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院展芸術の歩み:戦前
日本美術院は、岡倉天心の東洋美術復興の理想を新しい日本美術の中に推進しようとして、1914(大正3)年に再興されて以来、大観、観山、紫紅、御舟、靫彦、古径、青邨らの活躍によって、近代日本美術の中核を形成してきた。その50周年を機に、再興第1回展から終戦までの秀作を選んで院展芸術の歩みを回顧した。なお、戦後20年間の歩みについては、朝日新聞社主催により銀座松坂屋で9月7日から17日まで開催された。 開催概要 東京国立近代美術館 1965年9月4日‒10月10日(32日間) 18,674人(1日平均584人) 朝日新聞社 26.0×18.0cm(68)p. 94点 50人
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近代日本の油絵:所蔵作品による
これまで常時陳列は外部から一部の作品を借用、補足してきたが、この頃(1960年代中期)ようやくその所蔵作品に充実をみせてきた油絵部門の常時陳列を企画し、所蔵作品と寄託作品のみから選出して展示構成した。作品は強いて傾向別には分類せず、現代の具象、抽象画から油絵の日本化、前衛美術の萌芽、個性的主観的表現を求めた明治末から大正初期へと時代を遡る形で展示され、そこに日本の油絵の展開と変貌の一端を見てもらおうとした。 開催概要 東京国立近代美術館 1965年7月30日‒8月29日(27日間) 10,152人(1日平均376人) 26.0×18.0cm(2つ折り、折りたたみ時) 100点 80人
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近代作家の回顧:小杉放庵 木村荘八 前川千帆 藤井浩祐
今回取り上げたのは、洋画から日本画に移行した小杉放庵(未醒)(1881‒1964)、洋画の木村荘八(1893‒1958)、木版画の前川千帆(1888‒1960)、彫刻の藤井浩祐(1882‒1958)の4人である。彼らはいずれも明治末から大正、昭和にわたり活動し、それぞれ独自の日本的な情感のある作風を示した作家たちであり、近代化を急ぐ時代の中で、昔の風俗情趣や地方の庶民的な生活を親しむ気持ちなど、複雑な心理と時代性を浮かび上がらせている。 開催概要 東京国立近代美術館 1965年6月18日‒7月25日(33日間) 8,654人(1日平均262人) 26.0×18.0cm(24)p. 145点 木村荘八 小杉放菴(未醒) 藤井浩祐 前川千帆/4人
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戦中世代の画家
戦後新しい造形思考を求めて登場した若い「戦後派」世代は、戦後20年を経過して美術界に有力な位置を占めつつあり、一方で戦前からの豊富な経験を積み重ねた「戦前派」がそれに対抗している。本展ではこれら両者の中間にあって、大正期に生まれ、第二次大戦中にもっとも多感な青春期を過ごしてきた「戦中派」に着目して作家を選び、それぞれ最近5年間の中から代表作5点ずつを展観して、彼らの意識構造を探ろうとした。 開催概要 東京国立近代美術館 1965年1月29日‒2月28日(27日間) 5,401人(1日平均200人) 26.0×18.0cm(24)p. 90点 赤穴宏 朝倉摂 麻生三郎 石本正 大森朔衛 工藤甲人 近藤弘明 佐藤真一 杉全直 常盤大空 野田好子 野見山暁治 稗田一穂 平川敏夫 堀文子 山下菊二 山本正 吉田善彦/18人
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戦後の絵画:所蔵作品を中心として
戦後20年の間に絵画はめざましい変貌を遂げた。非具象絵画が大幅に進出し、新たな表現分野が開拓されてきた。年度末のこの展覧会は、当館所蔵作品から戦後の油絵と日本画の主要作品を選び、北川民次《森の泉》、鳥海青児《ピカドール》など若干の借用作品を加えて戦後の絵画を回顧的に展望しようとしたものである。 開催概要 東京国立近代美術館 1965年3月5日‒3月28日(21日間) 4,277人(1日平均204人) 26.0×18.5cm(2つ折り、折りたたみ時) 76点 76人
