1976年6月25日 安田靫彦展 なつかしい代表作が並ぶ / 安井収蔵 毎日新聞(夕) 1976年6月28日 90点 安田靫彦の芸術 / 河北倫明 日本経済新聞社
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ベン・シャーン展
前年3月に70歳で他界した近代アメリカ画壇の異才、ベン・シャーン(1898‒1969)。同時代の作家たちが抽象的な美術を試みたのに対し、ロシア移民の子として少年期を貧民街で過ごしたシャーンは、早くから社会的不条理に目覚め、「芸術と社会」という視点で具象的にアメリカの姿を捉えた。生涯にわたりさまざまな表現方法を追求し、多方面で活動したその画業の全貌を、ニューヨークのケネディ画廊との提携により回顧した。 開催概要 東京国立近代美術館 1970年5月21日‒7月5日(40日間) 74,625人(1日平均1,866人) 東京新聞 23.5×25.5cm182p. 170点
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ルフィーノ・タマヨ展
20世紀メキシコを代表する画家の一人、タマヨ(1899‒1991)の回顧展。彼の日本での個展はすでに1963年にも開かれていたが、本展はそれとの重複をできるだけ避け、作者本人およびメキシコ文部省ほか関係機関の協力を得て、近作を中心とした油絵と版画で構成され、さらに1952年作の大壁画《民族を讃える》も展示された。円熟期を迎えた作者の、並々ならぬ創作意欲をうかがわせる大回顧展となった。 開催概要 東京国立近代美術館 1976年4月10日‒5月30日(44日間) 46,579人(1日平均1,059人) 24.0×25.0cm (164) p. ルフィーノ・タマヨ / ホアン・ガルシア・ポンセ タマヨとメキシコ現代美術と日本 / 小池賢博 タマヨの横顔 / 林屋永吉 [美術]ルフィーノ・タマヨ展 民族の息吹 / (雅) 読売新聞(夕) 1976年4月16日 [美術]ルフィーノ・タマヨ展 東洋的神秘に親近感 / 日野耕之祐サンケイ(夕) 1976年4月30日 ルフィーノ・タマヨ展 興味深い乾いた感性 / 滝悌三 日本経済新聞 1976年4月30日 タマヨ展を見る / 坂崎乙郎 東京新聞(夕) 1976年5月21日 [The Week in Art] / Louisa Read, The Japan Times, May 23, 1976 103点 メキシコ国立近代美術館 東京新聞
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ピカソ近作版画展
当館では1964年にピカソの大規模な回顧展を開催しているが、その際は版画は含まれていなかった。しかしピカソの版画における優れた力量は、数度の機会にわが国に紹介されている。今回展示されたものは、ピカソが1968年3月16日から10月5日にかけ集中的に制作した347点の銅版画連作のうちから選ばれたものである。画家とモデル、男と女をテーマとしたこれらの版画は、ピカソの近年の展開を知る上で有意義なものであった。 開催概要 東京国立近代美術館 1970年2月7日‒3月15日(32日間) 48,379人(1日平均1,512人) 毎日新聞社 20.0×22.0cm(175)p. 257点
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フランス現代タピスリー展
タピスリーは、一般に綴織壁掛といわれるフランスの伝統工芸で、古くから建築に溶け込んだ装飾芸術として発達してきたが、20世紀に入るとジャン・リュルサらによる革新運動が起こり、現代建築にも調和するようなタピスリーが出現した。本展は、フランス文化省国立製作局提供の作品により、その後の展開を示したものである。その絵画的魅力と巧緻な織りの美しさが融け合い、伝統を生かした現代の美が示された。 開催概要 東京国立近代美術館 1969年12月20日‒1970年2月1日(30日間) 7,316人(1日平均244人) フランス大使館 26.0×18.0cm(28)p 26点 アンリ・ジョルジュ・アダム ジャン・アトラン アンス・アルトゥング ジャン(ハンス)・アルプ ヴィクトル・ヴァザルリ マリア=エレナ・ヴィエラ・ダ・シルヴァ ギュスターブ・サンジェ エミール・ジリオリ ミシェル・スーフォール ダカン ニコラ・ド・スタール ソニア・ドローネー マリオ・プラシノス アンドレ・マッソン マチュウ・マテゴ ジョアン・ミロラウル・ユバック ジャック・ラグランジュ アンドレ・ランスコイ ル・コルビュジエ/20人
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キュービズム展
20世紀の初頭にフランスで生まれ、その後のモダンアートの展開に多大な影響を及ぼしたキュービズムであるが、わが国では従来、ピカソやブラックなど個々の作家の紹介にとどまっていた。本展は包括的にこの美術運動の全貌を紹介しようとした展覧会である。先駆的存在のセザンヌをはじめ、この運動の主要作家30名の作品に加え、日本におけるキュービズム的傾向の作家24名の作品によって構成された。 開催概要 東京国立近代美術館 1976年10月2日‒11月14日(38日間) 22,894人(1日平均602人) 24.0×25.0cm (144) p. キュービズム / ジャック・ラセーニュ キュービズムと日本 / 三木多聞 [美術評]キュービズム展 日本初の組織的展示 / 寺田千墾 東京新聞(夕) 1976年10月15日 [美術]キュービズム展 全容を組織的に紹介 / 日野耕之祐 サンケイ(夕) 1976年10月22日 「キュービズム展」 日本とヨーロッパ 体質の違いに興味 / 加藤貞雄 毎日新聞(夕) 1976年10月29日 ミレー、コロー、クールベ展とキュービズム展 西欧レアリスムの両極示す / 滝悌三 日本経済新聞 1976年11月2日 [点描]初の「キュービズム展」 / 朝日新聞(夕) 1976年11月5日 [The Week in Art] / Barbara Thoren, The Japan Times, October 10, 1976 134点 54人 キュービズムとその周辺 / ウィリアム・S. リーバーマン(ニューヨーク近代美術館素描部長) キュービズムの誕生まで / 千足伸行 キュービズムの作家達 / 八重樫春樹 キュービストの周辺 / 高階秀爾 キュービズム以降 / 三木多聞 キュービズムと日本 / 浅野徹 京都国立近代美術館