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第8回サンパウロ・ビエンナーレ国際美術展:出品作品国内展示
4階展示場にて、恒例のサンパウロ・ビエンナーレ展出品作の国内展示を開催した。今回はコミッショナーが益田義信で、絵画4名、版画4名、彫刻2名が代表作家として選出された。ただしこのうち菅井汲、大沼映夫、豊福知徳の3名は海外在住のため国内展示には不出品で、現地に直接作品が送られた。サンパウロでは菅井が外国作家最優秀賞を受賞した。 開催概要 東京国立近代美術館 4階展示場 1965年3月5日‒3月14日 [財団法人国際文化振興会] 益田義信 74点 池田満寿夫 大沢昌助 掛井五郎 下村良之介 萩原英雄 深沢幸雄 吉田政次/7人
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古賀春江の水彩
サンパウロ・ビエンナーレ国内展示終了後、同じ4階展示場を用いて、当館所蔵の古賀春江(1895‒1933)の水彩画を展示した。これらは古賀春江未亡人から遺作を託され、長年にわたり保管してきた高松太郎氏によって、1955年度に当館に寄贈されたものである。初期の自然主義的な写生から、西欧の近代美術の影響を受けて、キュビスム的な造形処理やクレー風の幻想を試みるなど多彩な作風変遷の軌跡をたどることができた。 開催概要 東京国立近代美術館 4階展示場 1965年3月16日‒3月28日 44点
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近代における文人画とその影響:日本と中国
わが国では江戸時代中期以後、中国の感化を受けて文人画が起こった。本展覧会では趙之謙以後、呉昌碩、斉白石に至る近代中国作品と、明治以降の日本の文人画とを比較しながら、文人画の特質を示すことで、文人画の伝統が古来より社会の変化にともない変貌し、様式化した南画と同一視されてきた経緯を再検討しようとした。また、これにあわせて文人画的感興の濃い洋画をならべ、現代の洋画家に与えた影響も示した。 開催概要 東京国立近代美術館 1965年4月6日‒5月9日(30日間) 15,577人(1日平均519人) 26.0×18.0cm(24)p. 140点 石井林響 今村紫紅 梅原龍三郎 小川芋銭 小川千甕 奥原晴湖 川上冬崖 岸田劉生 楠瓊州 熊谷守一 小杉放菴(未醒) 小林和作 菅原白龍 須田国太郎 津田青楓 富岡鉄斎 冨田溪仙 長井雲坪 中川一政 日高昌克 平福百穂 松林桂月 水越松南 村上華岳 森田恒友 萬鉄五郎 王祺 呉昌碩 斉白石 釈虚谷 徐悲鴻 趙之謙 任伯年/33人
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近代日本の裸体画
これまでに行われた、描く対象による分類─肖像画、風景画、静物画、風俗画などのあとを受けた裸体画展である。1895年の黒田清輝の《朝妝》問題に見られるように、裸体画は曲折を経ながらも、次第にわが国に受け入れられ、定着していった。本展では、明治、大正、昭和と時代が進むにつれて裸体表現がどのように展開してきたかを、洋画では黒田から戦後の野見山暁治まで、日本画では小林古径から石本正までを集めて検討した。 開催概要 東京国立近代美術館 1965年5月14日‒6月13日(27日間) 14,882人(1日平均551人) 26.0×18.0cm(24)p. 81点 54人
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新収集の油絵と彫刻
開催概要 東京国立近代美術館 1965年5月14日‒6月13日(27日間) 27点 石井鶴三 石井柏亭 猪熊弦一郎 梅原龍三郎 岡本太郎 オノサト・トシノブ 金子九平次 木内克 小絲源太郎 古賀春江 昆野恆 斎藤義重 新海竹蔵 須田国太郎 高井貞二 高田博厚 豊福知徳 野見山暁治 長谷川三郎 長谷川利行 堀内正和 宮本三郎 毛利武士郎 山口薫 山下菊二 山本敬輔/26人