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今日の造形〈織〉:ヨーロッパと日本
京都国立近代美術館の企画になる1976年度の特別展で、当館に巡回された。京都国立近代美術館では、工芸分野の新傾向に焦点を当てた企画を続けているが、今回はファイバー・アートの分野が取り上げられた。技法や素材などの制約を大胆に破り、絵画への従属から抜け出て独自の美を追求しようとするなど、従来の織物という概念では律することのできない自由な造形を、ヨーロッパ12カ国の作家20組21名、日本の作家8名の作品で紹介した。 開催概要 東京国立近代美術館 1977年1月20日‒2月27日(34日間) 13,995人(1日平均412人) 20.0×20.0cm (71) p. 織りの造形 ─ ヨーロッパと日本 / 内山武夫 「今日の造形〈織〉」を見て / 小川正隆 朝日新聞(夕) 1977年2月9日 「今日の造形〈織〉─ヨーロッパと日本」展 すさまじい創造意欲 / 加藤貞雄 毎日新聞(夕) 1977年2月15日 [今月の焦点]手しごとの意味─今日の造形〈織り〉展─ヨーロッパと日本 / 福永重樹 美術手帖 413 1976年11月 [藝術新潮欄]オブジェになった〈織〉 / 藝術新潮 27-12 1976年12月 [展覧会月評]今日の造形〈織〉 / 磯辺勝 三彩 356 1977年4月 「今日の造形〈織〉」展から ファイバー・アート:AとΩ / 加藤玖仁子 季刊デザイン 16 1977年1月 [The Week in Art] / Barbara Thoren, The Japan Times, February 13, 1977 63点 礒邉晴美 小名木陽一 黒須玲子 小林正和 佐久間美智子 徳重恵美子 中川千早 藤岡ケイ子 マグダレーナ・アバカノヴィッチ ジンドルジック・ヴォハンカ イルマ・クッカスイエルヴィ ホセプ・グラウ=ガリガ ダニエル・グラファン リューバ・クレイチ ヴォイチェフ・サドレイ エルシ・ジョーク モイク・シーレ グレーテ・バレ シーラ・ヒックス ロエス・ファン・デル・ホルスト ヤゴダ・ブイッチ マリア・ホイナツカ アウレリア・ムニョース ボーダン・ムラゼク カイサ・メラントン ペーター・ヤコービ リッツィ・ヤコービ(リッツィ・ガヴリラ) マリア・ワスケーヴィッチ ブリット・H. フッレヴァーグ・ワルシンスキー / 29人 フェスティヴァル・アンジェ(タピストリー・シンポジウム)に参加して / 堀内紀子 京都国立近代美術館
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現代ドイツ建築展
第二次大戦後の荒廃から再出発し、発展を続ける西ドイツの建築について、1955年以降における状況を紹介し、さまざまな建築課題を提示して、その成果を解明し、同時に建築情報交換のあり方を示したもの。西ドイツ政府の企画で、欧州巡回の後に日本に紹介された。展示は17のジャンルに分けられ、写真パネル120枚余および模型によって構成された。別にドイツ建築に関する出版物の自由閲覧コーナーが設けられた。 開催概要 東京国立近代美術館 1969年10月22日‒11月30日(35日間) 18,012人(1日平均515人) 駐日ドイツ連邦共和国大使館 28.0×24.0cm(188)p 約120点(パネル) 123人
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ヘンリー・ムーア展
戦後イギリスを代表する彫刻家ヘンリー・ムーア(1898‒1986)の大回顧展で、英国祭開催を機に大規模に企画された。初期の1920年代から最近作までの作品系列が網羅され、原始彫刻への関心にはじまり、ブランクーシらの形態研究を経て、独自の有機的なスタイルを作り上げていくムーアの芸術の動きが、十分に盛り込まれたものである。67点の彫刻と第二次世界大戦中の「防空壕シリーズ」を含む素描32点が展示された。 開催概要 東京国立近代美術館 1969年8月27日‒10月12日(41日間) 53,577人(1日平均1,307人) ブリティッシュ・カウンシル 毎日新聞社 20.0×22.0cm(164)p. 99点
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現代世界美術展:東と西の対話
竹橋の新館開館記念の特別展であり、本来の企画展会場である1階に加えて、例外的に中3階まで使用した。前年に京橋で開催された「東西美術交流展」の続編の意味も含めた現代部門の展観で、第二次大戦後の世界の美術界にあって、もっとも注目すべき活躍を示した作家、さらに今後の方向に示唆を与える人たちの作品で編成された。開館祝典の意味もこめて可能なかぎり広く各国から参加を得て、海外作家22カ国65名、日本作家20名で構成された。 開催概要 東京国立近代美術館 1、2、3階 1969年6月12日‒8月17日(58日間) 36,059人(1日平均622人) 24.0×25.0cm(116)p. 85点 85人
